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PMOにオススメしたい10冊の本をレベル別に紹介!


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目次

はじめに

「PMOとしての知識を広げられるオススメの本が知りたい」や「PMOとして求められる具体的なスキルは?」という悩みをお持ちではないでしょうか?

PMOとは、プロジェクトマネジメントオフィスの略で、プロジェクトの進行や品質を管理し、成功に導く役割を担います。

経営層からフロントラインのメンバーまで、多様なポジションの人々が担当可能です。

この記事では、PMOにおすすめの入門書から中級者向けの書籍まで、レベル別に10冊を紹介します。

そのため、自分のレベルやニーズに合った本を見つけ、PMOとしての知見を深めることが可能です。

本を選ぶ際のポイントも詳しく解説しているので、より効果的な選定が可能となるでしょう。

PMOの入門書を探している方には必見の内容となっているので、ぜひご一読ください。

<この記事を読むとわかること>

  • PMOが活躍できる領域とその内容
  • PMOに求められる主要なスキルとその詳細
  • PMOとしての知見を深めるための手段とその具体例
  • PMOの入門本を選ぶ際のポイントとその実践方法

PMOの仕事内容とは

AIにより私たちの業務がある程度遂行できるようになっている昨今、PMO(Project Management Office)のような専門性の高い役割がトレンドとなっています。

しかし、PMOの業務は多岐にわたるため、どのような領域で活躍しているのかご存知ない方も多いかもしれません。

ここでは、PMOが主に活躍している領域を、それぞれ業務内容や求められるスキルと併せて詳しく紹介します。

PMOはどのような領域で活躍できる?

PMOが活躍できる代表的な領域は、主に以下の5つです。

  • 活躍領域①:ITコンサルティングとシステムインテグレーション
  • 活躍領域②:大企業の重要プロジェクトマネジメント
  • 活躍領域③:デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング
  • 活躍領域④:グローバルプロジェクトのリーダーシップ
  • 活躍領域⑤:多様な産業領域のプロジェクトマネジメント

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

活躍領域①:ITコンサルティングとシステムインテグレーション

プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)がITコンサルティングとシステムインテグレーションの領域で活躍する理由は、この分野が高度な専門知識と経験、そして複雑なプロジェクト管理の技能を要求するからです。

ITコンサルティングでは、企業がビジネス目標を達成するためのIT戦略の策定や、システムの導入・改善を支援します。

一方、システムインテグレーションでは、異なるITシステムを組み合わせて一つの機能的な全体を作り上げる作業が行われます。

<代表的な仕事内容>

  • IT戦略の策定と実行計画の作成
  • システム導入・改善プロジェクトの管理
  • クライアントとのコミュニケーションとニーズの把握
  • プロジェクトのリスク管理と品質保証
  • 異なるITシステムの統合と最適化

この領域で活躍するPMOは、ITとビジネスの両方に深い理解を持ち、複数のプロジェクトを同時に効率的に進める能力が求められます。

また、クライアントのビジネスニーズを正確に把握し、最適なソリューションを提供できるコミュニケーション能力も不可欠です。

さらに、変化するテクノロジーに迅速に適応し、新しい知識を習得できる柔軟性も重要です。

活躍領域②:大企業の重要プロジェクトマネジメント

大企業では、多くの重要プロジェクトが同時進行しており、その複雑性と規模は小中企業とは比較になりません。

こうした環境下で、PMOはプロジェクトの進行と管理を円滑に進めるためのキーパーソンとなります。

大企業のプロジェクトでは、多くのステークホルダーが関与し、その利害が複雑に絡み合うため、高度なコミュニケーションスキルと調整能力が求められます。

<代表的な仕事内容>

  • ステークホルダー間のコミュニケーションと調整
  • プロジェクトの進行管理とスケジュールの最適化
  • リソースの配分と管理
  • プロジェクトのリスク評価と対策の立案
  • 成果物の品質確認と評価

大企業でのPMOは、多様なバックグラウンドを持つチームメンバーや他部門、外部パートナーとの協力を通じて、プロジェクトの目標達成を目指します。

そのため、異なる専門領域の知識を持つ人々と効果的にコミュニケートし、共通の理解を築く能力が不可欠です。

また、大規模プロジェクトの特性上、変更管理や問題解決のスキルも重要となります。

活躍領域③:デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業がテクノロジーを利用してビジネスプロセス、文化、顧客体験を変革する取り組みです。

