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インフラエンジニアの現実とは?「後悔」する6つのケースとその対策を紹介


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インフラエンジニアが働き方や仕事内容で後悔している6つのこと

ITの基盤となるインフラエンジニアですが、とても重要な働き方であるにもかかわらず

「インフラエンジニアになることはやめておけ。」

「思っていた仕事と違う。」

というように働き方に後悔する意見も聞かれます。

では実際のところはどうなのでしょうか?

今回はインフラエンジニアが働き方や仕事内容で後悔している6つのことを紹介していきたいと思います。

休日出勤・残業・夜勤がある

ITに携わるインフラエンジニアは、365日24時間体制でシステム管理をしているため休日出勤や残業、そして夜勤もあります。

自分の勤務中に突発的なシステム障害などのトラブルが発生した際には、調査や復旧などを行うことも仕事の1つです。

また、新規システムの導入の際には日中の業務中にはできない作業もあるため、依頼があれば夜間や休日などに作業を進めることも少なくありません。

突発的な仕事も多いため休日の予定を組むのが難しく、生活リズムも不規則になるため慣れるまでには体調を崩すこともあるでしょう。

夜型なので夜勤も大丈夫という方は問題ないのですが

「家族と過ごす時間が取れない。」

と家族とのすれ違いに耐えられず後悔することもあるようです。

急な障害対応を求められることがある

監視中にトラブルが発生した場合は、夜間や休日であろうと呼び出されることもあるので気が抜けません。

なぜ不具合が起きたのか調査を進める際に、原因がひとつではなく複数絡んだ原因を突き止めるのが難しい場合もあります。

その原因を探るためにもシステムに関する知識や情報が必要とされるでしょう。

ミスが許されないプレッシャーがある

インフラエンジニアは常に最新のIT情報を学び、障害が起きた時には適切な処理をすることが求められています。

エンジニア一人のミスがチーム全体の業務に影響する責任感のあるとても重要な仕事です。

分からない、知らないでは済まされないプレッシャーがありますので、常にITインフラに関する情報を追いかけて学び続けるため負担に耐えきれずに後悔した方もいることでしょう。

プライベートの確保が難しい場合がある

上記に記したように休日や夜間の出金が突発的にあるため、仕事と休日を分けるのが難しいといわれています。

仕事とプライベートをしっかり分けたいと考えている人にとってインフラエンジニアになったことを後悔するポイントの一つです。

必ず休みと言える日が限られているため、人と会う約束や予定を入れづらさを感じている方も多いのではないでしょうか。

地味で単調な業務が多く、達成感を感じにくい

システム障害や復旧など、臨機応変な対応を求められる仕事ではありますが「運用や保守」に携わる場合は、基本的にはルーティン業務が多く毎日同じようなことをくり返すことからやりがいを見出せないこともあります。

裏を返せば毎日同じことをしたいと思っている人にとってはメリットかもしれませんが、仕事に達成感を求めている人にとっては辛い業務とも言えるでしょう。

仕事内容が変わらず、スキルアップができなかった

インフラエンジニアの仕事内容をまとめました。

  • 設計(クライアントの要望に合わせてインフラ環境を整える)
  • 構築(設計書に沿ってインフラを構築する)
  • 監視(インフラが正常に稼働しているかの監視)
  • 運用・保守(構築したインフラに異常がないか正式に稼働しているか運用する)

これらの仕事内容は上流工程と下流工程に分けられます。

設計と構築は上流工程の業務として挙げられ、クライアントの要望を聞き取り開発の初期段階に決定された用件からネットワークサーバー、データベースなどの環境を設計し構築します。

