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週3勤務でも高収入を目指す!フリーランスエンジニアの複数案件戦略

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はじめに

近年、フリーランスエンジニアとして柔軟な働き方を求める人が増えています。仕事に縛られることなく自由度の高いライフスタイルを手に入れたい、という思いから都市圏だけでなく地方や海外在住でも案件をこなすケースが目立つようになりました。その中でも週3日勤務という形でしっかり休みを確保しつつ、複数の案件を掛け持ちして高い収入を得るエンジニアが増えています。ここでは、なぜ週3勤務でも十分な収益を狙えるのか、複数案件を掛け持つ際のメリットやリスク、そして効率的に仕事を進めるための具体的なテクニックについて深く掘り下げていきます。

週3勤務と複数案件の現状

フリーランスエンジニアの働き方が多様化

ワークライフバランス重視の時代

IT技術が発展し、リモートワークが一般化するにつれ、働く場所や時間帯に制限を受けにくくなっています。フリーランスエンジニアとしては、プロジェクトごとに契約条件を調整し、週5フルタイムでなくても成果を出す働き方が可能になりました。特に週3日だけコミットして残りの時間を自己学習や別の案件に当てることで、より自由度の高いライフスタイルを実現する人も増えています。

企業側も、専門スキルを持つ人材を一時的に活用したい需要が強まっているため、フルタイム常駐ではなく週3〜4日だけのコミットでもOKという案件が増加傾向にあります。こうした柔軟性が、フリーランスエンジニアにとって働きやすい環境を後押しし、週3勤務でも十分な成果を上げられる条件が整ってきているといえます。

複数案件の掛け持ちが普通に

以前は一つの会社や案件にフルタイムでかかわるイメージが強かったフリーランスですが、近年は同時に複数の案件をこなし、収入源を分散させる働き方も当たり前になりつつあります。特に週3日勤務の案件を2つ組み合わせれば、週6日勤務相当の報酬を得ることも可能です。無理のない範囲でスケジュール管理を行い、同じスキルセットで複数社の業務を並行して行うエンジニアが増えています。

もっとも、掛け持ちにはコミュニケーションやスケジュール調整の難しさなど、意識すべき課題も存在します。その一方で、リスク分散や収益向上、さまざまなプロジェクト経験が得られるといった大きなメリットもあるため、上手にマネジメントすれば非常に魅力的な働き方といえるでしょう。

週3勤務でも高報酬を得る理由

希少スキルの評価

通常、フルタイムで働く人材を確保したい企業が多い一方で、短期的に特定のスキルやノウハウを必要とする場合、週3日でもスキルさえ合致すれば高い報酬を提示してでも迎えたいと考えるケースがあります。AIやビッグデータ、クラウド構築やセキュリティなど、専門分野での実務経験が希少なエンジニアほど週3日勤務でも難なく高収入を狙いやすいです。

また、企業の開発スケジュールやリリース時期に合わせてリソースが必要になるタイミングを狙い撃ちすれば、フリーランスエンジニアとして希少性をさらに高め、単価交渉を有利に進めることも可能です。週3日だからといって報酬を下げる必要はなく、むしろ必要な時間・スキルを適切に見極め、あえて高単価を提示する戦略が有効な場合があります。

経営コストが下がる企業側のメリット

企業にとっても、フルタイム従業員を抱えるより、週3日勤務のフリーランスを必要な期間だけ契約するほうがコスト面でメリットがあります。社会保険や福利厚生、評価・昇給などの長期的コストを考慮せずに済むため、大規模投資が難しいスタートアップや特定スキルを短期的に活用したいプロジェクトでは特に重宝されるのです。フリーランスとして週3日勤務を希望するのであれば、こうした企業のメリットを理解し、「コストパフォーマンスが良い人材」であることをアピールするのがポイントです。

