【2023年最新】iOSエンジニアが身につけておきたいスキルとは?
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目次
はじめに
「iOSエンジニアが身につけておきたいスキルは?」
「iOSエンジニアはどんな業務をしているの?」
「iOSエンジニアが取得しておきたい資格は?」
上記のような悩みを解決します。
今回は、iOSエンジニアが身につけておきたいスキルと取得しておきたい資格を紹介します。開発環境に関わるスキルやシステムアーキテクト試験の資格などを具体的に紹介しているため、iOSエンジニアにとってどんなスキルや資格が必要なのか分かります。
iOSエンジニアの4つの業務内容
iOSエンジニアには以下の4つの業務内容があります。
- iOSにおけるアプリケーション開発
- フロントエンド開発・サーバーサイド開発
- 要件定義、設計、開発(コーディング)、テスト
- 保守運用(アプリの不具合改修やメンテナンス)
iOSにおけるアプリケーション開発
iOSエンジニアは、iOSにおけるアプリケーション開発をしています。開発する内容として「iPhon」「iPad」などiOSで動作するさまざまなアプリの開発をする業務です。アプリを開発するために、プロジェクトチームを組んでコーディングを行い、ゲームや通販などのさまざまなジャンルのアプリをつくります。
フロントエンド開発・サーバーサイド開発
iOSエンジニアは、フロントエンド開発やサーバーサイド開発をしています。iOSアプリで直接ユーザーが操作する部分のフロントエンドや、サーバー関連の動作を確認するサーバーサイドの仕事も担当しています。プロジェクトの規模が大きくなればフロントエンドやサーバーサイドでの内容も規模が大きくなります。
要件定義、設計、開発(コーディング)、テスト
iOSエンジニアは、要件定義や設計、開発(コーディング)、テストを実施しています。プロジェクトによって担当する内容が変わってきますが、どの工程も必要な業務であるため、すべてできる必要があります。技術的なスキルや経験によって担当する工程が決まります。
保守運用(アプリの不具合改修やメンテナンス)
iOSエンジニアは、iOSアプリの保守や運用をします。iOSアプリが運用された後も不具合やバグの修正、アプリの更新、OS更新でのアプリ修正などさまざまなメンテナンス作業があります。アプリが使えなくなるような不具合に対応できるような業務もiOSエンジニアの業務とされています。
iOSエンジニアが最低限身につけておきたいスキルとは
iOSエンジニアが最低限身につけておきたいスキルとして、開発スキル、開発環境、ライブラリ活用があります。
iOS開発に適したいずれかの開発スキル
iOS開発に適した開発スキル
- Swift
- Objective-C
Swift
SwiftはApple社が開発しているプログラミング言語で、iOS・Mac用のアプリ開発につかわれています。Swiftはオープンソースで、簡単に使うことができることや、Objective-Cと連携もできます。
さらに、Webフレームワークが充実しているため作業効率が上がり、バグも少なくすることができるため、Swiftが使えるとiOSアプリの開発がしやすくなります。
Objective-C
Objective-Cは、iOSアプリ開発に使用されているプログラミング言語で、iPhoneやiPadのアプリやMacのアプリを開発できます。C言語がもとに作られているため、C言語が利用できる人であれば、Objective-Cを習得する時間もかかりません。オブジェクト指向であるためカスタマイズがやりやすく、柔軟な対応ができるのが特徴です。
Objective-Cは、Swiftに比べると処理速度が遅く、読み書きがしにくいため、Swiftへ書き換える事例が増えています。言語仕様が変わらないため、今後はSwiftが普及してくるでしょう。
iOS開発に適したいずれかの開発環境
iOS開発に適した開発環境
- Visual Studio
- Kotlin/Native
- React Native
- SwiftUI
- Flutter
- Xcode
- Unity
Visual Studio
Visual Studioは、Microsoft社が開発したアプリケーションフレームワークです。iOSやAndroid、などあらゆるプラットフォームでアプリ開発ができます。数多くの機能を備えているため、拡張性や生産性が高いことが特徴です。自由度も高いため、自分なりのフォームにカスタマイズが可能です。
Kotlin/Native
Kotlin/Nativeは、iOSとAndroidを対応させることができるアプリケーションフレームワークです。複数のプラットフォーム間でコードを共有できることでマルチにアプリを作成できます。Android・iOS・mac・Windowsなど多くのプラットフォームに対応しています。
React Native
React Nativeは、Facebook社が開発したアプリケーションフレームワークで、iOS、Androidなど、異なるプラットフォームのアプリを同時開発できます。そのため、AndroidアプリとiOSアプリを同時に開発する企業では、効率よくコーディングできます。そのため、時間短縮できることやコストを削減できます。reactとは、WebサイトにあるUIパーツをつくるためのJavaScriptライブラリです。そのため、JavaScriptが開発言語として採用されています。
SwiftUI
SwiftUIは、iPhoneやiPad、その他Apple製品のプラットフォームに対応しているアプリケーションフレームワークです。コードがシンプルで、コーディングしているときにプレビューで確認できるため、効率的で初心者向けとして使用できます。SwiftUIは、Swift言語で書かれています。
Flutter