また、構築済みのインフラ環境の監視や運用・保守が下流工程の業務とされています。

上流工程の業務は専門的なスキルが必要ですが下流工程は時間、手順、内容などで決まった流れが多く毎日同じ作業のくり返しです。

そのため下流工程の仕事ばかり続けていると、仕事内容に変化はなく特別高いスキルを身に付けられるわけではありません。

毎日同じ作業でつまらないと感じている人は設計や構築を経験できる環境を整えていく必要があるでしょう。

クライアントの要望に合ったインフラ環境を作り出していく、設計や構築を経験することは、スキルアップにも繋がり仕事の楽しさを見出すことも出来るのではないでしょうか。

インフラエンジニアとして働いていて良かった点・メリットとは

インフラエンジニアの後悔ポイントを紹介してきましたが、デメリットだけでなくもちろんメリットもたくさんあります。

学歴に左右されない実力で評価される

インフラエンジニアとして働くには学歴よりも重視されるポイントが3つあります。

  • ネットワークとサーバーに関する深い知識
  • チームで動くコミュニケーション能力
  • クラウドスキル

ITインフラを構築するためには機器の機能やスペックのほか、サーバーのセキュリティや負荷分散を考慮した設計などの幅広いインフラ技術に精通する必要があります。

スキル不足で働き始めると分からないことが多すぎて、調べることに時間がかかり作業効率が悪くなるでしょう。

また顧客のニーズを聞き取り、通信障害などがあった場合には分かりやすいように要点を絞り顧客に伝えていく必要があります。

その他にもチームで働くことが多いインフラエンジニアは、メンバー内で情報共有してこまめにコミュニケーションを取っていくことが大切です。

最近はクラウドサービスを使っての設計構築や保守が増えてきたのでクラウドサーバーの機能を学んだり、設定方法などを習得したりしておくことで活かせることでしょう。

このようにインフラエンジニアの世界は、学力ではなく高いスキルを評価される現場となっています。

年収が高く安定した収入を得られる

インフラエンジニアの収入は、一般的サラリーマンの平均年収に比べると高いと言われています。

働く環境によっても違いはありますが、大企業でインフラエンジニアとして働いたり、プロジェクトのリーダーやマネージャーとして勤務したりすることで安定した収入を得ることができるでしょう。

需要が高く今後の将来性が明るい

現在の世の中にとってITインフラは生活の必需品と言っても過言ではないほど日常生活になくてはならない存在です。

令和3年度の総務省調査によるとテレワークを導入している企業の割合が51.9%に達し半数を超えたことを明かしています。

出典:令和3年通信利用動向調査の結果

ネットワーク技術を安全、安心して活用するためにも、データセンターやセキュリティの強化が必要とされています。

そのため、高度な知識や経験がスキルなど兼ね備えているインフラエンジニアの仕事は需要が高く、今後の将来が明るい職業ともいえるでしょう。

多様なスキルが習得できる

インフラエンジニアを経験して得ることのできるスキルは以下のとおりです。

  • ネットワークに関する情報やセキュリティやミドルウエアに関する知識
  • コミュニケーションスキル
  • ヒヤリングスキルや顧客に提案するための提案スキル

業務に必要なITインフラに関する知識の他にもクライアントやチームメンバー等、様々な人との繋がりが求められるため、コミュニケーション能力は必須になります。

また、クライアントの要望に答える為にはヒヤリングして適切な案を提案する力が必須と言えるでしょう。

これらのスキルがインフラエンジニアとして働く中で身についてくるので、一つの分野だけでなく多様なスキルが習得できるのもメリットの一つですね。

キャリアパスの選択肢が広い

インフラエンジニアとしての経験を積みさらなるステップアップを考えた際にキャリアアップの選択肢が広く、自分の適性や理想の働き方を目指すことができます。

将来の自分は何を重視したいかを明確にして目標達成に必要な項目を把握、そして準備を進めていきましょう。

インフラエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

インフラエンジニアが後悔をしないためにも知っておきたいこと

では、インフラエンジニアが後悔しないためにはどうすればいいのでしょうか。

以下で詳しく紹介します。

インフラエンジニアの需要や将来性を把握し、今後求められるスキルや経験を把握しておく

ネット環境がある限りなくなることのないインフラエンジニアとして働くためには、必要なスキルを理解して習得していく必要があります。

上流工程の経験とスキル

上流工程にはクライアントの要望を聞き機能や必要な性能を当てはめていくヒヤリングスキルが求められます。

ITに詳しいクライアントは、問題点を把握しているためヒヤリングに時間はかからないこともありますが、ITに詳しくないクライアントにとっては、何をどうしたらいいのかわからないという場合もあるでしょう。

その場合に認識の相違がないように要望を引き出すことが重要です。

また、上流工程の構築では、インフラエンジニアチームでの作業が主なため、誰にでも

分かりやすい資料を作成し仕事を効率よく進めていくドキュメンテーション能力も欠かせません。

上流工程の経験と知識を得ることでインフラエンジニアはコミュニケーションを円滑にしてチームやクライアントに分かりやすい資料を作成することが可能になり、仕事に活かせます。

プログラミングスキル

プログラミングが仕事のプログラマーとサーバーやネットワークのインフラ基盤に関わる設計・構築・運用を担うインフラエンジニアとで業務内容は異なります。

しかし、インフラエンジニアもシステム障害の原因特定や把握する際にプログラミング言語に関するスキルやコードを書いた経験があると効率的に作業を進めていくことができます。

