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【2023年最新】Vue.jsエンジニアが資格を取得するメリットとオススメな資格一覧

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Vue.jsエンジニアに資格が必要?

Vue.jsエンジニアになるために資格は必要ありません。

あくまでも知識を証明するものです。

たとえば、クライアントや社内のメンバーへ提案する際に資格を持っていることで、より明確な根拠や事例を持ってアピールできるため、圧倒的に説得力があります。

また、資格取得のため勉強することで体系的に学ぶ機会にもなるので、実務経験をした後に勉強することがオススメです。

本記事ではVue.jsエンジニアについて詳しく説明していきます。

是非最後までお読みください。

Vue.jsエンジニアが資格を獲得する4つのメリット

Vue.jsエンジニアになるために資格は必要ありません。

しかし、Vue.jsに関する資格は多数存在します。

では、Vue.jsエンジニアになるための資格は必要ないのに、資格をとる必要はあるのか?

疑問を解消するために、Vue.jsエンジニアが資格を取ることにどんなメリットがあるのかを以下に詳しく説明します。

スキルの証明になる

Vue.jsエンジニアとして高度なスキルを持っていたとしても、証明するものがなければ評価を受けることができません。

しかし、資格を取ることで客観的な知識やスキルの証明となり、社内外からの信頼や評価の獲得につながります。

Vue.jsエンジニアのベース資格は以下になります。

  • 基本情報技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が主催する国家試験です。午前試験と午後試験があり、特定のOSや機種に限った知識が出題されることがなく、幅広い分野から出題される試験です。

  • 応用情報技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が主催する国家試験で、ワンランク上のエンジニアを目指す人のための試験です。選択式問題だけでなく、記述式問題もあるため難易度は上がります。

  • ITストラテジ試験

ITに関わるすべての人が身につけておくべき知識から出題される国家試験です。エンジニア職だけでなく、事務職や営業職、学生も受験しています。ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系からそれぞれ出題されます。

上記資格を習得しておくと、Vue.jsエンジニアとしてのベースがあることを証明することができます。

資格手当が出る

企業によっては資格取得者に対して、資格手当を支給しています。

企業ごとに手当支給条件の資格の種類が違ったり、資格手当制度自体ない企業もありますので、あらかじめリサーチしておきましょう。

Vue.jsエンジニアの専門的な資格は以下になります。

  • JAVASCRIPT CERTIFICATION

International JavaScript Instituteによる認定試験です。JavaScriptの知識だけでなく、Webの一般的な知識も出題されます。英語のみの受験です。

  • OpenJS Vue.js Application Developer

Node.jsを使用してあらゆるアプリケーションを開発する能力を証明する試験で     す。オンラインでの試験になるため、受験可能な環境を整える必要があります。

  • OpenJS Vue.js Services Developer

Node.jsを使用したRESTfulサーバーおよびサービスの作成に2年間以上の経験を     持つ人向けです。オンラインでの受験になるため、受験可能な環境を整える必要があります。

上記の専門的な資格を取得すると社内で重宝され、資格手当を得やすくなります。

転職の際に有利

JavaScriptはフロントエンドからの活用が進んだプログラミング言語ですが、近年ではサーバーサイドやAPI開発でも利用されています。

汎用性が高まったことにより、エンジニアにとっては資格取得が転職活動時に有利に働きます。

JavaScriptフレームワークの中でもVue.jsは開発の現場で多く使われており、上記で紹介しているVue.jsに関する資格を取得していることで、次の職場を選ぶ際の選択肢が広がります。

年収アップにつながる

企業によっては資格取得を昇給や昇格の条件としているところもあります。

スキルの証明にもなるため、自身の人事評価のアップや上流工程を任されるようになります。

また、転職時にも資格の有無によって提示年収も変わってきます。

Vue.jsに関する資格を取得することで、Vue.js以外の知識やスキルも身につきます。

更にVue.jsの知識もさらに専門的になり、大規模開発や上流工程を担うことで年収がアップします。

Vue.jsのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

Vue.jsエンジニアにオススメしたいベース資格

ここまで資格取得のメリットを説明してきました。

では、どのような資格を取得するべきなのでしょうか?

