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【2023年最新】システムエンジニアにオススメしたい16の資格とは。種類やメリットを紹介

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システムエンジニアの平均年収はどれくらいなのか

ここからはシステムエンジニアの平均年収について、正社員とフリーランスという観点から見ていきます。

正社員の場合

正社員のシステムエンジニアの場合は、求人ボックス掲載の情報によると平均年収498万円となっております(2022年6月現在)。

一方、フリーランスの場合は以下です。

フリーランスの場合

フリーランスのシステムエンジニアの場合は、エンジニアスタイル掲載の月額単価相場の平均単価69万円から算出すると、平均年収は約828万円となります(2022年12月現在)。

システムエンジニアが資格を取得するメリットとは

ここからは、システムエンジニアが資格を持つことのメリットについて説明していきます。

客観的なスキルの証明になる・対外的にスキルを証明できる

システムエンジニアとして、案件をこなしていく中で様々なスキルを身につけられると思います。身につけたスキルは、「どの程度のレベルなのか」、「正確に身についているのか」など、自分だけでは確認が難しいと思います。このような場合に、客観的に自身のスキルを確認するために資格の取得は有効です。

また、資格を所持しているということは、その資格を取得するために必要なスキルを身につけていることの証明にもなるため、クライアントや企業への十分なアピールポイントとなります。

キャリアアップに有利にはたらく

先程も述べましたが、資格は対外的にスキルを証明できます。取得した資格は経歴書に記述して自身のスキルをアピールできるため、転職において有利にはたらいたり、フリーランスであれば高単価の案件が受注しやすくなる場合もあります。

給料アップや昇進につながる

企業によっては、システムエンジニアの関連資格を取得すると給料を増額する制度を設けています。

また、こちらも企業によりますが、資格所得が昇進に影響することもあります。

知識を体系的に習得できる

一口にシステムエンジニアと言っても、「セキュリティ」や「データベース」など様々な分野があります。このような個々の分野において、どの範囲まで知識を習得すれば良いのか分からないこともあると思います。

多くの資格は、分野ごとに別れているため、1つの資格を取得することは、その分野の知識を網羅することになるため、体系的に知識を習得することにつながります。

企業によっては資格手当をもらえる

前述にもありますが、企業によっては、資格を取得すると資格手当を受け取れる制度を設けています。

資格の取得は、スキル向上だけでなく、収入アップにもつながります。

資格には大きく2種類ある

資格と言っても大きく分けて2種類存在しており、それぞれ一長一短あります。

国家資格

国家資格は、国によって知識や技術が一定の水準以上であることを認証され保証されます。国によって保証されるという点で、大きなアドバンテージとなります。

ベンダー資格

ベンダー資格は、企業によって自社で開発した製品やサービスについて、適切な操作技術や管理技術を満たしていることを認証するものです。

有効期限のある資格もあり、一定期間後に取り直しが必要な場合もあります。

システムエンジニアにおすすめの国家資格一覧

システムエンジニアにおすすめの国家資格を難易度別にまとめていきます。

初心者向け

ITパスポート

  • 試験内容

ITに関する基礎的な知識があることを証明する資格です。

対象者は「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」となっており、技術系に関わらず事務系や文系、理系などITの基礎知識を持ち合わせていることを確認できます。

試験は四肢択一式100問となっています。

  • 受験料

7,500円

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

  • 試験内容

対象者は「ITの安全な利活用を推進するための基本的知識・技能を身に付けた者」となっており、情報資産に対する考え方やリスク管理、情報セキュリティなどの情報を扱う者が持ち合わせるべき知識やスキルを確認できます。

試験は午前と午後に分かれており、午前が多肢選択式(四肢択一)50問、午後が多肢選択式3問となっています。

  • 受験料

7,500円

基本情報技術者試験(FE)

  • 試験内容

情報処理技術者試験の中では入門的な試験です。

対象者は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」となっており、システムエンジニアとして最初に取得する人も多くいます。

試験は午前と午後に分かれており、午前が多肢選択式(四肢択一)80問、午後が多肢選択式11問中5問となっています。

  • 受験料

7,500円

中級者・上級者向け向け

応用情報技術者試験(AP)

