プログラマーが腰痛になりやすい理由は?正しい座り方や腰痛にならない対策を紹介
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目次
はじめに
プログラマーとして働く多くの方が、腰痛に悩まされることが少なくありません。
長時間にわたるデスクワークと不適切な姿勢が原因で、腰痛はプログラマーにとって職業病の一つといえるでしょう。
本記事では、プログラマーが腰痛になりやすい理由から、正しい座り方、そして腰痛を予防するための対策について詳しく解説します。
<この記事を読むメリット>
- 腰痛の原因を理解し、予防方法を知れる
- 正しい座り方のポイントを学び、実践できる
- 腰痛を軽減する方法が理解できる
- 日常生活に役立つ具体的な運動方法やリラックス法を知れる
プログラマーが腰痛になりやすい理由や対策について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!
プログラマーは腰痛に悩む人が多い?
プログラマーの悩みのタネの一つが「腰痛」です。
パソコンの仕事をする職種であれば、腰痛で悩んでいる方も少なくないかもしれません。
しかし、その中でもプログラマーは特に腰痛で悩む人が多いです。
プログラマーというのは集中している時であればあるほど、どうしてもパソコン画面に前のめりになってしまいます。
特に、納期が直前に迫っている時などは姿勢を気にして作業をしている余裕がありません。
そのため、仕事がようやく終わった頃になって「あれ?腰が…。」なんて経験をしたことがあるプログラマーは多いのではないでしょうか?
若い頃は1日休めば大抵の症状は治ってしまいますが、30代や40代にもなると次の日以降も症状が継続してしまいます。
最近ではプログラマーを目指す若者も増えてはいますが、若い頃からなるべく姿勢に気をつけて作業をするクセをつけておきましょう。
プログラマーが腰痛になりやすい理由
作業効率を下げないためにも、できるだけ腰痛にはなりたくないものです。
腰痛の対処療法を知ることはもちろん大事ですが、腰痛にならないためにはその原因についても知っておいた方が良いでしょう。
ここでは、プログラマーが腰痛になってしまう主な原因を解説します。
長時間同じ姿勢で座っていることが多い
プログラマーが腰痛になりやすい最も大きな原因は、長時間同じ姿勢で座っていることが多いからです。
パソコンとにらめっこしている時間が長いプログラマーは、一日中座っていることが一般的であり、そのため腰に負担がかかります。
座った状態では腰椎の前側に圧力がかかりやすく、血流が悪くなることで筋肉が硬直しやすくなります。
また、同じ姿勢を続けることで筋肉が疲労し、姿勢が悪くなりがちです。
このような状況が続くと、腰椎に過度のストレスがかかり、腰痛が発生しやすくなります。
さらに、座りっぱなしの状態が長時間続くと、腰だけでなく背中や肩、首にも負担がかかり、全身の筋肉のバランスが崩れてしまいます。
これにより、腰痛だけでなく他の部位の痛みも引き起こされるケースも少なくありません。
パソコンを使うため前かがみの姿勢になりやすい
もう一つの大きな原因は、パソコンを使うため前かがみの姿勢になりやすいことです。
プログラマーは画面に集中して作業を行うため、自然と首や肩が前方に突き出し、背中が丸くなりがちです。
このような姿勢は腰椎や背中の筋肉に過剰な負担をかけ、長時間続けることで腰痛を引き起こしやすくなります。
また、前かがみの姿勢は呼吸が浅くなり、筋肉への酸素供給が不足することで筋肉の硬直を促進します。
さらに、肩や首の筋肉にも負担がかかるため、結果的に全身の姿勢バランスが崩れやすくなるのです。
このような姿勢の悪さは、デスクや椅子の高さ、パソコンの位置などの作業環境によっても影響されるため、適切なデスク環境の整備が重要です。
