フリーランスエンジニアがコミュニティに所属する背景とそのメリットとは。具体的なコミュニティもあわせて紹介
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目次
フリーランスエンジニアでコミュニティに所属したい人がいる背景
フリーランスという働き方が孤独を感じやすい
フリーランスという働き方は、基本的に作業は1人自宅で行うことが多く、全て自分で判断して仕事を進めていかなければなりません。
また、日本ではフリーランスとして働く人の数はまだまだ少なく、周りの友人たちと時間や価値観があわなくなることもあります。
こういった状況に陥ると、多くの方はフリーランスという働き方に孤独を感じやすくなります。
他のフリーランスエンジニアとの繋がりが欲しい
周りにフリーランスとして活動しているエンジニアがいないと、フリーランスならではの悩みや疑問が共有できず、孤独感を感じがちになります。
周りの友人とも価値観が合わず、自分の悩みや考えを共有できないとなると、自然と他のフリーランスエンジニアとの繋がりが欲しくなってくるのです。
相談する相手やアドバイスをくれる人がいない
会社員としてオフィスで働いていれば、上司や同僚に気軽にアドバイスを求めることができますが、フリーランスにはアドバイスをくれる上司や同僚はいません。
そのため困ったことがあっても自分1人で解決しなければならず、解決できない問題に対して行き詰まってしまうことがあります。
仕事に対するモチベーション維持が難しい
会社で働いていれば、周りの同僚たちも働いているし、上司からの監視の目もあります。
しかしフリーランスは仕事をサボっても誰からも怒られないため、家でダラダラと過ごしてしまう場合もあるのです。
周りに切磋琢磨する相手や相談する相手がいないと、刺激も受けられず、自然とモチベーションは下がりやすくなってしまいます。
フリーランスエンジニアがコミュニティに参加するメリットとは
フリーランスエンジニアがコミュニティに参加することで、さまざまなメリットを受けられます。
例えばコミュニティに参加することで同じ目的を持つ仲間ができるほか、福利厚生サービスが受けられるなど、フリーランスのデメリットをカバーできることがたくさんあります。
ここではフリーランスエンジニアがコミュニティに参加することで、どういったメリットがあるのかを具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
他のフリーランスエンジニアに仕事の相談ができる
フリーランスエンジニアとして活動していると、仕事の相談が誰にもできず、一人で抱え込んでしまう状況に陥りがちです。
キャリアやクライアントとのやりとり、スキルに関することなど、フリーランスならではの相談内容はたくさんあります。
そういった状況でコミュニティに入れば、同じ悩みを経験して克服していった先輩方のアドバイスを聞けるのは大変ありがたいことです。
案件を紹介してもらえる
思うように案件を受注できていないと感じている方は、是非コミュニティに参加しましょう。
コミュニティに属して信頼を重ねれば、案件を紹介してもらえることがあります。
もしコミュニティ内で案件を受注したいと思っているなら、自分の得意分野や経歴を積極的にアピールしたり、他のメンバーの仕事を手伝ってみたりすることをおすすめします。
勉強会や懇親会などのイベントに参加できる
基本的に一人で活動するフリーランスにとって、リアルの場で人と会うのは貴重な機会になります。
そのため勉強会や懇談会などのイベントに参加することによって、新しい人脈や知識が得られるようになるでしょう。
またイベントに参加することによって、今まで見つけられなかったアイデアや機会を発見できたりして、フリーランスとしての可能性を広げられることもあります。
コミュニティの特典を受けることができる
コミュニティに参加することで、会員限定の懇談会やセミナーに参加できるようになるほか、施設の利用や保険といった福利厚生などの特典を受けることができます。
こうした特典を受けることによって、フリーランス特有のデメリットをカバーすることができるでしょう。
フリーランスエンジニアがコミュニティを選ぶ際に見ておきたい5つのポイント
会員資格を確認
まずはどういった人に向けたコミュニティであるのか、会員資格を確認しましょう。
コミュニティによっては、入会するのに厳しい審査を設けている場合や、女性のみしか入会できないといったケースがあるので注意が必要です。
またコミュニティ内にはどういうレベルの人がいるのかという点と、自分のレベルがコミュニティに合っているかという点は確認しておきたいところです。
会員数を確認
会員数を確認して、そのコミュニティがどれくらいの規模であるかを確認しましょう。
