【2022年最新】常駐型フリーランスとは?常駐型フリーランスのメリットとデメリットを徹底解説!
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目次
はじめに
客先常駐の働き方にネガティブな印象を持っている人もいるでしょう。
常駐して働くことでメリットもたくさん得られ、人脈も広がる魅力的な働き方でもあります。
しかし、指揮命令権の勘違いから、偽装請負でネガティブな印象を持ってしまいがちです。
そんな客先常駐という働き方を詳しく知らない方のために、下記の内容がわかります。
- 「客先常駐」とはどのような働き方なのかわかる
- なぜ企業は外部から社内常駐してもらうのかわかる
- 客先常駐して働く11個のメリットがわかる
- 客先常駐して働く9つのデメリットがわかる
- 安心して働ける客先常駐案件の見分け方がわかる
客先常駐という働き方は、契約社員とは異なりますが、働き方は派遣社員と同じなので、不明瞭な状態からトラブルになったりもしますね。
ネガティブな働き方に思える客先常駐ですが、多くのメリットからスキルアップを目指せることができる働き方です。
フリーランスの2つの働き方
企業に属さず個人の力だけで稼ぐフリーランス。このごろ、クラウドソーシングの普及などさまざまな要因によりフリーランスの数が増えてきています。しかし、一口にフリーランスといっても働き方は2通りあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
本記事ではフリーランスの2つの働き方について、常駐型フリーランスの働き方とメリット・デメリットについて解説します。これから常駐型フリーランスとして働きたい方、常駐型フリーランスに興味がある方はぜひ最後までご確認ください。
フリーランスの働き方にはどのようなものがある?
フリーランスの働き方は大きく分けるとリモートワーク型と常駐型の2通りに分けられます。それぞれの働き方とメリット・デメリットを確認し、自分にはどちらが適しているかを考えてみましょう。
リモートワーク型
まず、フリーランスの一番有名な働き方としてリモートワーク型が挙げられます。こちらはオフィスなどで働くのではなく、自宅やカフェなど自分で勤務地を選ぶ働き方です。
コロナウイルスの影響によりリモートワークは一般的なものになっていますが、フリーランスはコロナウイルスが拡大する前からリモートワーク型が定着しています。フリーランスと言えばこちらの働き方を想像する方も多く、フリーランス始めたての人から非常に人気な働き方です。
常駐型
次にフリーランスの働き方として常駐型が挙げられます。常駐型はクライアント企業に常駐し、クライアント企業の社員と一緒に働く形態です。
常駐型はフリーランスのメリットがあまり無いように思えますが、実は常駐型フリーランスは独自のメリットがでてきます。メリットを確認し、自分は常駐型に適しているのか確認してみてください。
「客先常駐」とはどのような働き方なのか
客先常駐とは、自分が所属している会社から、顧客の企業で働く勤務形態です。
所属していない他の会社に出社して、1日の業務が終わったらそのまま直帰する流れになります。
主に、エンジニアやプログラマーなどのIT業界に多い働き方です。
顧客の職場でITスキルを持っている人材がいなく、新規でサービスを開発や運営をする場合に、雇用採用はせず、IT人材を配置しておきたいと言ったニーズに一定期間、常駐して働いてもらうということです。
客先常駐の特徴として下記の3点が挙げられます。
- 働き方については「派遣」変わらない形
- 別称で「SES」と呼ばれることもある
- 「偽装請負」に繋がりやすい傾向にある
詳しく解説していきます。
働き方については「派遣」変わらない形
働き方に関しては一般派遣と全く一緒と考えて良いです。
なぜなら、一般派遣であれば派遣会社に登録し、紹介された企業で働く流れであり、客先常駐でも自社から出向し働くので働き方は変わらないからです。
IT業界における客先常駐であれば、所属している企業の社員がなることが多いため、一般派遣との違いでは、正社員として業務をしているのが大半ですね。
また、給料の場合でも違いがあります。
正社員で客先常駐であれば、自分が所属している会社からの支払いです。
派遣社員の客先常駐でれば、派遣会社からの支払いとなります。
そのため、正社員であれば案件が終了しても給料は支払われ続けます。
しかし、派遣社員だと次の案件が決まらないと給料がもらえません。
働き方は変わりませんが、収入面に関しては、派遣社員よりも客先常駐で働く方が安定しています。
別称で「SES」と呼ばれることもある
客先常駐はSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ばれる「準委任契約」とよばれる形態となります。