デスクワークをする時の正しい座り方
腰痛は誰でも患う可能性のある病気です。
しかし、座り方一つで腰痛になる可能性を少なくしたり、腰痛の症状を軽減できます。
ここでは、デスクワークをする際の正しい座り方について解説します。
背骨がS字になっている状態
デスクワークをする際は、なるべく背骨が「S」の字になるように注意して座りましょう。
自然なS字カーブは、背骨の自然な湾曲を保つために重要です。
首から胸椎、そして腰椎にかけてのカーブが正常な形状を維持することで、腰や背中にかかる負担を軽減できます。
正しい姿勢を保つためには、椅子の背もたれにしっかりと寄りかかり、腰の部分をサポートするランバーサポートクッションを使用するのも効果的です。
また、背中を丸めないように意識し、デスクワーク中もこまめに姿勢をチェックすることが大切です。
座ったときの腰の角度は90度〜120度
腰の角度は、座ったときに90度から120度の範囲に保つのがおすすめです。
この角度を維持することで腰椎にかかる圧力が分散され、腰痛の予防に役立ちます。
椅子の座面の高さを調整し、腰が深く座るようにし、背もたれにしっかりと寄りかかることで、この角度を保ちやすいです。
さらに、足の裏が地面につくように調整し、腰にかかる負担を最小限に抑えることが重要です。
意識しないとできないことなので、長時間のデスクワークの際には腰の角度を意識してみましょう。
膝と肘はそれぞれ90度を目安に曲げる
膝と肘の角度は、それぞれ90度を目安に曲げることが理想的です。
膝は足の裏がしっかりと地面に接地し、股関節の角度が90度以上になるように調整します。
肘については、デスクの高さを調整し、腕が自然な角度でキーボードやマウスに触れるようにしてください。
これにより、肩や腕にかかる負担が軽減され、疲れにくくなります。
腕をリラックスさせるために、肘置きを利用するのも効果的です。
足は組まずに足の裏をしっかり地面につける
デスクワークをする際は、足を組まずに足の裏をしっかり地面につけることが大切です。
足を組むと骨盤の位置が歪み、腰や背中に不自然な負担がかかります。
これは、長時間のデスクワークで腰痛や筋肉の緊張を引き起こす原因です。
足の裏全体が地面に接地していることで体の重心が安定し、自然な姿勢を維持しやすくなります。
また、足の位置が適切でないと血流が悪くなり、足のむくみや疲労を引き起こすこともあるので注意が必要です。
机はディスプレイが正面になる高さにする
ディスプレイの高さは、目の高さとほぼ同じ位置に設定することが理想です。これにより、首や肩に余計な負担がかからずに自然な姿勢を保てます。
ディスプレイが低すぎると首を前に突き出す姿勢になりやすく、逆に高すぎると目を見開く姿勢になり、いずれも長時間続けると筋肉の疲労や痛みを引き起こします。
適切なディスプレイの高さを保つためには、モニタースタンドを使用するか、デスクの高さを調整するのが効果的です。
背もたれのある椅子を使うのがおすすめ
背もたれのある椅子を使用することは、正しい姿勢を維持するために非常に重要です。
背もたれは腰や背中をサポートし、自然なS字カーブを保つのに役立ちます。
特に、ランバーサポートが付いた背もたれは腰部をしっかりと支え、長時間の座り作業でも腰にかかる負担を軽減します。
なお、背もたれの角度や高さを調整できる椅子を選ぶことで、自分の体に最適な状態を保ちやすいです。
また、背もたれに寄りかかることで体重が分散され、疲れにくくなる効果も期待できます。
以上6つのポイントを実践することで、デスクワーク中の姿勢を改善し、腰痛や肩こりを予防できます。
快適な作業環境を整え、健康的なデスクワークを心がけましょう。
腰痛にならないためにできる対策は?
作業中の姿勢以外にも、何か腰痛にならないためにできることはないのでしょうか?