この領域でPMOが活躍する理由は、DXプロジェクトが多岐にわたるステークホルダーの協力と、複雑で高度なテクノロジーの理解を必要とするからです。

PMOは、DXプロジェクトの成功のために、プロジェクトの計画、実行、監視、そして最終的な成果の評価を行います。

<代表的な仕事内容>

  • DX戦略の策定と実行計画の立案
  • テクノロジーの選定と導入の支援
  • 変革管理と組織文化のシフトの促進
  • プロジェクトのパフォーマンスの監視と評価
  • ステークホルダーとのコミュニケーションと調整

デジタルトランスフォーメーションの領域で活躍するPMOは、テクノロジーとビジネスの両方に精通し、新しいテクノロジーのトレンドを迅速にキャッチアップし適用できる能力が求められます。

また、組織の変革を推進するため、変更管理のスキルと人間関係の構築能力も重要です。

PMOは、DXの目標を達成するために、組織全体の協力を得ながら、テクノロジーを最大限に活用してビジネス価値を創出する役割を果たします。

活躍領域④:グローバルプロジェクトのリーダーシップ

グローバルプロジェクトのリーダーシップでは、異なる国籍、文化、言語の人々と協働する必要があります。

このような多様性の中で、PMOはプロジェクトの方向性を明確にし、異なるバックグラウンドを持つメンバー間の調整を行います。

グローバルプロジェクトでは、文化の違いや時間差、コミュニケーションのスタイルの違いなど、多くの課題が存在します。

PMOはこれらの課題を解決し、プロジェクトを成功に導く役割を果たします。

<代表的な仕事内容>

  • グローバルチームの統合と調整
  • 文化差のブリッジングとコミュニケーションの最適化
  • グローバルスケールでのプロジェクト計画と実行
  • 多国籍ステークホルダーとの関係構築と管理
  • グローバルリソースの最適な配分と管理

グローバルプロジェクトで活躍するPMOは、国際的なビジネス経験と、異なる文化間でのコミュニケーション能力が必要です。

また、複数のタイムゾーンで作業するため、時間管理と効率的なコミュニケーションのスキルも重要となります。

PMOは、多様性を力に変え、全てのメンバーが共通の目標に向かって協力できる環境を作り出さなければなりません。

活躍領域⑤:多様な産業領域のプロジェクトマネジメント

多様な産業領域でのプロジェクトマネジメントでは、PMOは異なる業界の特性やニーズを理解し、それぞれのプロジェクトに最適なアプローチを探求します。

各産業が持つ特有の課題や要求に対応するため、PMOは広範な知識と多様なスキルセットを持つ必要があります。

この領域でのPMOの役割は、業界の特性を踏まえた効果的なプロジェクト計画の策定と、その実行の監督です。

<代表的な仕事内容>

  • 業界特有の課題分析と解決策の提案
  • プロジェクトの目標設定と計画策定
  • クロスファンクショナルチームのリーダーシップと調整
  • 業界のトレンドと最新技術の把握
  • ステークホルダーとの効果的なコミュニケーション

