【2023年最新】iOSエンジニアがフリーランスになるには？案件動向と単価相場も紹介

2023.04.13(公開: 2023.02.19)

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フリーランスのiOS案件・求人の動向

フリーランスのiOS案件・求人市場は、現在も活発な動きを見せています。企業が抱える技術課題を解決するために、専門スキルを持ったフリーランスエンジニアが需要となっています。

この章では、フリーランスのiOS案件・求人動向について調査・分析します。さらに、現在のiOS業界において必要とされているスキルや注目のトレンド、今後の展望についても紹介します。

前提：iOSエンジニアに将来性や需要はあるのか

日本におけるiPhoneのシェアは2020年9月の時点で57％となっており、iphoneの需要があるかぎり将来性は堅固です。モバイルアプリの市場は拡大しており、アプリ開発や運用を担当するiOSエンジニアの求人需要も高まっています。

iOSエンジニアになるためには、「Swift」「Objective-C」といった開発に必要なプログラミング言語の習得が必要です。

iOSフリーランス求人・案件の種類には、スマホ向けWebアプリケーション開発とソーシャルゲーム開発の2種類があります。スマホ向けWebアプリケーション開発ではSwift・Objective-Cが主に使用され、ソーシャルゲーム開発ではSwift・Objective-C・C#が主に使用されます。

他の言語の経験があると有利で、「Java」や「C++」「組み込み・制御系」などの経験も可能となります。iOSフリーランスエンジニアとして応募する際は、求められるスキルを自分が持っているかをしっかりと確認してください。

フリーランスのiOS案件・求人は偏っている？

近年、フリーランスのiOS案件・求人においては、スマホゲーム、AI分野、デリバリー分野が特に多くなっています。これは、消費者のライフスタイルの変化や技術の進化に伴い、これらの分野でのニーズが高まっているためです。

例えば、スマホゲーム業界では高度なグラフィックスやゲーム性を追求することが求められます。また、AI分野では大量のデータを分析するための技術者が必要とされます。

さらに、デリバリー分野では配達業者向けのアプリの開発などが求められています。こうした背景から、フリーランスのiOSエンジニアはこれらの分野での案件に引っ張られがちです。

フリーランスのiOSエンジニアに求められるスキルとは

フリーランスとしてのiOSエンジニアは、需要が高まっている技術分野であり、高いスキルを持った人材として高く評価されます。

この章では、フリーランスとしてのiOSエンジニアに求められる最低限のスキルとして、Swiftでの開発実務経験、フレームワークを活用した開発経験、プロジェクトマネジメントの経験、上流工程の経験、インフラ周り・保守の知識と経験について説明します。

これらのスキルを備えたiOSエンジニアは、幅広い案件に対応でき、仕事の規模や期間に関わらず、高いクオリティーで開発できることが期待されます。

フリーランス案件が見つけられる最低限のスキル：Swiftでの開発実務経験

Swiftは、アップルのiOS、iPadOS、macOSなどのオペレーティングシステムで使用されているプログラミング言語です。Swiftによる開発実務経験があることは、フリーランス案件を見つける上で有利なスキルとなります。

この経験を持っていることは、自分がiOSアプリの開発に熟練していることを示します。また、Swiftによる開発には、高いパフォーマンスとセキュリティーが含まれていますので、開発者として信頼性が高くなります。

さらに、Swiftは現在もアップルによって進化し続けていますので、常に最新のテクノロジーに対応した開発が可能です。これにより、市場のニーズに応えたアプリを開発することができます。

最後に、Swiftを使用した開発では、Xcodeという統合開発環境が使用されます。Xcodeは、アップル製のIDEであり、Swiftをはじめとする開発言語に対応しています。これにより、開発効率が向上しますので、スムーズな開発が可能です。

以上が、Swiftでの開発実務経験があることがフリーランス案件を見つける上で有利なスキルとなる理由になります。

フレームワークを活用した開発経験

フリーランスのiOSエンジニアは、最新のフレームワークを活用してアプリの開発に取り組むことが求められます。開発経験があることが重要です。iOSアプリの開発には、Appleが提供するフレームワークを使用することが一般的です。