ここでは、姿勢以外で腰痛対策になる効果的な方法をご紹介します。
こまめに休憩を入れる
プログラマーは集中していると、どうしても時間を忘れがちです。
しかし、どれだけ姿勢に気をつけて作業をしても、長時間椅子に座っているのは健康上望ましくありません。
長時間座り続けることで、血流が悪くなり筋肉が硬直しやすくなります。
特に腰に大きな負担がかかり、腰痛の原因となる可能性が高いです。
こまめに休憩を入れることは、血流を促進し、筋肉の緊張をほぐすために非常に効果的です。
短い休憩でも立ち上がってストレッチをするだけで体全体の血流が良くなり、腰や背中の負担を軽減できます。
適度な休憩を取ることで集中力も回復して作業効率も向上するので、アラームを設定したりしてこまめに休憩をとるクセをつけておきましょう。
1時間に1回は休憩するのが理想
なお、理想的な休憩のタイミングは1時間に1回程度です。
1時間ごとに数分間の休憩を取り入れることで、長時間のデスクワークによる体への負担を軽減できます。
また、このタイミングで簡単なストレッチや軽い運動を行うと効果的です。
立ち上がって歩くことで全身の血流が改善され、体の疲れを軽減できます。
他にも、休憩中に深呼吸を行うことで酸素を取り入れ、脳のリフレッシュにもつながります。
ストレッチをする
腰痛を防ぐのに最も効果的なのがストレッチです。
ストレッチは筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することで筋肉の硬直や疲労を防ぐ効果があります。
特にデスクワークが多いプログラマーにとって、定期的なストレッチは腰痛予防に欠かせません。
ストレッチを行うことで姿勢の改善や柔軟性の向上が期待でき、腰や背中にかかる負担を軽減できます。
また、ストレッチにはリラックス効果もあり、精神的なストレスを軽減する効果もあります。
1日の中で定期的にストレッチを行うことで体全体のバランスが整い、腰痛だけでなく、肩こりや首の痛みの予防にも効果的です。
仕事中にできる座ったままのストレッチ
とはいえ、疲れていたり忙しい時はなかなかストレッチに割く時間を確保できない場合も多いです。
そのため、ストレッチはなるべく座ったままでもできるようなストレッチを実践しましょう。
簡単にできる座ったままのストレッチとして、まずは肩甲骨を動かすストレッチがあります。
両肩を耳に近づけるように持ち上げ、ゆっくりと下げる動作を数回繰り返すことで肩周りの筋肉をほぐします。
また、背中を丸めるストレッチも効果的です。
椅子に座ったまま両手を膝に置き、背中を丸めるように前に倒して、ゆっくりと元に戻します。
なかなかイメージがつかない人も多いかもしれないので、YouTubeなどで座ったままでもできるストレッチを検索して実践してみましょう。
腰に負担のかかる動作をしない
プログラマーが腰痛にならないためには、なるべく腰に負担のかかる動作は避けるべきです。
例えば、以下のような動作は腰に負担がかかります。
- 膝を曲げずに腰だけを使って重い物を持ち上げる
- 長時間座ったままの状態から急に立ち上がる
- 長時間同じ姿勢で座り続ける
- デスクと椅子の高さが合っていない状態で作業する
- 背もたれを使わずに前かがみの姿勢を続ける
- 長時間足を組んで座る
- 高い場所にある物を取るために無理に体を伸ばす
- 不安定な足場で背伸びをする
上記の動作は腰に強く負担がかかってしまうので、なるべくしないように心がけましょう。
急に動いたり腰をひねると負担がかかる
なお、急に動いたり腰を急にひねったりするのも腰に負担のかかる動作です。
特に、デスクワーク中に急に立ち上がったり、物を取るために腰を急激にひねることは避けるべきです。
これらの動作は腰の筋肉や関節に過度なストレスを与え、腰痛を引き起こす原因となり得ます。
腰を動かす際にはゆっくりとした動作を心がけ、できるだけ自然な動きを維持することが大切です。
また、デスク周りの物を整理して無理なく手が届く範囲に配置することで、腰をひねる動作を減らせます。
腰を無理に動かすとギックリ腰になることも
腰に負担のかかる動作を続けていると、最悪の場合、ギックリ腰になってしまって作業が続けられなくなってしまいます。
ギックリ腰の主な症状としては、突然の激しい腰の痛み、動くことが困難になる、腰をまっすぐに伸ばせない、などが挙げられます。
ギックリ腰にならないためには、日常的に腰に負担をかけない姿勢や動作を心がけることが重要です。
また、腰に負担をかけるような動作をする前には軽いストレッチを行い、筋肉をほぐしておくことも予防に役立ちます。
筋力を維持するために運動する
腰痛を防ぐには、常日頃から運動をして筋力が衰えないように意識するのも大切です。
特に、腹筋や背筋といった体幹の筋肉を強化することで、腰への負担を軽減できます。
