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【2023年最新】フリーランスエンジニアに年齢的な制限はあるのか。知っておきたいリスクとその対策を紹介

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フリーランスエンジニアの年齢に限界はあるのか

長く続く不況の中、正社員で働くことが難しくフリーランスとしての働き方を選択して仕事をする人が多くなってきました。しかし、自身の高齢化による”採用への壁”はフリーランスエンジニアで働く人達にとって共通の不安要素です。

フリーランスエンジニアに限らず、労働者の高齢化は社会問題にもなっています。

年齢を重ねるにつれ、自身の体力低下や取り巻く環境の変化に対応する能力はこれから必要不可欠なものとなるでしょう。この記事ではフリーランスエンジニアの年齢限界のことや、仕事にどう影響するのか?その対策について解説していきます。

前提としてフリーランスエンジニアは何歳でもなれる

基本的にフリーランスエンジニアには年齢制限はありません。会社のように”定年”が無く、自身で生産できる能力がある限り仕事を続けることが可能だからです。

逆にフリーランスエンジニアに年齢の下限もありません。

フリーランスには労働基準法が適用されないため、高等学校在学中の未成年でもやる気さえあればフリーランスエンジニアになることができます。

今はリモートワークを推奨している企業も増えており、体力と豊富な知識があれば未成年でもフリーランスエンジニアになれるので、年齢制限は無いと考えて差し支えありません。

健康面で不安を持つかたでも、能力次第では高額案件を受けることも可能となっており、フリーランスエンジニアになるのはそう難しいことではないようです。

フリーランスエンジニアで年齢を気にする人や企業が多い背景

しかし会社側は高年齢のフリーランスエンジニアを避ける傾向があるのは事実であり、最近は特にその傾向が強くなっているようです。

特に40代や50代のフリーランスエンジニアは柔軟性・協調性が乏しく、指示がやりにくいと評価されることが少なからずあり、結果として採用を渋る企業が多くなっています。

他の要因として、現場チームのリーダーよりも年齢が高い人は『指示が出しにくい』などの理由から敬遠される傾向があるのも現実です。

年齢制限の案件が多く収入が不安定になりやすい

主にクライアントの企業が年齢制限を設けているのが大きな要因となっており、安定した仕事が受けられず収入が不安定になることは避けられません。

年齢が高いエンジニアに相応の報酬を支払うことを嫌い、若いエンジニアを安く使うことを考えるクライアントも少なからず存在することも、収入が不安定になる原因となっています。

社会保障がなく将来的な不安が大きいため

フリーランスは会社員と違い社会保障がないので、働けなくなった時の経済的・精神的不安はとても大きいです。独立して失敗した時は借金を抱えてしまう可能性もあります。

ほかの不安要素として、一度フリーランスに転身すると年齢や社会状況によっては再就職が難しく、場合によっては無職になってしまう恐れもあるのです。

求められているスキルがマッチしなくなってくるケースもある

IT業界は日々新しい技術が生まれており、今までの現場で通用していたことが次の現場では使えなくなっている…ということは珍しくありません。今の”当たり前の技術”が時代遅れのものになるスピードが早く、ついていけなくなるエンジニアも少なくありません。

体力の低下

40代や50代にもなると、どうしても体力的な不安がクライアント側にも出てくるようです。突発的な残業や顧客側からの無理な納期に対応できないことがあるため、クライアント側からも体力のある若い社員と比べられてしまうのは仕方がないことでしょう。

フリーランス人口が一番多いのはどの代なのか

フリーランスとして働く人が最も多い世代は、フリーランス協会が出している『フリーランス白書』によると40代以上が67%となっています。働き方の満足度も70%以上となっており、コロナ流行前の83%よりは減少しているとはいえ自由な働き方に満足している人は多いようです。