これらのフレームワークには、画面のレイアウトやユーザーインタフェースを構築するためのツールが含まれています。また、データベースやネットワーク通信などのバックエンド関連のタスクもサポートしています。

フリーランスのiOSエンジニアは、これらのフレームワークを使いこなすことで、高品質かつユーザーに使いやすいアプリを開発することができます。

プロジェクトマネジメントの経験

フリーランスのiOSエンジニアとして仕事をするには、プロジェクトマネジメントの経験が求められます。これは、複数のメンバーが参加する大規模な開発プロジェクトでは特に重要です。

この経験により、開発スケジュールの管理、リソースの管理、コミュニケーションの調整、リスク管理などを効果的に行うことができます。また、プロジェクトマネジメントの経験は、クライアントとのコミュニケーション能力の向上にもつながります。

これは、要件定義、開発進捗の確認、問題解決などに役立つので、フリーランスとして成功する上で欠かせないスキルです。

上流工程の経験

フリーランスのiOSエンジニアとしてマーケットで競う上で、上流工程の経験は求められる重要なスキルの一つです。上流工程とは、アプリケーション開発の設計や要件定義、システムアーキテクチャ設計などのことを指します。

これらのステップはアプリケーション開発全体に大きな影響を与えるため、上流工程の経験を持ったiOSエンジニアは高品質なアプリケーション開発を行うことができます。

また、上流工程の経験を持ったエンジニアは、クライアントの要件や期待に応えるための最適なソリューションを提供することができます。このようなスキルは、フリーランスエンジニアとしての需要が高まっている現在、非常に需要が高いと言えます。

インフラ周り・保守の知識と経験

フリーランスのiOSエンジニアには、アプリケーションが適切に動作するために必要なインフラの基礎知識と保守に関する経験が求められます。これには、サーバー構築やデータベースの設計、ネットワーク構成などが含まれます。

また、アプリケーションの更新やセキュリティの保護に関するタスクもこの知識を活用することができます。このような能力は、開発者が単にアプリケーションを作成するだけでなく、問題が発生したときに対応する能力も備えていることを示します。

インフラ周り・保守の知識と経験は、フリーランスのiOSエンジニアにとって重要なスキルとなります。

iOSエンジニアのフリーランス単価相場と具体的な案件を紹介

iOSエンジニアのフリーランス単価相場、具体的案件の2つの視点からそれぞれご紹介します

フリーランスのiOSエンジニア全体の平均単価・相場

フリーランスのiOSエンジニアに関して調査を行いました。調査結果によりますと、9,391件の求人・案件から、月額平均単価が69万円となっています。

この中で最高単価は170万円、最低単価は10万円です。この調査データから、単価70万円〜単価80万円の案件が一番多いことがわかりました。

フリーランス案件を探す際には、この情報を参考にして、自分に適した案件に応募することがおすすめです。（※エンジニアスタイル調べ /2023年2月）

参照URL：iOSエンジニアのフリーランス求人・案件 / 月額単価相場

フリーランスiOSエンジニアの具体的な案件

フリーランスiOSエンジニアの具体的な案件を５つ紹介します。

1つ目の案件は、人材サービス業向けの社員向けスマホアプリ開発と、スタッフ向け一般公開アプリの技術リードおよびアーキテクチャの案件です。

要件は、Java(SpringBoot)の開発経験、React/Swiftの知識、iPhoneアプリ開発経験やMacPCまたはWindowsPCでの開発経験、GitLab/SVN/Eclipse/vscodeの経験が必要です。

求められる職種は、スマホアプリエンジニア/iOSエンジニアで、報酬は単価30万円です。リモートでの作業も可能です。

2つ目の案件は、Java/SpringBootを使った人材業界向けアプリ開発におけるアーキテクトを募集しています。既存のアプリに設計ドキュメントの不備やセキュリティ課題があり、新たなチャット機能を実装する必要があります。

要件定義は2023年3月から開始する予定で、リモートでの開発を想定しています。

必要なスキルはJava(SpringBoot)の開発経験、GitLab/GitHubなどの使用経験、Windows端末での開発経験、React/Vue.jsの開発経験またはJavaアプリの開発においてアーキテクトを担当した経験が求められます。

