【2023年最新】フリーランスエンジニアになるメリットとデメリットとは。職種別の平均年収と求められているスキルについて紹介
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目次
フリーランスエンジニアになったらよく挙げられるメリット
フリーランスエンジニアのメリットは、例を挙げると以下の通りです。
- 収入をあげられるケースが多い
- 比較的自由に時間を使える
- 青色申告で節税対策ができる
- 人間関係のストレスが軽減する
- 新しい開発言語や環境にチャレンジすることができる
- 専門性をより高めることができる
- フリーランス仲間やクライアントとの信頼関係構築など、新たな繋がりができる
それぞれ、紹介します。
収入をあげられるケースが多い
フリーランスエンジニアは、売上が収入となりますので、会社員の時よりも収入が増える場合があります。
会社員の時は、売上から会社の経費などが差し引かれた分が収入です。
フリーランスエンジニアの場合は、個人になるので、売上から差し引かれる経費は少ないはずです。
また、フリーランスエンジニアの場合は、請負契約、準委任契約などの契約を選ぶ場合があります。
例えば、請負契約の場合は、成果物に対する報酬になるので、効率的に仕上げれば、短時間で高い収入を得ることが可能です。
フリーランスエンジニアは、会社員の時より、収入を増やすことが可能です。
比較的自由に時間を使える
フリーランスエンジニアは、業務する時間を、比較的自由に決められます。
会社員は、雇用契約にしたがって会社での勤務時間が決まっているので、決まった時間は拘束されます。また、時間に間に合うように通勤をする時間も必要です。
会社で過ごす時間が多い為、自由な時間は少ない傾向にあります。
フリーランスエンジニアは、自分で業務管理できるので、勤務時間を比較的自由に
調整することができます。
一方で、業務多忙の場合は、一日の業務時間が非常に増える場合もあります。
フリーランスエンジニアとして、業務管理することができれば、時間の調整もでき自由に時間を使えます。
青色申告で節税対策ができる
フリーランスエンジニアは、個人事業主になるので、税金の管理をおこなわなければなりません。
税金の確定申告は、青色申告、白色申告があります。
青色申告は、白色申告に比べて詳細な帳簿付けが必要なので時間がかかります。
とはいえ、青色申告の方が節税の為の優遇措置が受けられるので、副業で稼ぐつもりなら青色申告への申請をしましょう。
青色申告のおもなメリットとしては、以下があります。
- 最大65万円の特別控除がある
- 赤字繰り越しが可能
- 家族への給与を経費にできる
- 貸倒引当金を経費にできる
- 30万円未満の資産取得を、一括で経費計上できる
税の優遇措置を確認すると、青色申告が節税に効果的です。
人間関係のストレスが軽減する
フリーランスエンジニアの場合は、個人で経営していることになるので、人間関係のストレスが軽減できる環境といえます。
職場にいる場合、チームでの共同作業や上司との相性があり、人間関係のストレスは発生しやすい環境です。
フリーランスエンジニアの場合は、業務の獲得など、営業が必要ですが、職場の人間関係のストレスはありません。
フリーランスエンジニアは、人間関係のストレスを軽減できる環境といえるでしょう。
新しい開発言語や環境にチャレンジすることができる
エンジニアは、常に新しいスキルが必要な環境といえるでしょう。
会社員の場合は、一定のスキルと経験がたまると、同じ環境で長い間、作業することがあります。
そのような環境の場合に、新しい技術や開発環境、ツールに接することが多くありません。
フリーランスエンジニアであれば、自分の意思と行動で新しい開発言語や環境にチャレンジできます。
具体的には、フリーランスエンジニア向けの案件の紹介サイトなどで、該当の案件に応募して、新しい技術の案件にトライして、スキルを身に付けることができます。
フリーランスエンジニアは、新しい開発言語や環境にチャレンジしやすいでしょう。
専門性をより高めることができる
フリーランスエンジニアが、スキルを獲得したときに、いろいろな業務で活用、応用できます。
獲得したスキルから、複数の業務をこなすことにより、さらに知見、経験がたまり、深く学べ、専門性が高まります。
例えば、Java言語を習得したときに、スマホのアプリやサーバーのバックエンドのアプリなどの業務をこなすことで、Java言語の専門性をより深く理解することができます。
専門性をより高めるためには、いろいろな案件に携わることができるフリーランスエンジニアは、適しているでしょう。
フリーランス仲間やクライアントとの信頼関係構築など、新たな繋がりができる
会社員で仕事をしていると、自社内の同僚や取引先の知り合いのみの繋がりになりがちです。
