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【2023年最新】Kotlinエンジニアの年収はどれくらい?将来性と合わせて紹介

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Kotlinというプログラミング言語について

今回は近年人気が台頭してきているプログラミング言語の1つであるKotlinについて説明していきます。Kotlinは2011年に発表されたオブジェクト指向型のプログラミング言語で、

Javaよりもよりシンプルなコードで記述できることから今後のJavaの代替言語として注目されています。

2017年5月にGoogleがKotlinをAndroidアプリケーション開発の推奨言語として発表してからは一気にその人気が広がりました。2019年にもGoogleはAndroid開発におけるKotlinファーストをさらに強化していくと表明しています。Googleからのバックアップもあり、Androidアプリ開発を志す人達にとってKotlinは有力な選択肢となっています。

Kotlinという名称については、ロシアのバルト海にあるコトリン島にちなんで命名されたと言われています。近くには港湾都市サンクト・ペテルブルグがありそこにはKotlinを開発したJetBrains社の従業員のほとんどが居住していると言われています。

特徴

Kotlinは2011年に発表された言語ということもあり、プログラミング言語としては比較的後発の言語です。そのためこれまでの言語にはない特徴を兼ね備えています。Kotlinは「正確・安全・実用的・そしてJavaと100%相互互換性があること」を目指して開発されました。Javaエンジニアが長い間悩まされてきた問題を解決しているため、生産性を上げることができます。

Javaの問題を解決するために作られた

Javaは汎用性が高く、たとえば大規模システム開発などを行う際に優れたプログラミング言語です。拡張性の高さや他のコンピューターでJavaを動かすためのJVM(Java Virtual Machine)で動かすことができるなど高い利便性を誇ります。一方で文法の記述が複雑で初心者には習得が容易ではないなどの問題点がありました。KotlinはそのようなJavaの問題点を解決することを目指して開発されました。

分かりやすい構文構造とシンプルな文法のため、Javaにくらべて習得も比較的やさしいです。Kotlinはシンプルな文法のためコードを書く際の負担や工数も削減することができます。また最大の特徴としてKotlinはJavaと相互に互換性があります。そのため、Javaで書いたコードをKotlinで呼び出したりすることができます。逆にKotlinからJavaを呼び出すことも可能です。そのため、Javaが使われている場所では全てKotlinも使うことができます。

そしてKotlinでは安全性を高めるための設計もなされています。Javaで頻発するエラーといえば、Null Pointer Exception(NPE)があります。これは参照型変数にnull値が含まれているときに、その参照型変数を参照しようとする時に発生するエラーです。頻繁に発生する上に簡単に修正できないことも多いこのエラーは、多くのJavaエンジニアを悩ませてきました。

一方で、Kotlinでは基本的にnullを発生させない「null安全」と呼ばれる仕組みがあります。

Javaではプログラムを実行し、NPEが起こってから初めてコードが間違っていることに気づきます。対してKotlinではコンパイルの時点でNullを指摘する機能が備わっています。つまりnullを許容するか許容しないかどうかを、明確に区別する仕組みということです。コンパイルの時点で指摘してくれる仕組みにより、安全にコードを書くことが可能となります。

開発元のJetBrainsについて

Kotlinを開発したJetBrains社は、チェコ共和国の首都プラハを拠点とするソフトウェア開発企業です。元々はIntelliJ Softwareという名称で、2000年に3人のロシア人開発者によって設立されました。主な製品としてはJava用の開発環境であるIntelliJ IDEAや、Microsoft Visual Studio向けの開発環境であるReSharperがあります。

Kotlinを選択するメリット

Kotlinを選択するメリットはいくつもあります。どのような点が優れているのかを理解することでより自信を持って習得への学習を進めることができます。元々Javaをより使いやすくすることを開発思想として設計されているため、エンジニアの負担を減らすような工夫がされています。

シンプルなコードで記述できる

シンプルであることを目的の一つとして開発されているため、短いコードで簡潔に記述できるようになっています。Javaだと複雑で長いコードになる場合もKotlinであればより短いコードで済むことが多いです。短いコードで記述できるということはエンジニアの生産性向上につながります。

エラーの少ない設計になっている

上記でも触れましたが、Kotlinはエラーが発生しにくい設計になっています。Javaを使用したことがある方であれば誰でも一度は経験する「NullPointerException」を未然に防いでくれます。そのため、より安全に使用することができるとしてKotlinを採用する企業も増えています。

