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【2023年最新】40代からフリーランスエンジニアを目指すには。知っておくべきリスクを紹介

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目次

40代からフリーランスエンジニアになることは可能なのか。

IT業界を支えているエンジニアの需要は高まる一方です。40代になってフリーランスエンジニアとして働くことはできるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、40代になってフリーランスエンジニアとして働くメリットやリスク、働くためのポイントについて解説します。

最後におすすめのフリーランスエージェントも紹介しますので、フリーランスエンジニアとして働きたいと考えている方はぜひお役立てください。

結論:40代からフリーランスエンジニアになることは可能

近年はワークスタイルが多様化しています。長い間エンジニアとして経験を積んできた方の中には、フリーランスとしての働き方を検討している方もいるのではないでしょうか。フリーランスエンジニアの中には、若い頃に培ったスキルや経験を活かし40代・50代で活躍している方もいます。努力次第では年齢を重ねても収入を増やしながら働くことも可能です。

40代のフリーランスはどれくらいいる?

フリーランス協会が行った実態調査「フリーランス白書2021」によると、フリーランスとして働いている40代は全体の約40%で、20代未満〜60代以上の年齢分布の中で最も大きい割合を占めていました。フリーランスエンジニアの正確な人数は発表されていませんが、40代であっても活躍している方は多くいることが推測できます。

「自分のスキルを活かしたい」「挑戦してみたいことがある」といったキャリアパスがある場合、企業や定年に縛られず、自分のペースで働き続けられるフリーランスはメリットが多いと言えます。

40代からフリーランスエンジニアに期待されること

40代のフリーランスエンジニアは、技術面だけではなく多くのスキルが求められます。ここでは、主に期待される4つのポイントを紹介します。若手エンジニアとの差別化を図りたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

上流工程・マネジメント

40代のエンジニアは、上流工程を担える人材として期待される年代です。それは、得意な専門分野を軸に、幅広い経験やさまざまな分野のスキルを持っていることが多いからです。上流工程のプロセスは、「システム企画」「要件定義」「基本設計」「詳細設計」など多岐にわたり、広い知識と知見が求められます。また、クライアントが抱えている課題を分析する論理的思考、要望などを理解するためのコミュニケーションスキルも必要です。

また、プロジェクトリーダーのような管理職として、若手を率いるよう求められるケースもあります。この場合は、メンバーを管理し運用する「マネジメントスキル」が必要となりますが、経験を積んでいない若手よりも、エンジニアとしてのスキルや経験が豊富な40代に声がかかることが多くあります。

若年層エンジニアの教育

ITやDXの推進が進むにつれて、エンジニアの人材不足が大きな課題となっています。そのため、戦力となるエンジニアを自社で育てて定着させたいと考える企業も少なくありません。しかし若手エンジニアを育成する場合、教育担当者のリソースの確保や体制整備など、様々な準備を必要とします。

既に教育スキルや育成ノウハウのある人材は、若手を早期に戦力化したい企業にとって魅力的な存在になるため、育成ポジションで積極的に採用されるケースもあります。例えば、現場経験が豊富なら、若手育成の定番であるオンボーディング・OJT研修・勉強会などを実施する際の講師やアドバイザーとしての活躍が期待できます。20代・30代で経験を積んできた40代のエンジニアは、ロールモデルにもなり若手が質問しやすいからです。

深い知識やスキル・経験

40代のベテランエンジニアは、システムを作る上で、要件定義、設計、製造、テスト、移行・立ち上げといった一通りの技術を磨き、さらに運用・維持スキルを身につけています。加えて、チーム内の作業を円滑にすすめるヒューマンスキル、マネジメントスキル、業界知識など、20代・30代で培った多くのノウハウが蓄積されています。

若手のフリーランスエンジニアも増えてきている昨今ですが、専門分野を軸にして、プロジェクトの参画経験やリーダー経験など「総合力」をアピールポイントとして活用すると、若手との差別化が図れるためおすすめです。

単純な開発力ではなく、エンジニア組織を作る力

近年はエンジニアの重要性の高まりから、新たに技術部門を立ち上げたり、内製化に踏み切ったりする企業も増えてきました。企業によっては、内部に限らず外部のエンジニアを交えた「多様性のある組織」を構築し、チームの活性化を図るケースもあります。組織全体の成長を牽引できる人材だと判断されると、年齢問わず採用される可能性が高まります。