報酬は単価80万円〜となっています。

3つ目の案件は、メガバンクのスマホアプリ開発支援を行う「Swift/Kotlin」のテックリード支援のポジションです。

スマホアプリ開発案件の豊富な経験（目安3年以上）とアジャイル開発の経験が必要で、Swift、Kotlin、Reactいずれかでの開発経験が求められます。

職種はスマホアプリエンジニア、iOSエンジニア、あるいはAndroidエンジニアで、報酬は単価100万円〜になっています。

4つ目の案件は、フルリモートで募集されているReact Nativeを使ったモバイルアプリエンジニアの案件です。このポジションでは、AIを活用した転職アプリのフロントエンド開発を担当することが求められます。

事業のKPIはRe:dashで管理され、毎週のチームメンバーのミーティングで施策の振り返りを行っています。

必須スキルとしては、React.jsまたはReact Nativeの実務経験(3年以上)、プロダクトチームとのコミュニケーション能力が必要です。より優遇されるスキルとしては、iOS/Androidアプリの開発・運用経験、TypeScriptの経験、Next.jsなどがあります。

報酬単価は100万円〜になっています。

5つ目の案件は、動画配信システムアプリ開発の仕事です。開発対象はiOSアプリとAndroidアプリで、お客様が既存で運営されている動画配信サービスアプリの機能追加・運営・保守業務を担当することが求められます。

要求スキルはAndroidアプリでJAVAまたはKotlin、iOSアプリでObjective-CまたはSwiftで3年以上の開発経験が必要です。報酬は単価80万円〜となっています。

フリーランスのiOSエンジニアになるメリットとデメリットとは

この記事では、フリーランスのiOSエンジニアになるメリットとデメリットについて詳しく説明します。需要も高く、報酬相場も高いことから、稼ぐことができるメリットや、iOSエンジニアとしてのスキルアップや希少性の向上などがあります。

しかし、Swiftの仕様変更により実務に影響が出ることや、iOSエンジニアとしての業務が中心となり、汎用性がなくなるリスクも存在します。

フリーランスのiOSエンジニアになるメリット

iOSエンジニアとしてのキャリアを進めたいと考えている方にとって、フリーランスになることも一つの選択肢となります。

ここでは、フリーランスのiOSエンジニアになることに伴い生じるメリットをご紹介します。具体的には、需要も高く報酬相場も高いために稼ぐことができること、さらにiOSエンジニアとしてのスキルアップや希少性の向上などがあげられます。

需要も高く報酬相場も高いため、稼ぐことができる

iOSエンジニアとしてフリーランスになることには、需要が高く報酬相場も高いというメリットがあります。特に、iOSエンジニアは業界において需要が高いスキルであり、仕事の依頼が多くあります。

これに伴い、報酬も高く設定されていることが多くなります。また、フリーランスとして働くことで、仕事のタイミングや内容を自分で決めることができ、仕事とプライベートのバランスをとることもできます。

このように、iOSエンジニアとしてフリーランスになることは稼ぐことができるというメリットがあります。

iOSエンジニアとしてスキルアップし、希少性を高めることができる

iOSエンジニアになることで、自分のスキルを向上させることができます。これは、自分でアプリケーションの開発を行い、他の人が書いたコードを理解することによって可能です。

また、最新の技術やツールを使って開発することで、常に最新の知識を維持し、希少性を高めることができます。例えば、SwiftやObjective-Cなどのプログラミング言語について、常に最新のバージョンを学ぶことができます。

さらに、iPhoneやiPadなどのデバイス向けにアプリケーションを開発するために、自分自身のiOSデバイスについても知識を深めることができます。

フリーランスのiOSエンジニアになるデメリット

フリーランスとしてのiOSエンジニアになることには、様々なメリットがありますが、デメリットも存在します。Swiftの仕様変更やiOSエンジニアとしての業務が中心で汎用性がなくなるリスクなどが挙げられます。