前節で解説した通り、顧客の会社へ特定の業務に対して労働を提供する契約がSESと呼ばれるものです。
派遣契約とSESの大きな違いは下記の通りです。
- 派遣では顧客の指示で働く契約
- SES契約では所属企業からの指示で動く
- SES契約は顧客の指示で動くのはNG
客先常駐はSESと呼ばれますが、派遣社員とは異なる契約となっているので注意しましょう。
「偽装請負」に繋がりやすい傾向にある
客先常駐における偽装請負とは、労働に対しての業務ではなく成果物に対して達成するまで業務を請け負わせることを言います。
具体例として下記の3つの偽装請負が挙げられます。
- 労働をすることで給料が支払われるのに、システムを完成し納品や、形が出来上がらないと報酬がもらえない
- 客先の企業から残業や休日出勤をさせられる
- バグを直すなどの、客先の企業からの指示で仕事をしている
このような場合、自分の所属している企業がペナルティを課せられてしまいます。
’’(労働者供給事業の禁止)
第四十四条 何人も、次条に規定する場合を除くほか、労働者供給事業を行い、又はその労働者供給事業を行う者から供給される労働者を自らの指揮命令の下に労働させてはならない。’’
’’第六十四条 次の各号のいずれかに該当する者は、これを一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
九 第四十四条の規定に違反した者’’
「最大1年以下の懲役または100万円以下の罰金」のペナルティとなりますので偽装請負には注意しましょう。
なぜ企業は外部から社内常駐してもらうのか
企業は外部の社員を社内に常駐させることで、情報が漏れてしまう可能性があるのにも関わらずなぜ、社内常駐してもらうのか?
結論、企業側には下記の3点のメリットがあるからです。
- 即戦力を、必要な時に雇用できる
- 外部から刺激をもらい、社員のスキルアップにもつながる
- リソースが足りない場合、即座に補完することができる
1つずつ解説していきます。
即戦力を、必要な時に雇用できる
SESを必要としたい時に、顧客先から派遣してもらい、サービスを提供してもらいますので、顧客があり続ける限り、必要な時にいつでも雇用できます。
また、企業からの派遣となりますので、実力と経験のあるエンジニアを派遣することができます。
雇用契約を結んでいない企業に派遣され働くということは、臨機応変に働ける人材とも言えます。
業務の全てを覚えてもらうのではなく、必要な部分だけを素早く確実にサポートしてもらえる即戦力が雇用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
外部から刺激をもらい、社員のスキルアップにもつながる
客先常駐を要望した企業側の社員はスキルアップにつながります。
なぜなら、下記の3点の環境変化が生じるからです。
- 外部の社員がいることで働き方の違いを感じる
- 社内だけではわからなかった効率性も感じる
- 外部の社員がいることでいつもと違った環境にやる気が上がる
- 新たな情報や知識が身に付く
経験が豊富な人材が派遣された場合では、たくさんの知識を得ることができますね。
新たな開発手法や、技術を感じることができるのは、客先常駐を契約する上で企業の大きなメリットとなることでしょう。
リソースが足りない場合、即座に補完することができる
人材が足りていない業界で、すぐに人材を確保して一時的にリソースを満たすことができます。
なぜなら、新規事業や開発プロジェクトなどを遂行する場合でも、長期的にサポートするわけではないからです。
客先常駐では大きなプロジェクトでも区切りで役割が変わってくるのが一般的です。
その役割が変わると、他の営業担当を探すといった流れになるでしょう。
初めから最後までを教育し人材を育てていくとなると、時間がかなりかかってしまいますね。
そんな時に、IT技術を持ち合わせたエンジニアをSESで派遣してもらうことで、すぐに即戦力を雇用し、補完ができます。
フリーランスが客先に常駐する11個のメリットとは
フリーランスとして働くからにはリモートワーク型が良いと思う方も多いでしょう。しかし、常駐型にはさまざまなメリットがあり、人によっては常駐型の方が効率よく業務を行えるかもしれません。
ここでは常駐型フリーランスのメリットを6つほどご紹介しますので、これらのメリットが自分に合っているか確認してみましょう。
安定した収入が見込める
安定した収入が見込めることです。常駐型の多くは3ヶ月〜などのように長期契約なことが多くあります。また、勤務時間も決まっているため収入の算出がしやすく、安定した収入源にすることが可能です。