ここでは、Vue.jsエンジニアにオススメのベース資格を紹介していきます。

基本情報技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が「情報処理の促進に関する法律」に基づきおこなう国家試験です。

IPAの情報処理技術者試験の中では、一番基礎的な試験で、いわば情報処理技術者試験の入門と言えるでしょう。

情報処理技術者試験の中では以下に位置付けられます。

基本的知識・技能 基本情報技術者試験
応用的知識・技能 応用情報技術者試験
高度な知識・技能 ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
プロジェクトマネージャー試験
ネットワークスペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
情報セキュリティスペシャリスト試験
ITサービスマネージャ試験
システム監査技術者試験

参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo2.html

試験は午前試験と午後試験に分かれています。

それぞれの試験内容は以下のようになります。

午前試験 午後試験
試験時間 150分 150分
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 多肢選択式
出題数 80問 11問
回答数 80問 5問
出題範囲 基礎知識 プログラミング
合格基準 60点以上/100点満点 60点以上/100点満点

参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

特定のOSや機種などに限った知識が出題されることはなく、情報学の基礎的な部分を幅広く習得することが可能です。

また、基本情報技術者試験には午前試験を免除する制度があります。

IPAの認定講座を受講し、修了試験に合格することで、午前試験合格と同等とみなされ試験が免除されます。

IPA認定免除対象科目履修講座は各都道府県で開催されており、自分の住んでいる地域で受講することが可能です。

参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_80tokurei/koza_ichiran.pdf

取得していると開発言語について知識があることがアピールできます。

就職や転職時に大きく有利に働くことはありませんが、企業へのアピールの効力としては十分です。

求人で資格取得者を優遇している企業もあり、特にIT業界以外の職種からIT業界への転職の場合、企業側に好印象を与えられます。

一度合格すると、資格は永久に残りますので取得していて損はありません。 

応用情報処理技術者試験

情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。

ITエンジニアの登竜門と言われている基本情報技術者試験とは違い、ITエンジニアとしてワンランク上を目指したい人のための試験です。

令和4年度春季応用情報技術者試験の合格率だけ見ると大体20%暗いと基本情報技術者試験とほとんど変わりません。

一見すると難しさは変わらないように見えますが、実際は違います。

基本情報技術者試験は学生やIT初心者が受験します。

一方、応用情報技術者試験は数年キャリアを積んだエンジニアが受験します。

経験を積んだエンジニアですら約4人に1人しか合格できません。

難しい理由は、問題の内容自体が専門的になっていることもありますが、午後の試験内容が基本情報技術者試験では多肢選択式だったものに対して、応用情報技術者試験では選択肢がなく、自分の言葉で答えなければならない記述式となっていることが挙げられます。

しかし、難易度の高い資格ですので、資格取得のメリットは基本情報技術者よりも大きくなります。

参照:https://www.ipa.go.jp/about/press/20220624.html

試験内容は午前試験と午後試験に分かれています。

それぞれの試験内容は以下の通りです。

午前試験 午後試験
試験時間 150分 150分
出題形式 多肢選択式(四肢択一) 記述式
出題数 80問 11問
回答数 80問 5問

参照:​​​​​​​​https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

情報処理技術者として、一定以上の知識があるとの評価を受けることができ、企業だけでなく省庁・官公庁などの公務員系の職種からも高い評価を得られます。

更に、より高度な情報技術者試験を受ける際に午前試験の一部免除を受けることができます。

それだけでなく、国家試験である中小企業診断士試験・弁理士試験・技術士試験の一部免除を受けることもできます。

ワンランク上のエンジニアを目指すのであれば、絶対に損はしない資格です。

周りとの差をつけるために挑戦してみてはいかがでしょうか?

