1. TOP
  2. エンスタマガジン
  3. フリーランス
  4. フリーランスが損しないために知っておきたい「お金の管理方法」と身につけておくべき知識を紹介

フリーランスが損しないために知っておきたい「お金の管理方法」と身につけておくべき知識を紹介


はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。

エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。フリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

多くのフリーランスが陥るお金の不安や面倒ごと

雇用ではなく企業と業務委託契約を結んで収入を得るフリーランスには、収入の不安定さや確定申告の大変さなど会社員とは違った悩みがあります。本記事では、フリーランスが抱えるお金の不安や面倒ごとに言及し、悩みを解消するための方法を解説します。会社員をやめてフリーランスになりたい人やフリーランスになりたてでお金の不安がある人は必見です。

収入が不安定

フリーランスは完全歩合制であり、会社員と違って収入が安定しません。受注する案件数により毎月の収入が変動するため、収入が少ない月に備えて十分な貯蓄が必要です。日本労働組合総連合会によるフリーランスとして働く人の意識・実態調査2021では、フリーランスを続ける上での悩みとして収入の不安定さ・低さが1位に。回答者の56.8%がフリーランスの収入に不安定さを感じています。

参照:「フリーランスとして働く人の意識・実態調査2021」

https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20211118.pdf?34

今の案件もいつ終わってしまうか心配

企業と業務委託契約を結び、外部委託先となるフリーランスは、企業の経営悪化により真っ先に影響を受ける立場です。急な契約終了からの収入減を防ぐためには、複数の企業と契約を結びリスクを分散させる必要があります。取引先を増やしたり実績を積んで信頼を築いたりなど、フリーランスとして生きていくためには営業力も求められます。

売上・経費・保険などやるべきことをやれているのか不安

フリーランスは受注した業務以外にも売上や経費の管理、保険の加入などやるべきことが多くあります。年に1度の確定申告で困らないためや、事業の見通しをつけるため、自身の老後の生活を支えるためにも会計や経理、保険について学び知識をアップデートすることが必要です。

確定申告や収支の記帳自体が面倒

エン・ジャパン株式会社が運営する「pasture(パスチャー)」が行った調査では、フリーランスがお金の管理でストレスに感じる業務の第1位は確定申告であり、続いて収支の記帳・請求業務でした。フリーランスの65%が会計や経理業務において苦手意識を持っています。確定申告や収支の記帳は直接的な収益につながらないため、つい面倒だと後回しにしがちですが、所得控除を受けるなど税金対策には不可欠です。

参照:「フリーランスのお金の管理に関する意識調査」

https://www.pasture.work/news/release02/

請求業務が面倒

フリーランスは請求書を発行し、企業との取引内容を明らかにして期日までに料金を支払ってもらいます。お金のトラブルを避けるために欠かせない書類であり、取引先にとっても税務調査時に必要な書類です。請求業務の面倒を解消してくれるのは請求書作成サービスや後ほど紹介する会計ソフトです。会計ソフトを利用すると請求書のほかにも見積書や納品書、領収書など必要に応じて書類が作成できます。

2023年10月1日にインボイス制度が始まるにあたって、請求書に関しても新たな対応が求められます。請求書には日付や取引内容、金額に加えて適格請求書発行事業者の登録番号や適用税率、消費税額を記載する必要があります。フリーランスの男女780人が対象となった「フリーランスのお金の管理に関する意識調査」では、78.2%の人がインボイス制度で請求書の記載内容が変わることを知らないと回答。知っていると回答した人の70.0%が変更に対して不安を感じるとのことです。

フリーランスはお金に関してさまざまな知識が必要ですが、今まで挙げた不安等に対し、何も対策をしていない、学んでいない人が多くいます。日頃の業務で忙しく、勉強する時間が取れないという人もいるでしょう。フリーランスがお金を管理するメリットと知っておくべき内容を順に解説します。

参照:「フリーランスのお金の管理に関する意識調査」https://www.pasture.work/news/release02/

後からやるのは面倒、フリーランスがお金を管理するメリット

フリーランスにはお金の管理が必要不可欠です。日頃から会計・経理に時間を割き、積み立てていく必要があります。お金を管理すると次のようなメリットが生まれます。

売上・損益・経費を常に把握することができる

お金の管理を綿密に行うと、売上や損益・経費を常に把握することが可能です。今月は先月と比べてどうか予測を立て、来月の売上目標を立てることで事業の見通しがつきます。計画と改善を繰り返すことで収入の増加につながります。

確定申告がスムーズ

お金の管理を徹底すると年に1度の確定申告にかかる時間が短縮されます。アメリカンエキスプレスインターナショナルが2022年2月に行った、自営業またはフリーランスとして働く男女600人を対象とした調査では、確定申告にかかる時間は平均で752分(12時間32分)だと発表されました。確定申告時に大変な作業として、源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ、データの集計、日々の帳簿付けが上位となり、時間がかかる作業と一致していました。日常的にコツコツと書類の整理や帳簿付けを行うことが大切です。