複数案件を効果的に掛け持ちする方法

スケジュール管理と優先度設定

カレンダー共有やツールの活用

複数案件を掛け持ちする際、最も大切なのはスケジュール管理です。週3日勤務の案件を2つ持つなら計週6日分となり、残り1日は完全休養か学習に充てるというパターンも考えられます。あるいは週2日勤務と週3日勤務の案件を組み合わせて週5日とし、土日は休むか別の小規模案件にあてる例もあるでしょう。

具体的にはGoogleカレンダーやOutlookを使い、複数クライアントのタスクを色分けして管理する方法が一般的です。案件ごとに異なるミーティングツール(Zoom、Teams、Slackなど)が導入されている場合もあるため、統一的に見える形でカレンダーを作る、リマインダーをセットするなど細かな習慣づくりが重要となります。

タスクボードで進捗管理

タスク単位での管理にはTrello、Jira、Asanaなどが役立ちます。複数案件を同時に開いている場合、それぞれのボードを切り替えるだけでも手間がかかるため、メインボードに集約しつつクライアント別のラベルを振って可視化するなどの工夫が必要です。また、優先度を都度見直して、緊急度の高いタスクから処理する癖をつけることで、クライアントの満足度を維持しやすくなります。

コミュニケーションルールの整備

クライアントごとの連絡手段

週3日勤務で複数のクライアントを相手にする場合、連絡手段がそれぞれ異なるケースが多いです。A社はSlack、B社はChatwork、C社はメールメインなど、一日中通知が鳴りやすくなるため、通知を管理しきれずレスポンスが遅れると信頼を損ねる恐れがあります。
フリーランスエンジニアとしては、通知をまとめるツールやSlackのマルチワークスペースを効率的に切り替える習慣を身につけ、各クライアントの反応期待時間を事前に確認しておくのが賢明です。例えば、24時間以内に返信というルールを設けたり、事前に「この時間は他プロジェクトに集中するため応答が遅れます」と告知しておけば、大きな誤解を防げます。

連絡可能時間とMTG頻度

リモート環境での複数案件進行では、ミーティング日程の調整が難しくなることが多いです。クライアントには「週3日勤務のうちどの曜日にコミットできるのか」「他案件がある日は何時なら対応可能なのか」を具体的に共有し、調整に時間を取られすぎないようにしましょう。専用の予約システム(Calendlyなど)を導入して、相手が空きスロットを見て自動的にミーティングを設定できる仕組みを作っておくと便利です。

高収入を得るために意識すべきスキル領域

高付加価値の専門技術

AI・データサイエンス

週3日勤務であっても高い報酬を得るには、AIや機械学習、データサイエンスなど、競争力のあるスキルを持つと効果的です。こうした領域はエンジニアの絶対数が不足しており、企業としては「短期でもいいからプロを捕まえたい」というニーズが強いです。実務での実績を積めば積むほど高い単価を提示しやすくなり、複数企業から同時にオファーが来る状況を作りやすいでしょう。

クラウドネイティブ・DevOps

AWSやAzure、GCPといったクラウド上でのコンテナ運用(Docker、Kubernetesなど)に強いエンジニアは、企業がインフラをモダナイズする際に非常に重宝されます。週3日勤務でもインフラの要件定義やCI/CDパイプラインの設計だけ任せてほしいというオファーが来やすく、複数のプロジェクトを並行して回せば安定した高収入を確保可能です。

コンサルティングマインドとコーチング

プロジェクト全体への影響力

短い勤務日数であっても、「コードを書く作業者」ではなく「プロジェクトを円滑に進めるコンサルタント」や「チームを技術的にリードするコーチ」としての役割を担えれば、企業にとって欠かせない存在となりやすいです。設計や仕様決め、要件の優先度整理などに参加し、チームに必要な開発プロセス改善を提案するなど、上流工程にコミットできると高評価を獲得できます。

