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【2024年版】PyTorchの理解が深まる8つのオススメ本とは


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目次

PyTorchとは。概要を紹介

PyTorchの概要・特徴を紹介

PyTorchは、FacebookのAI研究所(FAIR)によって開発されたオープンソースのディープラーニングフレームワークです。

Pythonを主要なインターフェースとして使用し、テンソル計算やディープラーニングのモデル構築・学習を効率的に行うことができます。PyTorchの最大の特徴の一つは、動的計算グラフを採用している点です。

これにより、モデルの構築やデバッグが非常に柔軟かつ直感的に行えます。また、Pythonicな設計がされているため、Pythonユーザーにとっては取り入れやすいフレームワークとなっています。

さらに、PyTorchはNVIDIAのGPUをサポートしており、大量のデータや複雑なモデルの学習も高速に行うことができます。

近年では、研究者や開発者の間で非常に人気が高まっており、多くの研究論文やプロジェクトでの採用例が増えています

PyTorchでできること

PyTorchでできること: PyTorchを使用すると、様々なディープラーニングのタスクを効率的に実行することができます。

具体的には、画像認識、音声認識、自然言語処理、強化学習など、幅広いアプリケーションに対応しています。

例えば、Convolutional Neural Network (CNN)を使用して画像分類タスクを行ったり、Recurrent Neural Network (RNN)やTransformerを使用して文章の生成や翻訳タスクを行うことができます。

また、PyTorchはGenerative Adversarial Network (GAN)のような最先端のモデルもサポートしており、画像の生成やスタイル変換などのタスクも実行できます。

さらに、PyTorchはTorchScriptという機能を提供しており、学習したモデルを本番環境でのデプロイに適した形式に変換して、高速な推論を行うことも可能です。

このように、PyTorchは研究から実用的なアプリケーションの開発まで、幅広いニーズに対応したディープラーニングフレームワークとして活用されています。

PyTorchを活用するメリットとは

PyTorchを活用するメリットについて紹介していきます。

Numpyと類似した操作方法が可能

PyTorchは、Numpyのようなテンソル操作を提供しています。これにより、Numpyに慣れているユーザーはPyTorchのテンソル操作にもすぐに慣れることができます。

また、PyTorchのテンソルはGPU上での計算にも対応しているため、NumpyのコードをPyTorchのコードに変換することで、高速な計算を実現することができます。

海外中心にコミュニティが活発

PyTorchのコミュニティは特に海外で非常に活発であり、多くの研究者や開発者が情報交換や質問を行っています。

これにより、最新の研究トピックや技術的な問題に関する情報を迅速に入手することができます。

直感的にコードを書くことができる

PyTorchは動的計算グラフを採用しているため、コードを書く際に非常に直感的な操作が可能です。

これにより、複雑なモデルやアルゴリズムを実装する際も、思考の流れに沿ってコードを書くことができます

参照リソースが豊富にある

PyTorchに関するチュートリアルやドキュメント、サンプルコードなどのリソースが豊富に提供されています。

これにより、初心者から上級者まで、自分のニーズに合わせた学習や情報収集が容易に行えます。

define by run

5. define by run: 「define by run」とは、PyTorchの動的計算グラフの特性を指します。これにより、ネットワークの構造を実行時に動的に定義することができます。

これは、特にRNNのような可変長の入力を持つモデルや、研究のプロトタイピング時に非常に有用です。モデルの構造やパラメータを動的に変更しながら、実験を行うことが容易になります。

PyTorchを活用するデメリットとは

PyTorchを活用するデメリットについて紹介していきます。

ドキュメントが英語であることがほとんどでドキュメンテーションが不足

PyTorchの公式ドキュメントや多くの参考資料は英語で書かれています。これは、英語に不慣れなユーザーにとっては情報へのアクセスが難しくなる可能性があります。

また、特定のトピックや高度な機能に関する日本語の情報が不足している場合もあり、情報収集や問題解決に時間がかかることがあります。

コミュニティは比較的小さい

PyTorchは非常に人気のあるディープラーニングフレームワークの一つですが、TensorFlowやKerasなどの他のフレームワークと比較すると、コミュニティの規模はまだ小さいと言えます。

これにより、特定の問題やエラーに関する情報が少ない場合があり、解決策を見つけるのが難しくなることがあります。

研究の用途が中心

PyTorchは、研究者や学者による研究活動を中心に開発されてきました。そのため、実用的なアプリケーションや商業的なプロジェクトにおいては、他のフレームワークの方が適している場合があります。

