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フリーランスの人が一度は直面する悩みと解決案を悩み別に紹介


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はじめに

自分の裁量で自由に仕事ができたり、自分の好きな仕事ができたりと、会社員と比べて自由に働くことができるイメージのフリーランスですが、多くの悩みを抱えながら生活している人も少なくありません。

この記事では、フリーランスで働く人が抱えている悩みにはどんなものがあるか、そして、フリーランスが抱える悩みに対する解決策にはどんなものがあるのかをまとめました。

この記事を読むと、フリーランスになった時に一度は直面する悩みと解決策を知ることができますので、フリーランスを目指している方はぜひ参考にしてください。

フリーランスになった人が一度は考える不安とは?

フリーランスは、自分の裁量で働く場所や時間を決めることができる一方で、仕事や収入に関しては安定しているとは言えず、不安を抱きやすい要因となっています。

フリーランスになった人が、一度は考える不安を8つ紹介します。

仕事がなくなる・仕事を継続してもらえるか

フリーランスの人は、「急に仕事がなくなるリスク」を抱えています。

今は案件に恵まれているとしても、半年後もこの状態を維持し続けることができるとは限りません。

自分に落ち度がなかったとしても、取引相手の予算の都合や、プロジェクトの進行具合によって、急に契約を打ち切られてしまうという事も考えられます。

フリーランスは、仕事がなくなってしまえば、収入が途絶えてしまいます。そのため「仕事がなくならないか」「今の仕事は継続してもらうことができるのか」という不安と戦い続けています。

新規案件の獲得が難しい

フリーランスの人は、実務以外にも新規案件を獲得するための営業活動を欠かすことができません。

しかし、納期が極端に短かったり、複数の案件が重なってしまったりと、営業活動に時間を割くことができずに疎かになってしまう事があります。

営業活動をして仕事を獲得することができなければ、収入が途絶えてしまう。しかし、実務と営業活動を両立することが難しく、不安を抱えてしまう原因になります。

条件交渉が苦手で単価が上がらない

フリーランスは、取引先との条件交渉も自分でこなさなければなりません。

取引先と交渉しなければならない項目も、価格、納期、業務の範囲など幅広く多岐に渡ります。

交渉を苦手としてしまうと、取引相手の言いなりとなってしまい、自分に有利な内容で契約することができずに「収入が増えない・安定しない」という事になってしまいがちです。収入が増えないと、先行きに不安を感じることにつながります。

自分のスキルが廃れていないか・最近の技術に追いつけるか

フリーランスとして仕事を請け負っていくなかで、「新しい技術を取り入れて欲しい」と取引先から要望を受けることがあります。

希望された技術を取り入れることができない場合、取引先の要望を断ることになります。そうなると「他のフリーランスに仕事が流れてしまうのではないか」という不安を抱えることに。

新しい技術を取り入れ続けるために、アンテナの感度を高く保ち続け、情報を仕入れ続ける必要があります。また、自分のスキルが廃れていないか常にチェックしていなければいけません。

確定申告が面倒

フリーランスは、仕事で得たお金にかかる税金を自分で計算し、確定申告をする必要があります。

確定申告についての知識が乏しい場合、自分で調べながらやらなければいけませんが、「これで合っているのか?」「申告し忘れて追徴課税とかにならないか?」と言う不安が付きまといます。

社会的な信用が低くなった

フリーランスは、仕事が安定していない分、今の収入が多くても将来的にはどうなるかわかりません。そのため、フリーランスになり立ての頃は、社会的信用が低く見られてしまいます。

社会的信用が低いと、家や車を購入するときのローンが通りにくくなってしまったり、金利が割高になってしまったりする事も。

結婚や出産など、重要なライフイベントと大きな出費を控えている場合は、一層不安を感じやすいです。

仕事の相談相手がいない

会社に勤務していれば、上司、先輩、同僚など相談相手に事欠くことはありません。一方、在宅のフリーランスは一人で仕事に取り組むため、相談相手がいなくて心細く感じることがあります。

