フリーランスは「Google Workspace 」を活用すべき!そのメリットと料金体系を紹介
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目次
そもそも「Google Workspace」とは
Google Workspace(グーグル・ワークスペース)とは、Googleの提供するグループウェアとして利用可能な組織向けオンラインアプリケーションセットです。
高度なセキュリティと99.9%の稼働率が保証されたクラウドコンピューティングサービスのことで、2020年10月にG Suiteからリブランドが発表されたGoogleの統合型のクラウドツールです。
Google Workspaceで使用可能サービス
- Gmail
- カレンダー
- ドライブ
- keep
- ドキュメント
- フォーム
- サイト
- 管理コンソール
- chat
- Meet
上記の他にも60を超えるGoogleのサービスがあります。
ほとんどのアプリは、Googleアカウントを持つユーザーには無料で使用できますが、自分だけのビジネスEメールの作成や無料バージョンでは提供しない様々な役に立つアプリを使用したい場合は、Googleワークベースにアップグレードする必要があります。
フリーランスが「Google Workspace」を利用する6つのメリット
独自ドメインを利用できる(メールアドレスにも反映)
無料のGoogleアカウントと大きく異なる点としては、独自ドメインを作成・利用することができます。
1アカウントの作成で最低680円が必要になりますが、独自ドメインのメールを利用できるというだけで十分な価値があると私は思います。
ビジネスの世界では、何よりも信頼関係が大事になってきます。
初めての取引であれば相手のちょっとしたものでも重要な情報源になります。そんな時に独自ドメインのメールを持っているだけで「この人は、お金を払ってまでビジネスと私生活をきちんと区別してるんだ!」と好印象を持たせることができます。
フリーランスや個人事業主であれば作っておくべきでしょう。
独自ドメインでポートフォリオサイトを作成可能
ポートフォリオは、無料のGoogleアカウントでも作ることができます。
ポートフォリオとは、自分の実績をまとめたものの事で、フリーランスや個人事業主がお仕事をもらう際に、提示することでメリットがたくさんあります。
例えば、Webライターのお仕事の場合、文字単価の低い案件はポートフォリオを求められることは少ないです。しかし、文字単価や報酬を上げたいと考えた時にポートフォリオがないとそもそもお仕事を受注できないことも多くあります。
他のお仕事に関してもポートフォリオを持つことで、受注率のアップや信頼性の獲得に繋がるのでポートフォリオは作りましょう!
また、Googleサイトを使えば、HTMLの知識がなくても簡単に独自ドメインのサイトを作ることができるのでおすすめです。
1アカウントの料金で複数メールアドレスを作成可能
こちらも無料のGoogleアカウントでは利用できない機能です。
Google Workspaceでは、メインのアドレスの他にエイリアスと呼ばれるメールアドレスを何個でも作成することができます。
そうはいっても、「メールアドレスが増えるとその分料金が増えるに決まっているじゃん!」と不安になる方もいると思います。
ここがGoogle Workspaceの魅力になっている1アカウント分の料金でいくつもメールアドレスを作成することができます。
例えば、本業用をhonngyou@example.comで副業用をfukugyou@example.com・プライベート用をpuraibe-to@example.comにすれば、それぞれを別々に管理することができます。
ただ、注意点としては全てのアドレスが同じ受信トレイに入ってくるので、管理が大変になります。対策として、Gmailのフィルタで自動振り分けをするようにすれば、簡単に管理することができると思います。
オンライン会議のMeet機能で拡張機能が使える
Google Meetでは、初期設定で満足できなかった時に拡張機能を追加することができます。
そこでおすすめの拡張機能を紹介したいと思います。
Google Meet Grid View(参加者の全員表示)
Google Meet Grid Viewは、参加者を同時に画面に拡張する機能です。自分を含めた参加者全員の顔を画面に表示することができます。
説明会やセミナーなどでみんなの顔を見ることができるので、主催者としては反応を見ながら進行できるところが最大のメリットと言えます。
最新のGoogle Meetではレイアウト変更をすれば、拡張機能を使わなくても最大49人の同時表示が可能です。
Google Meet Enhancement Suite(プッシュ・トゥ・トークや自動参加など)
