【2023年最新】インフラエンジニアにオススメな資格8つの資格|国家資格とベンダー資格をそれぞれ紹介
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目次
インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなどの設計や運用、保守などを手掛ける技術者を指します。
インフラエンジニアは「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「セキュリティエンジニア」の3つの種類があり、それぞれ担当する領域や業務内容によって仕事の内容が異なります。
インフラエンジニアになるには特別な資格は必要ありませんが、資格を取得しておくことで客観的に自分のスキルを証明することができるので就職時や転職時に有利になることが考えられます。
インフラエンジニアの平均年収
正社員の場合
求人ボックスによると、インフラエンジニアの平均年収は、正社員で498万円です。
初任給は21万程度が相場となるため、平均よりも給与が高い傾向にあります。
そのため、より高い給与を求めている方はインフラエンジニアとしての転職を視野にいれてもよいでしょう。
フリーランスの場合
フリーランスの場合は、平均単価が70万円と高く、ほとんどが高単価案件となっているため、年収アップしたいフリーランスの方は案件が探しやすいことがメリットとして挙げられます。
インフラエンジニアが資格を取得するメリットとは
客観的なスキルの証明になる・対外的にスキルを証明できる
エンジニアはスキルがあると即戦力になりますが、どのくらいのスキルがあるのかをアピールするには、どこまでの仕事ができるのかを証明することが難しいことが挙げられます。
しかし、資格を取得しておくことで、試験範囲や難易度からお互いのスキルがどの程度あるのか共有できるので、自己アピールがしやすくなります。
キャリアアップに有利にはたらく
ベンダー資格などの実務的なスキルをアピールすることができる資格を取得することで、自身のスキルを高めることができるだけではなくキャリアアップに有利にはたらきます。
社内でアピールする際にも、実績の他に資格を有していることで客観的にどの程度のスキルを有しているのかを共有することができるため自身の実力に関してプレゼンしやすくなるでしょう。
自身のキャリアアップの客観的な根拠を得たい方におすすめです。
給料アップや昇進につながる
資格を有していることで、自身の実力だけではなく向上心をアピールすることにもつながります。
さらに、資格によっては指導者レベルの知識や技術力を持っていることを証明することができる資格があるため、資格を取得していることによって昇進するきっかけになることが考えられます。
そのため、インフラエンジニアとして資格を取得して損はないでしょう。
知識を体系的に習得できる
エンジニアが資格を取得することによって、様々な知識や技術を体系的に取得することができます。
実際にインフラエンジニアとして仕事を行う際も、様々な知識や技術を組み合わせて解決していく場面が求められることもあります。
そのため、資格を取得するための学習を行い知識を体系的に習得しておくと、実際の仕事の場面で役に立つこともあるでしょう。
企業によっては資格手当をもらえる
資格を有していることで、企業によっては資格手当を設けているところがあります。
資格手当の相場は5000円から3万円と幅が広いですが、1つでも3万円の資格手当にあたる資格を有していると最大36万円の年収アップに繋がります。
そのため、資格手当のある企業に勤められている方は資格を有しておいて損はないでしょう。
資格には大きく2種類ある
インフラエンジニアが取得しておくと便利な資格は大きく分けて2種類あります。
ここではそれぞれの特徴とメリットについて解説します。
国家資格
国家資格には「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」「データベーススペシャリスト」などが挙げられます。
国家資格は、IT関して一定水準以上の知識や技能を有していることの証明に繋がります。
そのため、出題範囲が幅広く、網羅的に学習する必要があるため難易度が高い傾向にあることが特徴です。
しかし、IT企業に就職した場合、社内ルールとして資格の取得が義務化されていたり、資格手当として設定されている場合があるため、収入アップを目指すのであれば国家資格を取得しておいて損はないといえるでしょう。
ベンダー資格
ベンダー資格には「シスコ技術者認定」「LinuC」「CompTIA Cloud+」等の資格が挙げられます。
企業が自社の製品に関して一定水準以上の知識や技能を有していることを認定してくれる民間資格です。
実務的な内容が多く、有効期限が設けられている資格もあるため資格を維持するためには資格更新のための維持管理が必要になります。
ベンダー資格は資格を維持するために管理が必要になる場合もありますが、最新技術に対応できることを証明することにもつながります。
国家資格に比べて実践的なスキルの証明もできるため、より具体的なスキルのアピールに役立つでしょう。
インフラエンジニアにオススメな国家資格5選
基本情報技術者試験
