フリーランスとしてヨガインストラクターになる為には?雇用形態や資格取得方法を紹介
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目次
はじめに
フリーランスのヨガインストラクターになりたいと考えている方にとって、どのような働き方があり、どんな資格が役立つのかは気になるポイントです。
本記事では、ヨガインストラクターとしての雇用形態やレッスン場所の選択肢、そして効果的な集客方法について解説しています。
また、資格取得のメリットや、フリーランスで活躍するためにおすすめの資格取得方法についても詳しくご紹介します。
<この記事を読むメリット>
- フリーランスヨガインストラクターの働き方がわかる
- 活動場所や集客方法を知り、効率的に準備ができる
- 取得しておくと役立つ資格の種類と、その取得方法がわかる
これからフリーランスヨガインストラクターとして独立を目指す方に、必要な情報を網羅した内容となっています。
ぜひ、資格や集客方法に関する知識を深めて、自分らしい働き方を見つけてみてください!
ヨガインストラクターとしての雇用形態
日本は世界で最も平均寿命が高い国として有名ですが、近年ではさらに健康に対する関心が高まりつつあります。
また、内閣府男女共同参画局が2024年3月に公表した「令和5年度 男女の健康意識に関する調査報告書」によると、女性は男性よりも「月に3~4日程度以上」体調が悪い日が多いことが判明しています。
女性の社会進出が国家課題にもなっている日本にとって、健康に対する取り組みは社会全体で取り組むべきだといえるでしょう。
こういった背景もあり、近年ではフィットネスや筋トレがブームになっています。
その中でも人気が高まりつつあるのが「ヨガ」です。
ヨガ教室検索サイト「YOGA ROOM」には、2024年11月時点で7,640教室が掲載されており、ヨガ教室の数は今後も増加することになるでしょう。
では、「ヨガインストラクター」になるためにはどうすればいいのでしょうか?
ここではまず、ヨガインストラクターの主な契約形態を5つご紹介します。
会社員として正規雇用でレッスンを行う
1つ目の雇用形態は、「会社員として正規雇用でレッスンを行う」働き方です。
主に大手フィットネスクラブや専門のヨガスタジオに所属し、企業に雇われる形でインストラクターとしてのレッスンを行います。
会社員として働くため、雇用契約に基づき給与や福利厚生が安定している点が特徴です。
<メリット>
- 固定給が支給されるため、月々の収入が安定しています。また、社会保険や厚生年金なども充実しているケースが多く、フリーランスと比較して安心感がある
- 企業がインストラクター向けの研修を実施することも多く、技術を高めたり知識を深めたりする機会に恵まれている
- 自分で集客活動をする必要が少なく、レッスンに専念できる
<デメリット>
- 勤務先のルールや時間に従う必要があり、レッスン内容やスタイルについても制約があるので自由度がない
- 受付や清掃など、レッスン以外の業務も任されることがあるため、自己研鑽やプライベートの時間を確保するのが難しい
業務委託として個人でレッスンを行う
2つ目の雇用形態は、「業務委託として個人でレッスンを行う」働き方です。
インストラクターが個人事業主としてヨガスタジオやフィットネスクラブと契約し、レッスン単位で報酬を受け取る形式です。
フリーランスとして働きたい人にとっては、比較的自由度の高い働き方と言えるでしょう。
<メリット>
- 勤務時間やレッスン内容を自分で決めることができ、複数のスタジオや施設でレッスンできる
- ヨガのスタイルやレッスンの進行方法も自由に決定でき、自分らしいレッスンを提供しやすい