これらのデメリットは、フリーランスとしてのiOSエンジニアにとって重要な課題となります。以下は、これらのデメリットに焦点を当てた詳細な解説です。

Swiftの仕様変更に伴い、実務にも影響されるため負荷が大きい

フリーランスのiOSエンジニアになるには、多くのメリットもありますが、デメリットも存在します。

その1つがSwiftの仕様変更による負荷の増加です。Swiftは動的なプログラミング言語であり、定期的に仕様変更が行われます。これに伴い、実務上で使用しているコードも更新が必要になります。この仕様変更は、既存のアプリケーションのバグを引き起こす可能性もあります。

そのため、iOSエンジニアとしては、常にSwiftの最新仕様に対応し、実務に影響のないように更新することが求められます。

これは繰り返し行われるタスクであり、負荷も大きいということが特に挙げられるフリーランスのiOSエンジニアになるデメリットの1つといえます。

良くも悪くも、iOSエンジニアとしての業務が中心で汎用性がなくなるリスクがある

フリーランスのiOSエンジニアになることにはリスクもあります。特に、iOSエンジニアとしての業務が中心になりすぎると、他のプログラミング言語や技術に対する知識やスキルが薄くなってしまうリスクがあります。このことは、今後のキャリアアップや新しいプロジェクトへの参加などに影響を与える可能性があります。フリーランスとして働く上では、常にバランスをとりながら、多角的な知識やスキルを磨いていくことが大切です。

iOSエンジニアのフリーランス案件の探し方とは

ここでは、iOSエンジニアのフリーランス案件を探す方法について説明します。

iOSエンジニアとしてフリーランスで働くことを考えている方は、フリーランスエージェント、友人や過去に所属していた企業からのリファラル、SNS、フリーランス案件一括比較サイトなど、いくつかの方法を活用することができます。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントを活用することは、iOSエンジニアとしてのフリーランス案件を探す上で非常に有用な手法です。フリーランスエージェントは、企業からのフリーランス案件を収集し、適したフリーランスエンジニアにマッチングする役割を担います。

しかし、フリーランスエージェントの選び方がよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか

そこで、ここではおすすめのフリーランスエージェントを3つご紹介します。

ランサーズエージェント(Lancers Agent)

ランサーズエージェントは、フリーランスエンジニア・Webクリエイター・マーケター向けに案件を紹介するサービスです。日本最大級のフリーランス支援会社であるランサーズエンジェンシー株式会社が運営しており、豊富な案件と安心したサービスを提供しています。

すべての案件で発注クライアントと直接契約ができるため、高単価の案件を継続的に受注することが可能です。Web・モバイルアプリ開発など多様な業務を扱っており、リモートでの作業も可能です。支払いも柔軟なタイミングで対応しており、資金繰りに不安がないのも魅力的です。

参考URL：ランサーズエージェント(Lancers Agent)

Midworks（ミッドワークス）

Midworksは、フリーランスITエンジニア向けの案件紹介サービスです。運営企業である株式会社Branding Engineerは東証マザーズに上場しており、信頼性が高い企業です。Midworksは案件紹介だけではなく、プログラミングスクールや人材業界にも事業を展開しています。そのため、有名な上場企業や成長中のベンチャー企業から直接の案件も多いです。幅広い開発言語やスキルに対応した案件が充実しています。また、フリーランス向けの案件紹介だけではなく、キャリア形成や正社員への転職支援など多彩なサポートも行っています。

参考URL：Midworks（ミッドワークス）

フォスターフリーランス

フォスターフリーランスは、ITフリーランス向けの情報サイトです。求人や案件紹介だけでなく、働き方に関する情報や最新技術の発信も行っています。20年以上の実績を有する企業で、案件は常に5000件以上、登録者数は17000人以上と人気のサービスです。直請けの案件が多く、高単価で魅力的です。案件参加前からサポートが充実しており、デジタル化された事務手続きも効率的です。担当のコーディネーターが調整を行い、フリーランスとクライアントの間をサポートするので安心して業務に専念できます。

参考URL：フォスターフリーランス

このようなエージェントを通じてフリーランス案件を探すことで、時間の節約や自分に適した案件を素早く見つけることができますので、積極的にフリーランスエージェントを活用するようにしましょう。