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Webエンジニアで年収1000万を達成している人の特徴とスキルとは


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目次

はじめに

Webエンジニアを目指す方の中には、自身がどれほどの年収を狙えるのか気になっているのではないでしょうか。適切なキャリアプランを描く為にも、今のうちから年収の相場感を養っておきたいものです。

この記事では、Webエンジニアの年収を左右する条件や、高年収を狙う為に必要なスキルなどについて紹介します。

Webエンジニアの年収を大きく左右する条件

Webエンジニアの年収を左右するには、複数の条件が関係してきます。その中でも大きく左右する条件が、あなたが働く企業の状態・知名度・スキルの3点です。これらの条件を掛け合わせる事で、高年収を狙えるようになるでしょう。

企業の業績や企業規模

Webエンジニアに関わらず、会社員の年収を大きく左右するのは、就職した企業の業績や規模です。同じ労働量でも、給料を支払ってくれる企業に資本力がなければ、満足のいく年収を目指す事はできません。

厚生労働省が令和3年に実施した「賃金構造基本統計調査」によると、企業の規模による賃金(月収)は大企業で約34万円、中企業で約30万円、小企業で約28万円です。単純計算すると、大企業と小企業の年収は約72万円、20年では約1400万円の差が開いてしまう事になります。

高年収を狙うのであれば、まずは企業の業績をしっかり調査した上で、面接に臨んだ方が良いでしょう。

業界における知名度

Webエンジニアが就職・転職する際には、業界における知名度を調べておく事をおすすめします。

Publickeyによる「IT系上場企業の平均年収を調べてみた 2022年版」で、上位にランクインしているのはIT業界の中で知名度が高い企業ばかりです。例えばSler(エスアイヤー)であれば、1位は(株)野村総合研究所で1,232万円、2位はISIDで1,057万円、3位は(株)オービックで960万円です。

1位の(株)野村総合研究所と25位の(株)東計電算の間では、平均年収に約660万円もの差が開いています。どちらも知名度が高い企業ではあるものの、年収1,000万円以上を目指したいという方であれば、企業の知名度を研究してから就職・転職活動に臨みましょう。

持っているスキルや経験

Webエンジニアで高収入を目指す為に業界研究をしたとしても、スキルや経験がゼロでは採用してもらえないのは明らかです。ITに関する知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力のようなポータブルスキルの有無も、年収を大きく左右する要因です。

Webエンジニアが養っておきたいスキルや経験の詳細については後述しますが、扱える人が少ないスキルや、スキル同士の掛け合わせによって、より企業に需要のある人材となる事ができます。

年代別に見るWebエンジニアの年収はどれくらい?

Webエンジニアの年収は、年代によっても変わってきます。ここでは、20代と30代のWebエンジニアの年収について紹介します。

20代のWebエンジニアの場合

20代の場合、初心者や役職がないWebエンジニアの割合が多くなります。厚生労働省による「令和3年度賃金構造基本統計調査」の情報通信業欄を見ても、20代の平均年収はおよそ278万〜320万円で、他業種と比べても大差がないという結果が出ています。

一方でSE HACKの調べによると、20代フリーランスエンジニアの平均年収は696万円であり、会社員と比べて高年収の傾向にあります。

30代のWebエンジニアの場合

Webエンジニアの多くが、30代になると年収がアップする傾向にあります。理由としては、勤続年数による昇給はもちろん、昇進して役職手当がついたり、エンジニアとしての経験を積んで、より高い年収を狙える業界に転職したりする事が挙げられます。

令和3年度賃金構造基本統計調査」の年代別賃金によると、情報通信業界で働く30代の年収は380万〜440万円と、20代よりも約100万円程度アップしています。役職者と非役職者との年収の差も約100万円なので、30代は役職付きを目指して活躍する事が、年収アップの近道だといえるでしょう。

年収1000万を達成しているWebエンジニアの特徴とは

Webエンジニアの中には、年収1,000万円を達成している人も存在します。年収1,000万円を目指すには、会社員であればボーナスを考慮しても月に70万程度の給与をもらっている事になります。