Google Meet Enhancement Suiteは、Google Meetの機能の中でもかなりおすすめの機能です。会議の自動参加では、参加確認がスキップされるので、確認の手間が省けてとても快適です。
他にもビデオ会議参加時のオートミュートやShift+kでクイック退出をすることができます。ダークモードやピクチャーインピクチャーの開発によって、これからさらにGoogle Meetの拡張機能への注目が集まっています。
Nod-Reactions for Google Meet(挙手のリアクションが可能)
Nod-Reacions for Google Meetは、ミュートの状態のままでも挙手のリアクションが可能です。大人数の会議の場合は、一人一人に反応を聞くよりも、素早くリアクションしてもらった方が会議が円滑に進みます。
注意点としては、他の参加者もこの拡張機能を利用してないと絵文字が表示されないため利用者同士が設定されているのか確認をしておくべきでしょう。
Meet Attendance(出欠確認)
Meet Attendanceは、参加者の出欠状況を簡単に把握することができます。Web会議のホストや学校の先生などにぴったりの拡張機能です。
クラウドストレージ容量が増加する
Google Workspaceでは、クラウドストレージを追加することができます。追加できる容量は、プランによって異なります。
Frontline | ユーザーあたり2GB |
Business Starter | ユーザーあたり2GB |
Business Standard | プールされたストレージにユーザーあたり2TB追加 |
Business Plus | プールされたストレージにユーザーあたり5TB追加 |
Enterprise エディション | Google 営業担当の要お問い合わせ |
Essentials | プールされたストレージにユーザーあたり100GB追加(最大2TBまで) |
個人アカウント 従来のWorkspace(無料版) | 15GB |
プールというのは、一人当たりのストレージ容量の割り当てがありますが、組織内で合算して上限を決めて使うことができる方式のことです。
Essentialであれば、組織の上限は2TBで、一人当たり100GBが追加されます。
いまいち容量の大きさがイメージできないかもしれません。
1TBは1000GB(厳密には1024GB)のことで、フルHD動画の録画時間だと約166時間になります。100GBだと10分の1の16.6時間・2TBだと332時間・5TBだと830時間になります。
もっと身近な例で考えると、Google フォトがあります。Google フォトでは、2021年6月1日から容量無制限から無料使用の最大が15GBになりました。
使用量によりますが、個人的に15GBの容量はすぐに使ってしまうので個人事業主やフリーランスの方は1TBの容量あれば安心して利用することができると思います。
サービス品質保証がついている
Google Workspaceでは、サービス品質保証(SLA)が付いています。Google Workspaceサービスの正常稼働時間を一定以上の水準で保証しています。
電化製品などでは、初期不良の観点から同じようなサービスがあります。多くの機能があるがゆえに使えなくなってしまったらビジネスに支障をきたしてしまいます。
Googleからのサービスの品質保証が付いていることは、フリーランスにとって非常に大きなメリットと言えるでしょう。
フリーランスが「Google Workspace」を利用するデメリット
フリーランスがGoogle Workspaceを使用する際のデメリットは主に3つあります。
機能が多すぎる
60以上のアプリがあるので、使わない機能もあるので人によってはデメリットに感じてしまうかもしれません。
ただ、ずっと使っていると慣れてきて他の機能も魅力に映る人もいると思います。
細かい設定ができない
Google Workcaseでは、大まかな設定は出来ますがレイアウトなどの細かい設定は出来ません。
細かく自分のオリジナルに設定したい人は、Google Workspaceに対応したアプリを導入して問題を解決することが出来ます。
指導に時間がかかる
アプリが多いとその分、機能設定する項目が増えて使用者の指導に時間と労力を使わないといけません。
機能が多く、便利ではありますが設定に時間がかかってしまいます。
対策としては、スクリーンを使って一斉に指導をしたり、初期設定のやり方を動画などの学習教材にして設定させることでかなりの時間と労力の削減になります。
以上の3つがフリーランスがGoogle Workspaceの利用時に感じるデメリットになります。
ただ、基本的にはデメリットというデメリットは月額料金がかかることくらいで、メリットの方が圧倒的に多いでしょう。
Google Workspaceの料金プランは?
