GCPの料金はどう決まる?損しないための節約方法とお得に利用する5つの方法を紹介
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目次
GCPとは?
GCPとはGoogle Cloud Platformの略で、Googleが開発したインフラや、ソフトウェアなどが利用できるクラウドサービスです。サービスに加入することで、データ分析や、機械学習、アプリケーション開発など、幅広い用途に対応したツールやリソースが使用できます。
今では世界中の企業や開発者から高く支持されているGCPですが、実際にサービスを利用するにあたってどのくらいの費用が必要になるのか気になる方も多いでしょう。
そこで、本記事ではGCPの料金がどのように決まるのか詳しく紹介していきます。お得に利用できる方法や、損をしないための節約方法も合わせて紹介していますので、GCPの利用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
GCPの特徴
GCPと似ているようなサービスとしてAWSやMicrosoftAzureを思い浮かべる方も多いでしょう。どれも同じクラウドサービスですが、それぞれに異なる強みや特徴が存在します。
ここからは、Googleが提供するGCPの特徴について詳しく解説していきます。
Googleと同じ技術やインフラが使える
GCPはGoogle mapやGmailといったGoogleが提供しているサービスと同じ環境を利用することが可能です。また、Googleが構築した大規模なネットワークも利用できるため、安定性と高速性の両方が備わったネットワーク環境が実現できます。
AI分野に関するサービスが豊富
GCPはGoogleの機械学習モデルやツールが豊富に揃っているため、自動化や予測分析、自然言語処理といったAI関連の作業も効果的に行えます。これにより、データ駆動の意思決定や革新的なアプリケーションの開発が容易となります。
データ解析サービスが充実
GCPは、Cloud DatastoreやBigQueryなどの優れたデータ解析サービスを提供しています。
データ解析は、ビジネスにとって重要なプロセスですが、手動で行うと大きな時間と労力が必要となります。また、異なるプラットフォームで分析を行った場合では、統合や管理が難しくなる恐れがあります。
GCPでは、Googleのクラウドプラットフォームでデータ解析を一貫して行えるので、データの品質や可用性の向上が期待できます。そのため、GCPのデータ解析サービスは人件費や時間的コストを削減するだけでなく、ビジネスにとっても大きく貢献できる可能性が高いです。
常に最新のセキュリティが提供される
GCPのセキュリティは、常に最新の技術とベストプラクティスに基づいて改善されているため、定期的にソフトウェアパッチが提供されます。常に最新のセキュリティが提供されるGCPですが、一方で利用者側もソフトウェアが常に最新の状態になっているかどうか確認する必要があります。ソフトウェアが最新の状態でないと、セキュリティ対策が古い状態のままとなってしまい、ウイルスなどに感染する危険性が高まります。そうならないためにも、ソフトウェアは常に最新の状態に保つように心掛けましょう。
GCPのメリットとデメリット
ここからは、GCPのメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット①目的に合わせた料金設定が可能
GCPは、利用した分だけ課金される従量課金制を採用しています。自分が必要とするサービスだけの料金を払えばよいので、支出を最小限に抑えながら利用できます。また、無料トライアル期間や、一部サービスの無料枠なども設けられているため、気軽に試すことができるサービスです。
メリット②柔軟なスケーラビリティ
GCPのインフラは、需要に応じてリソースを動的に拡張または縮小できるように設計されています。急激なトラフィックの増加にも柔軟に対応できるため、アプリケーションの安定性を維持しながらパフォーマンスの最適化が図れます。
メリット③豊富なサービスと柔軟性
GCPは、豊富なサービスと高い柔軟性を提供するクラウドプラットフォームです。ユーザーはデータベース、ストレージ、機械学習、セキュリティなどの幅広いサービスから、自身のプロジェクトやビジネスニーズに最適なサービスを組み合わせて利用することが可能です。
デメリット①学習コストがかかる
GCPのサービスを効果的に活用するには専門的な知識が必要不可欠です。