Flutterは、Googleによって開発されたアプリケーションフレームワークで、Windows・Mac・LinuxなどのOSで開発が可能です。「Dart(ダート)」というプログラミング言語が採用されており、iOSとAndroidのアプリを同じ開発言語や開発環境で作成できるため、FlutterはiOS・Android両方でアプリをリリースしたい場合に使用できます。
また、FlutterはDartというプログラミング言語を利用しますが、DartはJavaScriptと似た特徴があるため、JavaScriptが扱えるエンジニアにとっては習得しやすい言語です。
Xcode
Xcodeは、Appleが提供しているアプリケーションフレームワークで、iPhoneやiPad、MacなどのApple製品のアプリを作成できます。「ストーリーボード」という機能が搭載されており、視覚的にチェックできるため操作が効率よく編集できます。また「Git」を利用することでソースコードの共有ができるため、チームでコードの編集をする際には最適な開発環境です。
Unity
Unityは主にゲームアプリを作るときに使われるアプリケーションフレームワークで、デジタルアートにも対応しています。VRのような3Dにも対応しているため、バーチャル空間を再現できるようなアプリの開発も進んでいます。iOSやAndroid、ゲーム機器など対応しているため、今後も利用される開発環境でしょう。
iOS開発に適したいずれかのライブラリ活用
iOS開発に適したライブラリ
- RxSwift
- Moya
- SwiftDate
RxSwift
RxSwiftは、Microsoft社が開発したReactiveXライブラリのSwift版です。ReactiveXを使うことで値の変化を検知でき、非同期の処理を書けるメリットがあります。iOSアプリの状態を一元管理でき、アプリの状態が変化した場合、UIを新しく更新できます。具体的には、スマホ向けメタバースアプリやバーチャルライブ配信アプリ開発に使われています。
Moya
Moyaは、AlamofireでAPI通信を行うライブラリです。iOSアプリを作る際に作成されるAPI通信周りの処理をします。Moyaを使用することで効率的にアプリが構築できるようになります。具体的には、決済系toC向けのアプリケーションの開発の際にサーバーとの通信処理に使われています。
SwiftDate
SwiftDateは、Swift言語で開発されたDateライブラリです。Swift で日付、時刻、タイムゾーンを解析、検証、操作、比較、表示するために使われます。NSDateを拡張することが可能なので、日時処理が簡単にできるようになります。Dateを使って日付関連のコードを書く手間を省けるため、便利に利用できるライブラリです。
iOSエンジニアが今後のためにも身につけておきたい5つのスキルとは
iOSエンジニアが今後のためにも身につけておきたい5つのスキルとして以下のものがあります。
- iOSだけでなく、Androidの開発環境に関するスキル・Java・Kotlinを使った開発経験
- フロントエンドの開発スキル
- インフラ周り・保守の知識と経験
- フレームワークを活用した開発経験
- プロジェクトマネジメント能力
iOSだけでなく、Androidの開発環境に関するスキル・Java・Kotlinを使った開発経験
iOSエンジニアが身につけておきたいスキルは、Androidの開発環境に関するスキル・Java・Kotlinを使った開発経験です。プロジェクトとして開発するアプリは、iOSとAndroidの両方でリリースすることがあり、どちらも対応できることで編集や修正ができます。
AndroidアプリとiOSアプリを同時に開発する企業もあるため、JavaやKotlinのようなAndroidアプリで使用する言語を扱える経験をしていると、iOSとAndroidのどちらにも対応できます。
フロントエンドの開発スキル
iOSエンジニアが身につけておきたいスキルとして、フロントエンドの開発があります。
フロントエンドはユーザーが直接見たり触れたりする部分のことで、iOSエンジニアはフロントエンド開発も行います。そのため、iOSに関するアプリ本体やブラウザで動作する部分での開発工程があり、それに応じたスキルが必要になります。
インフラ周り・保守の知識と経験
iOSエンジニアが身につけておきたいスキルは、インフラ周り・保守の知識と経験です。iOSアプリを動作させる場合、インターネット回線などインフラを構築する業務や不具合がないかメンテナンスをする作業があります。
その業務に対応するためにインフラに関する知識が必要です。その場合に、クラウドやLinuxの知識が重要になるため、学習しておく必要があります。
フレームワークを活用した開発経験
iOSエンジニアが身につけておきたいスキルは、フレームワークを活用した開発経験です。アプリケーションの土台として機能するソフトウェアのことで、iOSエンジニアとして対応できるフレームワークを活用した経験が必要です。以下のようなフレームワークを利用しています。
iOSで活用するフレームワーク
- SwiftUI (Rettyアプリで使用)
- Alamofire(IoT製品向けスマホアプリの開発)
- Combine(動画配信サービス開発)
- RxSwift(日時処理ができる)
プロジェクトマネジメント能力
iOSエンジニアが身につけておきたいスキルは、プロジェクトマネジメント能力です。プロジェクトマネジメント能力があると、開発に関するスケジュールやチーム構成、チーム内でのコミュニケーション、トラブル時のリスク管理などさまざまな状況に応じた対応が可能です。
iOSエンジニアが取得しておきたい3つの資格とは
iOSエンジニアが取得しておきたい資格が3つあります。
- システムアーキテクト試験
- Android技術者認定試験
- App Development with Swift
システムアーキテクト試験
iOSエンジニアが取得しておきたい資格の1つ目として、システムアーキテクト試験があります。システムアーキテクト試験は情報処理推進機構によると、システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適な試験とされています。
