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フリー ランスエンジニアが継続的にスキルアップすべき背景と単価を上げるために求められるスキルを紹介


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フリーランスエンジニアがスキルアップをすべき背景とは

フリーランスエンジニアがスキルアップをするべき背景として、IT業界が日々変化していることと、報酬の高さが人気となりエンジニアの供給が増えていることを知る必要があります。

IT業界は新しい技術の開発が次々と行われていますので、日々求められるスキルが変化します。

また、プログラミングスキルは習得するとサラリーマン以上の月収を稼げるようになるため、プログラミングスクールなどを通してフリーランスのエンジニアを目指す人が年々増えています。

エンジニアを採用する企業から見れば、より安く、より現場にあったスキルを持っている人を獲得したいと思うでしょう。

つまり、スキルアップをしなければ、次々と現れる同業のライバルたちに遅れをとってしまい、良い案件が取れなくなります。

スキルアップは絶対に必要だという前提を理解して、スキルアップが必要な背景を3つ見ていきましょう。

  •  単価アップのため
  •  技術を習得してリスクヘッジをするため
  •  良い案件を獲得するため

単価アップにつながる

フリーランスのエンジニアには幅広いスキルが求められます。スキルが伴わないエンジニアは報酬の高い案件に採用されにくく、初心者でも参加できる低スキルの案件しか受注できません。

低スキルでも参加可能な案件は単価も低いので、収入が下がってしまいます。スキルアップをして高スキルの案件を獲得することが、単価アップと年収増加に寄与します。

技術が廃れてしまわないためのリスクヘッジ

過去に学んだスキルが今日の現場で使えるとは限りません。新しい技術や言語の登場によって、せっかく身につけたスキルも古くなり廃れてしまうリスクがあります。

常にスキルアップを心がけていれば、新しい情報を取り入れ、最新の技術で案件に対応できます。仕事の新規採用や継続の依頼をしてもらいやすくなるでしょう。

スキルが伴わないと条件の良い案件を獲得できないから

そもそもスキルが伴っていなければ案件を獲得することができません。単価が低くて作業量の多い案件しか受けることができず、疲弊してしまいます。

新しい技術を身につけたり、1つの言語を専門的に深掘りして技術を高めたり、スキルアップをすることで、報酬の高い良い条件の案件を獲得できるようになります。

フリーランスエンジニアに求められるポータブルスキルとは

フリーランスのエンジニアに求められるスキルは、ITや言語の知識だけではありません。フリーランスとして活動するために必要なスキルも身につける必要があります。

どんな現場に行っても喜ばれる人材になるには、ポータブルスキルを習得するといいでしょう。

ポータブルスキルとは時代や会社、状況を選ばずに活かすことができる【社会人力】とも言えるスキルのことです。

特にフリーランスになると自ら営業を取ってきたり、企業と交渉したり、納期の相談をしたり、責任を持って自分で対応するシーンが増えますので、覚えておいたほうが良いスキルです。

コミュニケーション能力

コミュニケーションにおいて大切なことは、双方向であると意識することです。コミュニケーション能力というと「どうやって話すか」に注目が集まりがちですが「いかに聞くか」も大切な要素です。

  • 自分の考えを伝える
  • 相手の考えを聞く
  • 自分の感情を感じてもらう
  • 相手の感情を読み解く

ZOOMを使ったオンラインミーティングや、LINE、チャットなどの文章でのやりとりが増えているため、求められるコミュニケーション能力は複雑になっています。

したがって、「話す・書く」といった「言語」を使った会話だけでなく、表情や身振り手振りといった「非言語」で伝わる情報も意識していく必要があります。

メラビアンの法則によると、人は相手の感情を読み取るにあたって55%を視覚に頼っています。画面越しに見る相手の動きや表情まで注意を配ることが、現代に求められるコミュニケーションの能力と言えます。

プロジェクト管理能力

フリーランスは会社員と違って、上司が状況を見て仕事の量を調節してくれることはありません。自分が決めてきた仕事を、自分の力で完了させる必要があります。

そのため、きちんと締め切り通りに仕事を終わらせるためのプロジェクト管理能力が求められます。

特にフリーランスになりたての人はプロジェクトの管理が甘く、無謀な量の仕事を受けてしまったり、締め切りに間に合わなくなったり、タスクが抜け落ちたりと様々なトラブルを体験するでしょう。

