1. TOP
  2. エンスタマガジン
  3. フリーランス
  4. フリーランスエンジニアの時給相場はどれくらい?時給単価の決め方と上げ方を紹介

フリーランスエンジニアの時給相場はどれくらい?時給単価の決め方と上げ方を紹介


はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。

エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。フリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

フリーランスエンジニアの時給相場はどれくらいか

IT業界では常にエンジニアが不足していると言われています。そのため、フリーランスエンジニアも需要が高まっています。

数多くある職種の中でも高収入だと言われるエンジニアですが、フリーランスエンジニアの実際の給与はどのくらいが相場なのでしょう。今回は、フリーランスの時給相場について詳しくお話ししていきます。

年代別

20代のフリーランスエンジニアの場合

20代のフリーランスエンジニアは、社会人全体の約10%ほどです。その平均年収は700万円で、時給にすると平均3,645円になります。

月収70万円〜100万円という案件を多くみますが、最低時給4,325円と考えるとかなり高収入です。

30代のフリーランスエンジニアの場合

30代のフリーランスエンジニアは、平均年収が800万円、時給に換算すると平均4,166円になります。

30代のエンジニアの多くは実務経験が豊富かつ、働く体力もある年齢です。そのため、年収1,000万円ほど稼げる人も存在します。エンジニアとして1番高収入を得やすい年齢といえるでしょう。

言語別

言語別に平均単価を比べると、どのような違いがあるのでしょうか。

Java

https://engineer-style.jp/jobs/java

Javaの場合は、月間平均単価は66万円、最高単価は200万円、最低単価は10万円です。

求人の掲載は、単価60万円〜70万円のものが多く公開されています。

標準的に使用されるJavaは、アプリ開発などと相性のいい言語です。スマホアプリ開発やWEB開発など需要が高い分野で使用されています。比較的取り組みやすい言語なので、平均単価は少し低めです。

PHP

https://engineer-style.jp/jobs/php

PHPの場合は、月間平均単価は67万円、最高単価は200万円、最低単価は10万円です。

求人の掲載は、単価60万円〜70万円のものが多く公開されています。

初心者でも手軽にブログが作成できるWord Pressは、PHPで開発されたものです。WEBシステム開発で人気の言語で、近年需要が高まっています。Javaと同様に比較的初心者向けの言語であるため、平均単価はやや低めです。

Python

https://engineer-style.jp/jobs/python

Pythonの場合は、月間平均単価は71万円、最高単価は190万円、最低単価は10万円です。

求人の掲載は、単価60万円〜70万円のものが多く公開されています。

PythonはAIの開発によく使われています。そのため、将来性が高く平均単価が高くなるのでしょう。多彩なことができるため、これから必要とされる言語です。

C++

https://engineer-style.jp/jobs/c%2B%2B

C++の場合は、月間平均単価は65万円、最高単価は160万円、最低単価は10万円です。

求人の掲載は、単価60万円〜70万円のものが多く公開されています。

C++は組み込み系システム開発に使用されます。それ以外にもWEBアプリケーション開発やスマホアプリ開発にも使用され、幅広く需要のある言語です。

しかし少し前に出始めた言語のため、C++より習得しやすい言語に移っている傾向があります。その結果、平均単価も最高単価も比較的低いのかもしれません。

Ruby

https://engineer-style.jp/jobs/ruby

Rubyの場合は、月間平均単価は71万円、最高単価は150万円、最低単価は10万円です。

求人の掲載は、単価70万円〜80万円のものが多く公開されています。

短期間で開発が可能なRubyは、スタートアップ企業などのスピード感を求める企業から需要が高いです。日本で開発された言語なので日本での求人数は多いですが、海外ではまだあまり馴染みがありません。将来性があるため平均単価は高いですが、外資系企業があまり参入しないため最高単価が低くなるのでしょう。

職種別

エンジニアの仕事は専門分野によって名称が異なり、細かく業種が分かれています。ITのイメージが強いエンジニアですが、中には機械設計のエンジニア職も存在します。

では、職種によって時給相場はどのように違うのでしょうか。代表する3つの職種をご紹介します。

フリーランスのフロントエンジニアの場合

フロントエンジニアとは、WEBサイトの顔とも言えるフロントエンドを作成するエンジニアのことです。フロントエンドとは利用者が画面を開いた時に直接見る画面のことで、ウェブサイトにおいてとても重要な部分です。ウェブサイトの作成において、特にデザイン性や完成度を求められる職種といえるでしょう。