ITパスポート

ITを利活用する全ての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

IT系の国家試験では入門レベルにあたり、エンジニア職だけでなく事務職・営業職など幅広い職種の社会人や、学生も多く受験しています。

では、試験の内容や難易度などはどのようになっているのでしょうか?

試験内容は以下のようになっています。

試験時間 120分
出題数 小問100問(※1)
出題形式 四肢択一式
出題分野 ストラテジ系(経営全般)35問程度
マネジメント系(IT管理)20問程度
テクノロジ系(IT技術) 45問程度
合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ
300点以上であること
 総合評価点
   600点以上/1000点(総合評価点の満点)
 分野別評価点
   ストラテジ系 300点以上/1000点
   マネジメント系300点以上/1000点
   テクノロジ系 300点以上/1000点
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式(※2)
 受験者はコンピューターに表示された問題に対して、マウス やキーボードを用いて回答する
採点方式 IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて、解答結果から評価点を算出する

(※1)総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、

    テクノロジ系42問

    残りの8問は今後出題する問題を評価するために使用

(※2)身体の不自由等によりCBT方式を受験できない方のために、春季(4月)と秋季

    (10月)の年2回、筆記による方式の試験を実施

参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html

合格率は50%前後で、大きく社会人と学生に分けると社会人が約60%、学生が約40%と社会人の方が高くなっています。

これはIT知識だけでなく、ビジネス用語や経営に関する知識も問われるため、すでに実務経験のある社会人が有利だからです。

学生がITパスポート試験を受験する際は、ビジネス分野の知識をつけると合格の可能性が上がります。

取得のメリットとしては以下のようなものがあります。

  • 就職・転職の際のアピールになる
  • ITの基本的な知識が身に付く
  • 学校で単位取得できることがある
  • 学費の一部が免除されることがある

取得することにより、社会人でも学生でもメリットがあり、ITパスポートは、IT系の資格取得の第一歩です。

IT業界だけでなく、全ての業界で活躍するために必要な資格です。

ぜひ取得しておきましょう。

Vue.jsエンジニアにオススメしたい6つの資格

ここまではオススメのベース資格を紹介してきましたが、ここではVue.jsに関するオススメしたい資格を6つ紹介します。

それぞれの資格に違った特徴やメリットがありますので、是非参考にしてください。

JAVASCRIPT CERTIFICATION

International JavaScript Institute、別名IJSIによる認定プログラムです。

この試験ではJavaScriptの能力だけでなく、Webの一般的な知識についても出題されます。

英語のみの受験になるため、英語の能力も必要とされます。

試験の内容は以下のようになっています。

試験コード CJSD
試験時間 90分
問題数 70問
合格点 70%
言語 英語
試験バージョン JavaScript2019、HTML5.1
出題形式 多肢選択式(答えが1つ)
多肢選択式(答えが複数)
記述式
受験料 79ユーロ

参照:https://www.javascriptinstitute.org/javascript-certification/

  • 取得する価値・メリット

将来、国際的なキャリアアップを目指している方には特にオススメの資格です。

OpenJS Vue.js Application Developer (JSNAD)

JSNAD認定試験はNode.jsのコアAPIの知識に重点を置き、Node.jsを使用してさまざまなアプリケーションを開発する能力を証明する試験です。

試験時間は約120分です。

オンラインでの試験となるので事前にPSIオンラインセキュリティチェックの実行や、アプリのダウンロードなど受験可能な環境を整える必要があります。

また、カンニング防止のため手元が見えることや、物の撤去、受験中はカメラフレームから出てはいけないなど、細かな制限がありますので以下のリンクを参考にしてください。

参照:https://docs.linuxfoundation.org/tc-docs/certification/instructions-openjs

  • 取得する価値・メリット

資格取得することで、アプリケーションを開発する能力を客観的に証明することができます。

OpenJS Vue.js Services Developer (JSNSD)