- レッスンごとの単価を交渉することもでき、レッスン数を増やして収入をコントロールしやすい
<デメリット>
- レッスンがないと収入が発生しないため、常に安定した収入を確保するのが難しい
- 税務処理や社会保険の手続きなど、フリーランスとしての自己管理が求められ、事務作業に時間が取られる
- 自分で集客するケースも多く、SNSや口コミで集客するスキルが求められる
アルバイトとしてレッスンを行う
3つ目の雇用形態は、「アルバイトとしてレッスンを行う」働き方です。
ヨガスタジオやフィットネスクラブでパートタイムとして働き、決められたシフトに従ってレッスンを担当します。
正社員や業務委託と比べて勤務時間の融通が利きやすい一方、報酬は時間給やレッスンごとに支払われる場合が多いです。
<メリット>
- フルタイム勤務に比べて短時間で働けるため、他の活動と両立しやすい
- スタジオ業務やレッスンの基本を学ぶ場として有益で、将来的にフリーランスや正社員を目指すための練習の場として活用できる
- 受付業務や施設の管理など、レッスン以外の業務も担当することが多く、インストラクター以外の業務経験を得られる
<デメリット>
- 時間給が低めに設定されている場合も多く、レッスン数が限られているため収入を大きく増やすのは難しい
- レッスン外の雑務も行うことがあるため、レッスンに集中しにくい面がある
- レッスンの内容や進行方法に関しても、スタジオのルールや要望に従わなければならない場合が多い
正社員として別の仕事を持ちながら副業でレッスンを行う
4つ目の雇用形態は、「正社員として別の仕事を持ちながら副業でレッスンを行う」働き方です。
近年、副業を許可する企業が増え、ヨガインストラクターとしての活動を副業で行うケースも多くなっています。
安定した収入を確保しながら、空いた時間にインストラクターとしての活動を行いたい人に向いています。
<メリット>
- 本業があるため、ヨガインストラクターとしての収入が少なくても生活に大きな影響が出にくい
- 副業インストラクターとして経験を積むことで、自分のスキルを高めたり将来的なキャリアチェンジの可能性を広げられる
- いきなりフリーランスになるリスクを抑えつつ準備ができる
<デメリット>
- 思うようにレッスン数を増やせず、体力的な負担もかかるため、健康管理が難しい
- 個人でスタジオやレッスンの場所を確保する必要があり、集客やスケジュール管理に手間がかかる
- 企業の規定や就業規則によっては副業が制限されることもあるため、事前確認が必須
独立・開業して活動する
5つ目の雇用形態は、「独立・開業して活動する」働き方です。
ヨガインストラクターとしてのスキルや経験が一定以上ある場合に選ばれることが多く、自身のスタジオを開設するか、レンタルスペースやオンラインレッスンを活用して自由なスタイルでレッスンすることが可能です。
<メリット>
- レッスンの内容や時間、価格設定などをすべて自分で決められるため、自分の理想に沿ったヨガを実現できる
- 集客がうまくいけば、レッスン数を増やすことで収入を大幅に伸ばすことができ、努力次第で収入の上限が広がる
- 独自のスタジオやオンラインプラットフォームを活用することで、ブランド力を高めたり、リピーターを増やしたりできる
<デメリット>
- スタジオを開設する場合、物件の賃貸料や備品の購入など、まとまった初期費用が必要
- 全ての集客活動を自身で行わなければならないため、集客力が収入に直結する
- レッスン以外にも、税務処理、予約管理、顧客対応など幅広い業務を行う必要がある
フリーランスヨガインストラクターのレッスン場所は?
