プランナーの副業の案件にはどんな種類があるのか

副業の現状

まずは副業の現状について、今現在どのくらいの人が副業をしているのか、コロナ禍の中で副業にどんな影響があるのかなど解説していきます。

▶副業を考えている・やり始めている人は増えている

リクルートワークス研究所の調査によると、副業を考えている・やり始めている人の数は増えています。

• 考えている人：2002年は約330万人、2012年は約360万人
• すでにやり始めている人：2002年は約250万人、2012年は約230万人、2017年は約270万人

すでに始めている人の数は一時期減っていましたが、現在は増えています。副業を始める主な理由は、生計を維持するためや自由に使えるお金が欲しいなどと様々です。

https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=58283?pno=3&site=nli#:~:text=%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80%E3%81%8C,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82

https://www.works-i.com/column/teiten/detail014002.html

▶サラリーマンの平均年収は年々減っている

副業を考えている・始めている人の数が増えている要因として考えられるのは、サラリーマンの平均年収が年々減っていることが考えられます。1999年の461.3万円を最高に2009年には405.9万円と減少しており、2018年には440.7万円と盛り返してきているものの、1999年よりは見劣りします。このような理由から本業以外でも稼ぐために、副業に意欲を持っている人が増えたと考えられます。

https://www.nenshuu.net/salary/contents/heikin.php

▶コロナウイルスが副業に与える影響

コロナウイルスは少なからず副業に影響を与えており、副業に関心を持つ理由の1つと考えられます。コロナウイルスによって収入が減少した人は全体の31.2％を占めており、今後の生活に不安を感じている人の割合も増えています。その中で在宅する人の割合が増えて、本業以外にも家の中でできる副業を始めた人が増えています。在宅時間が増えたことで始める副業で1番人気なのが、フリマアプリです。

https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1883.html

プランナーの副業における3つのメリット

プランナーとは「企画者」や「設計者」のことを指し、ファイナンシャルプランナーやウェディングプランナーなど、様々な種類があります。そんなプランナーを副業でやるメリットをいくつか解説していきます。

▶収入アップにつながる

これはプランナーに限ったことではありませんが、副業をすれば本業以外での収入源が確保でき、収入アップにつながります。しかも1度でもプランナーとして活動していれば、次からの仕事も受けやすくなりますし、実績が付くと単価も上がっていくでしょう。

▶スキルアップや自身のスキルを活かせる

プランナーの仕事は顧客に対して接客しなければいけないので、営業力やコミュニケーション能力がアップしますし、本業で営業職をしているのであれば自身のスキルを活かすことが可能です。さらに、プランナーは身近なところから副業を始めることができ、特に始めのうちは仕事に慣れなければいけないので、周りにいる人のコンサルティングをすることがおすすめです。

▶初期投資にお金がかからない

プランナーは始めるときに初期投資がなくコストがかかりません。「せどり」など物販系の副業は、まず初めに仕入れなどをして元手でお金がかかり、売れなければ在庫になってしまうこともあります。しかしながら、プランナーは始めるときに極端な話0円で始めることができるので、副業をやってみたいがお金はかけたくないという方に、とてもおすすめの副業だと言えるでしょう。

プランナーの副業に関する案件の種類

先ほども解説したとおり、一言でプランナーといってもファイナンシャルプランナーやウェディングプランナーなど、様々な種類があります。それぞれの業界によって仕事の内容は異なりますが、基本的に「企画を立案する人」と捉えることが正しいです。専門的な知識を使い具体的なプランを提案しなければいけません。さらに、顧客の悩みに答えを出して解決する仕事でもあります。つまり、どちらにしてもプランナーを副業にするのであれば、その分野について勉強し専門的な知識を持つことが大切です。

プランナーの副業に関する案件の相場・平均単価

ここからはプランナーの副業に関する案件相場や、平均単価を紹介していきます。それぞれの分野によっても相場は変わりますし、同じような業務内容でも案件によって単価も変わるので、ぜひ参考にしてみてください。