男女の割合はほぼ半分で65%が首都圏で働いており、開業後2年以上仕事を続けている人は70%以上、40代以上が67%という結果になっています。

参照:フリーランス白書2022 P11

フリーランスエンジニアになるなら20〜40代の年代がオススメ

フリーランスエンジニアとして独立開業するなら若い時から計画を立てておき、なるべく若いうちに始めるほうがいいでしょう。おすすめは、20~40代で技術や知識を高めておき会社員でいる間に人脈を構築しておくことです。そうすれば将来良い仕事をもらえるキッカケとなるかもしれません。

20代のフリーランスエンジニアに期待されていること

20代のフリーランスエンジニアが最も期待されるのは、仕事に対する気力や体力です。

また、若さゆえの柔軟性や新しい技術に対する吸収力・推進力も若いフリーランスエンジニアが持つ能力としてクライアント側もかなり期待しています。

(柔軟性や吸収力。推進力。)

30代のフリーランスエンジニアに期待されていること

クライアントは『マネジメント能力』や『即戦力』を30代のフリーランスエンジニアに期待しています。20代で磨いてきた知識やスキルはもちろんのこと、プロジェクトを管理するマネジメント能力を活かすことで評価を高めていきましょう。

(マネジメントや即戦力となるスキル)

40代のフリーランスエンジニアに期待されていること

40代のフリーランスエンジニアとしてクライアント側が評価・期待するのは、即戦力スキルや信用できる確かな実績といえます。

開発に携わるだけでなく、チームメンバーの育成や組織開発などを期待されることもあり、マネジメント能力を身に付けていくことも評価や安定した案件の獲得に繋がるでしょう。

(即戦力となるスキル、信用できる確かな実績。)

(開発だけでなく、メンバー育成、組織開発なども期待されるケースも。)

50代のフリーランスエンジニアに期待されていること

50代にもなると40代で培ったスキル・実績がより洗練されたイメージを持たれ、クライアント側からはマネジメント能力をメインに評価されます。

また、所属している組織に柔軟に溶け込めるかどうかの人間性・コミュニケーション能力も50代フリーランスエンジニアとして求められる能力です。

その他、新しい付加価値を身に付けておけばさらに活躍の場が広がるきっかけとなるので、常にアンテナを張っておくことが大事になる年代と言えるでしょう。

(40代に求められているスキル・実績がより洗練されているイメージ。)

(柔軟に組織に溶け込めるのかどうかの人間性やコミュニケーションも求められる。)

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フリーランスエンジニアとして活動していくにあたって把握しておきたいリスク

フリーランスエンジニアとして働いていく以上、会社員の時には無かったリスクも存在します。

代表的で一番大きな割合を占めているのが『収入が安定しない』ことです。

会社員時代ではミスをしようが体調不良で休もうが、会社から一定額の給料は保障されていましたが、フリーランスとなるとそうはいきません。

ミスや体調不良による業務停止は即『収入の低下』に繋がるからです。

仕事ができないとクライアント側に知られると、場合によっては受注がストップする…という可能性も否定できません。

その他どのようなリスクがあるのか、ここから見ていきましょう。

技術の発展をキャッチアップすることが難しくなる人もいる

技術の進歩は日進月歩です。常にアンテナを張り、時代や状況・場所に合わせた仕事がこなせるようにしないといけません。

今の現場では通用していた知識が、次の現場では通用しなくなる…というのは、ごく自然に起こることです。

自分の得意とする専門分野にこだわりすぎて新しい分野に挑戦しないままでは、あなたに依頼するクライアントは徐々に離れていきます。

常に新しい技術や知識を取り入れ、多様なクライアントに対応できるスキルを身に付けることが必要です。

近年ではAI(人工知能)の活用が広まっており、セキュリティや医療・福祉・産業デバイスなどの分野で導入されています。現在、多くの企業がAI人材の育成と確保に力を入れているので、データサイエンティストやデータエンジニアに関連する知識やスキルを学習しておくのもいいかもしれません。