仕事に行き詰ってしまったときも、助けてくれる人がいなくて自分一人の力で解決しなければならないことが多く、不安になってしまいます。

福利厚生がない

福利厚生は、会社が社員やその家族のために支払う経費です。

福利厚生は、法律で加入が義務付けられている「法的福利厚生(雇用保険、健康保険、子供/子育て拠出金 等)」と、会社ごとに自由に設定される「法的外福利厚生(住宅手当、健康診断、退職金 等)」があります。しかし、フリーランスは会社に所属していないので、どちらの福利厚生を受けることができません。

女性だからこそ悩むフリーランスとしての悩み

会社員かフリーランスかに関わらず、働く女性の悩みはたくさんありますが、ここでは女性のフリーランスだからこその悩みを紹介します。

同様の境遇の人がおらず、心細い

日本ではフリーランスとして働いている人の数はまだまだ少なく、女性のフリーランサーの存在は稀です。そのため、境遇を理解してもらうことができずに心細さを感じてしまいます。

企業常駐型のフリーランスの場合は、一緒に働く人がいるためコミュニケーションをとることはできます。しかし、社員とフリーランスとでは境遇も置かれている立場も違うため相談することは難しいです。

家事と仕事の両立が大変になるケースも

結婚している場合、男性が家事や育児に協力的なら問題はありません。しかし、そうでない場合は家事の負担も考える必要があります。

特に在宅で仕事をしている場合は、「家にいるからできるはず」と家事の多くを任せられてしまいがちです。こうなると仕事と家事の両方をこなすことになり、営業活動する際も家事の負担と自分のキャパシティを考えながら受注しなければなりません。

子どもの将来が不安

フリーランスと子育てが両立できるのか不安を抱える女性も少なくありません。もちろん、会社員と比べると時間の融通が利きやすいので、子育てをする上でのメリットはたくさんあります。しかし、育休や産休を取ることができなかったり、仕事と家事と子育ての時間を確保する必要があったりと、大変な面もたくさんあります。

保育園に入り辛くなる場合もある

フリーランスの場合の保育園の入園は自治体によって対応が異なります。

勤務時間の短さや在宅勤務が影響し、入所選考のための加点が多くないことがあり、受け入れてくれる保育園を探すのに難儀することがあります。

しかし、親がフリーランスだから子供が保育園に入園できないという事ではないので、認可保育園への入園を考えている場合は、選考基準をしっかりと確認して早めに対策をとるようにしましょう。

フリーランスが少しでも悩みから解放されるには?

フリーランスとして働く人が一度は直面する悩みを紹介してきましたが、悩みを抱え続けてしまうと、働き続けることが難しくなってしまいますよね。

解決策を見つけて対策をとることで解決できる悩みもありますので、次はフリーランスの悩みに対する解決策を「お金」と「仕事」に分けて紹介します。

これからフリーランスとして独立する場合は、事前の対策が効果的なものもありますので、独立する前に検討してみてください。

お金

収入の不安定さだけでなく税金に関しても、フリーランスは悩まされることがあります。

こういった悩みの中には事前のシミュレーションや日々の積み重ねで解決できることもあります。

ツールもうまく活用して対策しておきましょう。

フリーランスとしてのライフシミュレーションをしておく

自分の人生において、「今後どんなライフイベントがあるのか」「お金はどれぐらい必要なのか」をシミュレーションしておくことで、将来の収支状況を明らかにすることができ、お金の不安の解消に役立ちます。

日常的な家計診断や税金や年金の事、将来的な子供の学費や老後の資金、持ち家を購入するのか賃貸で済ますかなど、将来的に必要なお金はある程度予測することができます。

より具体的なシミュレーションをしたい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めします。

後から確定申告が楽なように記帳を日頃からしておく

帳簿にお金の流れや取引の実態を記録することを「記帳」と言います。

帳簿そのものは確定申告の時に提出する必要はありません。しかし、帳簿を元に確定申告書を作るので、日頃から帳簿をつけておかないと確定申告の時に苦労することになります。