一般的に「フリーランス=不安定収入」という考えがある中で安定収入が見込めることは非常に大きなメリットになります。収入に大きな振れ幅があるよりも安定した収入の方が良いという方は常駐型フリーランスが向いていると言えます。
在宅よりも案件が豊富で仕事を獲得しやすい
在宅よりも案件が豊富で仕事を獲得しやすい事です。常駐型フリーランスは長期間の契約ですが、こちらはクライアント側から見てもメリットがあります。
みなさんがクライアント側だとして、一回の業務ごとに新しい人を探すのと、ずっと同じ人に頼むのはどちらの方が効率的だと感じるでしょうか。もちろん、ずっと同じ人の方が探す時間を省けますし、業務にも慣れているので業務スピードも比較的早いです。
このように常駐型はクライアントにもメリットがあるため、在宅よりも案件数が多くなっています。フリーランスにとって案件探しはとても重要な事項であるため、案件数において常駐型はメリットとなります。
幅広い現場で多様な経験が積める・複数の現場で経験を積める
幅広い現場で多様な経験が積める・複数の現場で経験を積めることです。常駐型では社員と同じように会社に赴き、同じ空間で業務を行います。
実際に現場で働くことで仕事の流れなどのさまざまな経験を積め、キャリア・スキルアップに繋げることが可能です。フリーランスであれば契約後に別の職場で働くことが容易ですので、さまざまな現場経験を積みたい方には常駐型が非常に大きなメリットになります。
仕事の出費を経費に計上できる
仕事の出費を経費に計上できることです。フリーランスにとって税金は非常に大きく関わってくるものであり、できるだけ安くしたいです。
フリーランスは個人事業主であるため会社員よりも経費とできるものが多く、節税が可能です。具体的には交通費、飲み会代、PCなどがよく経費として計上されています。
常駐先メンバーとの「繋がり」が生まれる
常駐先メンバーとの「繋がり」が生まれることです。常駐型の性質上、人との関わりは必ず生じてきます。このメリットはリモートワーク型では生じず、常駐型独自のメリットです。
常駐先メンバーとの繋がりは業務が楽しく行えるようになるだけではなく、新たな仕事を貰えるきっかけにもなります。実際に、常駐先のメンバーから新たな業務を請け負い、より高単価な案件を獲得しているフリーランスも非常に多いです。
人付き合いが嫌いな方、極度の人見知り以外の方は常駐型の案件を選び、このメリットを最大限に活かしてみましょう。
モチベーションを維持しやすい
モチベーションを維持しやすいことです。リモートワーク型は自宅で行い、制限時間なども無いため比較的サボってしまいます。
しかし、 常駐型であれば実際に会社に赴くため、外的な要因によってモチベーションを維持することが可能です。自制が苦手な方は常駐型の方をおすすめ致します。
正社員より自由
客先常駐ではその企業先の正社員よりも自由に働くことができます。
なぜなら、SES契約である客先常駐では業務指示は所属企業にあるからで、派遣先の企業には指示を出してはいけないからです。
契約社員や正社員であると、その企業の指示で働くため、出勤や労務時間に関しても、指示に従わなくてはいけません。
客先常駐であれば、業務指示は所属企業にあり、派遣先の指示で動くことがないため、自由に働くことができます。
- 服装
- 出勤時間
- 退勤時間
- 業務に関係のない雑務
雇用元の職場からの指示に従って働くので、余計な仕事をしなくて良いため、自由度が大きいと言えます。
人脈が広がる
そもそも、勤務先以外の企業で働くので、より多くの人と関われるのは当然です。
普段会うことのない人と、同じ職場環境で働けるからのはメリットです。
例え同じエンジニアでも、勤め先のエンジニアと違った考え方で学びを得ることができます。
エンジニアに限らず、人脈が大きな可能性となることは、言うまでもありません。
自分の将来につながる人脈を見つけることができるかもしれません。
多くの技術を学び、転職や独立の大きな助けとなるので、メリットになることでしょう。
極端な残業になりにくい
派遣先の企業と給料形態が違うので、他の正社員の人たちが残業していたとしても、時間計算になっている場合が多いことから、極端に残業で働くことは少ないでしょう。
なぜなら、残業を行った場合、派遣先の企業は残業代を上乗せして支払うことが義務付けられているからです。
客先の会社としては、人件費をなるべく抑える傾向にあるので、客先常駐の人にはなるべく残業をしない考えが多いです。
繁忙期やトラブルによる雇用先の指示によっては残業になる可能性は当然あります。
しかし、極端な残業が少ないため、プライベートな時間も確保しやすく、仕事とプライベートのオンオフの切り替えがしやすいのも、客先常駐のメリットの1つです。
経験値を稼げる
