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フリーランスのイラストレーターの平均年収と案件獲得方法を紹介


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フリーランスのイラストレーターの年収

フリーランスで働く際に気になるのはどのくらいの年収が見込めるか。生計を立てる上でもフリーランスで活動する方たちが回答したアンケートの結果を見ていきましょう。

イラストレーターを含む「文筆系」のフリーランスは、年収200万円未満の人が全体の約32%です。次いで年収200万〜400万円未満が26.9%、年収400万〜600万円未満が21.5%と半数が年収400万円未満という結果になりました。年収600万〜800万円未満が8.2%、年収800万〜1000万未満が5.5%と他のフリーランスに比べ600万円以上を稼いでいる人は少ない印象です。

しかし、確かに他のフリーランスと比べると少ないものの、年収が1000万以上の高収入を得ている文筆系フリーランスの方もいます。顧客を掴んで実績を積み、自分の絵の単価が上がったり、スピーディーに多くの仕事をこなすことで高収入を目指すことも十分可能です。

フリーランスイラストレーターの仕事内容

実際フリーランスのイラストレーターの主な業務はどんなものなのか。例えばクライアントに依頼されたイラストの作成です。フリーランスのイラストレーターが手掛けるイラストは、個人的なイラストの作成から本や雑誌などの挿絵、ポスターやポップなどに掲載するイラスト、ゲームのキャラクターなど多岐にわたります。

会社に勤めているイラストレーターならば仕様書の通りに絵を描くのが仕事ですが、フリーランスの場合それだけでは足りません。営業を掛けて仕事をとり、クライアントとの交渉や絵の仕様を決めたりなど、全て自分で行わなければなりません。

フリーランスイラストレーターの案件獲得方法

独立してフリーランスとして活動を始めたくても案件の獲得方法がわからなければ仕事をすることも難しくなってしまいます。どのようにして案件を獲得するのか、また注意しなければいけない点は何なのかを見ていきましょう。

ポートフォリオを作成してアピールする

どの職種のフリーランスでも営業の基本を担うのはポートフォリオです。ポートフォリオとは自分が描いたイラストをまとめた作品集のようなもので、自分の作画スキルやセンスをアピールすることができます。どのように案件を獲得する場合でもクライアントからポートフォリオの提出を要求されることがあるため、事前に準備しておくとよいでしょう。

フリーランスエージェント・案件サイトにイラストレーターとして登録

エージェントサービスや案件サイトに自分の情報を登録するのも有効な手段です。こちらは自分から営業に行く必要が無く、イラストレーターとしてのプロフィールと前述したポートフォリオや単価などの情報を登録することで、フリーランスを探している人が営業に来てくれるマッチングサービスです。交渉など企業とのやり取りをサポートしてくれる反面、ある程度の手数料がかかるデメリットもあります。

SNSや前職の知り合いに案件をもらう

フリーランスの案件獲得で多くの人が仕事に繋がった実績があるのは「人脈」や「過去・現在の取引先」、「自分自身の広告宣伝活動(Web・SNS・新聞・雑誌など)」。SNSやブログ等でフリーランスを公言したり、先述のポートフォリオを発信することでファンや企業からのアクセスが期待できます。

一度取引をした取引先ともコミュニケーションを図り、人脈を広げていく努力もフリーランスには必要です。

フリーランスイラストレーターが収入を上げるには

独立にあたって不安になる将来の収入。イラストの値段はイラストレーターとしての技術が色濃く反映されやすいです。フリーランスイラストレーターが収入を上げていくにはどうすればいいのか、その方法をご紹介します。

イラスト案件の相場を知った上で価格設定する

イラスト案件に限った話ではないですが、その仕事の相場をよく知って価格を設定する必要があります。中には極端に単価の低い案件ややりがい搾取のような案件もあるかもしれません。

参考までに日本イラストレーター協会ではパンフレットなどで10cm角に納まるくらいの小カットとして使用する場合、モノクロイラストで11点あたり3,000円〜5,000円、カラーで5,000円〜10,000円というところが相場としています。