40代でフリーランスエンジニアになるメリットとは

ここでは、40代でフリーランスエンジニアになる3つのメリットを説明します。「年収」や「働き方」・「経験」などそれぞれのポイントに注目して詳しく見ていきましょう。

スキルや経験があれば会社員時代よりも年収が上がる

フリーランスエンジニアは、努力次第で年収アップも目指せるのがメリットです。自身のもつ経験やスキルを活かしつつ、さらに付加価値をつける努力をすると、会社員時代よりも収入アップが期待できます。例えば、人気のプログラミング言語を複数習得していると、仕事の選択肢が広がります。

高い需要があるのはどのような言語なのか、以下で紹介しましょう。

【人気言語ランキング】

  1. Java
  2. PHP
  3. Python
  4. Ruby
  5. C#

参考:求人数から読み解く、最新エンジニア人気言語ランキングTOP10

Google社の開発に用いられることの多いJavaは、OSに左右されず動作が可能で、セキュリティも高いのが特長です。大手企業や官公庁などのWebサービス開発や基幹システム開発、様々なアプリケーションで活用されています。2位のPHPは1995年に登場してから長期に渡り人気が続く言語で、汎用性が高く、今後も安定した人気を維持し続けるといえるでしょう。

常に新しい情報を取り入れスキルアップを目指すエンジニアは、年齢問わず仕事の幅が広がり、高収入を得ることが可能であるといえます。

柔軟な働き方を実現できる(家庭との両立・ライフイベントとの両立)

40代といえば、ライフイベントでも様々な変化が見られる年齢です。子育てや介護と仕事を両立するためにフリーランスの働き方を選択し、ワークライフバランスを保つ方もいます。フリーランスエンジニアは、自分で働き方を調整できる場合が多く、案件によっては休みも取りやすいため、家族と過ごすための時間も確保しやすいのがメリットといえます。

新たなスキル・経験になる。チャレンジがしやすい

フリーランスエンジニアは様々な案件に挑戦できるメリットがあります。企業に所属している場合は、案件を自分で選択できる可能性は低いですが、フリーランスなら案件の中から自分が興味ある案件や自分に向いている案件に名乗りを上げることができます。スキル向上を目指す人にとっては、やりがいを感じる場面も多いでしょう。スキルを磨くため、セミナーに通ったり勉強したりする時間もフリーランスなら取りやすい環境です。

エンジニアスタイルでは、20万件に及ぶフリーランスエージェントの案件をまとめて閲覧することができます。
自分に合った案件を見逃すことなく、じっくり案件を比較することで最適な案件に参画することができるので、ぜひ活用ください。

40代でフリーランスエンジニアになるリスクは?

20代・30代と比べ、40代でフリーランスになった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。家庭やスキル、収入面や年齢などの面から詳しく解説します。

家庭がある場合は家族の理解が必要。不安にさせるケースもある

会社員として継続して働いていると社会的な信用が得られるほか、有給休暇制度や充実した福利厚生など様々なメリットがあります。一方でフリーランスという働き方に対しては、不安定なイメージをもつ方が多いのも事実です。

「会社を退職してフリーランスエンジニアになる」と告げた場合、家族はこれからの生活を心配し不安になるでしょう。しかし、フリーランスエンジニアになると決めた以上、家族の不安な気持ちを払拭し、理解を得られるように努力する必要があります。「育児や介護との両立が可能になるから」「定年を気にせず長く働けるから」など、フリーランスの道を選んだ理由を明確に説明できるようにしておきましょう。

自分の技術が廃れている可能性もあり、新しい技術を習得するのに時間がかかるケースも

IT業界の技術は日々進化しているため、今までのスキルが通用しないこともあります。40代は未経験採用が難しい年齢であるため、いま需要があるスキルが身についていないと案件に参画できる可能性が低くなります。フリーランスエンジニアとして案件を得たいなら、自分に付加価値を付け、常に最新の技術や知識を習得し、レベルアップしておきましょう。

近年はGoogleの三大言語である「Java」「C++」「Python」が人気を集めています。しかし40代になると、20代・30代の時よりも、新しい技術を習得するのに時間がかかると感じる方も少なくありません。その場合は、スクールや講座を受講して学ぶ方法もあります。効率良く新しい技術を習得するためには、自分への投資も必要です。