多様な産業領域で活躍するPMOは、異なるビジネスモデルや業界動向を迅速に学び取り、それをプロジェクトの成功に結びつける能力が求められます。

また、異なる専門領域のエキスパートと協力し、共通の目標に向かって進むための協調性とコミュニケーションスキルも重要です。

PMOは、多様な産業領域でのプロジェクトを通じて、組織の競争力を高め、新しい価値を創出する役割を果たします。

PMOに求められる5つのスキルとは

PMOの業務は非常に抽象的なため、具体的にどのようなスキルを磨けばいいのか分かりづらい側面があります。

効率的にPMOを目指していくには、どのようなスキルを優先して養っていけばいいのでしょうか。

ここでは、PMOに求められるスキルを5つ厳選してご紹介します。

①経営に関する経験・知識

PMOが経営に関する経験と知識を持つ必要があるのは、プロジェクトが組織のビジネス戦略や目標に直結しているからです。

PMOは、プロジェクトの方向性を定め、リソースを適切に配分し、プロジェクトが組織の全体戦略に沿った形で進行するように管理します。

そのため、経営の視点からプロジェクトを見ることで、より効果的かつ効率的なプロジェクト運営が可能です。

経営に関する知識が不足していると、プロジェクトの優先順位が正しく決定できず、リソースの配分が適切でなくなる可能性があります。

また、組織のビジネス目標や戦略を理解していないと、プロジェクトの目標設定がずれ、結果として組織にとっての価値を最大化できなくなる恐れがあります。

経営に関する経験・知識を磨くためには、経営学の基本を学ぶことが第一歩です。

ビジネススクールやオンラインコースで経営学の基礎知識を学び、ビジネス書を読むことで、経営の理論や戦略についての理解を深めましょう。

また、実際のビジネスの現場での経験を積むことで、理論を実践に生かし、経営の視点から物事を考える力を養う必要もあります。

②参画しているプロジェクトのドメイン知識

PMOには、参加しているプロジェクトのドメイン、つまりそのプロジェクトが属する業界や分野についての深い知識が求められます。

これは、プロジェクトの目標や要求を正確に理解し、適切な戦略や計画を立てるために不可欠です。

ドメイン知識が豊富であればあるほど、より具体的かつ効果的な解決策を提供でき、プロジェクトの成功確率が高まります。

逆に、ドメイン知識が不足していると、プロジェクトの要求や目標を誤解するリスクがあります。

これが原因で、非効率的なプロジェクト計画が立てられ、リソースの浪費やプロジェクトの遅延、最悪の場合プロジェクトの失敗につながる可能性があります。

ドメイン知識を磨くためには、その分野の専門書や業界報告書の読解、関連するセミナーやワークショップへの参加が効果的です。

また、ドメインのエキスパートや経験者から直接学ぶことで、理論だけでなく実践的な知識やノウハウも身につけることも考慮しましょう。

現状に甘んじず、定期的に業界の最新動向や技術トレンドを調査し、常に知識を更新し続けることが重要です。

③問題発見・課題解決能力

問題発見・課題解決能力は、PMOがプロジェクトを円滑に進行させ、目標を達成するために必要不可欠なスキルです。

プロジェクトは多くの変数と不確実性を含むため、予期せぬ問題や課題が頻発します。

PMOは、これらの問題を迅速に特定し、効果的な解決策を導出・実行する能力を持つ必要があります。

問題発見・課題解決能力が不足すると、小さな問題が大きな問題へとエスカレートし、プロジェクトの遅延やコストオーバー、品質の低下を招く可能性があります。

また、問題の本質を見抜けない場合、表面的な解決策しか提供できず、根本的な解決に至らないことも考えられるでしょう。

問題発見・課題解決能力を高めるためには、論理的思考力を養うことが基本です。

論理的思考力を向上させるためには、ロジカルシンキングのトレーニングや問題解決に関する書籍の学習が有効です。

また、実際のプロジェクトでの経験を積み、多様な問題に対処することで、柔軟かつ創造的な思考力も育てることも意識しましょう。

④ビジネスコミュニケーションスキル

ビジネスコミュニケーションスキルは、PMOが多様なステークホルダーと効果的に連携し、プロジェクトを成功に導くために絶対に欠かせないスキルです。

PMOは、プロジェクトメンバー、上層部、顧客、サプライヤーなど、様々な関係者と連携し、情報の共有や調整を行います。

そのため、明確かつ適切なコミュニケーションによって、誤解やコンフリクトを防ぎ、プロジェクトの進行をスムーズにする必要があります。

ビジネスコミュニケーションスキルが不足すると、重要な情報が正確に伝わらず、プロジェクトの進行に混乱が生じる可能性があります。

また、関係者間の認識のずれや期待値の不一致が生じ、プロジェクトの遅延や品質の低下を招くことも頻発するでしょう。

ビジネスコミュニケーションスキルを向上させるためには、効果的なプレゼンテーション技術やリスニングスキルの習得が重要です。

コミュニケーションスキル向上のためのトレーニングやワークショップに参加し、実践を通じてスキルを磨くことが効果的です。

また、異なるバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションを積極的に行い、異なる視点や意見を理解することで、より広い視野と柔軟な思考を身につける意識も欠かせません。