▶プランナーの案件相場は月額30万円〜100万円と幅がある

プランナーの案件相場は月額30万円〜100万円と、かなり差があり、平均単価も65万円前後となります。ただし、この数字はあくまでもフリーランスとして週5日常駐する場合と考えたほうが良いでしょう。副業になると週5も働くことは難しいため、経験年数が低ければもっと単価も低くなることが多いです。

例えばウェディングプランナーを副業でやる場合、企業と直接契約して案件を獲得する方法が主流です。ウェディングプランナーは1組の案件相場が5万円〜8万円なので、毎月1組だけでもプランニングすることができれば、ある程度の収入にはなります。1組だけであれば、本業とのバランスもとりやすいですし、業務がハードすぎることもないと思うのでおすすめです。

https://agency-star.com/projects/?position=30

▶フリーでプランナーをしたときのシミュレーション

副業に限らずフリーでプランナーとして活動する場合、ユーザーと直接契約するか企業と契約するかで案件の相場も異なります。

• ユーザーと直接契約する場合の1組あたりの相場：10万円〜30万円
• 企業と契約する場合の1組あたりの相場：3万円〜8万円

ご覧のとおり、ユーザー（お客）と直接契約したほうが単価も高く、稼ぎやすいのはたしかです。しかしながら、ユーザーと直接契約するのはある程度の実績が必要になることが多いので、副業でするなら企業と契約して案件をもらうほうが現実的です。

ユーザーと直接契約したときのシミュレーション

• プロデュース：1組あたり20万円
• 担当する組数：月2組
• 収入：20万円✕2組✕12ヶ月＝480万円

企業と契約したときのシミュレーション

• プロデュース：1組あたり5万円
• 担当する組数：月6組
• 収入：5万円✕6組✕12ヶ月＝360万円

このシミュレーションはあくまでもフルタイムで働いた場合の金額なので、副業であればこの数字の6割程度だと考えてください。しかしながら副業でこれだけの収入があれば、結構十分ですよね。

どうすれば単価をアップできるのか

やはり、いくら案件があるといっても単価が低ければ、あまり稼ぐことは難しいです。特に副業の場合は限られた時間で稼いでいくことが成功の鍵となります。そこで、ここからはプランナーを副業でするときの単価アップのコツを解説していきます。

▶ビジネスマナーの基礎がある

当たり前のことですが、社会人として最低限のマナーがなければ単価アップは難しいでしょう。こういった点をしっかりやっておかないと、単価アップはおろか信頼関係も生まれず、円滑に仕事を進めることも困難になります。

▶仕事の完成度を上げる

プランナーを副業で行う場合

• 事務処理、手配業務などにミスがない
• 時間通りに仕事を終わらせる
• クレームを出さない

上記のように高いレベルで業務を行うことが大事で、単価をアップさせるには必要なことです。そしてユーザーと直接契約するときには「これだけの仕事をしてくれるなら◯◯万円払っても良い！」と言わせるような「提案力」や「実行力」を身につけることが単価アップの鍵になります。

▶プランナーの副業の注意点

プランナーを副業でする場合に注意することは、安易に資格を取らないことです。もちろんファイナンシャルプランナーなどを目指すのであれば資格は必要ですが、プランナーはそれだけではありませんし、資格を取るにもお金は必要です。資格を取るために使うお金を貯金したほうが良かったりすることもあります。まずは元々持っている資格を使用したり、持っていないのであれば資格がいらない副業を選んでみることがおすすめです。

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まとめ

ここまで、プランナーの副業にはどんな案件があるのか、メリットや案件の相場、注意点などについて解説してきました。最後に本記事のまとめを書いているので、学習に役立ててください。

1. 年々サラリーマンの平均年収は減っており、それにともない副業に関心を持つ人が増えてきている
2. プランナーの副業は、自身のスキルを活かせたり向上できたり、収入アップにつながることはもちろんだが、初期投資にお金がかからないことが1番のメリット
3. プランナーを副業でする場合の平均月収は5万〜8万ほどで、経験年数や実績によって異なるが、フリーランス向けのマッチングサービスを変えることで同じ業務内容でも報酬が変わることも

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