他にも量子コンピューターの分野は、近年の複雑な計算や高度な処理を可能にする新世代の領域なので、IT業界に携わっていくなら今後の動向に耳を傾けておくべきでしょう。

(自分の専門分野が廃れていく可能性。)

保険料が高くなる

日本は『国民皆保険』制度を導入しているので、すべての国民は何らかの公的医療保険に加入する義務があります。

フリーランスの人は基本的に国民健康保険に加入することになるのですが、会社員時代は会社と折半していた保険料を全額支払わなければならないため、保険料は高額になるので注意が必要です。

有給休暇や育児休暇を取得できない

会社員時代にはあった有給休暇や育児休暇は、フリーランスになると取得できなくなります。理由として、フリーランスは労働基準法では『労働者』と認められないためです。

場所や時間に縛られないフリーランスとしての働き方は、まだまだ社会的地位が低く保障や信用度は低い傾向があります。

自由な働き方ができるフリーランスですが、休むことは即収入の低下に繋がるリスクになります。

クレジットカードや賃貸の審査が会社員時代よりも厳しくなる

日々の買い物や通販で使用するクレジットカード取得も、フリーランスとなると審査の壁が高くなり取得できないケースも出てきます。

常に高額案件を安定して受注できているフリーランスでも、社会的な信用度は会社員のほうが上なのは仕方がないことです。

社会的な信用が低くなる

フリーランスは社会的な信用度が低く、上記のクレジットカードに加えてローン審査などもかなり難しくなります。

住宅購入や賃貸物件契約でも会社員のほうが審査は通りやすい傾向があるので、会社員時代のうちに済ませておく必要があるのです。

確定申告が面倒

会社員時代にはあまり気にする必要がなかった税金や保険料のことも、フリーランスとなれば考えておかないとなりません。

会社員として仕事していた時は会社が年末調整で申告していましたが、フリーランスとなると自分自身で帳簿をつけ確定申告する必要があります。

確定申告はフリーランスの義務なので、きちんと計算して納税しないと知らないうちに脱税になっていた…という危険性があります。

知らなかったでは済まされないことなので、気を付けましょう。

面倒でも、日々の収支は確定申告のため常に記録・保管しておくことが必要です。

福利厚生がない

会社員にはあった福利厚生が、フリーランスになると受けることができなくなります。

会社員の場合は会社と折半していた厚生年金や企業年金により将来もらえる年金を増やすことができますが、フリーランスではそれがありません。

基本的にフリーランスは国民年金のみなので、将来受け取れる年金額が少なくなってしまうのもリスクと言えます。

もちろん住宅手当てや交通費・健康診断の受診料などの法定外福利もフリーランスにはないのでリスクと言えるでしょう。

しかし最近はフリーランスエンジニア向けの福利厚生サービスがあり、ギーグスジョブが運営する『フリノベ』は確定申告に対応した『やよいの青色申告』や『マネーフォワード』が割引価格で使用できます。

その他、住宅ローンの相談・レンタルサーバー代の割引、家具・家電のサブスクもありフリーランスエンジニア向けのサポートが充実しています。

フリーランスエンジニアとしてやっておきたいリスクヘッジとは

会社員と比較してリスクの多いフリーランスとしての働き方ですが、適切なリスクヘッジをおこなうことでリスクを最小限にすることは可能です。

以下はリスクマネジメントの方法ですが、参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • リスクの特定

想定できるリスクを洗い出し、目に見える形で棚卸しすることで普段は意識しなかったリスクの他、感情では認めたくなかった潜在的リスクに気付けることがあります。

まずは、そういったリスクを特定し認めることです。

  • リスクの分析

リスク特定で棚卸しした項目の重要性を明らかにします。具体的には『影響の大きさ』や『リスクの発生確率』を個別に考え比較します。

  • リスクの評価

リスクを特定し、分析したものを一覧にして見えるようにします。そうすることで、重要だと思わなかったリスクが実はかなり大きなリスクだと気付けることもあり、リスクに対する優先度もわかるのです。