比較的短い期間で働く環境が変わるため、さまざまなプロジェクトや言語などを経験することができます。
客先常駐はそもそも、一つの企業で働き続けるものではないからです。
契約が終了し、次の職場に移る環境はそう簡単に経験できることではありません。
他の企業先を転々と働き続けることで以下の経験値を稼げます。
- 適応力
- 新たな言語のスキルアップ
- コミュニケーション能力
- さまざまな企業の特性を知ることができる
自社開発などでは1つの分野に特化した技術を学ぶことはできても、幅広くスキルを身に付けることができません。
在宅よりも案件が豊富で仕事を獲得しやすい
常駐型の案件はリモートワーク型よりも件数が多く、仕事を獲得しやすい特徴があります。
常駐のワーカーを探しているクライアントが多いため、応募するときは「常駐が可能」とアピールすると、交渉を有利に進められます。
フリーランスが常駐型で働く9つのデメリット
ここまで常駐型フリーランスのメリットについて解説しました。常駐型にはさまざまなメリットがあることが分かりましたが、一方でデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方をしっかりと確認しておきましょう。
会社員より責任が重い
会社員よりも責任が重いことです。会社員は何らかの失敗をしてしまうと会社が助けてくれるため、即刻クビなどにはできません。
しかし、フリーランスはあくまでも一時的な契約であるためクビにもできますし、契約更新がされない可能性もあります。このように成果物に対する責任は会社員よりも重いと言えるのです。
就業場所・時間が決められてしまう
就業場所・時間が決められてしまうことです。フリーランスと言えば自分の好きな時間に業務を行い、どこでも業務が行えるイメージがあるかと思います。
しかし、常駐型は会社員のように働くものであるため、就業場所・時間が決められてしまうものです。これらが苦に感じる人は常駐型ということがデメリットになってしまいます。
スーツ指定の場合がある
スーツ指定の場合があることです。フリーランスは就業場所・時間が決められていないイメージと同様に、服装も自由なイメージがあるかと思います。
しかし、常駐型は会社に赴くため、服装が会社員と同様にスーツである場合があります。こちらはクライアントによって異なるため、応募段階で調べておくことが必要です。
正社員のような福利厚生はない
正社員のような福利厚生はないことです。フリーランスは委託契約の一種であるため、あくまでも正社員ではありません。ですので、正社員なら受けることができる福利厚生が受けられない場合があります。
しかし、このごろフリーランスに対する福利厚生を設けている会社が増えてきていることも事実です。福利厚生はクライアントによって異なるため、こちらも応募段階でしっかりと確認をしておきましょう。
経費の計算は自分
経費の計上は自分ですることです。メリットの4つ目に経費に計上できるとありましたが、それらは自分で計算・手続きをしなければなりません。
経費の計算・手続きは意外と難しく、それらを自分でできるようにならないとデメリットになってしまいます。ただし、しっかりと勉強をして作業に慣れていけばこのデメリットは無くすことが可能です。
会社の業績が悪化するとリストラされやすい
会社の業績が悪化するとリストラされやすいことです。一般的な会社は業績が悪化すると人件費削減のためリストラを行います。そして、そのリストラ候補として一番に上がるのが派遣社員やフリーランスです。
フリーランスはこのようなデメリットがあるため、クライアント企業をしっかりと見極める必要があります。応募時にその会社の業績や将来性などもしっかりと確認しておきましょう。
スキルアップしにくい
メリットでも解説しましたが、幅広い経験ができることでスキルアップを目指せますが、深く特化したスキルは磨けないのもデメリットです。
幅広い業務に携われる分、簡単にできる仕事を任せられることもあるからです。
それは広く浅くスキルに触れているだけであるため、短期間で深い知識を磨くのであれば、なかなか難しいです。
未経験から働くことになれば、多くは雑務やスキルを要しない企業に派遣される可能性もあるため、プログラミンなどの開発でもスキルを磨けず、働き続けることになりかねません。
常駐している中でスキルアップを目指すのならば、浅く触れた経験値を自分自身で深く掘り下げて、勉強することが大きな近道と言えるでしょう。
現場ごとに求められるものが違う
現場や企業ごとに求められているものが違うのは当然と言えるでしょう。
今まで重要視していたものが、他の企業では違った考え方になることもあり得ます。
自分自身がやりたいことや、挑戦したいことができる保証はもちろんありません。