⑤大規模プロジェクトの牽引経験

大規模プロジェクトの牽引経験は、PMOが複雑で多岐にわたるプロジェクトを効果的に管理し、指導するために必要なスキルです。

大規模プロジェクトでは、多くのメンバー、多様なスキルセット、膨大なタスクが絡み合います。

そのため、PMOはこれらの要素を統合し、プロジェクトの目標達成に向けて全体をリードする必要があります。

大規模プロジェクトの牽引経験が不足していると、プロジェクトの規模と複雑性に対応できず、管理やコーディネーションのミスが生じる可能性があります。

これにより、プロジェクトの遅延、コストオーバーラン、品質の問題など、多くのリスクが発生する可能性があります。

大規模プロジェクトの牽引経験を積むためには、まず小規模から中規模のプロジェクトでの経験を積み、徐々に規模を大きくしていくことが重要です。

また、プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルを学び、実践を通じて確実に身につける必要があります。

プロジェクトマネジメントのメソドロジーやツールの習得、リーダーシップやチームマネジメントのスキル向上も大切です。

プロジェクトの成功事例を学び、失敗から学ぶことで、大規模プロジェクトを効果的に牽引する力を養うことができるはずです。

PMOになる難易度は高い?必要な素養とは

結論からいうと、PMOになる難易度はかなり高いです。

さまざまなジャンルでの専門性が求められるので、転職しようと考えてすぐになれるものでもありません。

また、PMOとして活躍するにはある程度の素養も求められるのも事実です。

ここでは、PMOに求められる素養について具体的な理由とともに解説します。

①ビジネスコミュニケーションが苦ではない人

ビジネスコミュニケーションが苦ではない人がPMOに適しているのは、PMOの役割が多岐にわたるステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを必要とするからです。