フリーランスエンジニアでは、さらにフリーランスの仲間や自分で探したクライアントと関係をもつことができます。
いろいろな背景があるフリーランス仲間や新しいクライエントとの繋がりは、会社員の時ではなかった世界や話題を共有できるので、広い考えかたを持てるようになります。
さらに実績を重ねることで、仕事仲間としての信頼関係の構築までできるようになります。
フリーランスエンジニアは、自分の裁量によって、新しい繋がりができます。
フリーランスエンジニアになったらよく挙げられるデメリット
フリーランスエンジニアのデメリットは例を挙げると5つあります。
- 収入が不安定になる
- 事務作業や納税・節税対策も自分でやる必要がある
- 会社員の時の恩恵がなくなる・少なくなる
- コミュニティが少なくなり孤独を感じやすい
- ビジネスにおける自分のミスやのびしろを教えてくれる人がいなくなる
それぞれ紹介します。
収入が不安定になる
フリーランスエンジニアの業務や案件は、プロジェクト毎、期間限定という業務があります。
その為、プロジェクトが終了したり、契約期間が終了したりすると、収入が得られない為、
収入が不安定になりがちです。
そうならないためにも、日ごろからの案件獲得の為の営業や複数の取引先を持つようにする必要があります。
収入が不安定にならないよう、フリーランスエンジニアの日々の営業活動が必要です。
事務作業や納税・節税対策も自分でやる必要がある
フリーランスエンジニアは、個人事業主となります。
業務以外にも納税・節税対策が必要です。
会社員の場合は、社会保険や税金の対応など、会社がおこなっていますが、個人事業主の場合は自身で行わなければなりません。
業務以外にも個人事業主として、納税・節税対策をおこないましょう。
会社員の時の恩恵がなくなる・少なくなる
会社員は、税金や社会保障などで、恩恵を受けている部分があります。
個人事業主の場合は、そちらが受けられなくなるので、注意が必要です。
例えば、以下4つです。
- 保険をはじめとした国からの保障
- 有給休暇・育休・時間外労働手当
- 社会的信頼
- 居住区によっては保育園の審査が厳しい
それぞれ紹介します。
保険をはじめとした国からの保障
会社員の場合は、会社での社会保険の加入などが義務付けられており、ほとんどの場合、給与から保険料が支払われています。
従業員に何かあった際には、社会保険を適用できます。
有給休暇・育休・時間外労働手当
有給休暇・育休など、各種勤務の調整ができます。
残業する場合には、特別手当がつきます。
フリーランスエンジニアの場合は、自分が作業して、収入を得る必要があり、代わりがいません。
会社員の場合は、同僚に引き継ぐことで、業務を継続できます。
休みも確保されているので、有給や育休をしたとしても、収入は確保されます。
社会的信頼
会社員は、社会的信頼を持っています。
例えば、クレジットカードの審査やローン審査などで通過しやすくなります。
フリーランスエンジニアは、社会的には収入が不安定というイメージもあり、場合によっては、審査に通らない場合があります。
フリーランスエンジニアの場合は、社会的信頼が低く見られがちなので、注意する必要があります。
居住区によっては保育園の審査が厳しい
フリーランスエンジニアは、時間を自由に調整しやすいところがあります。
そのことがかえって、保育園の審査では、厳しくなってしまうことがあり
住んでいる地域によっては、審査で落ちてしまう場合があります。
保育園の倍率が高い知育は、両親の環境によって、審査されます。
フリーランスエンジニアは、審査が厳しく、保育園の入園審査で落ちてしまう場合があります。
コミュニティが少なくなり孤独を感じやすい
フリーランスエンジニアは、個人で業務をこなす必要があり、周りには、同僚は少ないことになります。
顧客の企業で作業をした場合でも、最初は、親しい同僚がいないことになるので、孤独を感じやすくなります。
そうならないよう、フリーランスエンジニアは、積極的にチームとコミュニケーションを取る必要があるでしょう。
ビジネスにおける自分のミスやのびしろを教えてくれる人がいなくなる
仕事は、自分が成長している時が一番やりがいを感じるときです。
時には、先輩や同僚から耳が痛い注意などをもらうことで、今後の成長の糧になるときがあります。
フリーランスエンジニアの場合は、個人事業主となるので、基本的に注意してくれる人がいません。
自分で、気づき、成長する必要があるでしょう。
自省して対応ができる人がフリーランスエンジニアに向いているといえるでしょう。
エンジニアスタイルでは、20万件に及ぶフリーランスエージェントの案件をまとめて閲覧することができます。
自分に合った案件を見逃すことなく、じっくり案件を比較することで最適な案件に参画することができるので、ぜひ活用ください。
会社員と比較した時、結局どちらが良いのか?