週に数回の筋力トレーニングや、軽い有酸素運動を行うことで筋力を維持し、腰痛のリスクを低減しましょう。
筋力が衰えると腰痛になりやすい
筋力が過度に衰えてしまうと、腰痛になる可能性が格段に上がります。
筋力が低下すると体を支える力が弱まり、姿勢が悪くなりがちです。
これにより、腰にかかる負担が増し、腰痛を引き起こす原因となります。
特に、腹筋と背筋が弱くなると腰椎が不安定になりやすく、腰に過剰なストレスがかかります。
適度な筋力を維持することは、腰椎を正しい位置に保ち、姿勢を安定させるために非常に重要です。
また、筋力があることで日常生活での動作もスムーズに行えるようになり、その他のデスクワーク病予防にも大いに役立ちます。
ウォーキングもおすすめ
とはいえ、毎日が忙しいプログラマーにとって、定期的な運動を心がけるというのはなかなかハードルが高いです。
そんな時は、軽いウォーキングでもいいので実践してみましょう。
適度なウォーキングは全身の血流を促進し、筋肉をほぐす効果があります。
また、ウォーキングは有酸素運動として心肺機能の向上にも寄与し、全体的な健康状態の改善にもつながります。
1日30分程度のウォーキングを習慣化するだけでも腰痛の予防に効果的です。
デスクワークの合間や帰宅後に少し歩く時間を設けることで腰痛のリスクを減らし、健康的な生活を送ることができるので、運動嫌いの方はウォーキングがおすすめです。
湯船につかって血流を良くする
毎日が忙しいと、どうしても湯船につからずにシャワーで済ましてしまうことも多いかもしれません。
しかし、湯船につかるのは腰痛予防にかなり効果的です。
筋肉の緊張がとれて腰痛を改善できる
湯船につかるのがなぜ腰痛予防に効果的なのかというと、温熱効果によって筋肉の緊張が解けるからです。
温かいお湯につかることで筋肉がリラックスし、硬くなった筋肉がほぐれやすくなります。
これにより、腰痛の原因となる筋肉の凝りや緊張が緩和され、痛みが軽減されます。
また、湯船につかることでリラックス効果も得られ、ストレスの軽減にもつながります。
ストレスが軽減されることで、無意識に緊張している筋肉もほぐれやすくなり、腰痛の予防や改善に効果的です。
入浴剤を使うとより効果が高まる
なお、湯船につかる際はなるべく入浴剤を入れてください。
入浴剤は高価なものではなく、市販のものでも構いません。
入浴剤を使うことでお湯の保温効果が高まり、長時間温かさを維持できます。
また、入浴剤にはリラックス効果のある香り成分が含まれていることが多く、より効果的に心身をリフレッシュ可能です。
加えて、入浴剤に含まれるミネラル成分が肌を保湿し、血行促進の効果も期待できます。
これにより、湯船につかることで得られる効果を最大限に引き出せるので、入浴剤はなるべくストックしておきましょう。
フリーランスエンジニアの仕事探しはエンジニアスタイルがおすすめ
デジタルトランスフォーメーション(DX)が最も大きな課題とされている日本では、プログラマーの需要は近年急激に増加しています。
また、需要が非常に高いのでフリーランスプログラマーとして活躍する方も増えてきました。
しかし、「フリーランスになっても自分1人で仕事を見つけられる気がしない…。」と考えてなかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いでしょう。
そんな時はぜひエンジニアスタイルをご利用ください!
エンジニアスタイルは、数あるフリーランスサイトの中でも業界最大級の30万件以上の求人掲載数を誇ります。
また、リモートでの作業やテレワーク可能な案件を絞って検索することもできるので、きっと希望に沿った案件が見つかるはずです。
契約前のサポートはもちろん契約後もアフターサポートが充実しているので、初心者でも安心なのも嬉しいポイント。
登録は無料なので、この機会にぜひエンジニアスタイルのご利用を検討してみてください!
まとめ
本記事では、プログラマーが腰痛になりやすい理由と、その予防策について詳しく解説しました。
長時間同じ姿勢で座り続けることや前かがみの姿勢が腰痛の主な原因であり、正しい座り方や適切な休憩、ストレッチ、運動、入浴などを取り入れることで、腰痛を効果的に予防できます。
腰痛は多くのプログラマーが直面する問題ですが、適切な対策を講じることでそのリスクを大幅に減らせます。
今後もデスクワークが中心となるプログラマーにとって、日常的に腰痛予防の習慣を身につけることは、健康を維持し、作業効率を向上させるために非常に重要です。
「エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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