フロントエンジニアの時給相場は、経験年数1年目だと約1,562円〜1,822円、2年目だと約2,343円、3年目だと約2,864円〜3,125円となります。

経験年数が長いとマネジメント職に就けるので、時給4,166円ほどまで上がります。経験年数によって給与が上がっていく傾向にあるといえるでしょう。

フリーランスのインフラエンジニアの場合

インフラエンジニアとは、IT分野においてシステムの重要な基盤をつくるエンジニアのことです。インフラはインフラストラクチャーの略称で、生活を支える社会基盤を意味します。インフラがしっかり機能していないと全てが上手くいかなくなるので、とても重要な部分といえるでしょう。

インフラエンジニアの時給相場は、約2,843円となっています。とはいえ、1,666円〜4,578円と振り幅が大きいので実績があるか無いかに左右されることがわかります。

インフラエンジニアは、専門分野や業務内容によって種類がわかれます。セキュリティエンジニアやサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアが有名どころではないでしょうか。職種によっても給与相場は変わってくると思われます。

フリーランスのシステムエンジニアの場合

システムエンジニアとは、簡単に言うとシステム開発を行うエンジニアのことです。主な仕事内容はプログラミングやシステム開発ですが、プログラマーと比べても上位の職といえます。

システムエンジニアの時給相場は、約2,593円です。システムエンジニアの場合さまざまな業界で需要があるため、業界ごとに給与が変わってきます。

たとえば、自動車業界の場合は時給約2,050円ですが、海外赴任の場合は約3,026円まで上がります。どのような業界で働くか、働く場所は日本か海外か、ということを慎重に考えた方がいいですね。

会社員と比較した時、フリーランスエンジニアの時給相場はどれくらい高い?低い?

エンジニアと聞くと、他の業種と比べて高収入のイメージが強いと思います。では、実際のところフリーランスエンジニアは会社員と比べて時給相場は高いのでしょうか。

結論から言うと、フリーランスエンジニアの方がかなり時給相場には高いです。一般的な会社員の時給相場が約2,593円なのに比べて、フリーランスエンジニアの時給相場は約4,137円となり、約1.6倍であることがわかります。

フリーランスエンジニアの場合単価で報酬を得ることが多いため、時給としての比較が適正なのかは定かではありません。しかし、年収で考えても会社員と比べて格段に高収入なので、魅力的な仕事と言えるでしょう。

年収1000万円クラスになるために!時給5200円以上のフリーランスエンジニアになるには

フリーランスエンジニアのメリットとして、自分の力量次第でいくらでも給与をあげられることがあります。会社に所属しているとスムーズに上がりづらいものも、フリーランスならやればやるだけ給与をもらえるのです。

では、実際に年収1000万円クラスになるにはどうすればいいのでしょうか。

データエンジニアリング・機械学習・人工知能の領域を専門とする

今後重要視されることが予想される専門分野を担当することが、給与アップへの1つの方法です。具体的に3つの領域をご紹介します。

データエンジニアリングとは

1つ目は、データエンジニアリングです。データエンジニアリングとは、主にデータ分析や集計・活用を専門とする職種をさします。一見シンプルな職種に思えますが、縁の下の力持ちと言っても過言ではありません。

この世に多く存在するデータは、元からエンジニアが使いやすい状態になっているわけではありません。そこで活躍するのがデータエンジニアリングです。使いづらいデータを活用しやすい状態へ処理し、あらゆるデータ活用の基盤を作ります。つまり、データエンジニアがいないと、そもそもビジネスにデータを使用することができないのです。

アメリカでは、データエンジニアリングを使用して数々の大統領が選挙に当選したと言われています。数多くのデータを分析し、より多くの人から支持を得られるように戦略をたてたのです。

このように、IT業界以外でも重要視されつつあるデータエンジニアリングは、給与を上げる職種として有効だと言えるでしょう。

機械学習とは

機械学習とは、人工知能を支える技術の1つで、データから機械が自動で学習して判断や予測をすることです。

機械学習が今後重要視されているのは、人間の労働力に頼ることなく効率的にデータを識別できるようになるからです。町にあるコンビニや病院、スーパーなどで既に機械が導入されてきていますよね。それは機械学習が陰で支えているからなのです。

このように、これからの未来にとても重要な技術といえます。

人工知能とは

人工知能(AI)とは、人間と同じように外から得た情報をもとに判断や予測をするコンピュータのことです。人工知能には膨大な量のデータが組み込まれています。その中から瞬時に判断することが可能なため、人間と同じような知能を再現することができるのです。