フリーランスのヨガインストラクターは、自由な働き方を実現できる反面、レッスン場所の選定も重要なポイントです。
生徒にとって心地よい環境を提供し、インストラクター自身も無理なく運営できる場を見つけることが継続的な活動のカギとなります。
以下では、レッスン場所の選択肢と具体的な形態について解説します。
オンライン or オフライン
オンラインのメリット | オフラインのメリット |
時間や場所に縛られず、自宅から全国どこでも生徒と繋がれる | 移動が必要だが、対面で直接指導できるため、生徒と密なコミュニケーションが取れる |
天候に左右されず安定したレッスンが可能 | 天候の影響を受けることがあるが、実際の空間の雰囲気がリラックス効果を高める |
画面越しに限られるため、細かな体勢指導が難しい | 生徒のポーズを直接確認しやすく、細やかな指導が可能 |
移動やスタジオ代が不要で、コストを抑えられる | スタジオ使用料が発生することもあるが、プロ仕様の設備や広い空間を提供できる |
自宅で気軽に参加できるため、忙しい生徒や遠方の生徒にとって参加しやすい | インストラクターとの一体感が得られ、対面で直接指導を受けることで安心感や満足度が向上 |
全国規模で集客できる可能性があり、SNSを使って広範囲にアプローチ可能 | 地元のスタジオや地域のコミュニティを通じて安定した集客が期待できる |
フリーランスヨガインストラクターのレッスンは、オンラインとオフラインのどちらでも実施できます。
近年、オンラインヨガの需要が急増しており、自宅からインターネットを通じて多くの生徒と繋がれる点が魅力です。
なお、オンラインレッスンはZoomやSkypeといったビデオ通話ツールを使用して行います。
部屋を借りる or 自宅
ヨガインストラクターがフリーランスとして活動する際、レッスン場所として部屋を借りるか、自宅を活用する方法があります。
部屋を借りる場合、時間単位や日単位でレンタルできるスペースを利用することが一般的です。
レンタルオフィスや、公共施設の貸会議室、公民館の集会所など、設備の整った場所でレッスンを行うことで、生徒が快適にヨガに集中できる環境を提供できます。
また、自宅の一部をヨガスペースとして活用するのも選択肢の一つです。
自宅でのレッスンは、移動時間が不要なので効率的にスケジュールを管理できます。加えて、初期費用がほとんどかからないため、コストを抑えた運営が可能です。
ただし、自宅をレッスン場所として使用する場合は、防音や清掃、プライバシー保護といった面に配慮が必要です。
レンタルスタジオを活用
レンタルスタジオの活用も、フリーランスヨガインストラクターにとって非常に人気のある選択肢です。
このケースでは、ヨガスタジオやフィットネスクラブのレンタルスタジオ、または一般的な多目的スタジオを時間単位で借りてレッスンします。
レンタルスタジオはヨガに適した設備が整っており、広々とした空間で多くの生徒を迎え入れることができます。
また、照明やインテリアも整っているスタジオでのレッスンは、よりリラックスした雰囲気を演出しやすく、生徒の満足度向上にもつながりやすいです。
ただし、場所によっては利用料金が高くなるため、定期的に使用するにはコストがかかる点に注意が必要です。
また、人気のスタジオは予約が取りにくい場合もあります。
レッスンの場所選びは、それぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、ターゲットとする生徒層や自身のライフスタイルに合わせて選択しましょう。
フリーランスヨガインストラクターの集客・告知方法は?
フリーランスのヨガインストラクターにとって、成功のために最も重要といえるのが「集客・告知」の方法です。
自分のヨガスタイルを伝え、多くの生徒に魅力を感じてもらうためには、的確な集客方法と継続的な告知活動が欠かせません。
ここでは、フリーランスヨガインストラクターが実践できる効果的な集客・告知方法を4つ厳選してご紹介します。
SNSで有益な情報を発信する
SNSは、ヨガインストラクターにとって強力な集客ツールです。
InstagramやFacebook、Twitterなどを活用して、自分のレッスンやヨガに関する有益な情報を発信することで、多くのフォロワーや生徒にアプローチできます。