  • 試験内容

対象者は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」となっており、業務経験5〜6年ほどのシステムエンジニアやプログラマーの多くが受験されています。

試験は午前と午後に分かれており、午前が多肢選択式(四肢択一)80問、午後が記述式11問中5問となっています。

  • 受験料

7,500円

ITストラテジスト試験(ST)

  • 試験内容

対象者は「ITを活用して事業を改革・高度化・最適化をするために戦略を策定・提案・推進する者」となっており、CIOやCTO、ITコンサルタントなどのより経営に関わる人が取得するのに最適な資格です。

試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと4つに分かれており、それぞれ多肢選択式(四肢択一)30問、多肢選択式(四肢択一)25問、記述式4問中2問、論述式3問中1問となっています。

  • 受験料

7,500円

システムアーキテクト試験(SA)

  • 試験内容

対象者は「情報システムを利用したシステム開発に必要となる要件を定義し、そのアーキテクチャ設計と開発を主導する者」となっており、システム開発の上流工程を担う上級エンジニアを目指す方に最適な資格です。

試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと4つに分かれており、それぞれ多肢選択式(四肢択一)30問、多肢選択式(四肢択一)25問、記述式4問中2問、論述式3問中1問となっています。

  • 受験料

7,500円

プロジェクトマネージャー試験(PM)

  • 試験内容

対象者は「システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの目的の実現に向けてプロジェクトマネジメント業務を単独またはチームの一員として担う者」となっており、プロジェクトを確実に成功へ導くマネージャを目指す方に最適な資格です。

試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと4つに分かれており、それぞれ多肢選択式(四肢択一)30問、多肢選択式(四肢択一)25問、記述式3問中2問、論述式2問中1問となっています。

  • 受験料

7,500円

データベーススペシャリスト試験(DB)

  • 試験内容

対象者像は「最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、これらの技術支援を行う者」となっており、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適な資格です。

試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと4つに分かれており、それぞれ多肢選択式(四肢択一)30問、多肢選択式(四肢択一)25問、記述式3問中2問、論述式2問中1問となっています。

  • 受験料

7,500円

情報処理安全確保支援士(SC)

  • 試験内容

対象者は「企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者」となっており、セキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントを目指す方に最適な資格です。

  • 受験料

7,500円

システムエンジニアにオススメなベンダー資格一覧

続いては、システムエンジニアにおすすめのベンダー資格を難易度別にまとめていきます。

初心者向け

マイクロソフトオフィシャルスペシャリスト(MOS)

  • 試験内容

マイクロソフトオフィスの技能を証明する資格です。

筆記試験等はなく、実技試験のみです。

試験科目は、オフィスのバージョンによって分かれており、資格の更新制度はないため新しいバージョンの資格を取得したい場合はあらためて受験する必要があります。

  • 受験料

9,800円

オラクルマスター

  • 試験内容

Oracle Corporation主催の、Oracle Datebaseの運用や管理などの知識やスキルを認定する資格です。

難易度によってブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナムと名称が異なっており、後者にいくにつれて難易度が上がっていきます。

取得することで、国内のみならず海外でも評価される資格となっており、グローバルに活躍する人材を目指されている方にとっておすすめの資格です。

  • 受験料(講習費なども含む合計金額)

ブロンズ:44,520円

シルバー:66,780円

ゴールド:229,040円から519,040円

プラチナム:974,000円

AWS認定

  • 試験内容

AWS認定は、Amazonが提供するクラウドサービス「AWS」に関するスキルを認定する資格です。

試験のタイプは、「Foundational」、「Associate」、「Professional」、「Specialty」の4つに分かれており、Specialtyではさらに、高度なネットワーキング、データアナリティクス、データベース、機械学習、セキュリティ、SAP on AWSの各分野に分かれています。

試験の形式は、多肢選択式です。

  • 受験料

Foundational 11,000円

Associate 15,000円

Professional 30,000円

Specialty 30,000円

中級者・上級者向け

Cisco Certified Network Associate(CCNA)