会社員と比較した時、結局どちらが良いのか?という問いになるでしょう。
大前提として、その人のライフスタイルや目的によります。
自分にあったほうを選ぶと良いでしょう。
その前提で考えると、フリーランスエンジニアに適している人、適していない人は、以下に分けられます。
- フリーランスエンジニアをオススメできない人の例:社会的な保障を優先したいのであれば会社員
- フリーランスエンジニアをオススメできる人の例:働き方にこだわりがある・個人開発に力を入れたい・他に挑戦したいことがある
上記2つの例を紹介しましょう。
フリーランスエンジニアをオススメできない人の例:社会的な保障を優先したいのであれば会社員
会社員は予想以上にいろいろな面で保証されています。
例えば、税制、社会保障、有給休暇などの労務関連などです。
これは、言い換えれば、ライフスタイルと仕事のバランスが取りやすいといえます。
家族とのライフスタイルを優先したい方は、会社員として働くことをおすすめします。
フリーランスエンジニアをオススメできる人の例:働き方にこだわりがある・個人開発に力を入れたい・他に挑戦したいことがある
働き方にこだわりがあるかたは、フリーランスエンジニアがおすすめです。
例えば、通勤がしたくない方で、遠方で業務を実施したい方や、業務を昼間ではなく、夜もしくは、好きな時間で働きたい方、いくつもの業務を掛け持ちで仕事やスキルをどんどん獲得したい方はおすすめです。
個人で開発スキルを磨きたい、他に挑戦したいことがある場合に自分の時間を豊富に確保できる、フリーランスエンジニアがおススメといえるでしょう。
フリーランスエンジニアになるにはどれくらいのスキルが求められるのか
フリーランスエンジニアに求められるスキルは、以下の通りです。
- 一人称で開発ができる・不明点があっても自分で調べて解決することができる
- 一人称で開発ができる・不明点があっても自分で調べて解決することができる
- フルスタックエンジニア・コードレビューができて他のエンジニアをサポートできるなどの付加価値があるとより単価も上がり、案件で困らない
それぞれ解説します。
一人称で開発ができる・不明点があっても自分で調べて解決することができる
自分で自己解決ができることが必要です。
不明点があっても、インターネットや書籍、専門家に確認するなど、自分で解決できるよう行動できるのであれば、フリーランスになることが可能です。
会社員の場合は、経験がある先輩や上司に聞くことで解決できます。
フリーランスは、自分で解決する行動力や調査力が必要です。
フルスタックエンジニア・コードレビューができて他のエンジニアをサポートできるなどの付加価値があるとより単価も上がり、案件で困らない
エンジニアには、他者とは違う、付加価値が必要です。
付加価値の例は、フルスタックエンジニアとして、一連の活動の知識があることや
コードレビューを通して、他エンジニアのコード上のアドバイスや指摘ができることです。つまりは、チーム力としての底上げができるエンジニアは、単価も上がり、案件では困らないでしょう。
上流工程の経験があると需要も高く単価も上がる
ソフトウェアの上流工程は、経験や知識が問われる部分になります。
要求に従い、全体のソフトウェア構造などを検討する必要があるからです。
上流工程部分を間違うと、その後の軌道修正は難しく、結果的に開発コストを余計に掛けることになります。
上流工程に関わる経験がある場合は、需要もありますので、単価も高い傾向にあります。
フリーランスエンジニアは具体的にどれくらい稼げる?