- ヨガのポーズや健康に関する知識、ライフスタイルに役立つアドバイスなど、有益で実用的な情報を提供しましょう。自分自身のヨガ哲学やレッスンの雰囲気を伝えることで、生徒がインストラクターの人柄や価値観に共感しやすくなります。
- 特にInstagramでは、写真や動画が視覚的なインパクトを持ち、視聴者の関心を引きやすいです。自身のレッスン風景やヨガのポーズの動画を定期的に投稿することで、関心を持ってもらいやすくなります。
- 関連するハッシュタグを利用することで、より多くのユーザーに自分の投稿を見てもらえる可能性が高まります。「#ヨガインストラクター」「#オンラインヨガ」など、ターゲットに合ったハッシュタグをつけましょう。
SNSでの情報発信は、自己ブランディングの一環としても大いに役立ちます。
日々の投稿を通じて、少しずつ生徒との信頼関係を築いていきましょう。
簡単に予約ができるようなホームページを作る
ホームページは、自分の活動をまとめて紹介できるプラットフォームです。
SNSでは伝えきれない詳細な情報を掲載することで、興味を持った生徒がより深くインストラクターについて理解できるようにします。
さらに、簡単に予約ができる仕組みを整えることで、集客のスムーズさが大幅に向上します。
- ホームページには自己紹介や指導方針、レッスンのスケジュール、料金体系などを明記しましょう。また、生徒が気になるであろう「どのような雰囲気でレッスンが行われているか」や「レッスンの対象年齢、性別」など、詳細に説明しておくと安心してもらえます。
- ホームページに予約フォームやオンライン決済機能を組み込むと、24時間いつでも簡単に予約ができるため、利便性が高まります。
- ヨガインストラクターを目指す方が検索で見つけやすくなるように、「ヨガレッスン」や「フリーランスインストラクター」といったキーワードを盛り込むことも大切です。SEO対策を施すことで、ホームページの訪問者数が増え、新しい生徒に発見してもらいやすくなります。
ホームページはインストラクターの「顔」ともいえる重要なプラットフォームです。
わかりやすく、使いやすいデザインで、訪問者が簡単に予約できるような仕組みを整えましょう。
地域のフリーペーパーや広報に掲載する
地域に根ざした集客方法として、フリーペーパーや地域の広報誌にレッスン情報を掲載するのも効果的です。
特に、オンラインレッスンではなく対面のヨガクラスを考えている場合、地域住民に直接アプローチできるため、地元での集客に役立ちます。
- レッスンの特徴や日時、開催場所、料金などをわかりやすく掲載しましょう。また、初めての生徒向けに「初回体験レッスン割引」などの特典を付けることで、気軽に参加しやすくなります。
- 地域によっては複数のフリーペーパーや広報誌が発行されていることがあるため、どの媒体がターゲット層にリーチしやすいかを考慮して選びましょう。例えば、主婦層が多く見る媒体、企業向けの広報誌など、レッスン内容や対象に合った媒体を選定することが大切です。
- 特に春や秋など、新しいことに挑戦したいと考える人が多い季節は効果的な掲載時期です。タイミングを意識して、集客効果を最大化しましょう。
地域の広報やフリーペーパーを活用することで、直接的に地域住民にリーチでき、初心者や地元のヨガ教室を探している人にアピールしやすくなります。
スキルシェアサービスを使ってレッスンを告知・集客する
スキルシェアサービスは、個人が持つ専門知識や技術を提供し、受講者とマッチングするオンラインプラットフォームです。
ヨガインストラクターとしてのレッスンを告知・集客する手段として、これらのサービスを活用することも効果的です。
ヨガインストラクターにおすすめなスキルシェアサービスは以下になります。
- ストアカ(ストリートアカデミー):日本最大級のスキルシェアプラットフォーム
- MOSH(モッシュ):フィットネスやヨガ向けの予約・決済管理が可能
- ココナラ:多様なカテゴリーに対応したオンラインサービスマーケット
ただし、プラットフォームによっては手数料が発生する場合があります。
また、他のインストラクターとの競争もあるため、プロフィールの充実やレビューの獲得など、信頼性を高める工夫が必要です。
フリーランスヨガインストラクターになるのに必要な資格は?