PyTorchの柔軟性は研究のプロトタイピングには適していますが、本番環境でのデプロイやスケーリングには他のフレームワークの方が適していることがあります。ます。

APIの質が悪く難易度が高い

PyTorchのAPIは、特に初心者にとっては直感的でない場合があります。また、APIの変更が頻繁に行われることもあり、既存のコードが新しいバージョンのPyTorchで動作しなくなることがあります。

これにより、長期的なプロジェクトや大規模なアプリケーションの開発においては、APIの変更に対応するための追加の作業が必要になることがあり

初心者にオススメしたい4つのPyTorch学習方法

初心者にオススメしたい4つのPyTorch学習方法についてそれぞれの項目で紹介していきます。

Udemyなどのオンラインサイトで独学する

UdemyやCoursera、edXなどのオンライン学習プラットフォームは、PyTorchを学ぶためのコースが豊富に揃っています。

これらのコースは、ビデオレクチャーや実践的なプロジェクト、クイズなどを通じて、初心者から上級者までの学習者に合わせたカリキュラムが提供されています。

特にUdemyでは、講師が実際のコードを書きながら解説するスタイルのコースが多く、視覚的に学びながら実践的なスキルを身につけることができます。

また、受講料が比較的安価で、セール時にはさらに割引されることもあるため、コストパフォーマンスも高い。

公式のアセットを活用する:PyTorchの公式チュートリアルを活用

PyTorchの公式チュートリアルを活用: PyTorchの公式ウェブサイトには、初心者向けのチュートリアルやドキュメントが充実しています。

これらのリソースは、PyTorchの基本的な機能から高度なテクニックまでを網羅しており、公式の情報であるため信頼性も高い。

特に、公式チュートリアルは手を動かしながら学べる内容となっており、実際にコードを書きながらPyTorchの機能を体験することができます。

「Deep Learning with PyTorch: A 60 Minute Blitz」は、PyTorchの基本を短時間で学ぶことができるチュートリアルとして人気があります。

本で独学する

書籍は、体系的に知識を深めるのに適しています。特に「Deep Learning with PyTorch」や「PyTorch入門」など、PyTorchに特化した書籍は、基本的な概念から実践的なテクニックまでを網羅しており、一冊を通して学ぶことで深い理解を得ることができます。

また、書籍にはオンラインリソースにはない詳細な解説や背景知識が記載されていることも多く、理論と実践を同時に学ぶことができます。

メンターを見つける

実際の業界の経験者や研究者から直接指導を受けることは、学習の効率や深さを大きく向上させることができます。

メンターは、自身の経験をもとに具体的なアドバイスやフィードバックを提供してくれるため、独学では気づきにくいポイントやコツを教えてくれます。

また、メンターとのネットワーキングを通じて、業界の最新トレンドや求められるスキルについての情報を得ることもできます。

初心者が「PyTorch」の本を選ぶときの4つのポイントは?

出版日が新しい、更新がされているかを確認する

ディープラーニングのフレームワークであるPyTorchは、その性質上、頻繁にアップデートが行われることがあります。新しい機能が追加されたり、既存のAPIが変更されることも。

そのため、PyTorchの学習を始める際には、最新版に対応した教材を選ぶことが重要です。例えば、2019年に出版された本は、2023年の最新バージョンのPyTorchには対応していない可能性が高いです。

サンプルコードが豊富か

PyTorchの学習には、実際にコードを書きながら進めることが非常に効果的です。そのため、サンプルコードが豊富に掲載されている本を選ぶことをおすすめします。

例えば、「PyTorch実践入門」のような本は、多くのサンプルコードとともに、そのコードの解説もしっかりと行われています。

図解や専門用語の解説がある

ディープラーニングやPyTorchには、専門的な用語や複雑な概念が多く存在します。初心者にとっては、テキストだけでは理解しにくいことも。そこで、図解を多用して説明している、または専門用語の解説がしっかりとされている本を選ぶと、学習がスムーズに進むでしょう。

自分に合っているかを確認する

自分に合っているかを確認することも大切です。

学習レベルと内容が合っているか

PyTorchの入門書と、研究者向けの高度な内容を扱った書籍では、対象とする読者層が異なります。自分の現在のスキルレベルや学習目的に合わせて、適切なレベルの本を選ぶことが大切です。

テーマと自分の学習目的が合っているか

PyTorchを用いた画像認識、自然言語処理、強化学習など、テーマごとに専門の書籍が存在します。自分が学びたいテーマに特化した本を選ぶと、効率的に学習を進めることができます。