プロジェクトの進行において、明確かつ効果的なコミュニケーションは、誤解や混乱を避け、全ての関係者が一致団結して目標に向かうために不可欠です。

ビジネスコミュニケーションが苦手な人は、プロジェクトメンバーや他のステークホルダーとの意見交換や情報共有で困難を経験する可能性があります。

そのため、重要な情報の伝達ミスや認識のずれが生じ、プロジェクトの進行に悪影響を及ぼすことがあります。

ビジネスコミュニケーションの素養を身につけるためには、積極的に人とコミュニケートする機会を増やし、実践を重ねることが重要です。

また、プレゼンテーションやディスカッションを通じて、相手の意見を理解し、自分の意見を明確に伝えるスキルを磨く必要もあります。

②SE経験・技術的な知識がある人

SE経験や技術的な知識を持つ人がPMOに適しているのは、多くのプロジェクトがテクノロジーを基盤として進行するためです。

テクノロジーの知識があると、プロジェクトの要件定義や設計、実装のフェーズで、より具体的かつ適切な判断や指示が可能です。

また、技術的なバックグラウンドを持つことで、チームメンバーとのコミュニケーションもスムーズになります。

逆に、SE経験や技術的な知識が不足していると、技術的な課題や問題に対して適切な解決策を見つけられない可能性があります。

そのため、プロジェクトの進行が停滞し、最終的な成果物の品質にも影響を与えることがあります。

SE経験・技術的な知識を身につけるためには、定期的に技術の勉強を行い、最新のテクノロジートレンドをキャッチアップすることが重要です。

オンラインコースやセミナー、書籍を利用して学習を深め、実際のプロジェクトでの経験を通じて、知識を実践的なスキルに転換することが必要です。

③細部にこだわることができる・細かなミスに気づける人

細部にこだわり、細かなミスに気づける人がPMOに適しているのは、プロジェクトマネジメントでは、細部のミスが大きな問題を引き起こす可能性があるからです。

細かい部分に注意を払うことで、初期段階での問題の特定や、品質の高い成果物の確保が可能となります。

また、細部にこだわることで、プロジェクトの全体的な品質向上にも寄与します。

細部にこだわらない、細かなミスに気づけない人は、小さなエラーや不具合を見逃し、これが積み重なって大きな問題や遅延を引き起こす可能性があります。

また、品質の低下につながり、プロジェクトの成功を危うくすることも考えられるでしょう。

細部にこだわることができる・細かなミスに気づける素養を身につけるためには、日常的に注意力を高め、慎重に物事を進める習慣を養うことが重要です。

タスクをこなす際には、計画性を持ち、リストアップやチェックリストを活用して、漏れやミスがないようにすることが有効です。

また、定期的に自己反省を行い、ミスから学び、改善することで、より高い精度の作業が可能となるでしょう。

PMOとしての知見を深めるためにできる3つの手段

繰り返しになってしまいますが、PMOは多岐にわたる組織とコミュニケーションを取る必要があるので、多くの業界または技術に関する知見が必要です。

そのためには、どのようなアプローチが最も効率的なのでしょうか。

ここでは、PMOとしての知見を深めるために必要な3つの手段について、具体的に解説します。

①本で勉強する

本で勉強する方法は、PMOとしての知見を深めるために非常に効果的です。

本を通じて、プロジェクトマネジメントの基本的な知識や理論、実践的なテクニックを学ぶことができます。

また、多くの専門書には、豊富な事例や実践的なアドバイスが含まれており、具体的な知識やスキルの習得が可能です。

自分のペースでじっくりと学ぶことができるので、時間に余裕のある方は、まずは本を読むことから始めましょう。

ただし、本で勉強する際には、ただ読むだけでなく、理解と実践を重ねることが重要です。

選ぶ本にも注意が必要で、信頼性のある著者による、評価の高い本を選ぶことがおすすめです。

また、読んだ知識を実際の仕事やプロジェクトで活かすためには、定期的に復習し、知識を定着させることが大切です。

おすすめの本に関しては次項で詳しく紹介いたします。

②オンラインサイトで独学する

オンラインサイトでの独学も、PMOの知見を深めるには効果的な手段です。

インターネット上には、プロジェクトマネジメントに関する多くの資料、チュートリアル、コースが存在し、自宅やオフィスからアクセスして学習することができます。

これにより、時間や場所の制約を受けずに、柔軟に学習プランを組むことが可能です。

また、オンラインサイトでは、最新の情報やトレンドを迅速にキャッチアップできる利点もあります。

オンラインで独学する際には、情報の信頼性や質に注意する必要があります。確かな情報源や、評判の良い学習プラットフォームを選ぶことが重要です。

また、自律的に学習を進めるためには、目標設定や計画性が求められます。

定期的に学習時間を確保し、継続的に学ぶことで、知識を深め、スキルを向上させましょう。

<PMOの知見を深められる主なオンラインサイト>

サイト名 コース名・内容
日経ビジネススクール 実践プロジェクトマネジメント入門 <Eラーニング>
E-PROJECT プロジェクトマネジメント基本コース Eラーニング
Schoo(スクー) プロジェクトマネジメント(マーケティング)の学習
i-Learning アイ・ラーニング プロジェクトマネジメント e- ラーニング
Udemy 最高のプロジェクト管理オンラインコース

③メンターを見つける

メンターを見つけることも、PMOとしての知見を深める重要な手段です。

メンターは、経験豊富なプロフェッショナルであり、その知識や経験を通じて、具体的なアドバイスやフィードバックを提供してくれます。

メンターから学ぶことで、自身のキャリアやスキルの向上につながり、プロジェクトマネジメントの実務においても適切な判断や行動ができるようになります。

メンターを見つける際には、自身のキャリア目標や学びたい内容に合った人物を選ぶことが重要です。

また、メンターとの関係性を築くためには、定期的なコミュニケーションやフィードバックの交換が必要です。

相互の信頼と尊敬を基盤に、オープンで正直な対話を心がけることで、より深い学びと成長が期待できます。

【2023年版】PMO初心者にオススメできる5つの入門書

先述したように、PMOとしての知見を深めるためには本での学習が効果的です。

しかし、PMOについてあまり詳しくない人はどの書籍を選べばいいのかわからないかと思います。

そこでここでは、まず「初心者」に向けてオススメできる5つの入門書についてご紹介します。

マンガでわかるプロジェクトマネジメント

<おすすめポイント>

  • マンガ形式なので視覚的に学べる
  • PMBOKの基本が学べる
  • 実際のプロジェクトシーンを基にした具体的な例で学べる

「マンガでわかるプロジェクトマネジメント」は、プロジェクトマネジメントの基本とPMBOKの要点を、マンガ形式でわかりやすく解説した書籍です。

プロジェクトの立ち上げから終了までの全フェーズをカバーし、具体的なプロジェクトシーンを例に取り上げながら、プロジェクトマネジメントの手法や考え方を学ぶことができます。