ここでは、実際に1,000万を稼ぐWebエンジニアにはどんな特徴があるのかを調べてみました。

大手企業に長く所属している

年収1,000万円を稼ぐWebエンジニアの多くが、大手企業に所属している傾向にあります。『業界における知名度』でも紹介しましたが、Publickeyによる「IT系上場企業の平均年収を調べてみた 2022年版」によると、平均年収が1,000万円を超えているのは(株)ジャストシステムや(株)野村総合研究所といった一部の大手企業のエンジニアです。

一方で、大手企業に勤めるエンジニアも入社当時から高収入を得ている訳ではなく、長期的に活躍し、業績に貢献することで徐々に収入がアップしたと考えられます。

実際、(株)ジャストシステムのHPによると、社員の勤続年数は平均13. 7年で、日本の平均勤続年数12. 7年よりも長いです。さらに2010年は587万円だった平均年収は、2021年には1,309万円と倍増しています。

大手かつ業績が伸びている会社に、長く所属する事で年収アップに繋がるでしょう。

上流工程・一次請負の企業に所属している

Webエンジニアにとって、働いている企業が上流工程・一次請負の企業であるのかは年収を大きくします。

IT業界は建設業界のように、一次請負から二次請負…といった流れで、下請けピラミッド構造になっています。年収1,000万円以上を狙うなら、一次請負のいわゆるITゼネコンへの就職を目指した方が良いでしょう。

数回の転職をして年収をあげている

年収の高いWebエンジニアの特徴として、自身の市場価値を把握している事が挙げられます。エンジニアとして1つの企業に勤め上げる事が、必ずしも正解とは限りません。

例えば、入社当時は未経験エンジニアで市場価値が低かったとしても、経験を積むことで価値は高まります。エンジニアや社会人としてのスキルを一度整理し、「今の自分であれば高い年収を狙えるのではないか」と結論が出たら、転職をする事をおすすめします。

外資系企業に所属・転職している

IT業界に関わらず、日系企業よりも外資系企業で働く会社員の方が高収入であることは広く知られています。外資系企業の給与が高い大きな理由は「成果主義」である事と、「年収の交渉ができる事」です。

日系企業のほとんどは今でも年功序列制であり、いくら実力があっても勤続年数が少なければ、それに見合った収入を得られない事が多くあります。外資系企業であれば、スキルや実績に応じてインセンティブをもらえたり、昇給のスピードが早くなったりします。

同じ業務をこなしているのに、日系企業から外資系企業へ転職すると給与が上がったという例も少なくありません。

ベンチャー・スタートアップの役員をしている

労政時報の「2022年役員報酬・賞与等の最新実態」によると、従業員が300人未満の企業における取締役の平均年収は、約1,500万円です。

ベンチャー企業は事業の成長率が高くなりやすく、軌道に乗るに連れて役員の報酬も高くなります。入社当時は低収入だったとしても、大きな成長を見込めるベンチャー企業では短期間で高収入を得る事も可能です。

本業と合わせて単価の高い副業をしている

Webエンジニアのスキルは、クラウドソーシングでも需要が多くあります。今は本業だけでは満足のいく年収が得られない時でも、副業で稼ぎやすい時代です。

クラウドソーシングの案件でも、Webエンジニアが活躍できるものは高単価のものが多いです。本業と合わせ、スキマ時間で副業をする事で年収1,000万円は狙えるでしょう。

フリーランスとして活動している

本業の収入に満足がいかず、残業が続いて副業をする時間が無い場合は、思い切ってフリーランスとして活動するのも1つの方法です。

フリーランスの収入は青天井なので、年功序列など関係なくスキルがあれば働いた分だけ収入は増えます。実際に、年収1,000万円を超えるフリーランスエンジニアも多いです。

Webエンジニアが年収を上げるために持っておきたいスキル

Webエンジニアが年収を上げるためには、場所や勤務形態を変えるのは良い方法ですが、スキルや知識がなければ収入アップを目指せません。

ここでは、Webエンジニアが年収を上げるために持っておきたいスキルについて紹介します。

サーバーの知識とスキル

世の中のほとんどのシステムは、サーバーを通して稼働しています。サーバーを扱うには、主にOSについての深い知識が必要になります。Webエンジニアの中でも、サーバーの知識とスキルを持ち合わせているのがサーバーエンジニアです。