例えば、自分の目的にあったサービスやリソースを適切に選択し、設定することは非常に重要です。間違った選択や設定を行ってしまうと、コストの増加や、プロジェクトの進行などに大きく影響します。そのため、初めてGCPを利用するユーザーには、ある程度の学習コストが必要となるでしょう。
デメリット②日本語の対応が遅い
GCPは日本語への対応が遅い傾向にあるため、英語が苦手な方は不便さを感じることが多いかもしれません。使いたいサービスやドキュメントが日本語対応していない場合、開発の進行に遅れが生じてしまうといったケースも考えられます。
デメリット③料金体系が複雑
GCPでは各サービスやリソースごとに異なる価格設定が存在し、それぞれが利用量に応じて課金されます。また、複数のサービスを組み合わせて利用する場合、それぞれのサービスの料金計算や予測が必要となるため、コスト管理が複雑化します。このような複雑な料金体系で正確なコスト管理を行うためには、コスト管理ツールの活用や予算管理が重要となります。
GCPの料金はどう決まるか・GCPの料金体系
GCPの料金は、利用方法や選択したサービスによって異なります。複雑な料金体系ですが、正しく理解する事でGCPにかかる費用を抑えることが可能です。
ここからは、GCPの料金がどう決まるのか、GCPの料金体系はどのようになっているのか、合わせて解説していきます。
初期費用は不要
GCPは初期費用を必要としないクラウドサービスです。サービスを開始するための特別な導入費用やライセンス料金などは一切かかりません。また、サービスによっては無料枠が設けられているものや、無料トライアル期間などが提供されているため、気軽に始められるクラウドサービスとなっています。
使用した分だけ料金を払う「従量課金制」が基本
GCPはユーザーが使用した分だけ料金を払う従量課金制が基本となっているサービスです。従量課金制のメリットは、実際に使用したサービスの料金だけ支払えばいいので、無駄なコストを抑えることができます。また、料金明細が詳細に提供されるため、どのリソースやサービスがどれだけ利用されて、コストがどれくらいかかっているのかが明確になります。これにより、コスト分析や予算管理がスムーズに行えます。
解約金はない
GCPでは、サービス停止などに伴う追加の費用や解約金は発生しません。そのため、プロジェクトの終了などでクラウドサービスが急に不要になった場合でも、気軽に解約することが可能です。
利用したいサービスによって料金が変わる
GCPは利用するサービスやリソースによって、料金体系が異なります。例えば、仮想マシンやストレージなどの基本的なサービスは、使用した時間や容量に応じて課金されます。一方、データ分析などの高度なサービスは、処理したデータ量などに応じて料金が加算されていきます。自分のニーズに合わせた料金設定をカスタマイズできるため、コストの削減にも期待できる料金体系です。
「Google Cloud Pricing Calculator」をうまく活用して料金の見積もりをすることがオススメ
GCP ではさまざまなサービスが提供されており、それぞれに異なる料金体系が存在します。そのため、複数のサービスを組み合わせて使用したいと考えている方や、初めてGCPを利用する方は、慣れない料金体系に不安に感じてしまうことが多いです。
そんな時にオススメなのが、Google Cloud Pricing Calculator です。このツールを活用することで、GCPの利用料金を簡単に把握することが可能です。自分のプロジェクトに必要なサービスやリソースを選択するだけで、その組み合わせに応じた見積もりを簡単に作成してくれます。
GCPにかかる費用をあらかじめ把握しておけるので、コストの最適化や効果的な予算管理に役立ちます。GCPにかかる料金に少しでも不安を感じる方はGoogle Cloud Pricing Calculatorの活用をオススメします。
GCPの料金コストを削減する5つの方法
ここからは、GCPの料金コストを削減する方法について紹介していきます。GCPの活用を検討している方や、GCPの料金コストが高いと感じる方の参考になる情報を紹介しています。早速見ていきましょう。
IT導入補助金を活用
IT導入補助金を活用することでGCPにかかる料金コストを削減できます。IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者がITを導入する際に、国から一定の補助金を受けられる制度です。ITシステムやツール導入にかかる初期費用が削減できるため、GCPの利用を考えている方にオススメです。