基本情報技術者は情報処理に関する国家資格です。
そのため、システム設計や運用などの技術面の知識を問われるだけではなく、経営戦略からプロジェクトマネジメントまで幅広い内容を学習する必要があります。
国家試験として位置づけられていることもあり、基礎的な科目を扱うとはいえ出題範囲が広く難易度が高いことが挙げられますが、その分高いスキルを証明できるため取得しておいて損はないでしょう。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は高度なIT人材となるための応用的な情報処理スキルに関する国家資格です。
技術や管理、経営までの具体的なスキルや知識、システム担当業務に応じた知識など幅広い範囲を学習する必要があります。
基本情報技術者よりも高い水準の知識やスキルを身に着ける必要がありますが、取得すると高い技術を有していることを客観的に証明することができるでしょう。
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストは、システムの企画から保守・運用まで参画できるデータベースの技術者として専門的な知識が問われます。
インフラエンジニアに必要な知識や技術を主導的に果たす能力だけではなく、下位者を指導できるだけの力を有することのアピールにつながります。
難易度は高いですが、高度な実践能力から指導力までをアピールできるため、取得すると案件の獲得に繋がりやすくなるだけではなく収入アップを目指すことも可能になるでしょう。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストはネットワークに関する情報システムの基盤から企画・開発・運用・保守などの中心的な役割だけではなく、専門的な技術支援を行う指導者としてスキルが求められます。
そのため、ネットワーク構築や情報システム開発などを行うインフラエンジニアとして取得することで基本的な知識から技術力までアピールすることができるでしょう。
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を有していることを証明することができる資格です。
IoTやビッグデータなどの新しい技術から、セキュリティやネットワークなどのIT知識から経営、プロジェクトマネジメントの知識など総合的な幅広い知識が問われます。
難易度は高くはありませんが、出題範囲が広くITに関する総合的な知識が必要になるためITに関する導入資格としてぴったりです。
インフラエンジニアにオススメなベンダー資格3選
シスコ技術者認定
シスコ技術者認定は「エントリー」から「アーキテクト」まで5つのレベルに区分されており、実力に併せて取得することができるCiscoシステムズ社が認定する資格です。
エキスパート以上のレベルになると世界的にも評価されている資格となるため、ネットワーク技術の証明になるだけではなく、就職や転職時に有利になることもあります。
ネットワークの基礎から応用まで体系的に学習することができ、3年ごとに資格を更新する必要があるため、常に知識を磨く必要があるため、資格を維持するのは大変ですが、それだけ質の高い技術者であることをアピールできるでしょう。
LinuC
LinuC(リナック)は2018年にLPI-Japanが独自に作ったIT技術者に対して本質的な技術力を有するエンジニアの技術力を認定するための資格です。
それぞれ物理、仮想Linuxサーバーの構築と運用に関する知識の求められるレベル1から、セキュリティやシステム構築、運用に関する知識が求められるレベル3までの3段階に分かれています。
Linux技術者に求められるクラウド、オープンソースのリテラシー、システムアーキテクチャの知見の3つのスキルを有することの証明になるため、IT技術者としてのスキルを証明することができます。
CompTIA Cloud+
CompTIA Cloud+はクラウドの設計から運用や管理のスキルを有していることの証明になります。
クラウドや仮想化に関数する幅広い知識に特化した内容が多く出題され、難易度も高くないため比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
資格取得から3年間の有効期限がありますが、期間中にCEプログラムへの登録を修了することで認定資格試験を受験せずに更新ができるため、資格の保有もしやすい資格といえます。
インフラエンジニアに必要な知識とスキル
ここからはインフラエンジニアに必要な知識とスキルを4つご紹介します。
インフラエンジニアは、セキュリティやサーバーなどの知識や技術などを習得していると実際の現場で臨機応変に対応しやすくなります。
そのため、以下の知識やスキルを身につけると現場で活かすことができるでしょう。
クラウドに関する知識
近年ではクラウドサーバーを使って構築を行うIaaS(Infrastructure as a Service)が主流となってきていることもあり、クラウドサーバーの運用保守案件が増えてきています。
そのため、インターネットを介したサーバー(クラウドサーバー)を利用できるスキルを身につけておくとよいでしょう。