参照:2022年度 確定申告に関する実態調査

https://about.americanexpress.com/newsroom/press-releases/news-details/2022/-Fact-finding-survey-on-annual-tax-returns/default.aspx

お金の使い方や使い道を明確な数字的根拠で判断できるので急に生活に困らなくなる

お金の流れを把握し管理することで使い方や使い道の判断がつきやすく、浪費を防ぎます。今月の生活費はいくらか、自由に使えるのはどのくらいか把握していると、計画的にお金を使えて貯蓄にも回せます。生活費の貯蓄があれば収入が少ない月にも心にゆとりが生まれて安心です。

フリーランスがチェックしておかなければならない「お金」はなに?

では実際に、フリーランスが管理しておく必要があるお金とは何でしょうか。収入や支出、損益のほか、税金と節税について、無収入になった場合の生活費など項目ごとに詳しく解説します。

収入・支出・損益

業務で生じた収入と支出から残高を把握します。損益は損失と利益からなる言葉で、売上高から経費などを引いた差額であり、利益を得ているかどうか判断するための重要な項目です。収支計算では収入・支出を実際の現金の動きで示しますが、損益計算は売上や仕入が発生した時点で記録するため、利益がどのくらいあるかを把握しやすくなります。

税金の理解とそれを基にした税金対策(節税)

税金の知識を深め、所得控除など対象となる税制は利用しましょう。経費と控除は課税対象である所得から差し引きができるため、正しく算出することで所得税や住民税、個人事業税を節税できます。納税額で損をしないためにも、税金対策は必要です。収入が増えるとかかる税金の額も増えるため、仕事が軌道に乗り始めたら税理士への依頼も検討しましょう。

半年から1年程度の無収入にも耐えられる資金があるか

フリーランスは完全歩合制のため、急な収入減や無収入が起こりえます。また、フリーランスは雇用保険や健康保険による失業給付金や傷病手当金の支給がなく、会社員と比べて社会保障が手薄です。取引先との契約が終わったり、体調を崩したりといった場合に備えて、最低でも半年から1年暮らせる資金を貯めておく必要があります。

フリーランスが知っておいた方が損をしないお金周りの知識とは

フリーランスが知っておくべき、知らないと損してしまうお金の知識を解説します。フリーランスを目指す人、フリーランスになり立ての人はぜひ参考にしてください。

国民健康保険

日本ではすべての人に健康保険への加入が義務付けられています。フリーランスが加入する国民健康保険についてきちんと知っておきましょう。国民健康保険は、自営業など会社の健康保険に加入しない人を対象とした市区町村による健康保険です。保険料は所得や同一世帯の被保険者の人数、各市町村の定める保険料率によって定められます。

会社に勤めていた人は退職後2年間に限り、それまで入っていた保険に引き続き加入できます。また、フリーランスでも職種によっては健康保険組合に加入でき、収入に関わらず保険料が一定であることがメリットです。税理士や文芸・芸術、美容業界など業界によって分かれているので同業者に相談するのもよいかもしれません。

失業保険

失業保険は会社を辞めた人に対して、条件を満たせば日割りの賃金の45〜80%を給付する制度です。年齢や退職理由から、90〜360日の間で給付日数が決定します。失業保険を受けている間に、個人事業主になろうと考えた場合、条件を満たせば再就職手当が受けられます。再就職手当は、就職した時点で失業保険の給付日数が3分の1以上残っていると日額の60%、3分の2以上あると70%の金額が残りの日数分給付される制度です。

再就職手当を受けるには税務署に開業届を提出するタイミングが重要となります。失業保険の申請後、7日間の待機期間を経て1ヶ月後に開業すると再就職手当がもらえます。会社都合で退職した場合は7日間の待機期間以降に開業届を提出すると受給が可能です。

年金

日本国内に住む20歳以上の人は国民年金に加入し、保険料を納付する義務があります。2022年の保険料は月額16,590円であり、20歳から60歳まで満額納付した場合の受給額は、2022年時点で6万5,000円です。厚労省による2019年の年金受給額の平均は、国民年金のみである自営業や専業主婦は月に約56,000円、国民年金に加えて厚生年金に加入している会社員や公務員は月に約14万4,000円と、大幅に差があります。フリーランスは厚生年金に加入しない分、もらえる年金が少なくなります。国民年金に上乗せして受給できるよう、国民年金基金や小規模企業共済などへの加入も視野に入れ、老後に備えましょう。掛金や共済金が所得控除対象となるなどの節税効果もあります。掛金を運用し、利益を給付として受け取れるiDeCoも税金対策として推奨されています。