人工知能の代表例として、顔認証があります。今となっては日常的なものになりましたが、コンピューターにしかできない特別な技術です。人間が顔認証をしようと思ったら、それはあやふやな記憶に頼ることになり信用性がないでしょう。しかし、人工知能なら数あるデータの中から完全一致する人だけを識別できます。このように、いつの間にか私たちの生活に欠かせないものとなっているのです。

人工知能が発達することで、問題視されている労働力不足が解消でき、さらにコスト削減にも繋がります。これからの未来に必要な技術なのです。

上流工程のスキルをもち、複数案件を回す

システムを開発するまでにはさまざまな工程があります。その初めの工程を上流工程と呼びます。

システム開発は、大事な部分から順番に作業を進めていきます。つまり、各工程において上流工程が一番大事な工程なのです。具体的には、設計や予算設定などの業務を行います。全体に大きな影響を与える工程といえますね。

上流工程のスキルがあれば、システム開発において重要な地位を任せられることになります。すると、必然的に給与面も上がるということです。

PMPの取得

PMPとは、プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナルの略称で、プロジェクトマネジメントの国際資格です。PMPを取得することで、プロジェクトマネジメントの専門知識があることを証明できます。

プロジェクトマネジメントはIT業界以外でも重要視されているため、PMPの取得により仕事の幅がかなり広がるでしょう。

フルスタックエンジニアに求められるスキルを身につける

フルスタックエンジニアとは、エンジニアの業務をマルチにこなせるエンジニアのことです。エンジニアは、さまざまな業種にわかれており、専門分野を担当するのが基本です。しかし、フルスタックエンジニアは、その全てをひとりで行うことができるため、かなり技術力の高いエンジニアと言えるでしょう。

フルスタックエンジニアに求められるスキルは、まずプログラミング言語です。エンジニアの職種の中ではプログラミングを行わないものもありますが、フルスタックエンジニアの場合プログラミングは基本です。言語の数が多ければ多いほど仕事は増えるので、プログラミング言語を複数身につけるようにしましょう。

また、クラウドサービスのスキルも求められます。現在、クラウドサービスを利用してシステム開発を行う企業が増えているため、持っていて損のないスキルです。

外資系企業の案件を獲得する(英語を身に着ける)

外資系企業を相手に仕事をすることで、給与が1.5倍から2倍になると言われています。その要因は、外資系には世界的に有名な企業が多いからです。

大きい規模の会社であればあるほど、エンジニアの能力も求められます。その要求に応えられるくらいの技量があれば、給与も必然的に上がるでしょう。

外資系企業の案件を担当することになると、まず重要視されるのが英語力です。基本的にはリーディングのスキルがあれば問題ないですが、将来的にもっと高みを目指すのであればスピーキングやヒアリング、ライティングのスキルも付けておいた方がいいでしょう。

英語力以外にも、自己発信がしっかりできたりコミュニケーションが上手くとれることが大事になってきます。外資系企業と働くということは、エンジニアの技術以外にも多くのハードルがあることを覚えておいてください。

フリーランスエンジニアは自分の時給単価をどのように決めれば良いのか

フリーランスエンジニアの時給単価の決め方

フリーランスエンジニアとして活動する上で、まず初めに行うのが時給単価の設定です。さまざまな企業を相手にする上で、どのように単価交渉を行えばいいのかご紹介していきます。

会社員時代の月収や年収から決める

会社員時代にどれくらい給料をもらっていたか、その金額で生活が成り立っていたかを参考にして決めるのがわかりやすい方法です。

たとえば、会社員時代に手取り35万円もらっていたとします。それを考えると、月給35万円程度あればいいと考えてしまうかもしれませんが、フリーランスの場合そこから色々な費用が引かれることを忘れないようにしましょう。

年金や各種保険料もありますし、事務所を借りるための家賃や備品代などもあります。手取りでいくらくらい欲しいかが明確になったら、その2倍ほどの給与が必要であると考えましょう。

相場から決める

フリーランスエンジニアでも単価相場はあります。クライアントの違いや業種によって誤差はありますが、ある程度平均的な金額は調べられます。

近くに先輩のフリーランスエンジニアがいる場合は、単価について相談してみましょう。そのような人がいない場合は、ネットでも多くの情報が出回っているので参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアが時給単価を決める時の注意点

フリーランスは自由に単価を設定できる反面、あまりにも高い金額で交渉すると信頼を損なってしまう可能性もあります。

ここからは、フリーランスエンジニアが時給単価を決める上で注意すべきことをご紹介します。

月に必要な収入よりも多めに設定する

先程少し触れましたが、収入は自分が必要と思う金額より高めに設定することが大事です。フリーランスになると、会社員の時とは違い自分で支払わなければいけない費用が多くあります。