Google Workspaceの料金プランは、「Business Starter」・「Business Standard」・「Business Plus」・「Enterprise」の4つがあります。
それぞれの特徴について下の図にまとめてみました。
プラン | Business Starter | Business Standard | Business Plus |
料金 | 680円/月 | 1,360円/月 | 2,040円/月 |
サービス |
①セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール ②100人まで参加可能なビデオ会議 ③1ユーザーあたり30GBのクラウドストレージ ④セキュリティと管理機能 ⑤Standardサポート |
①セキュリティ保護されたカスタム用メール ②150人まで参加可能なビデオ会議 ③1ユーザーあたり2TBのクラウドストレージ ④セキュリティと管理機能 ⑤Standardサポート(Enhancedサポートに有料でアップグレード可能◎) |
①セキュリティ保護されたカスタムビジネス用メール・eDiscovery・データ保持 ②500人参加可能なビデオ会議とその録画・出欠状況の確認 ③1ユーザーあたり5TBのクラウドストレージ ④高度なセキュリティと管理機能(Vaultや高度なエンドポイント管理など) ⑤Standard サポート(Enhancedサポートに有料でアップグレード可能) |
(引用元:Google Workspace(旧 G suite)- シンプルな料金設定)
Enterprise(料金・サービス) |
①年中無休24時間体制のプレミアムサポート ②ユーザー人数の上限なし ③必要に応じて増やせる柔軟なストレージ ④高度なセキュリティ、管理、コンプライアンスの制御機能(Valut、DLP、データリー ジョン、エンタープライズエンドポイント管理など) ⑤250人まで参加可能なビデオ会議とその録画、出欠状況の確認、ノイズキャンセル、 ドメイン内ライブストリーミング ⑥セキュリティ保護されたカスタムビジネス用メール、eDiscovery、データ保持、 S/MIME 暗号化 ※詳細はGoogleの営業担当かサポートセンターまでお問い合わせください。 |
このように、月額料金が高くなると利用できるプランが増えたり、制限人数や制限GBが
変わります。
また、「Enterprise」のプランはインターネットからの申込ができないため、利用したい場合は、Googleの営業担当かサポートセンターまでお問い合わせください。
Google Workspaceは、無料でも利用できますが有料プランの方が多くのサービスを利用できるので無料プランを使っている方は、是非有料プランを試してみてください。
まとめ
Google Workspaceは無料プランと有料プランの2つがあり、有料プランを契約することでより多くのサービスを利用することができます。
Google Workspaceは以下の方におすすめできます。
- 学校の先生で、生徒と円滑なコミュニケーションを取りたい方
- 個人事業主やフリーランスの方で、メールやその他の便利ツールを手ごろな価格で使用して、顧客や同業者と簡単に仕事を共有したい方
- デスクトップソリューションやローカルストレージではなく、クラウドでの作業を希望させる方
- Google Workspaceの非営利団体向け無料版を利用したい非営利団体の方
多くの機能があるため、この他の方にも是非使っていただきたいです。
また、有料プランは4種類あるので、利用者の方に合ったプランを選ぶことでこれまでの日常をもっと快適にすることができます。
Google Workspaceは、これから時代に沿った新しいサービスを追加したり、今のサービスもより改善されていきます。
皆さんも時代に取り残されないように最善のサービスを利用していきましょう!
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