基本的に会員数が多ければ多いほど、気の合う仲間を見つけやすく、案件をシェアしてもらえる可能性も上がります。
ですので会員数が多ければ多いほど、フリーランスとしてありとあらゆる可能性が広がるでしょう。
コストパフォーマンスを確認
有料のコミュニティに所属すれば、有料会員限定だけ受けられる福利厚生サービスや、セミナーに参加することができます。
お金を払ってそのコミュニティをどう活かすかは、自分次第です。
でもせっかくお金を払うなら、コストパフォーマンスに合っているかどうかは前もって確認しておくことが大切です。
コミュニティを最大限活用するために、積極的にイベントに参加したり、福利厚生サービスを受けることをおすすめします。
セミナーや講座もあるか確認
自分だけで知識やスキルを伸ばしていくことに限界を感じている方は、セミナーや講座もあるか確認しましょう。
セミナーや講座に参加することで、新しい知識を得られるだけでなく、新しい仲間も得ることができます。
また自らセミナーや講座を開催できるコミュニティもあるので、興味のある方は確認してみてください。
福利厚生サービスがあるか確認
コミュニティの有料会員になると、コワーキングスペースが利用できるほか、賠償責任保証が付帯するなどといった福利厚生サービスが受けられる場合もあります。
フリーランスの福利厚生は薄いと感じている方も多いですが、コミュニティにある福利厚生サービスを活用することで、将来に備えることができます。
これからフリーランスとして活動していく中で将来に不安を感じている方は、福利厚生サービスが充実しているコミュニティを選んでみてはいかがでしょうか。
フリーランスエンジニアが見ておきたいコミュニティ
フリーランスエンジニア向けのコミュニティは数多くありますが、ここではフリーランスエンジニア向けのコミュニティを9つ紹介します。
コミュニティごとにそれぞれ特徴があるので、自分のニーズにあったコミュニティを探してみてください。
Qiita
Qiitaは、エンジニアにとって役に立つ、学びのある情報が集まるコミュニティです。
Qiitaには月間600万人以上のユーザー(21年2月時点)が訪問しています。
コミュニティ内では、記事を読むこと、記事を書くことを通じて、読む側と書く側が互いに関わりを持ち、情報をみんなで育てていくのが特徴です。
情報をみんなで育てていくことで、将来同じことを学んだり、悩んだりする時間を減らしてエンジニアの成長や生産性を向上させることを目指しています。
またコミュニティ内での活動を増やせば増やすほど、自分に合った記事が届いたり、他のエンジニアと繋がることができて、さらにエンジニアとして成長できるでしょう。
stack overflow
stack overflowは、情報技術やプログラミング技術に関する知識を共有するコミュニティです。
このサービスはプログラミングの広範囲なトピックを扱っていることが特徴です。
サイト内には質問と回答を行う機能が付いており、それらに対する評価機能やWikpediaのような編集機能がついています。
またこれらに加えてユーザーが良質な回答を行うことによって、評価ポイントや「バッジ」を得ることができ、ユーザーの活発な参加を促すような仕組みになっています。
スタック・オーバーフロー (stackoverflow.com)
Noraneers
Noraneers(ノラニアーズ)は、「フリーランスや小さな会社で孤高に戦うエンジニアのための優しいコミュニティ」がテーマのオンラインコミュニティです。
NorneersはSlackを使ってコミュニケーションをするのが特徴で、話題のトピックや技術について、気軽に話し合えるのが魅力です。
またコミュニティ内のSlackはトピックごとやメンバーごとにチャンネルが分けてあるので、自分が興味のあるトピックについてとことん話し合うこともできます。
さらにチャットだけではできない深い議論ができるよう、オンライン勉強会も不定期で開催されています。勉強会では自分が技術を広めたり、学んだり、使い方は無限大です。
勉強会を通してメンバーとの関係性も深めることができます。
Noraneers – フリーランスエンジニアの Slack オンラインコミュニティー
新しい働き方Lab
新しい働き方Labは、ランサーズが運営するフリーランスの全国共創コミュニティです。
このコミュニティはつながり・気づき・学びをコンセプトに、ユーザー同士で成長し合える場になっています。
新しい働き方Labでは新しい働き方に関連したイベントやセミナーを開催しており、現在ではコワーキングスペースの提供もしています。
そのためリアルの場で人との繋がりを作りたい方におすすめのサービスです。
新しい働き方LAB by ランサーズ (lancers.jp)
Lancepod
Lancepodは、「フリーランス同士がゆるくつながる」がコンセプトのコミュニティです。