JSNSD認定試験はNode.jsを使用したRESTfulサーバーおよびサービスの作成に2年間以上の経験を持つ人向けです。

RESTful Node.jsサーバーおよびサービスを作成する能力を証明できます。

試験時間は約120分です。

オンラインでの試験となるので事前にPSIオンラインセキュリティチェックの実行や、アプリのダウンロードなど受験可能な環境を整える必要があります。

また、カンニング防止のため手元が見えることや、物の撤去、受験中はカメラフレームから出てはいけないなど、細かな制限がありますので以下のリンクを参考にしてください。

参照:https://docs.linuxfoundation.org/tc-docs/certification/instructions-openjs

  • 取得する価値・メリット

資格取得することで、サーバーおよびサービスを作成する能力を客観的に証明することができます。

CIW JavaScript スペシャリスト

CIWはCertified Internet Web Professionalの略で、ベンダーに中立な世界有数のITおよびWebテクノロジーの教育および認定プログラムです。

この中でJavaScriptに関する認定資格がCIW JavaScript スペシャリストです。

Certification Partner社によって提供される国際資格で、海外でも通用するグローバルな資格です。

難易度は中級以上で、JavaScriptに関する広範な基礎知識と、技術分野の専門用語を用いた英語の読解力が求められます。

試験内容は以下のようになっています。

試験時間 90分
出題数 55問
出題範囲 JavaScriptイントロダクション
JavaScriptでの変数とデータの操作
JavaScriptの関数、メソッド、イベント
JavaScriptのデバッグとトラブルシューティング
JavaScriptでプログラムフローを制御する
JavaScriptドキュメントオブジェクトモデル(DMO)
JavaScript言語オブジェクト
カスタムJavaScriptオブジェクト
JavaScriptを利用したHTMLの変更
JavaScriptを使用したインタラクティブフォームの開発
JavaScriptのセキュリティ
JavaScriptライブラリとフレームワーク
JavaScriptとAJAX
WebAPIの概要
受験料 150ドル

参照:​​https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/665/

  • 取得する価値・メリット

国際的にも認知されており、幅広い知識が求められる資格であるため、一定の知識・スキルを持っているとの評価を受けることができます。

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5だけでなく、JavaScriptやCSS3などについての知識や技術力を認定する試験です。

2000年7月に設立された、技術者レベルの認定活動に貢献するNPO団体「LPI Japan」が実施しています。

試験には「レベル1」と「レベル2」があり、それぞれの試験内容は以下のようになっています。

レベル1 レベル2
試験時間 90分 90分
出題数 60問 40〜45問
出題形式 単一選択
複数選択
記述式
単一選択
複数選択
記述式
出題範囲 Webの基礎知識
CSS
要素
レスポンシブWebデザイン
APIの知識
JavaScript
WebブラウザにおけるJavaScript API
グラフィックス・アニメーション
マルチメディア
ストレージ
通信
デバイスアクセス
パフォーマンスとオフライン
セキュリティモデル
合格基準 約7割程度の正答率 約7割程度の正答率