フリーランスとして活躍する人の多くは、資格を取得して自己ブランディングに努めています。
フリーランスは一般的な会社員と違って、会社のブランドを有効活用できません。
そのため、資格は案件の受注や集客施策の観点からみても、できれば取得しておきたいです。
ここでは、フリーランスヨガインストラクターにおすすめの資格についてご紹介します。
ヨガインストラクターには公的な資格はない
まず知っておくべきは、ヨガインストラクターに公的な資格はありません。
そのため、資格がなくても「ヨガインストラクター」と名乗ることは可能です。
しかし、SNSやインターネットで調査してみると、多くのヨガインストラクターが何らかの関連資格を取得しています。
したがって、公的資格が存在しないからといって資格が必要ないということではありません。
資格がなくてもOKだが資格があれば幅は広がる
日本ではインストラクターとしての活動に法的な資格要件がないため、「ヨガインストラクター」を名乗るだけであれば、資格がなくても問題はありません。
しかし、資格を取得することで活動の幅が大きく広がり、仕事の機会が増えるため、多くのインストラクターが資格取得を目指しています。
資格を取得するメリットは以下の通りです。
- 信頼性の向上:資格があることで、生徒やクライアントからの信頼を得やすくなる
- 活動範囲の拡大:ヨガスタジオ、企業、公共施設など幅広い場所でレッスンを提供できる機会が増える
- キャリア・収入アップ:スキル向上により質の高い指導が可能になり、安定的な生徒確保や収入増が期待できる
- ブランド力の強化:インストラクターとしての専門性が強調され、自己ブランディングに役立つ
- キャリアの選択肢が広がる:上級資格取得後は、インストラクター養成や指導者としてのキャリアにも挑戦できるようになる
全米ヨガアライアンス(RY200・500)
全米ヨガアライアンス(Yoga Alliance)は、世界的に認知されたヨガ指導者の認定機関です。
その中で、RYT200(Registered Yoga Teacher 200時間)とRYT500(同500時間)は、指導者としてのトレーニング時間に基づく資格です。
- RYT200:200時間のトレーニングを修了した指導者向けの資格で、基本的な指導スキルと知識を証明
- RYT500:RYT200を取得後、さらに300時間の上級トレーニングを修了することで取得可能な資格で、より高度な指導力と専門知識を示す
RYT200の取得には、全米ヨガアライアンス認定のスクールで200時間のトレーニングを受講し、修了する必要があります。
RYT500の取得には、RYT200取得後、さらに300時間の上級トレーニングを修了する必要があります。
自身のキャリアアップや生徒からの信頼獲得を目指す方にとって、取得を検討する価値のある資格と言えるでしょう。
インド中央政府公認資格
インド中央政府公認資格は、インド政府が認定するヨガ指導者の資格で、正統なヨガの知識と技術を修得した証明となります。
日本では、スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団と日本ヨーガ・ニケタンが共同で開催する養成講座を通じて取得可能です。
主なコースは以下の通りです。
- ヨーガ教師(ヨーガ・インストラクター)YIC:約1年(全10回)のコースで、ヨガの基本的な理論と実践を学びます。
- ヨーガ療法士(ヨーガ・セラピスト)YTIC:YIC修了後、さらに2年(全20回)のコースで、ヨガ療法に関する専門的な知識と技術を習得します。
これらのコースを修了することで、インド中央政府公認のヨガ指導者として認定されます。
なお、資格取得には以下の要件を満たさなければなりません。
- 出席要件:全講座の7割以上に出席すること。
- 課題提出:各回のレポートを提出し、最終的に卒業論文を作成すること。
- 試験:実技試験(中間・最終)および筆記試験に合格すること。
講座は月1回のペースで進行し、1年を通じて学習と実践を積み重ねるため、継続的な努力と時間の確保が求められます。
また、課題図書の読解やレポート作成など、自主的な学習も重要です。
国内ヨガ団体、ヨガスクール公認資格
国内のヨガ団体やヨガスクールが発行する公認資格は、日本国内でのヨガ指導者としての知識と技術を証明するものです。
代表的な資格として、以下のものがあります。
- 日本ヨガインストラクター協会(JYIA)認定資格:初級から上級までの段階的な資格を提供し、指導者としてのスキルアップを支援
- 全日本ヨガ協会(AJYA)認定資格:ヨガの基本から応用まで幅広いカリキュラムを通じて、総合的な指導力を養成
- ヨガアカデミー東京認定資格:多様なヨガスタイルに対応した専門的なトレーニングを提供し、実践的な指導力を育成
上記の資格は、各団体やスクールが定めるカリキュラムを修了し、所定の試験に合格することで取得可能です。
国内のヨガ団体やヨガスクールが発行する公認資格を取得することで、日本国内での信頼性が高まり、生徒や雇用主からの評価が向上します。
さらに、指導者ネットワークへの参加や上級資格取得を通じてキャリアを積み上げられるため、活動の幅も広がりやすいです。
流派ごとの認定資格
ヨガには多様な流派が存在し、それぞれ独自の哲学や指導法を持っています。
流派ごとの認定資格は、特定の流派に特化した知識と技術を習得し、その流派の正式な指導者として認められるものです。
主な流派とその認定資格は以下の通りです。
- アイアンガーヨガ:B.K.S.アイアンガーが創始した流派で、正確なアライメント(姿勢)とプロップス(補助具)の使用が特徴です。認定資格は、アイアンガーヨガ協会が発行しています。
- アシュタンガヨガ:パタビ・ジョイスが体系化した動的なヨガで、特定のシークエンスを繰り返すスタイルです。認定資格は、アシュタンガヨガ研究所が発行しています。
- シヴァナンダヨガ:スワミ・シヴァナンダの教えに基づく伝統的なハタヨガで、精神的な側面を重視します。認定資格は、シヴァナンダヨガヴェーダンタセンターが発行しています。
これらの資格を取得することで、特定の流派における専門的な指導が可能となります。
流派ごとの認定資格を取得することで、特定の流派に特化した深い知識と技術を習得でき、指導の質が高まります。
資格の取得方法
では、ヨガインストラクターの資格を取得するにはどのような方法があるのでしょうか?