しかし、単価は取引先や自分のイラストレーターとしての技術にも左右されるので上記の相場が必ずしも正しいとは限りません。最も確実なのは同業者に相場を教えてもらうことです。同業者やSNSなどで繋がった人脈をうまく使って情報を集めましょう。

制作スピードを上げる

フリーランスである利点を最大限に引き出すことができるのが制作スピードを上げる事です。会社員であればイラスト作成数に関わらず一定の給料を得る事が出来ますが、フリーランスはこなした案件の数が多いほどより多くの報酬を受けられるのは間違いありません。

スピーディーに仕事をこなすために基礎画力を上げるトレーニングや、デジタルイラストなら自分が使用しているソフトの熟練度を上げるとスピードアップに繋がります。より多くの仕事をこなせるようになれば、人脈も自然と広がり収入もアップするでしょう。

より専門性の高い仕事を受ける

言い方は悪いですが、誰でもできる仕事というのは競争率も高く単価も低い傾向にあります。競争率の高い案件に応募して落選したり、単価の低い仕事を時間をかけて行うよりも、専門性の高い仕事を受けることが出来れば必然的に単価も高くなり次の案件にも繋がりやすいです。

「この仕事は自分にしかできない」という案件を継続獲得するためにも、基本的なスキルの他にプラスアルファのスキルを磨き、専門性の高い仕事を獲得しましょう。

フリーランスのイラストレーターになる方法

ここまで仕事内容や案件獲得方法について触れてきましたが、実際にフリーランスとして活動するにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは2つのルートを紹介しましょう。

会社員で実績を積んだ後に独立

何の準備もなく自分の画力だけを頼りにフリーランスになるなら、クラウドソーシングサービスやエージェントサービスを利用すれば案件に結びつくかもしれません。

しかし、実績が無いクリエイターに高い単価の案件を任せるのは不安というクライアントも多く、低い単価の仕事しか出来ないケースがあります。クラウドソーシングサービスなどにある案件には、経験者を求めている場合も多いです。なので未経験から可能な仕事を探す必要がありますが、そのような案件は競争率も高く単価も低いのであまり大きな収入は見込めないかもしれません。

そのためまずは制作会社などに所属し、実務経験を積むことで実績を積んでから独立するという方法がおすすめです。就職することで安定した給料を得ることも出来ますし、会社で人脈を作ることもできるため、独立後により良い案件を受けやすいというメリットがあります。

クライアントから実務経験を要求される場合があるため、実績を作りながら仕事ができる就職はフリーランスとして活動するためにも有効な手段と言えるでしょう。

イラストをスクールで学び、独立

もう一つの方法はイラストをスクールで学んでから独立することです。プロから教えてもらうのがイラスト上達の近道になります。入学費用や講習費用が掛かってしまいますが、その分プロデビューや案件獲得支援などフリーランスイラストレーターとして活動するためのサポートをしてくれるスクールも多く存在します。

イラストレータースクールの卒業という実績もあるため、なにもない状態で独立するよりも良い案件を獲得しやすいです。また、これからイラストを勉強したいという初心者向けの講座もあるので、イラストレータースクールで基礎から教えてもらうこともできます。

中にはオンラインで空いている時間に講義を受けられるスクールもありますので、現在就職して仕事をしている方でイラストレーターを目指して勉強したいという方も学習できます。休みの日や仕事終わりの時間などを使えば仕事を辞めずに勉強出来るのでこちらもフリーランスイラストレーターを目指す方法としておすすめです。

フリーランスのイラストレーターを目指す人に必要なスキル

どのような仕事もスキルを求められることが多いですが、フリーランスイラストレーターに求められるスキルとは一体どのようなものでしょうか。獲得したほうが良いスキルについて見ていきましょう。

デジタルイラスト描画能力

現代のイラストレーターのほとんどは、手書きではなくパソコン上のデザインソフトを使用して仕事をしています。photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)といったデザインソフトを使用して描いたデザインを出力するため、納品の形式も紙ではなくデータでの納品がほとんどです。