例えば、プログラミングでも1つの言語しか使用していない企業だった場合、その言語しかスキルアップを目指せないのですし、その言語の知識がない場合では、個人的に勉強し直してから、働かないといけません。
業務以外の場合でも、ストレスやプライベートの時間も確保できなくなる可能性がありますので、デメリットと言えるでしょう。
人間関係が毎回リセットされる
契約が終了すれば、その企業で働くことは出来なくなります。
必ず終わりがある客先常駐の業務であれは悲しくも、今まで築き上げてきた人間関係はリセットされ、また新たな企業で1から人間関係を築いて行かなければなりません。
人間関係を気にせず、自己管理の元で働くことが好きな人であれば問題ないのですが、職場でコミュニケーションを築き上げて、居心地を見つける人にはどうしても人間関係は切り離せないです。
終わりがある環境で働いているからこそ、割り切って深く人間関係を築かないで常に上辺だけの関係になりがちです。
常駐型フリーランスとして稼ぐための4つのポイント
常駐型フリーランスのメリット・デメリットを確認し、常駐型の方が自分に適していると感じた方は稼ぐためのポイントを確認しておきましょう。これらのポイントをしっかりと行っていくのと行っていないのでは稼ぐ額に大きな違いがでてきます。
1つの案件に長期参画する
ポイントの1つ目は、一つの案件に長期参画することです。フリーランスは次々とクライアントを変えることも可能ですが、適した案件を探す時間がかかってしまいます。
一つの案件への長期参画であると案件を探す時間を無くすこともできますし、能力を認められると報酬が上がることも多いです。フリーランスとして稼ぎたい方はなるべく長期間の案件をしっかりと行うことを意識しておきましょう。
現場のキーマンと良好な関係を築く
ポイントの2つ目は、現場のキーマンと良好な関係を築くことです。フリーランスとして活躍するためには個人的に案件を紹介してくれる人が必要になります。そして、その人とは駐在先の会社員であることも多いです。
こちらのポイントはより高単価な案件を受注するための方法になりますので、効率よく稼ぎたいという方は意識しておきましょう。
直請け案件などの商流が浅い案件に参画する
ポイントの3つ目は、直請け案件など商流が浅い案件に参画することです。商流が深いほど間の部分で報酬が発生し、最終的に自分が受け取る報酬は小さくなってしまいます。
商流がどうなっているのかは最初は分からないかもしれません。しかし、案件数をこなしていくと何となくですが、直請けかどうかが見極められるようになってきます。案件数をたくさんこなしていき、案件の流れを見極められるスキルを身に着けていきましょう。
経費計算を行い、税金対策をする
ポイントの4つ目は、経費計算を行い、税金対策をすることです。上記で述べたように経費はメリットにもデメリットにもなります。しかし、しっかりと行うことで税金が安く抑えられ、結果的に可処分所得が増えるので必ず行いましょう。
良質な常駐型フリーランスの案件を探す方法
常駐型フリーランスとして活動するためには何よりも案件を探さないと始まりません。ここでは良質な常駐型フリーランスの案件を探す方法として、フリーランス案件サイトの利用とフリーランスエージェントについて解説します。
多数の案件を取り扱っているフリーランス案件サイトを活用する
まず、フリーランス案件サイトですが、こちらは名前の通りフリーランスの案件が掲載されているサイトを利用する方法です。フリーランス案件サイトの利用は案件数が多い、サイトが仲介役となってくれる、サイト毎のサービスがあるなどさまざまなメリットがあります。
クラウドワークスやランサーズなど多数のサイトがあるので、自分にあったサイトを積極的に利用していきましょう。
フリーランスエージェントを活用する
2つ目の方法はフリーランスエージェントの活用です。こちらもフリーランス案件サイトと同様にフリーランスとクライアントを繋げる役割を果たしています。
しかし、フリーランス案件サイトは自分で営業(応募メッセージ)をする必要があるという点がこのフリーランスエージェントと異なっています。
例えば、有名なフリーランスエージェントに業界最大級であるレバテックフリーランスがあります。こちらのフリーランスエージェントは案件数自体が非常に多く、高単価である直接案件も多いです。
サポート体制も充実しているため、フリーランスなりたての人からフリーランスとして既に活動している人まで全てのフリーランスにおすすめなフリーランスエージェントになります。
もちろん、その他にも多数のフリーランスエージェントがあるため自分に合ったものを見つけていきましょう。
クライアントと自分の間にエージェントを介するため、収益性が少し下がるというデメリットはありますが案件自体が良質であるためこちらの方法も積極的に用いていきましょう。