ここからは、資格の取得方法を3つ厳選してご紹介します。
ヨガスクールに通う
1つ目の方法は、「ヨガスクールに通う」ことで資格を取得する方法です。
ヨガスクールでは、体系的なカリキュラムのもとでヨガの哲学、解剖学、ポーズの実践方法などを幅広く学べます。
また、経験豊富なインストラクターから直接指導を受けることで、正確な技術や指導法のポイントを深く理解でき、即戦力スキルが身につきます。
日本国内で人気のヨガスクールは以下の通りです。
- ヨガ ヴィオラトリコロール:関西を中心に展開し、初心者から上級者まで対応した多彩なプログラムを提供
- アンダー・ザ・ライト ヨガスクール:東京・代々木に位置し、国内外の著名な講師陣による質の高い指導が特徴
- YMCメディカルトレーナーズスクール:全国に校舎を持ち、医療やフィットネスの知識も取り入れた総合的なカリキュラムを展開
上記のスクールはそれぞれ独自の特色と強みを持っており、自分のスタイルや目指す方向性に合わせて選択することが重要です。
各スクールの公式サイトや説明会などで詳細を確認し、自分に合った学びの場を見つけてください。
資格ごとの養成講座に通う
2つ目の方法は、「資格ごとの養成講座に通う」ことで資格を取得する方法です。
この方法では特定の資格に特化したカリキュラムが組まれているため、効率的に学習を進められます。
養成講座では、ヨガの基礎から応用までを体系的に学び、資格要件に沿った技術や知識をしっかりと身につけられる点が大きなメリットです。
また、講師からの指導やフィードバックを受けることで、実際の指導場面を想定した実践力も培われます。
さらに、養成講座には同じ資格を目指す仲間が集まるため、情報共有や学びのモチベーション維持がしやすく、人脈形成にもつながります。
資格取得後の活動の場を広げるために、講座終了後もサポートを受けられるプログラムがあることも多く、安定したスタートを切りやすいのも特長です。
オンラインで講義を受ける
3つ目の方法は、「オンラインで講義を受ける」ことで資格を取得する方法です。
この方法のメリットは、時間と場所に縛られず、自宅や好きな場所で学べることです。
特に、日中は仕事や家庭の都合で時間が取れない人にとって、オンライン講座は非常に利便性が高いです。
また、自分のペースで学習を進められるため、理解が深まるまで繰り返し学べます。
注意点としては、オンラインでの受講は自己管理能力が求められることです。
自分でスケジュールを立てて計画的に進めることが大切で、特に対面のフィードバックが少ないため、実技指導や細かな修正が難しい場合もあります。
オンライン講座を選ぶ際は、指導内容やサポート体制を確認し、自分の学習スタイルに合うかどうかをしっかりと見極めましょう。
まとめ
本記事では、フリーランスのヨガインストラクターとして活動するための雇用形態の選択肢、効果的なレッスン場所の活用法、集客・告知方法、そしておすすめの資格やその取得方法について解説しました。
ヨガインストラクターとしての働き方は多様であり、資格を持つことで信頼性や活動の幅が広がる点もポイントです。
今後、オンラインヨガの普及や健康志向の高まりにより、ヨガインストラクターの需要はさらに増えると予想されます。
資格取得や集客方法の工夫によって、独自の強みを持つインストラクターとして活躍の場を広げていけるでしょう。
「エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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