言い換えると、日頃から記帳しておく習慣を身につけておくことで、確定申告に対する負担を減らすことができるという事です。

ちなみに、作成した帳簿は7年間保存し、税務調査があった際は税務署に開示する必要があります。

向こう6ヶ月を賄えるだけの貯蓄をしておく

ケガや病気で働くことができない期間があると、医療費がかかるだけでなく、その期間の収入が途絶えることになります。

仮にけがや病気で働くことができない期間があったとしても、余裕をもって治療し、復帰するために6か月分の生活費を賄うことができるだけの貯蓄をして備えておきましょう。

病気やケガだけでなく、仕事をする上で必要な機器が故障してしまったときにも、まとまったお金が必要になります。

万が一に備えた貯蓄があることで、お金の不安を解決することができます。

会計ツールを導入しておく

年に一度の確定申告はフリーランスで働く人にとっては、頭の痛い業務のひとつです。

会計ツールは簿記の知識がなくても記帳することができるので、日常的に行う記帳や確定申告書の作成を効率化することができます。

最近では無料で使うことができるクラウド型の会計ツールもあるので、自分に合ったものを探してみることをお勧めします。

仕事

フリーランスの仕事の悩みは、「いかにして継続的に受注するか」に集約されます。

途切れることなく案件を獲得するコツと案件を受注しやすくするための対策を紹介しますので参考にしてください。

プライベートと事業用で口座を分ける

事前にプライベート用と事業用で銀行口座を分けておくと、会計管理にかかる時間が大幅に短縮されます。

生活に使っている銀行口座を、事業用の口座と共有していると、どの取引が仕事に関するものかわかりづらくなってしまいます。

取引の線引きがあいまいになると、確定申告のための記帳が難しくなり、余計な時間をとられることになってしまいます。

週2〜3の案件に参画して時間を確保する

スケジュール管理をしっかり行い、週に2〜3の案件に参画するだけの時間を確保しましょう。

週に1つの案件だけでは、仕事も収入も安定しません。反対に多くの案件を無理にこなそうとしてしまうと、自分のキャパシティを越えてしまい、取引先に迷惑をかけてしまうことになりかねません。

最低でも週に2〜3の案件に参画する時間を確保することで、仕事も収入も安定しやすくなります。

フリーランスエージェントに登録しておく

フリーランスは請け負った業務を遂行する傍ら、営業活動や条件交渉、記帳などの会計業務などを平行して進めなければいけません。そのため、フリーランスになりたての頃は特に、「忙しくて業務に集中することができない」という問題を抱えることになります。

この問題は、「フリーランスエージェント」に登録することで解決することができます。

フリーランスエージェントは、フリーランスと企業の橋渡し的な役割をしてくれるだけでなく、営業代行、報酬・条件などの交渉代行、契約手続きなどを行ってくれるサービスです。

手数料を取られるデメリットはありますが、確定申告のサポートなどの福利厚生を受けることができるメリットもあります。

代表的なフリーランスエージェントを3つ紹介します。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、ITフリーランスエンジニアの求人・案件を紹介するフリーランスエージェントです。

業界最大級の案件数を保有しているので、スキルやレベルに合った案件を見つけることができます。

その他にも以下のような特徴があります。

  •  直接案件が多く高単価
  •  営業活動を代行してくれる
  •  専任の担当者がフォローしてくれるので案件が続く
  •  税務サポート、ヘルスケア、レストランや映画の割引などの福利厚生
PE-BANK

PE-BANKは契約内容の透明性が高いITフリーランス向けのエージェントです。

通常、取引先から得た報酬からエージェント会社が取る手数料は公開されていないことが多いのですが、PE-BANKフリーランスでは、契約内容から報酬額まですべてオープンにされています。

その他のPE-BANKフリーランスの特徴は以下の通りです。

  •  営業や事務を代行してくれる
  •  同じ営業担当者が案件の紹介から受注後まで一貫してサポートしてくれる
  •  常時50,000件以上の案件を取り扱っている。
ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、IT・Web業界の起業家やフリーランスに週2日の稼働から案件を紹介してくれるフリーランスエージェントです。

デザイナー、エンジニア、マーケター、事業企画、ディレクターなど幅広い職種に対応しています。

案内される案件は稼働日数で報酬が支払われるため、他の案件や家事、育児などと両立しやすくなっています。

ITプロパートナーズのその他の特徴は以下の通りです。

  • 週2日から働くことができる
  • 間に仲介会社を挟まないので高単価の案件が多い
  • スタートアップ、ベンチャーの案件が多く、技術者として面白い案件が多い
  • 契約交渉や債権管理などを専属エージェントがサポート
  • 小規模企業共済(フリーランスの退職金制度)、保険相談、弁護士保険など必要なサービスを必要なだけ受けることができる福利厚生