関わる案件が多くなるほど、しっかりとプロジェクトを管理する必要があります。

いまは便利な管理アプリやTODOメモがありますので、自分に合った管理ツールを使って自分をマネジメントしましょう。

営業力・交渉力

フリーランスは案件を獲得できなければ収入が生まれません。元々付き合いのある方から受注が見込めるとしても、新規の案件を取っていく営業力がなければ、仕事が先細りするリスクを抱えてしまいます。

安定して仕事を取るためには営業力が欠かせません。自身の強みやできることを的確に伝えて、信頼してもらうだけの対人能力も求められます。

また、仕事を取ってくる際や、契約したあとの更新を希望する際に交渉力が必要です。報酬の額から納期の調整まで、様々なシーンでクライアントと相談することがあります。できるだけお互い無理のない条件に着地できるよう、交渉をすることが求められます。

税金の知識

エンジニアに限らず、フリーランスになると自分で確定申告や税金の支払いに対応する必要があります。収入によってはフリーランスではなく、法人成りしたほうが節税に繋がるケースも考えられますので、最低限の税知識は覚えておきましょう。

また、忙しさにかまけて、うっかり所得の申告漏れをしてしまうことも考えられます。正しく所得を申告して税金を納めるためにも税金の知識が必要です。

ただ、どうしても自分ではお金の管理ができない、お金のことが苦手だという方は、ファイナンシャルプランナーや税理士と顧問契約するのも有効な方法です。

フリーランスエンジニアに求められる技術スキルとは

フリーランスのエンジニアとして企業に求められる人材を目指すには、当然報酬に見合った技術を持つ必要があります。エンジニアに求められる基本的な技術スキルは下記の通りです。

目安として3年ほどの開発経験

できれば3年ほど実務で開発経験を積んでおくことがおすすめです。その理由は実務経験ありの求人が圧倒的に多いため、開発経験がないと低スキルの案件にしか応募できず、収入の低さに苦労して挫折につながってしまうからです。

開発経験を積まないままフリーランスになってしまうと、日々の案件に追われてスキルアップの時間を取ることが難しくなります。

独立をする前に会社員として実務経験を積むか、副業で低スキル案件から徐々に活動を増やすなど、経験値を少しずつアップさせることがおすすめです。

業界の知識・業種の知識

ひとくちにエンジニアと言っても、求められるスキルやポジションは様々です。言語やスキルといった小さな範囲ではなく、業界全体のことを理解して、いまあなたがどこの役割を担っているのかを理解しましょう。

IT業界全体の動向や、新しい技術を知っておくことで、これから求められるスキルをライバルより先に学べるようになります。

また、自身の仕事に関わるディレクターやデザイナーの役割を知ることで、仕事の全体像が把握でき、後工程や保守管理を考えた納品ができるようになるでしょう。

後工程を考えた構築ができるようになると、チームでの評判が上がり、継続の案件をもらいやすくなります。

新しい言語・技術

一度身につけたスキルに満足せず、新しい言語や技術の習得を目指しましょう。たくさんの言語を使えたほうが良いということではありませんが、できることの幅が広がると、企業が求める人材にマッチしやすくなります。

例えば、昨今ではアプリ開発やAI、機械学習などの領域が拡大していますので、そういった案件に対応できる知識を増やすことで、より多くの仕事を獲得できるようになります。

ネットワーク・サーバ関連の知識・技術

IT業界で仕事をするならば、ネットワークやサーバーの問題を避けて通ることはできません。専門的にはネットワークエンジニアが担当しますが、最低限の知識をつけておくことで対応できることの幅が広がります。

例えばWEBエンジニアであれば、ドメイン設定やDNSサーバーを触ることがあるでしょう。「ここまで対応できる」と言えるようになれば、クライアントも安心して仕事が任せられるようになります。