  • 試験内容

CCNAはシスコシステムズ社製品に関する知識や技能を有しているかを証明する資格です。

5段階のレベルがあり、CCENT(エントリー)、CCNA(アソシエイト)、CCNP(プロフェッショナル)、CCIE(エキスパート)、CCAr(アーキテクト)の順で難易度も上がります。

  • 受験料

33,600円(税抜)

Linux技術者認定試験

  • 試験内容

Linux技術者認定試験は、Linux技術者としてのスキルを認定する資格です。

試験は、大きく分けて3つのレベルがあり、下位レベルから順に取得する必要があります。

試験はコンピュータを用いて回答し、選択形式と記述形式があります。

  • 受験料

16,500円

Cisco Certified Network Professional(CCNP)

  • 試験内容

CCNPは、CCNAと同様にCisco Systems社が認定するベンダー資格であり、CCNAの上位資格です。

L2スイッチング、L3ルーティング、仮想化、ワイヤレス、セキュリティ、ネットワーク自動化に関するスキルを有することを証明できます。

CCNPは、合格してから3年間有効という有効期限付きの資格です。

試験は、コア試験(必須)とコンセントレーション試験(1つ選択)の2つに別れていて、合計2科目に合格する必要があります。

  • 受験料

コア試験 49,280円

コンセントレーション試験 36,960円

統計検定

  • 試験内容

統計検定とは、統計に関する知識や活用力を証明する資格です。

ロジカルに情報処理ができるという証明にもなるため、データサイエンティストやAI技術者を目指す方のみならずシステムエンジニアにも有用な資格と言えます。

  • 受験料

階級によって4,000円から8,000円

システムエンジニアに求められるスキル

ここからは市場価値の高いシステムエンジニアに求められるスキルについてをご紹介させていただきます。

プロジェクトマネジメント能力

システム開発は、チームで進めるため適切な指示やスケジュール管理が重要となります。

システムエンジニアは、プログラマーの上流に位置するため、不適格な指示ではシステムの信頼性を落としたり、スケジュールの遅延につながったりする場合もあります。

また、特定のメンバーに過度な負担がかからないようにし、無理のないスケジュールでプロジェクトをまとめる能力が求められます。

コミュニケーション力

システムエンジニアは、多くの場面でコミュニケーション能力が求められます。

「システムエンジニアの仕事内容」でも述べた通り、クライアントから要求を聞き出す場面では、最終的な納品物の方向性に大きく関わるため正確なコミュニケーションが求められます。

また、円滑な人間関係を保ちながらチームをまとめるためにもコミュニケーション能力が重要となります。

技術力

当たり前の話ですが、もちろん技術的な能力も求められます。

技術力はシステム開発の際だけでなく、クライアントへのヒアリングや説明の際にも必要になります。技術的な内容を理解した上で説明できれば、言葉に曖昧さがなくなり、クライアントに分かりやすく伝えられます。

また、プログラミングはプログラマーの仕事ですが、上流設計としてプログラミングをする機会もあります。したがって、基礎的なプログラミングの知識も求められます。

システムエンジニアとしてフリーランスを考えている人が把握しておきたいこと

副業から始めてみる

いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。

そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。

具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。

案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく

自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。

その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。

具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。

フリーランスになるメリットやリスクは知っておく

フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。

システムエンジニア関連のフリーランス・副業関連記事はこちらもオススメです。

まとめ

本記事では、システムエンジニアが資格を取得するメリットとオススメな資格について紹介してきました。

​​最後に、本記事のポイントである「資格を取得するメリット」についてまとめておきます。

  1. 客観的なスキルの証明になる・対外的にスキルを証明できる
  2. キャリアアップに有利につながる
  3. 給料アップや昇進につながる
  4. 知識を体系的に習得できる
  5. 企業によっては資格手当をもらえる

システムエンジニアは、プロジェクトマネジメント能力やコミュニケーション能力、技術力など様々なスキルが求められます。こうした能力の証明として、本記事で紹介したような資格を取得することをオススメします。

本記事が、システムエンジニアとして資格の取得を検討している方の参考になっておりましたら幸いです。

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