継続案件をまずは獲得

フリーランスとして独立したら、まずは収入の柱となる継続案件の獲得を目指しましょう。継続案件を獲得することができれば、収入を安定させやすくなります。

継続案件を受注すると、単発の仕事ばかりを受注するのに比べて働き方の自由度は若干減りますが、ある程度の期間で契約を結ぶ事が多いため、収入の見通しが経ちやすくなるというメリットがあります。

継続案件ができたら副業案件を獲得する

メインとなる継続案件ができたら、次は副業案件の獲得を目指しましょう。

1つの案件だけに縛られず、幅広く仕事を請け負うのも安定した収入を得るためのコツです。

フリーランスには継続的に受注してきた案件が突然なくなってしまうリスクがあります。もし、継続案件がなくなったとしても、副業的に時間をかけずに完了することができる仕事を受注し続ければ、余裕を持って他の継続案件を探すことができます。

余裕があればコワーキングスペースの契約 or 出社する

コワーキングスペースとは、フリーランスが仕事をするためのオフィスのようなものです。

コワーキングスペースは、オフィスを普通にレンタルするのに比べ費用を抑えることができるのに加え、自宅で仕事をするよりも集中することができるという事で、フリーランスの間で注目を浴びています。

Wi-Fiやコピー機が利用できるなど、必要なインフラが揃っているのが魅力的です。

完全な個室よりはオープンスペースになっていることが多いため、そこから人脈が広がるきっかけにもなります。

フリーランスコミュニティに所属する

孤独になりやすいフリーランスだからこそ、人脈は大切です。

自分と同じフリーランスとして働く人たちが集まる「フリーランスコミュニティ」に所属することで、案件やスキルを共有できたり、相談に乗ってもらったりすることができます。結果として、精神的にも収入的にも安定して働くことができるようになります。

中でも「フリーランス協会」というコミュニティでは、年会費を払うことで、けがや病気で働けなくなった時に、掛け金に応じた所得補償を受けることができたり、大企業並みの福利厚生を受けたりすることもできます。

フリーランスとしてのリスクを把握しておく

フリーランスが抱えるリスクを予め把握し、対策を取っておくことで、見えないリスクに対する不安を解消することができます。

ここでは、フリーランスが抱えるリスクと対策を3つ紹介します。

保険料が高くなる

フリーランスは国民健康保険と国民年金に加入するのが一般的ですが、会社員が加入する社会保険と比べると補償が手薄になります。

会社員と比較して、負担金額が増えるだけでなく、健康保険で受けることができる補償や、将来受け取ることができる年金額も大きく異なります。

付加年金制度、国民年金基金、フリーランスエージェント、フリーランスコミュニティを利用する等、具体的な対策が必要です。

有給休暇や育児休暇を取得できない

フリーランスには有給休暇や育児休暇がないため、出産・育児・介護などのライフイベントが大きなリスクになります。

このリスクは、単に仕事ができない間の収入の事だけではありません。ブランク期間があることで実績面で評価がマイナスになり、仕事が受注しにくくなる可能性があります。

長期間仕事から離れる必要があることを日頃から想定して貯蓄を心掛けましょう。また、仕事から離れている間も最新技術を学ぶなどの対策は必ず検討しておきましょう。

クレジットや賃貸の審査が会社員時代よりも規模しくなる

フリーランスは収入が不安定なため、社会的な信用が会社員に比べて低くなります。

社会的な信用が低いと、クレジットカードやローン、賃貸契約などの審査が通りにくくなるリスクがあります。

社会的な信用は一度大きな売り上げを出しただけでは得ることはできません。自動車や家の購入など、ローンの利用を検討している場合は、独立前に済ませておきましょう。

まとめ

フリーランスは、人間関係や拘束時間などにおいて会社員よりも自由が効き、やりたい仕事ができるというメリットがある反面、仕事や収入が安定しないというリスクがあり、不安が大きな働き方とも言えます。

しかし、あらかじめリスクを把握して対策をとることで、多くのリスクを軽減し、精神的にも収入的にも安定させることができます。

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