将来性が高い

将来性が高いこともKotlinの魅力の一つです。特にGoogleがKotlinファーストを掲げてからKotlinの人気は盤石なものとなりました。特にAndroidアプリのエンジニアを志す方であれば必須の言語と言っても過言ではありません。

Kotlinエンジニアに必要なスキル

Kotlinエンジニアとして活躍するためにはどのようなスキルが必要でしょうか。コードが書けるというだけでは、十分とは言えません。実際の開発経験があることが理想ですし、2年以上の開発経験を条件にしている求人もよくあります。ただKotlinは比較的新しい言語ということもあり、経験が浅い方も多いです。そのような場合はJavaなどの経験があれば採用されることもあります。

Android Studioなどの開発ツールの経験

Android StudioはGoogleが提供する開発環境です。様々な便利なツールや機能があるため、Android Studioを用いることで効率よく高速でアプリ開発ができます。非常にメジャーなためツールの使用に習熟していることは一つのアピールポイントになります。

コミュニケーションスキル

案件にもよりますがたくさんの他のエンジニアとチームを組んで開発を行うケースも多いです。他のエンジニアとスムーズかつ的確なコミュニケーションが取れるスキルは重宝されます。Kotliniに限らないですが、エンジニアとしてコミュニケーション能力を高めるための

努力は怠らないようにしましょう。

Kotlinエンジニアの年収事情

ここからは年収事情について紹介します。選ぶ言語や経験年数、そして会社員かフリーランスかなどによって年収も変動してきます。そのため一概に数値化できるものではありませんが、Kotlinを選んだ場合の目安にしていただければと思います。

エンジニア全体の平均年収

業界大手のレバテックキャリアの案件を参照したところ、Kotlinエンジニア全体の平均年収は約582.6万円程度と算出されています。
Javaエンジニアの平均年収が533万ほどなので、モバイルアプリに適応できるエンジニアの需要は高いことが伺えます。

フリーランスのKotlinエンジニアの場合

エンジニアスタイルにある案件を参照したところ、フリーランスのKotlinエンジニアの場合は、単価相場は74万円程度です。年収換算すると約900万円程度が平均的な年収相場と言えます。エンジニアとしての経験を積んだ後はフリーランスになることで収入を大幅に上げることが可能です。

以下、具体的な案件例です。


会社員のKotlinエンジニアの場合

対して会社員Kotlinエンジニアの平均年収は約570万円程度です。会社員エンジニアの場合は所属する会社の給与体系などによっても変わってくるものの、

フリーランスに比べると下がっている印象があります。

Kotlinのニーズや将来性とは

続いてKotlinのニーズや将来性について紹介していきます。Kotlinは手堅いニーズがあり、年々その人気はじわじわと広がってきています。今後についても十分な将来性がある言語と言えます。そのため、学んで損がないどころか今後積極的に学ぶべき言語の一つと言えます。特に、すでにJavaを習得している方やAndroidアプリ開発を行いたい方にとっては非常に優先順位の高い言語です。

正社員のKotlinエンジニアの求人数からみるニーズ

これまでKotlinエンジニアの求人数は、他の主要言語の求人数と比べると少ない傾向にありました。しかし年々Kotlinの求人数は増加傾向にあり、今後もその傾向は続くと思われます。例えば正社員のKotlinの求人数は「求人ボックス」では4200件以上、「Indeed」では19000件以上と豊富な求人数があります。

Kotlinは比較的近年開発された言語でもあることから、まだまだKotlinを扱えるエンジニアはそれほど多くありません。そのため増加する需要に対して、人手不足になる可能性があります。Kotlinを身につけることで大きなアドバンテージを得ることができます。

フリーランスのKotlinエンジニアの求人数からみるニーズ

フリーランスの場合、Kotlinエンジニアの求人数は「Indeed」では2200件以上の求人があります。その他の求人媒体でも基本的に、2000〜4000件程度は求人があり、ニーズは底堅いと言えます。フリーランスの求人数も、やはり今後は増加トレンドにあります。現時点でも十分な求人数と言えるため、今後フリーランスとして独立したい方にもKotlinはおすすめです。

言語別に見るKotlinのニーズ

どの言語を習得すべきかどうかといったテーマは、自分が何を開発したいのかや何を目指したいのかによっても異なります。おすすめの言語と一口にいっても、年収や将来性や難易度など複合的な要素があるため必ずしも一概に決められるとは限りません。