参照:https://jqos.jp/minkan/html5professionalninteishiken

資格取得のメリットとして以下のようなものがあります。

  • フロントエンドスキル・知識が身につく
  • ITやWeb系企業の転職・就職に役立つ
  • 資格手当や報奨金をもらえる可能性がある

HTML5プロフェッショナル認定資格は、Web業界で求められる知識が多く問われる資格です。そのため汎用性が高く、実務に直結しやすい資格です。

ウェブデザイン検定

ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施する試験です。

ウェブデザインに関する知識や技能、実務能力が問われます。

試験には1〜3級までがあり、具体的な試験内容は以下になります。

1級 2級 3級
試験時間 学科90分 
実技180分 
ペーパー実技60分
学科60分
実技120分
学科45分
実技60分
出題範囲 実施年毎により公表(参考:https://www.webdesign.gr.jp/application/items/) 実施年毎により公表(参考:https://www.webdesign.gr.jp/application/items/) 実施年毎により公表(参考:https://www.webdesign.gr.jp/application/items/)
出題形式(学科) 筆記試験(マーク方式)「多肢選択法」「真偽法」形式 筆記試験(マーク方式)
「多肢選択法」「真偽法」形式
筆記試験(マーク方式)
「多肢選択法」「真偽法」形式
出題形式(実技) 課題選択方式 課題選択方式 課題選択方式
合格基準(学科) 70点以上(100点満点) 70点以上(100点満点) 70点以上(100点満点)
合格基準(実技) 70点以上(100点満点:ただし、試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること) 70点以上(100点満点:ただし、試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること) 70点以上(100点満点:ただし、試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること)

資格取得のメリットとして以下のようなものがあります。

  • 名刺に合格者用のロゴマークが使える
  • Javascript・PHPの知識が客観的にあることが証明できる
  • デザインツールが使えることを客観的にアピールできる

ウェブデザイン検定に合格するだけで、名刺や履歴書に記載できる国家資格のため、就職や転職に有利に働きます。

Vue.jsのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

Vue.jsエンジニアとして差別化できるスキル

ここではオススメの資格や認定ではなく、持っていると他のエンジニアと差がつくスキルを紹介していきます。

一体どのようなスキルがあるのでしょうか?

以下に6つのスキルを紹介していきます。

SPAの経験がある

Single Page Applicationの略で、単一のWebページでアプリケーションを構成する設計構造を意味します。

ブラウザによるページ遷移をおこなわずにコンテンツを切り替えられるWebページです。

基本的にWebページは、以下の順番でページ遷移をおこないます。

  1. ユーザーがクリックや更新などのアクションを起こす
  2. アクションを受け、ページ全体のデータをサーバーに要求(リクエスト)
  3. サーバー側でHTMLを作って、ブラウザに返す(レスポンス)
  4. HTMLに描画する

この仕組みだと、再描画する必要のない部分(ヘッダーやフッターなど)までサーバー側で作り直すことになります。そこで極力無駄を減らし、処理速度を上げようというのがSPAです。SPAは以下の順番でページ遷移をおこないます。

  1. ユーザーがクリックや更新などのアクションを起こす
  2. アクションを受け、必要な部分のデータのみをサーバーに要求
  3. 返ってきたデータをJavaScriptで処理
  4. 処理後にHTMLへ描画する

この仕組みであれば必要な部分のみを再描画するので、基本的なWebページの遷移よりも早く再描画できます。

つまり、ユーザーの待ち時間が短縮されるということです。

SPAを実現するためには、JavaScriptを大量に書く必要がありますが、Vue.jsを使えば簡潔に実現できます。

SPAのスキルを取得していることで、他のエンジニアと差がつくことは間違いありません。

Reduxのスキルがある

Reduxとは、フロントエンドにおける状態管理に特化したフレームワークです。

Reduxは複数のコンポーネント間での状態管理を行うことができます。

そのため、Reduxを実装することでフロントエンド上での状態管理が簡素化され、バグも起きにくくなるというメリットをもたらしてくれます。

Reduxは開発規模が大きくなればなるほど力を発揮します。

将来的にVue.jsエンジニアとしてキャリアアップや大規模な開発を考えている人には是非とも身につけていただきたいスキルです。

UI/UXのスキルがある

良いUXのためには良いUIが不可欠です。

しかし、必ずしも「優れたUI=優れたUX」でないことには注意が必要です。

Webで例えるならデザインが良く、操作がわかりやすいWebサイトだとしても、コンテンツの内容がイマイチであったり、読み込みが遅いなどの不満があればユーザーは満足しません。そこでUI・UXのスキルがあることで、ユーザーにより満足してもらえるサービスを提供できるようになります。