よく知られているエージェントは「レバテックフリーランス」「フォスターフリーランス」「ITプロパートナーズ」「クラウドテック」などです。
フリーランスエージェントのメリット
自分で営業する必要がない
クライアントとの条件交渉から業務委託契約の手続き、納品後の請求まですべてエージェントが担当してくれるので、ワーカーは仕事に集中できます。
さらに経験豊富な担当者とめぐり合えれば、より良いサポートを得られるのもメリットです。
フリーランスエージェントのデメリット
中間マージンの支払いが生じる
エージェントに中間マージンを支払う必要が生じるので、ワーカーの手取りは減ります。
しかしそれに見合う以上の経験を積める機会が得られるので、エージェントを活用して案件を探す方法はおすすめです。
自分自身で営業
自分自身で営業して案件を探すのも、ひとつの方法です。
探し方には以下の5つがあります。
- 自分のサイトやSNSを使って情報を発信する
- 営業メールを送る
- 直接電話をしたり、飛び込み営業をしたりする
- クラウドソーシングサイトを利用する
- ビジネス系マッチングアプリを利用する
次に自分自身で営業する場合のメリットとデメリットを紹介します。
自分自身で営業するときのメリット
営業を工夫すると大きな仕事を取れる
とくに決まった営業の仕方やルールがないので、工夫次第で期待以上の大きな仕事が取れます。
相手が求めるものをいかに提供できるかがポイントです。
中間マージンが発生しない
自分自身での営業なので、稼いだ分はすべて自分の手取りです。
自分自身で営業するときのデメリット
報酬の交渉や業務委託契約の手続き、請求書の作成などの実務を、すべて自分でしなければなりません。しかし1度身につけられれば、ずっと役立ちます。
知り合い・客先からの紹介
知り合いや客先からの紹介は、常駐型ならではの案件の探し方です。
おもに以下のような探し方があります。
- 今まで仕事をしていた常駐先からの紹介
- 知人や友人からの紹介
- 会社時代の取引先や同僚からの紹介
- 交流会やセミナーで得た人脈からの紹介
紹介される時点でワーカーの信用が担保されているため、受注先への信用度が高いという大きなメリットがあります。
知り合いや客先からの紹介は、フリーランスでは最も多い受注経路です。
常駐型フリーランス案件を選ぶ際に注意すべき5つのポイント
ここまでの記事を確認して、常駐型フリーランスをして活動をしてみたいと感じている方も多いと思います。しかし、常駐型フリーランス案件を選ぶ際にはいくつかのポイントがありますので、こちらを確認してから実際に案件を探していきましょう。
長期的な依頼が見込める案件か
1つ目は、長期的な依頼が見込める案件かどうかであることです。稼ぐためのポイントでも解説したように、フリーランスは安定的な収入を得るために長期的な依頼を選んでいく必要があります。
多くの場合は契約期間や更新の有無が募集段階で記載されていますので、必ずそちらも確認しておきましょう。
単価と実作業時間が見合った案件か
2つ目は、単価と実作業時間が見合った案件かどうかです。フリーランス案件の中には明らかに相場よりも安く設定されている案件が見受けられます。そういった案件を行っても大きな収入は見込めないので、単価と実作業時間が合っている案件のみを行っておきましょう。
自分では見合っているのかどうか分かりにくいかと思いますが、同条件の案件を検索してみる、ネットで相場を調べてみるなどの方法で判別することが可能です。
実績(ポートフォリオ)として公表できる案件であるか
3つ目は、実績(ポートフォリオ)として公表できる案件であるかどうかです。新規案件を獲得する際、通常は過去のポートフォリオを提示することで信頼を得たりスキルを認めてもらうなどを行います。そして、どんどん高単価な案件の受注へと移っていくのです。
このようにフリーランスにおいてポートフォリオというものは非常に大切になってきます。ポートフォリオとして扱えないからダメな案件ということではありませんが、できるだけポートフォリオとして別案件に提出ができるものを選んでいきましょう。
経験になりそうな案件であるか
4つ目は、経験になりそうな案件であるかどうかです。フリーランスの多くは独学で勉強を続け、自分でスキルを身に着けていく必要があります。
例えば、WebデザインであればUI/UX(操作性)やデザインの基礎知識が必要です。これらはさまざまなWebページを作成することで学ぶことができます。
しかし、Webデザインの案件の中にはコピペをするだけのような案件も見受けられます。そのような案件ではUI/UXを自分で考えることはできないので次の案件に活かせるスキルが身に付きません。
全く経験にならないような案件は時間が取られてしまい、なるべく避けたいものです。