学習スタイルと教材が合っているか

一部の人は実践的なプロジェクトを手を動かしながら学ぶスタイルを好む一方、他の人は理論からしっかりと学びたいと考えるかもしれません。自分の学習スタイルに合った教材を選ぶことで、学習のモチベーションを保ちやすくなります。

「PyTorch」の学習にオススメできる8つの書籍

最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング

この書籍は、PyTorchと深層学習の初心者を対象としています。短期間での学習を目的としており、基本的な概念から実際のプログラミングまでを段階的に解説しています。

例えば、ニューラルネットワークの基本構造や、最適化手法、損失関数などの基本的な概念を明確に説明しています。

また、具体的なサンプルコードを多数掲載しており、読者はこれを参考に自らの手でコードを書きながら学ぶことができます。

PyTorchではじめるAI開発

AI技術の急速な進化に伴い、PyTorchを使用した開発が注目されています。この書籍は、PyTorchを用いたAIの基本的な開発手法を実践的に学ぶことができる内容となっています。

具体的なプロジェクトをベースに、データの前処理からモデルの訓練、評価、そしてデプロイまでの一連の流れを詳しく解説しています。

また、実際の業界でのユースケースや成功事例も紹介されており、現場での応用が容易になるような内容となっています。

PyTorch実践入門 ディープラーニングの基礎から実装へ

ディープラーニングの基礎から応用までを網羅したこの書籍は、中級者向けの内容を含んでいます。

基本的なニューラルネットワークの構築から、より高度なモデルの実装、例えば畳み込みニューラルネットワーク(CNN)や再帰型ニューラルネットワーク(RNN)などの実装方法を詳しく解説しています。

また、実際のデータセットを用いた実践的な例題も豊富に取り上げられており、読者はこれを通じて実際の問題解決のスキルを磨くことができます。

つくりながら学ぶ!PyTorchによる発展ディープラーニング

この書籍は、基本的なディープラーニングの知識を既に持っている読者を対象としています。

最新の研究トピックや発展的な内容をPyTorchで実装する方法に焦点を当てています。例えば、変分オートエンコーダーや敵対的生成ネットワーク(GAN)などの先進的なモデルの実装方法を詳しく解説しています。

また、実際の研究論文をベースにした実践的な内容も多く、研究者や高度な技術を求めるエンジニアにとって非常に参考になる一冊です。

動かしながら学ぶPyTorchプログラミング入門

PyTorchの基本的なプログラミングスキルを身につけたい初心者に最適な書籍です。PyTorchの基本的な文法や機能を、具体的なサンプルコードを通じて学ぶことができます。

例えば、テンソルの操作方法や、基本的なニューラルネットワークの構築方法などが詳しく解説されています。

また、各章の最後には練習問題が設けられており、読者はこれを解くことで理解を深めることができます。

現場で使える!PyTorch開発入門 深層学習モデルの作成とアプリケーションへの実装

この書籍は、実際の現場でのPyTorchの活用方法に焦点を当てています。深層学習モデルの開発から、それを実際のアプリケーションに組み込む方法までを詳しく解説しています。

具体的な業界のユースケースや、実際のプロジェクトでの取り組み方、トラブルシューティングの方法など、現場で直面する問題を解決するためのヒントが満載です。

実際に業務でPyTorchを使用するエンジニアや研究者にとって、非常に参考になる一冊です。

Python機械学習プログラミング[PyTorch&scikit-learn編]

この書籍は、Pythonを使用した機械学習のプログラミングに特化しています。PyTorchだけでなく、scikit-learnという人気のある機械学習ライブラリの使用方法も詳しく解説しています。

基本的な機械学習のアルゴリズムから、深層学習のモデルまで、幅広い内容が網羅されています。また、実際のデータセットを使用した実践的な例題も多数掲載されており、読者はこれを通じて実際のスキルを磨くことができます。

PyTorchで作る!深層学習モデル・AI アプリ開発入門

この書籍は、PyTorchを使用したAIアプリケーションの開発を目的としています。基本的なニューラルネットワークの構築から、実際のアプリケーションへの組み込み方法までを段階的に解説しています。

例えば、画像認識や自然言語処理などの具体的なアプリケーションの開発方法を詳しく解説しています。

また、実際の業界でのユースケースや成功事例も紹介されており、読者はこれを参考に自らのプロジェクトを進めることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は2023年版PyTorchの理解が深まる8つのオススメ本について紹介してきました。

書籍だけでも良書と呼ばれるものが多く、初心者から上級者まで網羅されています。

さらに、書籍だけでなくオンラインサイトでも学習が可能なため学習手段はご自身のライフスタイルに合わせても大丈夫です。

pytorchの理解を深め、よりディープラーニングの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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