SNSと同じようにスタンプ機能などで気軽に他のユーザーと交流できるのが特徴で、コミュニティ内で自分のチームを作ることもできます。
そのため数多くいるフリーランスの中で、仕事を共有したり、スキルや知識の共有が行えたりできるのです。
「フリーランスと横のつながりを持ちたい」という方にはLancepodがおすすめです。
Lancepod | NewLaun-ch -新サービス紹介メディア-
connpass
connpassとは、エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォームです。
このコミュニティはエンジニア向けの勉強会やセミナーなどの開催・参加が無料で行えます。
connpassにはIT勉強会カレンダーというものがあり、そこにはほぼ全ての日にエンジニア向けのイベントが登録されています。
またイベント主催者としては、趣旨やターゲットが明確なイベントを開催することで、採用対象となる参加者と接点を持つことが可能です。
そのためconpassはイベントを主催して、他のフリーランスエンジニアとの接点を増やしたい方におすすめのコミュニティです。
connpass – エンジニアをつなぐIT勉強会支援プラットフォーム
TECH PLAY
TECH PLAYは、IT系の様々なイベント・勉強会・交流会・カンファレンスなどの情報を集約して掲載しているサービスです。
IT系のイベントに参加したい方や情報取集したい方がここで情報を集めるのはもちろん、イベントを開催や告知をしたい人が情報提供することもできます。
気になる情報があればブックマークやお気に入りタグに登録でき、メールで新着情報が受け取れるなど便利な機能も搭載しています。
オフラインでのイベントに積極的に参加したい方には特におすすめできるサービスです。
TECH PLAY[テックプレイ] – IT勉強会・イベントなどの情報検索サービス
FreelanceNow
FreelanceNowは、約7000名が所属する日本最大級のフリーランスコミュニティで、企業と個人が無料で利用できるセルフサービスです。
「仕事とつながる、仲間とつながる」というビジョンを掲げている通り、様々なジャンルのフリーランスが集まっているため、どんな仕事も依頼できるのが魅力的です。
またこのコミュニティは実名制で、入会するには審査が必要となります。
審査の通過率は約30%ということから、フリーランスのネットワークとしては高い信頼性を担保できるのが特徴です。
FreelanceNow Official Site(フリーランスナウ) 無償でフリーランスと直接マッチング (discussionpartners.net)
フリーランス協会
フリーランス協会は、フリーランスや副業として働いている方など、個人で仕事をしちえる方のためのインフラ&コミュニティです。
具体的には、
- セミナー・イベントの開催
- 会員向けサービス(保険、優待特典)の提供
- フリーランスの働き方の調査報告
- フリーランス向けの情報メディアの運営
といった活動を行っています。
フリーランス協会には「無料会員」と年会費1万円の「有料会員」があります。
有料の一般会員になると、コワーキングスペースの優待や福利厚生サービス、賠償責任保証が付帯するなど、さまざまな特典を受けることが可能です。
フリーランス協会/個人事業主や副業人材のためのインフラ&コミュニティ (freelance-jp.org)
まとめ
今回は、フリーランスエンジニアでコミュニティに所属したい人がいる背景を紹介しました。
会社に属さないフリーランスエンジニアは基本的に個人で活動することになりますが、身近に相談できる相手がおらず、孤独を感じやすいといったデメリットがあります。
そんなフリーランスエンジニアがコミュニティに属することで、仕事の相談や仕事の紹介、イベントへの参加など多くのメリットが受けられるのです。
現在ではSNSの普及もあり、フリーランスエンジニア向けのコミュニティが数多く運営されています。
そこで自分に合ったコミュニティを探すには、会員資格や会員数、コスパの良さに加え、どんな特典が受けられるかを調べることが大切です。
もしフリーランスエンジニアとして誰かと交流したいと思ったなら、是非気軽にコミュニティに参加してみてください。
- フリーランスエンジニアがコミュニティに所属したい背景には、周りに相談できる人がおらず、孤独を感じやすいという理由があります
- フリーランスエンジニアがコミュニティに所属することで、他の人とのつながりができ、そこから多くのメリットが受けられます
- 現在フリーランスエンジニア向けのコミュニティが多く存在するため、自分のニーズに合ったコミュニティを選ぶのが大切です
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