収入が安定していない

フリーランスエンジニアとして独立した場合、会社員時代と比べ収入が不安定になります。特に妻が専業主婦である「片働き世帯」は、夫の収入が不安定になると家計に大きく影響を及ぼす可能性があります。

収入が安定するまで時間がかかると予測できる場合は、早い段階から家族に相談するのがおすすめです。住宅ローンや教育ローンなど、毎月固定の出費がある場合、収支を考え家計の見直しが必要になるケースも。「貯金を崩して補填する」「ローンを減額する」「妻の収入を増やす」などの対策が必要です。

年齢要因で案件が制限されることもある

エンジニアなど体力や精神面で負担のかかる職種は、年齢が上がるにつれて案件数が減少する傾向があります。大手ITフリーランスエンジニアのエージェント「レバテックフリーランス」を例に、案件数の比較を以下にまとめました。

レバテックフリーランスの絞り込み条件における案件数の比較

案件絞り込み条件 案件数
「20代活躍中」 7181
「30代活躍中」 8590
「40代活躍中」 1959

※2022年11月6日現在

タグに「20代活躍中」「30代活躍中」と書かれている案件は、それぞれ7,100件〜8,500件前後あるのに対し、「40代活躍中」は約1,900件と案件数に大きな差が見られました。しかし、40代だからといって全く案件がないということはありません。どの世代も対象である「年齢不問」の案件などもあります。

体力の衰えで長く働けない場合も

エンジニアは勤務時間が不規則になりやすい職種です。夜間や早朝にトラブル対応など、突発的な仕事が発生することも珍しくありません。20代・30代の頃は、睡眠時間が削られても体力でカバーできていたのに、40代になると疲れを感じやすくなることも。人によっては体力の衰えから、エンジニアとして長く働くことが困難になるケースもあります。

フリーランスエンジニアは、作業する場所によって「在宅型」と「常駐型」に分かれます。自宅で作業できる「在宅型」の案件を選択すれば、通勤による体力の消耗を回避できます。コロナ禍で働き方が多様化し、自宅で仕事ができる「在宅型」「リモート案件」などが増加しているため、体力の衰えが気になる場合は、勤務条件に注目して案件を探す方法もおすすめです。

40代でフリーランスエンジニアを目指す時に確認しておきたポイント

会社を退職しフリーランスエンジニアになると決意した場合、今後についていくつか確認すべきポイントがあります。それぞれについて解説していますので、確認していきましょう。

フリーランスエンジニアになる具体的な時期はいつか

会社を辞めてフリーランスエンジニアになるタイミングについて、悩む方も少なくありません。近年は、20代・30代でフリーランスエンジニアに転向する方も増加傾向にあるため、40代なら早めの決断が得策だといえます。

具体的に参画できそうな案件があるか・自分のスキルで参画できそうか

フリーランスエンジニアとして歩み始めても、自分のスキルで参画できる案件がなければ、いつまで経っても報酬が得られません。まずは、案件を保有しているフリーランスエージェントのサイトを確認し、需要の多い案件や必要なスキルを分析しておきます。自分のスキルでも参画できるかどうか確かめてから、独立を選択した方が安心です。

フリーランスエンジニアになった場合のライフシミュレーションをしておく

20代・30代と経験を積み重ねてきて40代でフリーランスになることは可能ですが、収入の保証がないため、社会的な信頼が低下する点に気を付けなくてはいけません。企業に属し安定的な収入を得ていた時に比べると、住宅ローンや生命保険などで新たに契約を結ぶのは難しくなると言えます。大きなライフイベントは企業勤めの時に行うなど、時期を慎重に検討しましょう。

一方で、フリーランスエンジニアの場合「定年」という概念がなくなります。「何歳まで働き続けるのか」といった定年年齢を自分で考え、ライフシミュレーションをしておく必要があります。長く働き収入を得たいと考えている場合は、不規則な生活にならないよう、健康管理を行う必要もあります。

フリーランスエンジニアになった時のリスクを把握しておく

会社員として企業に所属していた方は、エンジニアとしての仕事が保証されています。しかしフリーランスは、自分で新規案件を見つける必要があります。さらに、受注した案件も今後ずっと安定して受けられるとは限りません。