フリーランスエンジニアが単価を上げるために持っておくと良いスキル

フリーランスのエンジニアが単価を上げるには、専門的に一つのスキルを極めるか、もしくは総合的に知識を身につけて「フルスタックエンジニア」を目指すのが良い方法です。

単価を上げるためには、プログラミングの作業だけでなく、ディレクションや人員管理などのマネジメント工程に携わりポジションを変えることも検討すると幅が広がります。

また、対応の範囲を広げることで、人とのコミュニケーション能力が求められる場面も増えるでしょう。

新しく単価の高い案件を獲得するための営業活動も必要になりますので、フリーランスとしてしっかりと自立していくことが大切です。

フルスタックエンジニアに求められるスキル(インフラ・サーバー周り)

昨今、多くの企業がフルスタックエンジニアを求めています。フルスタックエンジニアとは、1人で設計・開発から運用までの業務全般に対応できるスタッフのことです。マルチエンジニアとも言われています。

なぜ企業でフルスタックエンジニアが求められるかというと、次のような背景からです。

  • エンジニアの人件費が上がっている
  • 予算が削減されて複数人のスタッフを雇えない
  • アプリやECサイトの運営といったリリース後の対応が増えている

こういった理由があるため、企業は1人で総合的に対応できるフルスタックエンジニアの採用に注目しています。

フルスタックエンジニアは市場からの需要がありますが、全ての領域のスキルに精通し、幅広い業務範囲を持てる方が少なく、報酬が高くなる傾向があります。

フルスタックエンジニアになれるスキルを習得することで、仕事の範囲を広げられて、単価アップにつながります。

フルスタックエンジニアに求められるスキルとしては下記が一例です。

  • インフラ(サーバーやデータベース)設計・構築・運用
  • クラウドサービスの設計・設定
  • データベースサーバー、Webサーバーなどの構築・保守管理
  • セキュリティ設定の理解

英語力(第一次情報の取得)

IT業界だと、海外のクライアントから受注していることや、海外在住の方と一緒に仕事をすることも一般的になっています。特にインドや中国を拠点としている企業も多いので、英語を身につけることでコミュニケーションが取りやすくなります。

通訳や翻訳ソフトを通さず、当人同士でコミュニケーションを取れるようになると、自らの経験・体験(第一次情報)が広がります。

第一次情報は情報源がしっかりと把握でき、信頼性が高まります。英語力がなくても翻訳ソフトで会話できますが、翻訳を通すことで情報の抜け落ちや齟齬が生まれやすいことに留意しましょう。

上流工程・マネジメント能力

上流の工程まで全体を把握することで、効率よく業務に携わることができます。関わる業務や業界の全体を見て、自らが関わっている部分以外の工程を理解し、必要となる作業を手順よく進められるようになります。

マネジメントができれば、スタッフの管理やディレクションなど、全体の統括ポジションに着くことができます。管理職のポジションがつくことで、報酬のアップにつながります。

需要が高いが人材が少ない領域の知見(機械学習など)

例えば近年クラウドサービスが主流となり、クラウドサービスに関連するスキルの需要が高まっているように、需要が高いのにできる人が少ないスキルを持つことで、幅広い業務に対応できるようになります。

フリーランスエンジニアが新しくスキルアップをするための方法

フリーランスのエンジニアがスキルアップをするためには、今の自分よりも少し高いレベルの実務や交流会への参加が大切です。自分ができる範囲からでも、次のような行動を取りましょう。

エンジニア向けのコミュニティに所属・イベントに参加する

フリーランス向けのコミュニティやサークルに入り、同志と一緒に勉強できる環境を用意すると楽しく前向きにスキルアップを目指せます。

コミュニティの中にはエンジニア向けの勉強会やセミナーを用意しているところもありますので、積極的に参加してスキルを高めましょう。

エンジニア向けに朝のオンライン作業会などがインターネット上で募集されています。いずれも無料で参加できることが多いので、まず作業会から入ってみるのもおすすめです。

少し自分のスキルよりも高い案件に参画する

無理のない範囲で、いまの自分よりも少しハイレベルな案件に参加すると技術を高めることができます。一緒に働く先輩エンジニアの姿を見ることで刺激になり、わからないことを調べて作業することで、新しい知識を身につけることができます。