必要最低限の機能で収める
GCPでは、さまざまなサービスやオプションが提供されていますが、それらをすべて利用する必要はありません。利用するサービスやオプションを見直し、本当に必要なものだけに絞ることで、無駄な支出を減らすことができます。
一番手軽に行えるコスト削減方法なので、GCPにかかる費用を減らしたい方はぜひ試してみてください。
300ドルの無料クレジットを利用する
GCPでは新規契約時に300ドルの無料クレジットが提供されます。この無料クレジットを利用することで、300ドル分の有料サービスやリソースが使用できます。
ただし、無料クレジットは12ヵ月間の有効期限が設定されています。また、無料クレジットの残高を超えて有料サービスやリソースを利用した場合は、差額分の料金が発生しますので、注意してください。
初めて利用する方にとっては、大変お得なサービスとなっています。有効期限やクレジット残高に注意しながら、300ドルの無料クレジットを最大限活用してみてください。
「Always Free」という無料枠を上手く使う
Always Freeは、GCPの一部のサービスに対して、毎月一定の量まで無料で利用できるサービスです。このサービスは、GCPを使っている全ユーザーが対象となります。
Always Freeの無料枠を上手く使うには、いくつかのポイントがあります。まず、無料枠の範囲を理解することが重要です。無料枠では、1部のリソースやサービスが無期限に利用できますが、それらには上限が設定されています。例えば、仮想マシンやストレージ、ネットワークなどの基本的なリソースは、性能などに応じて無料枠として使用できる量が変わってきます。
この無料枠を上手く使うことで、GCPのサービスを利用しながらコストを最小限に抑えることが可能です。GCPの利用を考えている方や、無料枠を使ってこなかった方は、積極的に活用してみてください。
パートナー企業から利用料割引をもらう
パートナー企業とはGoogle Cloud Partner Advantageというプログラムに参加している企業を指します。パートナー企業にはGCP支払い代行サービスというものがあり、このサービスを利用することでGCPの利用料金が安くなります。
この方法は、GCPの料金コストを削減するだけでなく、パートナー企業の専門的なサポートやアドバイスも受けられるというメリットがあります。導入後の運用に不安を感じたり、身近に相談できる人材が欲しかったりする方は、パートナー企業経由からのGCP契約がオススメです。
GCPの料金関連でよくある質問とは?
GCPはクラウドサービスの中でも多様なサービスを提供している優れたプラットフォームですが、それに伴って料金体系は複雑さを増しています。ここからは、GCPの料金関連でよくある質問について解説していきます。
GCPの料金は日本円でも払えるのか
GCPの支払いはクレジットカード払いか請求書払いの2通り存在し、どちらも日本円で支払うことは可能です。
ただし、クレジットカード払いに関しては為替手数料や事務手数料がかかるため、支払料金が割り増しになります。
GCPの料金は請求書払いできるのか
GCPの料金は請求書払いも可能です。
ただし、この支払い方法は上記で説明したパートナー企業と契約している方に限られます。請求書での支払いは、手数料が発生しなかったり、GCPの利用料金に割引が適用されたりといったメリットが存在するため、コストの削減を考えている方にオススメです。
まとめ
今回はGCPの料金や、コストを削減するための方法について紹介してきました。GCPでは、ユーザーが使用したサービスやリソースの量に応じて課金される従量課金制が採用されています。あらかじめどのくらいの費用がかかるのか把握できるため、予算管理やコストの最適化が期待できます。
GCPには新規登録時に300ドルの無料クレジットが提供されたり、特定のサービスで無料枠が設けられていたりします。さらに、IT導入補助金といった補助制度もありますので、コストの削減を考えている方はこれらを活用してみるとよいでしょう。
GCPは無料で手軽に試せる環境が整っているクラウドサービスです。GCPの利用を検討している方や、コストに不安を感じてなかなか導入まで踏み切れない方は、先ほど紹介した300ドルの無料クレジットや無料枠から試してみてはいかがでしょうか。
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