しかし、便利なデザインソフトですがその分自在にソフトを扱える事が必須になってきます。ソフト1つで膨大な量の勉強が必要な場合も。しかし、デジタルイラストは手書きで表しづらい表現も行えるため、よりバリエーション豊かな絵を描くためにも必須といえます。

デジタルイラスト描画能力を磨くことで制作スピードを上げて数をこなしたり、バリエーションを増やせばより幅広い案件に対応出来ます。フリーランスイラストレーターとして収入を上げる近道になるかもしれません。

デザインスキル

イラストレーターはクライアントの要望を絵で表現する仕事ですので、必然的に高いデザインスキルが要求されます。多くのクライアントがイラストを発注する理由の多くは、イラストを通して何か伝えたい事があるからです。デザインスキルを高めて正確にクライアントからの要望を読み取り、それを的確にアウトプットすることでより良い案件に結びつくでしょう。

イラストレーターなどのクリエイティブなフリーランスは個性が重要です。クライアントが思うイラスト像から外れない程度にオリジナリティを発揮するなどして個性を伸ばして行けば他のイラストレーターとの区別化が図れ、「あなたにお願いしたい」と相手に思って貰えることが増えるでしょう。

コミュニケーション能力

フリーランスイラストレーターの仕事獲得方法でも記述した通り、会社員とは異なり自分で営業から納品まで全てをこなす必要があります。SNSでの発信や同業者と連絡を取り合ったり、営業先の担当者との会話や人脈を作る上でもある程度のコミュニケーション能力は必須です。

フリーランスにとってコミュニケーション能力はとても大切な要因です。待っていても中々仕事は取れないので、自分の実力を世間に向けて発信したり、コミュニケーションを円滑にして人脈を構築することでさらなる仕事獲得へと繋がります。

収入の安定化のためにも活動前からSNSを利用したり、コミュニケーション能力を磨いておくといいでしょう。

Webデザインスキル

フリーランスイラストレーターのみで活動するという方には番外編になってしまいますが、Webデザインスキルを身につけておくのも収入アップに繋がる方法です。Webサイトを制作する際のデザインカンプを作るとき、多くのデザイナーはphotoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)を使用しています。つまり、イラストレーターとしてこれらのソフトを使いこなすことができれば、Webデザインスキルを身につける際にソフトの勉強は必要無くなります。

Webデザインでデザインカンプを作成する際に重要なことはデザインスキルです。コーディングとは異なり、目に見える範囲をデザインするので画像やオブジェクトの配置、使用するフォントなどのセンスが問われます。この点はイラストレーターとしてのセンスに共通する部分があるので有利に勉強を進めることができるでしょう。

Webデザインのスキルを身につけて自身のポートフォリオサイトをデザインしてみたり、実際にサイトを作成してイラストレーターのポートフォリオを投稿したりすれば他人との差別化も図れます。余裕があればWebデザインスキルを身につけて、Webデザイナーとしての案件も確保してよりバリエーションに富んだ案件をこなすことで収入アップを目指すのもいいかもしれません。

まとめ

フリーランスイラストレーターの概要と、生計を立てていくための方法や必要なスキルをご紹介しました。イラストの案件は色々な種類があり、案件によって求められるスキルもさまざまです。ですがコミュニケーション能力や相場を学習するなどフリーランスに共通して求められるスキルもあります。自分の持つスキルをうまく利用して、より良い仕事を獲得し収入アップを目指しましょう。

会社員からフリーランスイラストレーターになる場合、最初は営業や取引先との連絡を取り合ったりすることに慣れることが重要です。絵を描くことだけがフリーランスイラストレーターの仕事ではないので、絵を描く時間を多く確保するためにもスケジュール管理やコミュニケーションを普段から行っておくと良いかもしれません。

フリーランスの中でもイラストレーターは絵を描くことが好きでないと勤まらない職業です。求められる技術も高くなりがちで簡単な仕事ではありませんが、実際にイラストを使用してもらえるやりがいもあります。フリーランスイラストレーターを目指している、あるいは開業している人はぜひ、この記事を参考にステップアップしてみてください。

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