近年は、コロナ禍を要因とした取引停止や収入減を経験しているフリーランスも多く存在します。「フリーランス白書2022」によると、2022年度の事業収入がコロナ禍以前の2019年度に比べ「減少する見込み」と回答した方は36.7%でした。このように、クライアントの事情や社会情勢によって案件が無くなるリスクも意識し、常に複数の案件をキープするといったリスクヘッジが必要になります。

参考:フリーランス白書2022

3〜6ヶ月は生活できるだけの貯蓄はできているのか

フリーランスエンジニアに転向しても、すぐに会社員時代と同様の収入を得られるとは限りません。案件が見つかっても最初の報酬が支払われる間は、無収入となる可能性もあります。

ある程度貯蓄に余裕がないと、「一刻も早く案件を得たい」と気持が焦るあまり、希望条件を妥協して後悔するケースも少なくありません。自分を追い詰めないためにも、無収入期間や収入が低い時期を想定し、余裕を持った貯蓄を用意しておきましょう。

40代のフリーランスエンジニアにオススメできるフリーランスエージェント

様々なフリーランスエージェントがありますが、その中でも特に40代におすすめのフリーランスエージェントを紹介します。気になるエージェントがあれば、Webサイトを確認してみましょう。

ITプロパートナーズ

フリーランスエンジニアの案件を豊富に扱っている「ITプロパートナーズ」。週2日、3日の案件数は2934件、リモート・フルリモートの案件数は3178件です(2022年11月13日現在)。一人ひとりの要望に応じた多様な働き方をサポートしてくれるエージェントです。

ITプロパートナーズ

Midworks

「Midworks」はIT系のフリーランスエンジニア・デザイナー専門のエージェントサービス。業界最大級の豊富な案件数を誇り、大手企業の案件などの紹介も可能です。案件の提案〜クライアントとの契約まで代行可能なので、交渉事はエージェントに任せて、仕事に専念できる環境が整えられます。

また、プランによっては健康診断や福利厚生が受けられるため、フリーランスでありながらも、正社員と同様の保証が付く点も魅力です。

Midworks

テックビズフリーランス

「テックビズフリーランス」は、キャリア相談から案件の参画まで無料でサポートしてもらえるエージェントサービスです。案件は最短で週3回から参画可能で、継続数は97%を超える高水準という点が強み。また、記帳代行をはじめとする税務は、税理士が実質無料で対応してくれるため、フリーランスに転向したばかりの方も安心です。非公開案件も多数保有しているため、気になる方は相談してみましょう。

テックビズフリーランス

フリーランスポート(Freelance Port)

フリーランスエンジニアとしての活動を総合的にプロデュースしてくれる「フリーランスポート」。独自の審査を行ったクライアントによる高単価の案件紹介や単価交渉、契約・書類手続きなどを、担当プロデューサーがトータルサポートしてくれます。また、フリーランスエンジニア同士のマッチングも行っており、優秀な仲間とのネットワーク形成ができる点も魅力です。

フリーランスポート

TechStock

累計登録者26,000名を超えるTechStockは、18年以上もの間フリーランスを支援している老舗のエージェントサービスです。運営元は、コンサルティングの経験や実績を持つINTLOOP株式会社で、独自のネットワークにより企業からの高額案件や非公開案件を多数保有しているのが特徴。また、税務関係のサービスも行っており、無料の節税対策セミナーや確定申告サポートが割安で利用できるメリットもあります。

TechStock

まとめ

今回の記事では、フリーランスエンジニアは40代からでもなれるのか、リスクや対策ポイントについてお伝えしました。年齢問わずフリーランスエンジニアとして働くことは可能で、努力次第では、高額な報酬を受け取ることもできます。また、20代・30代と積み重ねてきた経験は企業から重宝される可能性も高いです。本記事の対策ポイントを参考にして、フリーランスエンジニアとして大いに活躍していきましょう。

  1. 40代であってもフリーランスエンジニアになれるが、若手と差別化を図るため、スキルや情報のアップデートを常に行う必要もある
  2. フリーランスという働き方は収入面でリスクもあるため、扶養家族がいる場合はよく話し合い理解してもらう
  3. 40代でフリーランスエンジニアに転向する場合は、自分にあったエージェントサービスを活用する
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