短期で成果を出すアドバイザーポジション

特に大手企業や新規プロジェクトを起こすスタートアップでは、週3日勤務のアドバイザーポジションを求める場合があります。開発の具体的実装を他のメンバーが担当し、フリーランスエンジニアはアーキテクチャレビューやスプリントレビューを中心に関わりつつ、技術的な課題が起きたときにはサポートに回るという働き方です。大局的な視点で品質や開発速度を保証できる人材ほど、依頼内容に対して高額なフィーを提示しやすいでしょう。

事例:週3勤務で複数案件を成功させたケース

スタートアップ×大手企業の掛け持ち

スプリント調整と報酬最大化

あるフリーランスエンジニアは、週の前半3日(火〜木)をスタートアップ案件にフルリモートでコミットし、週末金曜や月曜を大手企業のインフラコンサル案件に割り当てる形でスケジュールを組んでいます。スタートアップでは週ごとに行われるスプリントイベント(プランニング、デイリー、レビュー)をまとめて3日間で消化し、大手企業の方はプロジェクトが落ち着いているタイミングを狙ってミーティングを入れるように調整。

結果的に、2つの案件を月あたり合計40〜50万円ずつの報酬で契約でき、トータル80〜100万円程度の売上をキープしながら土日はほぼフリーという状況を作り出したといいます。カレンダー共有やSlack通知を徹底しつつ、データ分析とクラウド設定の専門スキルを強みにすることで「週3日なのに高い価値を提供する存在」として評価され、長期契約を継続中とのことです。

地方在住で週3案件を2つ獲得

リモートインフラ管理+AIモデルチューニング

地方に住むエンジニアが週3日勤務のリモート案件を2つ掛け持ちする例として、インフラ周り(KubernetesやTerraform)のサポートとAIモデルのチューニング業務を別々の企業で行うケースがあります。どちらも週3日ずつ働くことは不可能なので、週3日のうち2日はインフラ案件に充て、残り1日はAIモデルのチューニング案件に回す形で運営したとのこと。
両方とも緊急時にはチャットツールで連絡が入るが、過去の実績と信頼関係から「応答が必要なのは週3日勤務日のみ」「それ以外はアサインしない」という契約を結んでおり、うまく仕事を分散できている。年収ベースで考えると800万円近くになり、地方の物価の安さも相まって快適なライフスタイルを送っているという成功談があるといいます。

まとめ

週3日勤務の案件を複数掛け持ちしながら、高収入を得るフリーランスエンジニアは決して珍しくありません。リモートワークの一般化や企業の柔軟な働き方受容により、地理的制約も大幅に緩和されてきました。複数案件を並行する際には、スケジュール管理やコミュニケーションルールが重要になるほか、クライアントの要望に対して高い専門性やスピードを提供できる能力が必要です。
また、自らの強みや希少性をしっかりとアピールし、週3日だけでも十分な価値を生み出すことを証明すれば、企業は喜んで高単価を支払ってくれるでしょう。特に最新技術(AI、クラウド、セキュリティなど)や業種特化の経験を武器にできれば、単価アップや複数案件の掛け持ちがより一層しやすくなります。自分のライフスタイルに合わせた働き方を築きつつ、さらに新しい技術やノウハウを習得してキャリアを飛躍させていく道がフリーランスには開かれています。

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この記事を書いた人

TAJIMARU
TAJIMARU /ライター

海外、コスメが好きな東北人。2015年に世界一周一人旅をしたアクティブ女子。 コスメECの運営業務に従事後、独立し。現在は、取材を中心にフリーランスWEBライターとして活動中。

この記事を監修した人

草島亜久斗
草島亜久斗 /監修者

大学在学中、FinTech領域、恋愛系マッチングサービス運営会社でインターンを実施。その後、人材会社でのインターンを経て、 インターン先の人材会社にマーケティング、メディア事業の採用枠として新卒入社し、オウンドメディアの立ち上げ業務に携わる。独立後、 フリーランスとしてマーケティング、SEO、メディア運営業務を行っている。

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