近年ではDX(デジタルトランスメーション)を実現する企業も増えたため、OS以外にもクラウドについての知識があるサーバーエンジニアの将来性は高いでしょう。世界3大クラウドサービスであるAWS・GCP・Azureの内、1つでも知識を深めておく事をおすすめします。

Webエンジニアがサーバーの知識とスキルを磨く事で、サーバーエンジニアや社内SEとしてのキャリアパスも見込めます。

ネットワークの知識とスキル

Webエンジニアとしては、ネットワークの知識とスキルは既に持ち合わせているでしょう。しかし、ネットワークスキルは日々情報が新しくなっているため、既に持ち合わせている知識をアップデートする事が肝心です。

具体的には、世界中でスタンダードに利用されているTCP/IPのような通信プロトコルの仕組みに関する知識、そしてルーティングについての知識は持ち合わせておいた方が良いでしょう。

資格でいえば、ネットワークスペシャリスト試験に合格しておくと、ネットワークの設定、構築から運用、保守までの知識を有している事の証明になり、転職の際にも役立ちます。

ネットワークについての高度な知識とスキルがあれば、ネットワークエンジニアとして働く事もできます。2017年に実施された「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、ネットワークエンジニアの平均年収は758.2万円と、高年収の傾向にありました。

上流工程のスキルと経験

IT業界でいう上流工程とは、クライアントへのヒアリングから案件を定義し、それを元に設計するまでの流れに携わる職種の事を指します。上流工程の職種として有名なのが、プロジェクトマネージャーやITコンサルタント、上級SEなどです。

Webエンジニアの中には、上流工程の職種を目指して働いている人もいるでしょう。実際、上流工程の職種では年収も高い傾向にあります。上流工程を狙うには、エンジニアとしてのスキルの他にコミュニケーション能力やマネジメント能力といったビジネススキルを育てる事が肝心です。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトの成功率は、約半数といわれています。プロジェクトの納期・コスト・品質のすべてを満たすには、それをマネジメントする人材が必要です。

プロジェクトマネジメントのスキルを身につけているWebエンジニアは少ない一方で、需要は高いので高収入を得る事も可能です。

若手エンジニアの育成・コードレビュー

IT人材が不足している現代において、若手エンジニアの育成環境が満足に整っていないのも深刻な問題となっています。

中でもコードレビューは技術力がある人が担当する事で、若手メンバーのスキルアップにも繋がります。コードレビューとは、メンバーが書いたプログラミングコードにスペルミスや論理ミスがないかチェックする作業です。さらに、仕様書が要求する設計を満たしているか、脆弱な部分は無いかという点も併せて慎重に調べていきます。

若手エンジニアのコードレビューを的確に行える人材がいれば、若手のスキルアップにも繋がります。スキルアップのサイクルが回ると、チーム全体の技術力を底上げでき、プロジェクトの成功率も上がります。

Webエンジニアとして経験を積んでおり、さらに若手エンジニアを育成できるマネジメント力がある人は企業にも重宝され、高収入を得る可能性も高まります。

フリーランスの職種別・言語別に見るWebエンジニアの平均年収とは

1,000万円以上を稼ぐエンジニアの中には「フリーランスとして活躍している」人もいると先述しました。

フリーランスエンジニアの中でも、職種や扱える言語によって収入は変化します。ここでは、フリーランスの職種・言語別で年収の相場をみていきましょう。

会社員のWebエンジニアの場合

比較対象として、会社員のWebエンジニアの平均年収を最初に知っておきましょう。

求人ボックス」によると、会社員Webンジニアの平均年収は549万円です。日本の平均年収よりは高い傾向にあります。また、地域による年収差が少ないという特徴があります。

フリーランスフロントエンジニアの平均年収

エンジニアスタイルの調査では、フリーランスフロントエンジニアの月額単価は約67万円です。単純計算だと、年収は約800万円になり、会社員エンジニアの年収よりも高い事が分かります。