仮に生活に必要な収入ギリギリの給与だと、保険料や税金、細かい経費を支払った時にかなり生活が苦しくなります。そのようなことが無いよう、多めに見積もるようにしましょう。

単価相場から高すぎる設定をしない

単価相場というのはフリーランスでも明確に存在します。企業側も相場を基準に給与を設定することが多いです。

しかし、あまりにも相場より高い設定をすると、企業側からそれほどの価値があるものだとハードルを上げられるでしょう。万が一そのハードルを越えられなかった場合、信頼性にかけると契約を切られてしまう可能性もあります。

相場はあくまでも基準ではありますが、自分の実力に見合った単価設定をするようにしましょう。

クライアントときちんと話して価格交渉する

紹介した中で一番大事だと言えるのが、クライアントときちんと話して価格を決めることです。

人間対人間の仕事なので、クライアントとの関係性は今後の仕事に大きく影響します。双方が納得しないまま作業を進めても、必ず途中でつまづいてしまうでしょう。

お互いが納得できるような条件を設定した上で作業を進めることが、どんなプロジェクトでも必要不可欠と言えます。

フリーランスエンジニアが時給単価を良くするために必要なこと

会社員の場合、勤務年数などによって必然的に給与は上がりますが、フリーランスだとそうはいきません。給与を上げるためには、自ら時給単価を良くしてほしいとクライアントに交渉する必要があります。

では、実際時給単価を良くするためには何が必要なのでしょうか。

自分の専門分野を活かせる領域で案件を獲得する

エンジニアにはさまざまな業種があるとお伝えしましたが、世の中にはマルチにエンジニアの仕事をこなせる技術力の高いエンジニアもいます。それが、フルスタックエンジニアです。

フルスタックエンジニアになれればもちろん時給単価は良くなりますが、そこまでの道のりはかなり長いです。そのため、まずは自分の専門分野を最大限活かせる領域で働きましょう。専門分野であればあらゆる作業も効率的にできるので、時給単価を良くすることに繋がります。

単価交渉が苦手であればエンジニアに強いフリーランスエージェントを活用する

自分で単価交渉をするのが不安という方は、是非フリーランスエージェントを活用しましょう。フリーランスエージェントとは、フリーランスの人がクライアントと行うあらゆる取引を一括して代行してくれるサービスのことです。

会社に所属していないと、単価交渉以外にも毎月請求書の作成が発生したり細かい作業が増えます。しかし、フリーランスエージェントに依頼すれば、そのような細かい作業も全て行ってくれるのでエンジニア業務に集中することができるでしょう。

ただし、エンジニアの仕事を理解しているエージェントでないと単価交渉で納得のいく結果を出してくれない場合があります。必ず、エンジニアに強いフリーランスエージェントなのか確認した上で依頼するようにしましょう。

副業案件で新しいスキルを磨く

単価交渉の際に自分のスキルをアピールできれば、高収入を狙いやすくなります。クライアント側も目に見えて実力がわかる方が判断しやすいので、スキルをアピールできる材料を持っておくようにしましょう。

フリーランスの場合、副業をいくらでも行うことができるのがメリットです。手当たり次第でスキルを磨くのではなく、自分にとって有益となるスキルは何なのか調べた上で副業に挑戦してみてください。

まとめ

フリーランスエンジニアとして始めたばかりの頃は、相場と同じくらいの単価で作業を行うことになるでしょう。いくら技術があっても、最初から強気で交渉するのは難しいからです。

しかし、クライアントとの関係性が築ければ技術を認められて単価交渉をしやすくなります。自分で給与を決めるのは簡単なことでは無いですが、単価アップを狙って試行錯誤してみてください。

  1. 将来性の高い分野で経験を積むほど、時給単価は高くなる
  2. 会社員と比べて、時給単価は1.6倍
  3. 時給単価交渉は、互いに納得した金額を設定することが大事
SNSシェア
新規会員登録エージェントとの初面談1社につきAmazonギフト券3,000円分全員にプレゼント!

あわせて読みたい関連記事


おすすめ&新着求人・案件


各種SNSで情報を
発信中フリーランスで働くエンジニアに役立つ情報を発信しています。
フリーランス求人・案件の選び方や注意点、単価を上げるコツなどをエンジニアスタイルの編集部が発信しています。
フォロー・友達に追加していただき最新の情報をGETしてください。