まったくできないことをできると偽って参画すると、クライアントから不信感を買う恐れもありますので、背伸びをしすぎないように気をつけてください。

書籍や論文で知識のアップデートをする

プログラミングに関する書籍は初心者向けから論文レベルまで多数存在しています。新しい情報を手に入れることも、今学んでいることを復習して深堀するのも、知識のアップデートにつながります。

書籍、論文などの本だけでなく、YoutubeやUdemyなどを使ってオンライン動画による学習も人気の手法です。

知識のアップデートをすることで、今までできなかったことができるようになり、仕事の幅が広がります。

コーチングをしてくれるエンジニアを探す

フリーランスエンジニアの先輩を見つけて、OJTのように現場で一緒に学ぶのが最短ルートでスキルアップできる方法です。

技術面はもちろんのこと、見本になる先輩がどのように営業しているかを観察して徹底的に先輩の動きを真似ると、現場で生きるスキルが身につきます。

会社の上司や先輩をモデルにコーチングをお願いするのもいいでしょう。

【スキル別】フリーランスエンジニアの具体的な案件を紹介

スキルアップが叶ったのちに獲得できる案件をスキルごとに紹介します。

C++

C言語の上位言語にあたるC++の求人案件はゲーム業界、ソーシャルゲーム業界がメインです。経験者優遇の企業が多いため、しっかり実績を積んでチャレンジするのがおすすめです。

月額平均単価 65万円
最高月額単価 160万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 187件
メインの業界 ゲーム業界(48%)
メインの職種 サーバーエンジニア

Java

さまざまなプラットフォームで使えて、標準的に使われているJavaは未経験OKから最高200万円まで幅広く求人があります。求人件数も平均1564件と多いため、とにかくフリーランスのエンジニアになりたい!という方はまずJavaの習得を目指すのもいいでしょう。

月額平均単価 66万円
最高月額単価 200万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 1564件
メインの業界 通信業界(34%)

PHP

Webアプリケーションの開発に必要なPHPですが、併せてHTMLやJavaScriptの知識を持っていないとスムーズに開発できないため、幅広い知識が必要です。

世界的に利用されているWordPressがPHPで構築されているため、WordPressのカスタマイズなどの案件が多数募集されています。

月額平均単価 67万円
最高月額単価 200万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 862件
メインの職種 ゲームプロデューサー

Python

JavaScriptの次に使われているのがPythonです。Webアプリからデータ解析、AIまで幅広く対応できて、初心者でも書きやすいコードのため人気があります。今後AI分野が発展するにつれて需要が高くなることが予想されますので、単価の高い案件を増やすことができます。

月額平均単価 71万円
最高月額単価 190万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 432件
メインの職種 ゲームプロデューサー

Go言語

2009年に登場した比較的新しい言語ですので、求人が少なく単価が高い傾向があります。スマホアプリの開発やドローン開発に用いられるため、今後も案件が増えていくと見込まれます。

月額平均単価 73万円
最高月額単価 200万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 270件
メインの職種 サーバーエンジニア

Swift

Appleに特化して発表されたプログラミング言語です。MacOSのみに対応という理由から習得している人が少ないため、身につければスマホアプリ開発の案件を多数獲得できる可能性があります。

月額平均単価 72万円
最高月額単価 170万円
最低月額単価 10万円
平均求人掲載件数 219件
メインの職種 WEBエンジニア

まとめ

フリーランスエンジニアにとって、スキルアップは継続的に仕事を受注する上で欠かせないことです。

プログラミングのスキルはもちろんのこと、ひとりのビジネスマンとして信頼に足る人脈やコミュニケーション能力を持つことで、安定して仕事が入ってくるようになります。

  1. フリーランスエンジニアにスキルアップは不可欠
  2. IT業界は日々変化しているので、スキルの進化に追いつく必要がある
  3. 副業ブームによるエンジニア増加もあり、案件の奪い合いが起きている
  4. 技術面だけでなく対人スキルとったポータブルスキルも身につけた方が良い
  5. スキルアップのためにはエンジニアコミュニティに入るなど積極的に行動する
  6. エンジニアの求人は報酬月額の平均が60〜70万円。スキルアップすれば高単価案件を狙える

スキルアップをすることで、良い条件の案件を獲得できるようになりましょう!

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