サーバーを設置する場所や購入費、維持費がかかる物理サーバーと比べると、コストを抑えることができるので活用できるスキルがあると重宝される人材となることが考えられます。
クラウドコンピューティングの例として、Amazonが提供するAWS、マイクロソフト社のAzure、Googleの提供するGCPなどが挙げられます。
なお、学習段階によってクラウドを使い分けるとスキルアップや学習しやすくなることが考えられます。
まだクラウドに関する知識が浅い方はGCP、Webサービスの構築といった実務的なスキルを身に着けたい方はAWS、慣れてきた方はAzureを利用するなどしながらスキルと知識を身に着けていくと効率的です。
ハードウェアを購入する必要がなく、初期投資が抑えられるといった企業側のメリットが大きいこともあり需要も高まりつつあります。
そのため、クラウドに関する知識を有していると案件を獲得するチャンスを増やすことができるでしょう。
サーバーおよびネットワークに関する知識
インフラエンジニアは、サーバーの運用と保守が主な仕事になるため、サーバーの知識は身に着けておく必要があります。
特に既存のサーバーにはWindowsやLinuxなどのスキルと知識が求められることがあるため、両方のスキルを取得しておく必要があるでしょう。
また、インフラエンジニア職の内容によっては、ネットワーク技術の概念や製品を扱うスキルが求められることがあります。
特定のネットワーク製品を扱う職種の場合はネットワークの知識があると重宝されますが、取り扱わない職種もあるため、必須ではありません。
しかし、理解しておくことで案件獲得の幅が広がるため、スキルを磨いておいて損はないでしょう。
セキュリティに関するスキル
インフラ設計にはセキュリティ対策が必要になるため、職務内容によっては、セキュリティの設定もインフラエンジニアが担当することがあります。
その際、具体的なセキュリティ製品を扱うことがあるのでセキュリティ製品に関する知識があるとよいでしょう。
しかし、セキュリティ対策はベテランのサーバーエンジニアが担当するため、インフラエンジニアに深い知識を求められることは少ないですが、知識として身に着けておくとクライエントから求められた際にすぐに対応することができるでしょう。
ヒアリング・提案スキル
クライアントと話し合いを行い、より希望に沿った満足感の高いものに仕上げるためにはヒアリングスキルや提案のスキルが必要になります。
クライアントの要望を適切に把握し、提案できるスキルがあると仕事がスムーズに進むだけではなく、クライアントの希望に沿い無理なく仕事をすすめることができるでしょう。
技術的な能力だけではなく、仕事を円滑にすすめていくためのコミュニケーション能力を備えていると重要な場面で任せてもらいやすく、責任の高いポジションにつくチャンスを得ることにも繋がります。
年収アップや昇進を将来的に視野に入れている方は、コミュニケーション能力を高めることを意識しておくとよいでしょう。
インフラエンジニアとしてフリーランスを考えている人が把握しておきたいこと
副業から始めてみる
いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。
そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。
具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。
案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく
自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。
その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。
具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。
フリーランスになるメリットやリスクは知っておく
フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。
インフラエンジニアのフリーランス・副業関連記事はこちらもオススメです。
まとめ
インフラエンジニアになるには特別な資格は必要ありません。
しかし、インフラエンジニアには「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「セキュリティエンジニア」の3つの種類があり、それぞれ仕事の内容や専門分野が異なります。
そのため、インフラエンジニアを目指される方や、キャリアアップを目指している方は資格を取得することにより、より専門的な内容に特化したスキルを証明することに繋がるでしょう。
資格を取得することで、客観的なスキルの向上や昇給アップに繋がるため、インフラエンジニアが資格取得を目指して損はないといえます。
- インフラエンジニアになるには特別な資格は必要ない
- 資格を取得することで、自分のスキルを客観的にアピールすることができる
- インフラエンジニアが資格を取得することで、スキルの向上や給料アップを目指すことができる
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