そのような中で、需要の高い言語として近年上位を占めているのは、Java、JavaScript、Python、Ruby、PHPなどです。Kotlinは、中盤か中盤より少し下あたりに位置することが多いです。

しかしKotlinは将来性の観点では非常に魅力的な言語です。Javaが現在上位に位置する言語であるということは、そのJavaの代替言語として注目されているKotlinにとって有利と言えます。今後中長期的な視点で見れば、Kotlinのニーズは今後持続的に伸びていくことが確実視されています。中長期的なキャリアを見据えた場合、今のうちからKotlinを使用した開発経験を積んでおくことは非常に有意義と言えます。

Kotlinエンジニアの将来性

ここまで、Kolinは将来性が高いと書いてきました。理由の一つは、シンプルなコードで記述できることやミスが起こりにくいといったKotlinの言語としての特徴があります。その他にも、KotlinはAndroidアプリの開発に適した言語です。

2019年におけるスマートフォンの出荷台数比率において、Androidは約87%と過半数を占めています。スマートフォンの出荷台数は今後も2023年以降まで増加傾向で推移すると見られています。Android OSのスマートフォンが増えれば増えるほど、Androidアプリの需要も伴って増えます。

そのため、Androidアプリの開発言語として注目されているKotlinの需要も今後も増え続けると考えられます。GoogleがKotlinをAndroidアプリ開発における正式言語に認定しているという事実も大きな強みです。Kotlinはその他にも、Webアプリケーション開発やサーバーサイド開発にも使用されているため、その開発用途は多岐に渡ります。

Kotlinエンジニアとして年収アップさせる方法

それでは、Kotlinエンジニアとして今後年収をアップさせていくにはどのような方法があるのでしょうか。当然、Kotlinでコードが書けるというだけで収入を上げることは難しいです。どのような経験やスキルを身に付けていくことがおすすめか紹介します。

需要のあるフレームワークの習得

フレームワークとは、効率的な開発を行うための開発ツールです。いくつも種類があるフレームワークの中でも、特に需要が高いフレームワークに習熟しておくことは大きな強みとなります。中でもSpringBootやJetBrain社製のKtorなどが使いやすく人気もあるため、最初に使用するフレームワークとしてもおすすめです。

その他Kotlin以外の言語の習得

一つの言語に習熟しようとすることはとても素晴らしいことです。ただ年収を上げていくことを目標とするならば、需要の高い言語を複数扱えるようにしておくと良いでしょう。Kotlinと親和性の高いJavaはもちろん、PythonやRuby、PHPなどニーズの高い言語を習得しておくことで確実に仕事の幅は広がります。

上流工程・マネジメントの経験

Kotlinエンジニアとして上流工程の業務経験やマネジメント経験がある人材は重宝されます。上流工程とは、システム開発における初期段階にあたります。主に顧客へのヒアリングを行い企画提案を行ったり、要件定義を行いまとめていきます。自社や顧客へ与える影響度も高いため、非常に重要な工程です。

チームをまとめるマネジメント経験や高いコミュニケーション能力なども付加価値となるため、大きなアピールポイントとなります。これらのスキルがあると年収を現状より大きく上げられる可能性があります。

Kotlinエンジニアとして高単価な案件を探せる探せるフリーランスエージェント一覧

エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。

ITプロパートナーズ

最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。

エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。

また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。

Midworks

Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。

目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。

テックビズフリーランス

独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。

税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。

また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。

フリーランスポート(Freelance Port)

案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。

フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。

フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。

TechStock

2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。

17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。

また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。

報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。

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まとめ

ここまでKotlinについて紹介してきました。 気になった方は今後の動向が注目されているKotlinをぜひ学習してみましょう。Androidアプリ開発を行いたい方は、Kotlinを選んでおけばまず間違いないでしょう。一方、文法において少し独特な要素があったり開発環境に慣れる必要などが若干あります。初めてプログラミング言語を学ぶ方は、RubyやPHPなどの難易度が低い言語から学習を始めてみるのもおすすめです。

  1. KotlinはJavaと完全互換性があり、シンプルであるだけでなくエラーも起こりにくい言語であり多くの企業が採用している
  2. Androidアプリ開発の中心言語であり、Googleの推奨言語として採用したことで人気に火がついた
  3. Androidアプリ開発や、Webアプリケーションそしてサーバーサイドなど今後も将来性が抜群である
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