UI/UXに必要なスキルは以下になります。

  • マーケティング力
  • コミュニケーション能力
  • デザインスキル
  • CSS、HTML、JavaScriptコーディング経験

Vue.jsエンジニアとして、より満足度の高いサービスの提供をして、他のエンジニアと差をつけましょう。

Reactでの開発経験

Reactとはユーザーインターフェースを作ることに特化したJavaScriptのフレームワークです。

初心者向けで、小規模での開発向けであるVue.jsとは違い、Reactはある程度のJavaScriptの知識や中〜大規模での開発向けになります。

実際にReactが使われている有名なサービスには以下のようなものがあります。

  • Facebook
  • Instagram
  • Netflix
  • Aitbnb
  • Paypal
  • グノシー
  • 楽天市場
  • SmartNews
  • AWA
  • Yahoo!ニュース
  • Skype

参照:https://jp.quora.com/React-wo-shi-tsu-ta-daikibo-na-uebusaito-ha-nani-ga-arima-suka

ご覧のように国内外での有名なサービスにもReactが使われています。

Reactの特徴としては以下になります。

  • 大規模なアプリケーション開発に向いている
  • カスタマイズ性が高い
  • SPAのアプリケーション開発に向いている
  • Javascriptが使えればすぐに書ける

また、Reactに向いている開発サービスは以下になります。

  • ビジネスチャットツールのUI設計
  • 大規模なECサイトの構築

Reactのスキルを身につけることで、Vue.jsではできなかったことや実現が難しいことができ、今後の仕事やキャリアの幅が広がります。

AngularJSでの開発経験

AngularJSとはJavaScriptのシステム開発をサポートするフレームワークのことです。

検索エンジンとして世界的なシェアを誇る「Google」が提供しているオープンソースのフレームワークで、扱いやすさと優れた機能性を併せ持っています。

2012年にリリースされた歴史の古いフレームワークですが、現在でもシステム開発に使用している企業やエンジニアも少なくありません。

AngularJSのメリットは以下のようなものがあります。

  • 開発に必要な機能が全て揃っている

AngularJSは、システム開発に必要な機能が全て搭載されている多機能なフレームワーク(フルスタックフレームワーク)です。

複数のフレームワークを併用する必要がなく、JavaScriptのシステム開発やアプリケーション開発を行うことができます。

  • 高い開発効率

他のフレームワークと比べても、AngularJSはコードの記述量が少なく、システムの開発効率に優れています。

AngularJSのスキルを身につけ、今後の仕事やキャリアの幅を広げましょう。

上流工程の経験

上流工程の要件定義やシステム開発では、クライアントからの要望の汲み取りから見積もりの交渉を行うためには、高度なコミュニケーションスキルが必要となります。

さらに要望に応えるための詳細設計や基本設計を行うには、UIのスキルや知識が必要です。

高いコミュニケーションスキルやマネジメントスキルに加えて、基本的なスキルや知識を有するエンジニアは重宝されます。

具体的に以下の経験があると良いです。

  • システム企画
  • 要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計

すでに上流工程の経験がある人は高単価の案件を獲得しやすくなります。

またVue.jsエンジニアとして、徐々に上流工程に携わる機会を増やしていくことで、他のエンジニアとの差別化を図ることができます。

Vue.jsエンジニアのキャリアパス

Vue.jsエンジニアになりたいけど、どこを目指したらいいの?という人もいますよね。

ここではVue.jsエンジニアとしてのキャリアパスの例をいくつか紹介します。

是非参考にしてください。

フロントエンドエンジニアとしてスペシャリストを目指す

フロントエンドエンジニアはデザイナーが設計したデザインを基に、HTML、CSS、JavaScriptを駆使し、ブラウザに表示できるようコーディングを実施します。

現場によってはデザインやディレクションに関わることもあるので、幅広い活躍が期待されるポジションです。

現在フロントエンジニアは、コーダーやマークアップエンジニアの上位職として認識されています。

スペシャリストを目指す上で、必要なスキルは以下になります。

  • CMS構築のスキル