この本は、プロジェクトマネジメントが初めての人や、プロジェクトマネジメントの基本を学びたい初心者、または、PMBOKの基本を理解し直したい中級者におすすめです。

視覚的に情報を捉えることができるため、テキストベースの学習が苦手な人にも適しています。

プロジェクトマネジメントの基本

<おすすめポイント>

  • 基本から応用まで学べる
  • 多角的な視点からの学習が可能
  • 実際の活用事例を元にした学習

「プロジェクトマネジメントの基本」は、プロジェクトマネジメントの基礎から実務に沿った具体的な内容までを網羅した一冊です。

一般に、プロジェクトマネジメントの書籍はITプロジェクトに焦点を当てがちですが、この書籍はより基本的な、プロジェクトそのものについて学べる入門書となっています。

また、実際に行われた製品開発・新規事業・経営革新における活用事例を元に、トラブルや障害の乗り越え方のヒントも豊富に盛り込まれています。

これにより、理論だけでなく、実際の現場での知見も得られます。

経営者やマネジャーはもちろん、プロジェクトに携わるすべてのビジネスパーソンに役立つ情報が満載です。

288ページの充実した内容で、読者はプロジェクトマネジメントについて十分に学ぶことができるでしょう。

担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座

<おすすめポイント>

  • 小規模から大規模プロジェクトに適用できる実践的な内容
  • 国際規格(ISO21500:2012)に準拠している
  • 具体的な図表やツールの説明を事細かに解説

「担当になったら知っておきたい『プロジェクトマネジメント実践講座』」は、プロジェクトマネジメントの実践をテーマにした一冊です。

本書では、プロジェクトマネジメントの基本から、具体的なツールの使用方法、ケーススタディを通じた疑似体験まで、幅広くカバーしています。

特に、実際のプロジェクトでの困難なシーンを想定し、それをどのように乗り越えるかに焦点を当てています。

この本は、プロジェクトマネジメントの初学者や、PMOを目指す方々に特におすすめです。

実践的な内容や国際規格に準拠した知識を学びたい方、具体的なツールや図表を通じてプロジェクトマネジメントの方法を理解したい方にも適しています。

また、社内研修や企業研修、大学院のMBAプログラムでの教材としても利用可能で、教育研修での活用を考えている方にもおすすめできます。

ポイント図解 プロジェクトマネジメントの基本が面白いほど身につく本

<おすすめポイント>

  • 見開き完結の構成で直感的に理解可能
  • 基本ツールの無料ダウンロードができる
  • 「人間力」にも焦点

「ポイント図解 プロジェクトマネジメントの基本が面白いほど身につく本」は、プロジェクトマネジメントの基本知識、技術、思考を84のテーマに絞って解説する一冊です。

見開き一ページで一つのテーマが完結し、図やイラストが豊富に用いられているため、読み手は直感的に理解を深めることができます。

また、ガントチャートなどの基本ツールが実例付きで解説されており、無料でダウンロードも可能です。

この本は、プロジェクトマネジメントの基本を学びたい初心者、特にビジュアルで学びたい方や、具体的なツールを活用して学びたい方におすすめです。

リーダーシップやコミュニケーションなど、「人間力」にも触れているため、技術だけでなく、人間関係の構築にも役立つ知識を得ることができます。

PMBOKはじめの一歩 スッキリわかるプロジェクトマネジメントの基本

<おすすめポイント>

  • PMBOK®ガイドに基づいた内容
  • 豊富な図解と具体的なケーススタディ
  • 多様な業界やシチュエーションでの応用知識が満載

「PMBOKはじめの一歩 スッキリわかるプロジェクトマネジメントの基本」は、プロジェクトマネジメントの基礎から応用までを一冊で学ぶことができる書籍です。

PMBOK®ガイド第7版に基づいた内容で、豊富な図解とユニークなケーススタディを通じて、プロジェクトマネジメントの全体像を深く理解できます。

この本は、プロジェクトマネジメントの基礎知識を身につけたい初心者から、PMP資格を取得したいと考えている方、さらにはプロジェクトマネージャーとしてのスキルアップを目指す方まで、幅広くおすすめできます。