さらに約200万円と高額の月額単価を稼いでいるフロントエンジニアもおり、年収2,000万円を超える計算になります。

TypeScriptを使った開発経験や、管理画面などシンプルなUI画面の開発経験があるフロントエンジニアであれば、こちらの高単価案件がおすすめです。


フリーランスのJavaエンジニアの平均年収

エンジニアスタイルの調査では、フリーランスJavaエンジニアの月額単価は約65万円です。年収では約800万円になり、フリーランスフロントエンジニアと同じくらいの年収になります。Javaエンジニアも月単価に幅があり、最高月単価200万を稼ぐエンジニアもいます。

Javaは案件数が多く、2023年2月時点で60〜70万円の月単価案件は12,962件も存在しています。

データモデリングや既存DB分析/最適化の経験、アーキテクチャ設計の経験があるエンジニアであれば、こちらの高単価案件がおすすめです。


フリーランスのPythonエンジニアの平均年収

エンジニアスタイルの調査では、フリーランスのPythonエンジニアの月額単価は約69万円、年収では約800万円を稼ぐ事ができます。最高月単価190万を稼ぐエンジニアもいる為、高単価の案件を狙う事で年収1,000万円以上を狙えます。

Pythonエンジニアとして5年の実務経験があり、Pythonのデータ分析経験がある方であれば、こちらの高単価案件に応募してみてはいかがでしょうか。


フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均年収

エンジニアスタイルの調査では、フリーランスのJavaScriptエンジニアの月額単価は約67万円、年収では約800万円を稼ぐ事ができます。最高月単価200万を稼ぐエンジニアもいる為、高単価の案件を狙う事で年収1,000以上を狙えます。

JavaScriptは扱えるエンジニアが多く、そして需要も高いのが特徴です。フリーランス案件もJavaについでに多く存在しています。

JavaScriptエンジニア案件の中で1,000万円以上を狙うのであれば、こちらの案件もおすすめです。4年以上の開発経験や、エンジニアの育成経験がある人は是非応募してみてください。


Webエンジニアのキャリアパスの具体例

次に、Webエンジニアが将来の働き方を考えた時、年収アップに繋がるキャリアパスについて紹介します。できるだけ上流工程の職種を見据え、逆算して必要なスキルを磨いていきましょう。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアに明確な定義はありませんが、主に複数のスキルを持ったエンジニアの事を指します。フルスタックエンジニアになるには膨大な量の知識をインプットする必要があるものの、1人で複数の工程を担当できるので企業からすると重宝する存在といえます。

プロジェクトマネージャー

Webエンジニアの多くがキャリアパスとして目指すのが、プロジェクトマネージャーではないでしょうか。エンジニアのスキルがあれば、プロジェクトを俯瞰しボトルネックとなっている部分を把握する際にも役に立ちます。

ITコンサルタント

ITコンサルタントはクライアントの悩みを解決できるやりがいがあり、さらに高年収が狙える為、プロジェクトマネージャーと並んで人気が高いキャリアパスです。クライアントは経営者が多いため、経営についての高い知識が必要です。Webエンジニアの経験があれば、実業務を行うチームのスケジュール管理にも役立ちます。

ディレクター

IT業界の中でのディレクターは、システム開発のスケジュール管理や監督をする事が主な業務です。プロジェクトマネージャーよりは現場よりの職種で、Webエンジニアの技術力があればサポートに回ったり、メンバーに的確なアドバイスをしたりできます。

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まとめ

今回は「Webエンジニアの年収と、年収1000万円を達成している人の特徴」について紹介してきました。結論をいうと、年収1000万円を目指すにはスキルを磨き、上流工程の職種や企業で働く事が近道です。

また、フリーランスのWebエンジニアは高単価案件を獲得する事で、年収1000万円を超えているケースも多いです。言語によって案件数や単価に若干の差があるものの、実務経験があれば高単価案件に応募してみると良いかもしれません。

「現状の年収で満足していないけど、転職もしたくない」場合は、より上流工程の職種を目指すか、今あるスキルで副業をしてみるのもおすすめです。

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