フリーランスエンジニアの単価を紹介します。
- フロントエンジニア
- インフラエンジニア
- ネットワークエンジニア
- システムエンジニア
- iOSエンジニア
5つのフリーランスエンジニアの単価をそれぞれ紹介します。
フロントエンジニア
出典:フロントエンドエンジニアのフリーランス求人・案件 | フリーランスエンジニア募集
フロントエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人の月額平均単価は67万円、最高単価は200万円、最低単価は10万円です。
案件例としては、以下があります。
某ITメガベンチャーにて動画配信サービスのAndroidネイティブアプリ領域の運用保守/新規開発を担当します。
具体的な作業内容は、アプリの設計/開発/テスト及び既存コードのリファクタリングです。
また、フレームワーク/ライブラリ等の検証/導入及び運用があります。
インフラエンジニア
インフラエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人の月額平均単価は69万円、最高単価は165万円、最低単価は10万円です。
案件例としては、以下があります。
・【インフラエンジニア】【AWS】大手通信業向けAWS Redshift構築支援
案件概要としては、大手通信業向けにデータ分析基盤(AWS)とデータ可視化支援(tableau)をします。
今回はAWS Redshiftの構築を担当いただける方を求めています。他サーバーへの接続、tableauへの繋ぎこみも担当します。
ネットワークエンジニア
出典:ネットワークエンジニアのフリーランス求人・案件 | フリーランスエンジニア募集
ネットワークエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人の月額平均単価は64万円、最高単価は190万円、最低単価は20万円です。
案件例としては、以下があります。
監視カメラシステムのクライアントアプリ開発にフロントエンドエンジニアとして従事します。Reactを用いたWebアプリケーションのフロントエンド開発となります。
システムエンジニア
出典:システムエンジニアのフリーランス求人・案件 | フリーランスエンジニア募集
システムエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人の月額平均単価は69万円、最高単価は200万円、最低単価は15万円です。
案件例としては、以下があります。
自社サービスの設計・開発・保守・運用となります。
システムのリリース作業、機能追加後の効果検証、改善施策の立案と実行なども含む
スクラム開発における開発チームのメンバーとして開発業務をします。
iOSエンジニア
出典:iOSエンジニアのフリーランス求人・案件 | フリーランスエンジニア募集
iOSエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人の月額平均単価は70万円、最高単価は170万円、最低単価は10万円です。
案件例としては、以下があります。
概要として、大手旅行系アプリの追加機能開発になります。
担当工程としては、設計から製造・テストまでの担当です。
フリーランス初心者のエンジニアが損をしないためのポイント
フリーランス初心者のエンジニアが損をしないためのポイントは以下の2つです。
- フリーランスエージェントを活用する
- 税金をはじめとしたお金の勉強はしておく
それぞれ紹介します。
フリーランスエージェントを活用する
フリーランスを始めたばかりは、実績や経験がありませんので、案件は豊富にありません。
まずは、フリーランスエージェントに登録して、案件を紹介してもらったり、応募することが必要です。
案件をこなしていくことで、経験値がたまっていき、実績ができてきます。
そうすることで、案件に応募してパスする確率があがったり、顧客から追加案件を紹介してもらうなど、いい循環が生まれるようになります。
税金をはじめとしたお金の勉強はしておく
フリーランスの場合は、個人事業主です。
お金の管理は自分でおこなう必要があります。
税金の管理や売上管理が必要です。
税金には、法律などが関係しますので、事前に勉強しておきましょう。
もちろん、専門的な部分は、税理士に相談すれば良いのですが、基礎知識がないと会話ができませんので、基礎知識をまずは学習します。
税金をはじめとして、お金の勉強を事前にしておきましょう。
本稼働の案件と副業案件を両立できる状態を目指す
副業案件があれば、本業案件がなくなっても収入がゼロになりません。
フリーランスエンジニアの案件は、常にあるわけではなく、それはつまり、収入が不安定なことを意味しています。
まずは、メインの案件と副業案件を持つことで、収入が不安定にならないよう調整しましょう。
メイン案件と副業案件で、8:2ぐらいの割合を持っておき、メイン案件がなくなっても収入がなくならないように日ごろから心がけます。
そうすることで、心身的にも余裕が生まれ、業務の取り組みもスムーズになります。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる背景とは
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる、噂を聞いたこともあるかもしれません。
ここではメリットとデメリットを紹介しましたが、こちらの記事も併せてご覧ください。
まとめ
フリーランスエンジニアのメリットとデメリットを解説していきました。
自分の年収ややりたいこと、適性を考慮して、フリーランスエンジニアになるかどうか考えましょう。
- フリーランスエンジニアのメリットは、収入があがる場合がある、自由に時間を使える、青色申告で節税対策がある。
- フリーランスエンジニアのデメリットは、収入が不安定になる、事務作業や納税・節税対策も自分でやる必要がある、会社員の恩恵が少なくなることです。
- フリーランス初心者のエンジニアは、損をしないためにフリーランスエージェントを活用し、税金をはじめとしたお金の勉強を事前にしておく必要がある。
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