  • リスクに対応する

優先度が高いリスクにどう対応するかを考えていきます。

すべてのリスクに対応するのは大変なので、損害が小さなリスクについては許容することも対応のひとつとして考えておきましょう

フリーランスとはいえ自分自身が『自分の会社の代表』と考え、適切なリスクヘッジをおこなうことが大切です。

自分のフリーランスエンジニアとしてのキャリアをロードマップ化しておく

ロードマップとは『目標までの計画表』のことです。

フリーランスエンジニアとして自身の目標に向けて、何をすべきか?どういった順序で進めていくべきかを可視化しておくためのものです。

具体的な例をあげると以下になります。

  • まずは習得したいプログラミングを独学やスクールで学習して、必要な知識を身に付けることから始めます。
  • 未経験分野での案件獲得は難しいので、会社員エンジニアとして実務経験を1〜2年以上積み上げることで自身の市場価値を高めていきましょう。
  • フリーランスエージェントに登録し、まずはどのような案件があるのかを相談してみます。
  • エージェントから紹介された案件をこなしていくことでエージェントやクライアントからの評価を高め、安定した仕事を得られるようにしましょう。

このように、可視化することで目標に到達するまでに必要なスキルを理解し、『目標までの道のり』を再確認する手助けにもなるので、簡単に作っておくといいかもしれません。

本稼働案件とは別に副業案件や自分のサービス開発も検討してみる

フリーランスは基本的に不安定です。順調に受注できていたクライアントが、突然仕事をくれなくなったりすることもあるでしょう。

そんな時、稼働案件一本ではたちまち収入がゼロになってしまいます。

そういったリスクに対応できるよういくつかの副業案件を確保しておくことも大切です。

フリーランスエンジニアとして仕事を探すなら、エージェントに相談してみるのもいいでしょう。

エージェントを使えば、仕事を受ける前に『仕事の人間関係』や『仕事内容・対価』などの情報を入手することができるので、つらい地雷案件を回避することも可能です。

ミッドワークスは株式会社Branding Engineerが運営する20代から50代向けのエージェントで、報酬保障制度や保険などの福利厚生も充実しています。

レバテックフリーランスはレバテック株式会社が運営するエージェントで、競合サービスと比較して圧倒的に案件数が多く高単価の案件を継続的に提案してくれるのが特徴です。

また、自身で新しいサービスを開発してみるのもスキル向上やフリーランスとしての知名度アップにつながるので、検討してみると面白いかもしれません。

自分のフリーランスとしてのライフシミュレーションをしておく

上記のロードマップとも重なりますが、自身のフリーランスとしての将来設計・計画を考えておくことも大切です。

自分が将来フリーランスとして働いていくうえで、理想像や目標は誰しもが持っていると思います。

それを実現させるために何をやっておくのか?目標に向けて何をどの順序でどう進めていくかを考えシミュレーションしておくことは、自身の目標に向けてのモチベーション向上にも繋がるのです。

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まとめ

仕事はもちろん大事ですが、私生活も大事にできなければフリーランスとして仕事をしていく資格はありません。

私生活を大事にすることが自身の健康管理に繋がり、フリーランスとしての仕事が成り立つということを常に自覚しておくことが大事です。

厳しいようですが、ちょっとした油断や怠慢がダイレクトに結果として出るのがフリーランスの働き方だということを肝に命じ忘れないようにしましょう。

  1. フリーランスエンジニアに年齢的な制限はありません。
  2. フリーランスエンジニア向けの福利厚生を提供しているサービスがある。
  3. フリーランスエンジニアとしてのキャリアをロードマップ化する。

繰り返しますが、基本的にフリーランスエンジニアに年齢的な制限はありません。

ですが、自身の行動や意識ひとつで『制限』を作ってしまう原因に繋がるのです。

ご自身の選択した『フリーランス』としての働き方が、あなたの人生を豊かにするきっかけになることをお祈りしています。

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