近年開発と運用を一体化して生産性の向上をさせる「DeVps」では、システム開発に携わることもあるためプログラミングスキルを持っている人材が重宝されることは間違いないでしょう。

セキュリティに関する知識とスキル

上流工程の一つである設計をするインフラエンジニアは、セキュリティ設定を担当することもあります。

セキュリティ対策には既存の製品を使うための知識が必要となります。

一般的にセキュリティに関しては、サーバーエンジニアが担当するためインフラエンジニアがセキュリティの知識やスキルを求められることは少ないかもしれませんが、他者との差別化を図るためにも習得しておくと良いでしょう。

インフラエンジニアとしてどのようなキャリアパスを選択できるのか想定しておく

さまざまな経験やスキルを習得できるインフラエンジニアですが、今後の将来のために更なるステップアップを望む際にどのような選択ができるのでしょうか、見ていきましょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとはプロジェクトの総責任者となり、チームメンバーをまとめたり成果物の品質チェックやスケジュールの管理などをしたりするリーダー職です。

チームでの仕事が主であるインフラエンジニアとして働いている中で、周囲の意見をまとめたりグループやクライアントとの調整役になったりして活躍した経験があるとプロジェクトマネージャーとしての素質があるといえるでしょう。

そしてシステム開発の全般を任されているのであれば、インフラの他にもシステム開発の知識も必要です。

セキュリティコンサルタント

インフラエンジニアとして働いてきた経験や知識を活かしてアドバイザーとしてキャリアアップしたいという方にはセキュリティコンサルタントがオススメです。

セキュリティコンサルタントの業務内容は、クライアントのセキュリティに関する戦略や計画を立案することです。

近年増加しているサイバー攻撃による防衛対策強化により、セキュリティコンサルタントの需要は高まっています。

そのため、一般的なITコンサルタントの平均年収よりも高い水準を見込めるでしょう。

企業の情報を守るためにセキュリティやネットワークの技術が求められるインフラエンジニアはこのスキルを活かしてセキュリティ分野のスペシャリストを目指すことも選択肢の一つになります。

システムエンジニア

インフラエンジニアからエンジニアやプログラマーなど他職種に転職する方もいます。

システムエンジニアに必要なスキルは以下の通りです。

  • コンピューター、インターネットの基礎知識
  • プログラミング言語
  • クライアントのニーズを聞き柔軟に対処するコミュニケーション力
  • プロジェクトをまとめるマネジメントスキル

このようにシステムエンジニアに必要なスキルは、相手にする対象が違っていてもインフラエンジニアとして働いている中で習得可能なスキルも多々あります。

インフラエンジニアとして養ってきた設計、構築、運用等の知識や、高いコミュニケーション能力があれば即戦力として評価されることでしょう。

フリーランスのインフラエンジニア

インフラエンジニアのキャリアパスの選択肢としてフリーランスになるということも挙げられます。

チームで仕事をするインフルエンジニアは、自社やクライアントの会社でネットワーク機器やサーバーなどを設置する現場の作業が主流のため、オンラインでの作業が難しいといわれています。

そのためプログラマーなどに比べるフリーランスとして働く難しさがありました。

しかし近年はクラウドサービスの活用が増えインターネット経由でサーバーを利用し、在宅ワークやリモートでの作業も可能になってきました。

インフラエンジニアとして設定・構築や保守・運用・監視の流れを経験して人脈や技術を磨いたのであれば、独立して自分に合った働き方や休日を決めることができるのがフリーランスの魅力です。

自分のスキルマップを整理し、今後身につけたいスキルを明確にする

インフラエンジニアとして働く中で自分がどのような仕事をしていきたいのか、方向性を決めていくことが重要になります。

技術者としての腕を磨くのであればサーバーやネットワークに関する知識や技術向上に力を入れたり、リーダーやマネージャーを目指すのであればコミュニケーション能力やリーダーシップを求められたりなど、道はたくさんあります。

目標達成までインフラエンジニアとして働く中で活かせるスキルは何かを明確にして将来のステップアップを目指しましょう。

インフラエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

フリーランスを考えているインフラエンジニアが把握しておきたいこと

副業から始めてみる

いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。

そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。

具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。

案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく

自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。

その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。

具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。

フリーランスになるメリットやリスクは知っておく

フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。

まとめ

今回はインフラエンジニアの仕事内容や働き方で後悔したことを紹介してきました。実際に働き始めて理想と違ったという方も多いですが、ネット社会と言われているこの日本にはなくてはならない職種の1つです。

また、様々なスキルを習得することもできる将来性のあるインフラエンジニアのメリットデメリットをしっかり把握したうえで自分に合った働き方を見つけましょう。

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