  • SEO関連のスキル

Vue.jsエンジニアとしての知識やスキルを活かすことで、フロントエンジニアとしてスペシャリストを目指すことができます。

Webデザイナー

これまでWebデザイナーがjQueryを使って実装していた動きを、Vue.jsでも実現できます。

そのため、Vue.jsの知識、スキルがあることでWebデザイナーも目指せます。

WEBデザイナーに必要なスキルは以下の通りです。

  • デザインツールを使いこなすスキル
  • ビジネススキル
  • マネジメントスキル

さらに、他言語の知識も必要になりますが、HTMLに条件文を記述し、アニメーションをCSSで設定することでJavaScriptの記述を最小限に抑えられ、効率アップにつながります。

UI・UXエンジニア

UI・UXエンジニアは優れたデザイン感覚と技術的なノウハウを活かして、より良いWebページを作成、提案していくポジションです。

更にUI・UXエンジニアはユーザーの視覚情報を満足させるため、デザイン性や機能性のスキルが重要視されます。

UI・UXエンジニアに必要な具体的なスキルは以下になります。

  • プログラミングのスキル
  • Webデザインのスキル
  • マーケティングのスキル
  • コミュニケーションスキル

Vue.jsエンジニアとして開発に携わることで、上記のスキルが身に付いていきます。

そのため、UI・UXエンジニアをキャリアパスとして目指すことが可能となります。

Webディレクター

Web制作の現場で、スタッフへの指揮や進行管理をおこなうのがWebディレクターです。

Web制作を成功へ導くための重要なポジションでもあります。

この職種はプログラミングのスキルを身につけているとデザイナーやエンジニアへの依頼がスムーズになります。Webディレクターに必要なスキルは以下になります。

  • ディレクション能力
  • ワイヤーフレーム作成の経験
  • 顧客折衝
  • クオリティチェック
  • HTML、CSS、JavaScriptの言語理解

Vue.jsエンジニアとして開発に携わることで上記スキルが身に付くため、Webディレクターを目指すことも可能です。

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーはプログラミング技術やコミュニケーション能力に加えて、マネジメント能力も求められます。

開発や下流工程の経験を積んでからプロジェクトマネージャーになることで、現場で起こる問題を予測できたり、エンジニアへのフォローをうまく行えます。

プロジェクトマネージャに求められるスキルは以下になります。

  • 開発計画の策定
  • プロジェクトの推進・管理
  • チーム内の人間関係を円滑にするサポート
  • 評価・レビュー

プロジェクトマネージャーとしてVue.jsの経験や知識を高めることで、仕事の幅も広がります。

Vue.jsエンジニアのキャリアパスとして見据えるのであれば、早いうちに求められるスキルや経験を身につけておくことをオススメします。

フリーランス

Vue.jsは他言語に比べて学習ハードルの低い言語です。

個人で簡単に始めることができるため、しっかりと成果物のゴールを決めて、学びながら取り組めばWebアプリケーションを自分で作れます。

Vue.jsはまだ歴史の浅い技術ですので、エンジニアが不足しています。

この現状から比較的高い単価設定がされていることもあり、フリーランスとして活躍できる環境は十分整っています。

Vue.jsのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

まとめ

今回はVue.jpエンジニアについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

Vue.jsエンジニアはこれから更に必要とされる人材ということが分かったのではないでしょうか。

Vue.jsエンジニアについてまとめると以下になります。

  1. 資格は必要なく、誰でもなれる
  2. 資格は必要ないが、関連する資格を取得することでスキルの証明になる(年収アップや転職・就職時に有利になる)
  3. Vue.js以外のスキルを身に付けることで他のエンジニアと差別化できる
  4. キャリアパスが多く存在する

IT人材不足である今が大きなチャンスです。

プログラミングやVue.jsに興味がある人は本記事を参考に、Vue.jsエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか?

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