確定申告や税金

確定申告とは、所得を計算して納税予定金額を算出し、納税することです。確定申告には青色申告と白色申告の2種類がありますが、青色申告だと税金の特別控除が受けられ、白色申告よりも節税になります。最高65万円の控除を受けるには一定の要件を満たす必要があり、1つが複式帳簿による記帳です。複式帳簿はお金の移動を借方と貸方に分けて記帳する方法で、白色申告で必要な単式帳簿よりも複雑になりますが、事業の売上や利益を把握しやすくなります。

フリーランスが実施すべきお金の管理方法・ため方

フリーランスのお金の管理方法、貯め方について具体的に6つ紹介します。

帳簿を明確に分ける

帳簿は事業での支出と個人の支出をきちんと区別しましょう。事業に関するお金の流れを記録するための帳簿は、主要簿と補助簿に分けられます。白色申告で行う簡易簿記では補助簿である現金出納帳・預金出納帳・買掛帳・売掛帳・経費帳・固定資産台帳の6つが必要です。青色申告の場合は複式簿記が求められ、補助簿に加えて仕訳帳と総勘定元帳といった主要簿を作成する必要があります。

銀行口座とクレジットカードを事業・プライベート用とで分ける

事業用の銀行口座を開設し、クレジットカードも事業用とプライベート用で分けましょう。売上が把握しやすく、確定申告にかかる時間を短縮できます。光熱費やインターネット通信費は事業用の口座から引き落とすようにすると、税金対策にもなります。

会計ソフトを利用し、自動連動しておく

簿記や経理についての知識が不安な人は、会計ソフトを利用すると帳簿付けがスムーズです。会計ソフトはお金の流れをすべて記録してくれ、事業収支の記録や資産管理が簡単に行えます。会計ソフトはクラウド型とインストール型に分かれますが、近頃の主流はクラウド型です。ネットバンキングやクレジットカードのデータを自動で取り込んでくれるため入力が最小限で済み、スマホやタブレットなど複数の端末で確認できます。

クラウド型の会計ソフトを3つ紹介します。「会計freee」は請求書や見積書など業務締結に欠かせない書類も併せて作成でき、質問に答えるだけで確定申告に必要な書類を作成してくれます。「マネーフォワードクラウド会計」は、税理士と帳簿を共有できるため相談がしやすく、インボイス制度に対応した消費税申告書も作成可能です。「やよいの青色申告オンライン」は初年度無料で利用でき、サポートも充実。電話やメール、画面共有により経理業務や確定申告の相談ができます。規模や業務形態に合わせて、自分が使いやすい会計ソフトを見つけてください。

エクセルで最低限まとめる

会計ソフトを導入していない人は、エクセルで帳簿を作成する方法もあります。忙しくて時間が取れなくても、簡単に収支をまとめておきましょう。後にソフトを導入する場合は、エクセルとの連携が可能なソフトを選ぶと移行がスムーズです。

法人化し、税金の保険控除を受ける

売上が1,000万円以上、課税対象額が900万以上ある人は個人事業主でいるより法人化した方がメリットを受けられます。フリーランスで納めている所得税より、会社としての法人税の方が売上に対する税率が緩やかであるため、高収入になるほど節税効果があります。また、給与や退職金など経費として算出できる項目が増えること、決算期を選んで計画的に事業を進められることが法人化するメリットです。

一定の資金を投資や資産運用する

利益が上がったら、預貯金の一部を投資に回すのはどうでしょうか。投資は個人の資産を増やすために行うほか、政府や企業の活動資金となり社会全体の経済成長を支える面もあります。株式や債券、投資信託など投資はリターンが不確実でありリスクはつきものですが、効率的に資産を増やす方法です。2018年に導入されたつみたてNISAは、投資額が年間40万円まで、最長20年間非課税となる制度であり、長期にわたって資産形成をサポートします。

まとめ

収入の不安定さや売上管理、請求書の発行とフリーランスにとってお金にまつわる悩みはつきものです。国の保険や年金、税金制度について知識を深め、不安な気持ちを少しでも減らしましょう。お金の管理方法として、帳簿を明確に分ける、口座とカードを分ける、会計ソフトを使う、エクセルでまとめる、法人化する、資産を運用するの6つを挙げ、詳しく解説しました。フリーランスに欠かせない確定申告や税金にまつわる知識を増やすほか、資産運用で事業や老後の安定に備えましょう。

  1. 売上・経費・損益を常に把握して、確定申告をスムーズに済ませよう
  2. 国民健康保険・失業保険・年金・税金制度について知識が必要
  3. 会計の自動化・法人化・資産運用でお金を管理し、将来を見据えた行動を
SNSシェア
新規会員登録エージェントとの初面談1社につきAmazonギフト券3,000円分全員にプレゼント!

あわせて読みたい関連記事


おすすめ&新着求人・案件


各種SNSで情報を
発信中フリーランスで働くエンジニアに役立つ情報を発信しています。
フリーランス求人・案件の選び方や注意点、単価を上げるコツなどをエンジニアスタイルの編集部が発信しています。
フォロー・友達に追加していただき最新の情報をGETしてください。