案件を受注する際に、この案件でどのようなスキルが身に着くか、どのような経験を得ることができるかなどを考えるようにしておきましょう。
担当者の対応が丁寧であるか
ポイントの5つ目は、担当者の対応が丁寧であるかどうかです。多くの場合、ある担当者がフリーランスに付き、メッセージのやり取りなどを行います。そこで、担当者の対応が丁寧であるかを見ておきましょう。
担当者の対応が丁寧であると、自分の提出物をしっかりと見てくれる可能性が高いですし、今後のやりとりもスムーズに進めることができます。また、そういった所はきちんと評価をしてくれることが多く、単価アップをクライアント側から提案されることも多いです。
言葉遣いが丁寧か、レスポンスは早いか、こちらの質問に適切に答えてくれるかなどさまざまな面から担当者の対応を見ておきましょう。
安心して働ける客先常駐案件の見分け方とは
ネガティブな印象がある客先常駐だけれど、幅広い知識を得るために挑戦したいが、安心して働けるには何を見れば良いのでしょうか?
結論、下記の2点を確認すれば良いでしょう。
- 勤務時間の管理:勤務時間などが記載されていたら注意!
- 指揮命令権の確認:偽装請負に注意!
詳しく解説していきます。
勤務時間の管理:勤務時間などが記載されていたら注意!
勤務時間の記載がある場合は注意しましょう。
客先常駐は契約社員ではないことから、出勤や退勤の勤務時間の管理を行えないからです。
派遣先の企業からの業務の指示ができないため、始めから勤務時間の指示がある時点で問題になります。
最初の段階で勤務時間の指示していることと同じ意味なので、安心して働く観点から見れば注意した方が良い案件です。
指揮命令権の確認:偽装請負に注意!
客先常駐で働く場合の業務指示は全て、所属企業であり、派遣先の企業ではありません。
なぜなら、客先常駐の指示命令権があるのは派遣元の企業、つまり所属企業にあるからです。
勤務中に客先の企業から業務上で要求された場合は、「偽装請負」になります。
前節で詳しく解説してきましたが、所属している職場へのペナルティが発生するので、こちらも注意が必要です。
具体的に注意するために下記のポイントを抑えておきましょう。
- 派遣先の企業との契約内容を再度確認する
- 指揮命令があった場合、所属企業に相談する
- 相談した場合に、現状を見にきてもらう
ポイントを抑えることで、面倒な案件から避けられることでしょう。
客先常駐として働く場合に、偽装請負には注意して働かないと、時間が大きく無駄になってしまい、スキルアップもなかなか出来なくなります。
偽装請負されて働くと、「奴隷」と表現されるくらい大変な思いをしてしまうので、特に注意しましょう。
フリーランスを考えているエンジニアが把握しておきたいこと
副業から始めてみる
いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。
そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。
具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。
案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく
自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。
その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。
具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。
フリーランスになるメリットやリスクは知っておく
フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。
まとめ
本記事では常駐型フリーランスのメリット・デメリット、稼ぐ際のポイントと案件選びのポイントについて解説しました。常駐型フリーランスに向いている人は解説したポイントをしっかりと行うことで安定した収入が得られます。本記事で常駐型フリーランスに興味が出た方は、まずは一歩目をチャレンジしてみましょう!
- フリーランスの働き方には、リモートワーク型と常駐型があり、常駐型は案件数が豊富である
- 常駐型フリーランスにはメリットとデメリットの両方が存在し、メリットを強く活かすことが出来る人は常駐型フリーランスがおすすめ
- 常駐型フリーランスは稼ぐためのポイントと案件選びのポイントをしっかりと押さえ、効率的に稼ぐ必要がある
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