システムアーキテクトの業務と役割に関する内容の試験です。具体的には「情報システム」「組み込みシステム」「IoTを利用したシステム」に関する知識と実践能力が出題されます。出題形式は四肢択一と記述式で構成されており、年に1回実施されています。
参考:情報処理推進機構
Android技術者認定試験
iOSエンジニアが取得しておきたい資格の2つ目として、Android技術者認定試験があります。Android技術者認定試験には「アプリケーション技術者認定試験」「プラットフォーム技術者認定試験」があり、自分が得意とするスキルで受けられるようになっています。認定されることで、アプリケーションやプラットフォームにおける知識・スキルを証明できます。
認定試験のレベルとして「ベーシック」「プロフェッショナル」が用意されており、自分のレベルに応じて受験できるよう設定されています。「アプリケーション技術者認定試験」「プラットフォーム技術者認定試験」の具体的な試験内容は以下のとおりです。
アプリケーション技術者認定試験
- Androidプログラミング
- Javaプログラミングの知識
- スクリプト言語
- オブジェクト指向
- Android基礎知識(アプリ)
プラットフォーム技術者認定試験
- Linuxの知識
- ライブラリ
- Bionic
- HAL
- 起動シーケンス
- Android基礎知識(プラットフォーム)
App Development with Swift
iOSエンジニアが取得しておきたい資格の3つ目として、App Development with Swiftがあります。App Development with Swiftは、Swift、Xcode、App開発ツールの基礎知識を証明する資格で、英語版を日本国内で受験できますが、日本語版の試験実施は未定(2023年2月22日現在)です。
「App Development with Swift Certified User」「App Development with Swift Associate」の2つの科目があり、以下のような内容が出題されています。
App Development with Swift Certified User
- Xcodeの開発者ツールに関する内容
- Swiftのプログラミング言語に関する内容
- iOS UIKitに関する内容
App Development with Swift Associate
- 企画・設計・理論に関する内容
- インターフェースビルダーに関する内容
- Swiftの言語に関する内容
- デバッグに関する内容
iOS案件に強いフリーランス・副業エージェント一覧
それではここからはエンジニアの案件に強いエージェントをご紹介していきます。
エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。
ITプロパートナーズ
最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。
エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。
また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。
Midworks
Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。
目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。
テックビズフリーランス
独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。
税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。
また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。
フリーランスポート(Freelance Port)
案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。
フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。
フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。
TechStock
2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。
17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。
また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。
報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。
まとめ
今回は、iOSエンジニアが身につけておきたいスキルと取得しておきたい資格を紹介しました。内容をまとめると以下のようになります。
iOSエンジニアが身につけておきたいスキル
- Androidの開発環境に関するスキル・Java・Kotlinを使った開発経験
- フロントエンドの開発スキル
- インフラ周り・保守の知識と経験
- フレームワークを活用した開発経験
- プロジェクトマネジメント能力
取得しておきたい資格
- システムアーキテクト試験
- Android技術者認定試験
- App Development with Swift
iOSエンジニアの仕事に必要な開発経験や取得できる資格を持っていることで、iOSエンジニアとしてさまざまな業務に対応できます。本記事を参考にして、iOSエンジニアに必要なスキルを習得し、資格も取得できるように学習してみましょう。
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