特に、多様な業界やシチュエーションでのプロジェクトマネジメントの知識やスキルを深めたい方には、非常に有益な一冊と言えるでしょう。

【2023年版】PMO中級者以上にオススメできる5つの本

PMO初心者に対してオススメできる本は以上の5冊です。

ここからは、PMO中級者以上にオススメできる少しステップアップした内容の本を5つ厳選してご紹介します。

プロジェクトリーダーの教科書

<おすすめポイント>

  • D3アプローチの詳細な解説
  • リーダーシップとコミュニケーションの重要性
  • リスクマネジメントの実践的なアプローチ

「プロジェクトリーダーの教科書」は、プロジェクトマネジメントを「Define、 Design、 Drive」の3つのフェーズで解説している書籍です。

各フェーズでの具体的なステップや注意点、リーダーとしての役割やコミュニケーション方法、リスクマネージメントの実践的なアプローチなど、プロジェクトリーダーとしての知識やスキルを総合的に学ぶことができます。

この書籍は、PMOの基本的な知識やスキルを既に持っている中級者以上の方に特におすすめです。

プロジェクトリーダーとしての役割や責任を深く理解し、更なるスキルアップを目指す方や、実際のプロジェクトでのリーダーシップを強化したい方に最適な内容となっています。

外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント

<おすすめポイント>

  • 外資系コンサル企業での経験を基にしたスキルや知識が得られる
  • 成果を出し続けるリーダーの「ちょっとしたコツ」が満載
  • プロのマネジメント技術を学べる

「外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント」は、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナル技術を徹底的に教える一冊です。

ビジネス上のあらゆるプロジェクトを成功させるための「プロのマネジメント技術」を紹介し、成果を出し続けるリーダーの「ちょっとしたコツ」が満載です。

この本は、特に国際的なビジネスの舞台で活躍したい、すでに基本的な知識を持つ中級者以上のPMOにおすすめです。

プロジェクトマネジメントの基本から応用までを網羅し、外資系コンサルティング企業での経験を基にした知見が得られるため、中級者以上の方々が更にスキルアップを図りたい際に最適な一冊と言えるでしょう。

抵抗勢力との向き合い方

<おすすめポイント>

  • 変革のプロである著者の経験に基づく、実際の現場での対応策を学べる
  • 変革を進める上での心構えや技術が詳しく学べる
  • 具体的なアクションプランを立てる際の参考として非常に有用

「抵抗勢力との向き合い方」は、変革のプロである著者が、実際の働き方改革や業務改革の現場での経験をもとに、抵抗勢力との向き合い方を詳しく解説した書籍です。

変革を進める上で遭遇する抵抗勢力との対処法や、変革を成功に導くための心構え、技術について学ぶことができます。

この本は、特に変革を推進する立場の方や、プロジェクトのリーダー、抵抗勢力とのコミュニケーションに悩んでいる方など、PMOの中級者以上の方々におすすめできます。

変革の現場での具体的な対応策や心構えを深く理解し、変革を成功に導きたい方には特に役立つ内容が満載です。

困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント

<おすすめポイント>

  • 実践的な共感マネジメントの手法が学べる
  • 困った部下のマネジメントに対する深い洞察が得られる
  • チームを生まれ変わらせるためのノウハウが詰まっている

「困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント」は、リーダーが共通して抱える「困った部下」のマネジメントに焦点を当てた一冊です。

著者の中田仁之氏は、経営コンサルタントとして、オリジナルメソッド「共感マネジメント」を提唱。

このメソッドを通じて、売上が劇的に改善した例を具体的に紹介し、「困った部下」を最高の戦力に変えていく方法を解説しています。

この本は、「困った部下」のマネジメントに悩むPMO中級者以上の方々に特におすすめです。

また、チームの共感力を高め、人間関係をより良くし、全員が一丸となってプロジェクトを推進したいと考えるリーダーにも最適な一冊です。

予定通り進まないプロジェクトの進め方

<おすすめポイント>

  • プロジェクトの困難性とその克服方法について深く理解できる
  • 「プロジェクト譜」という独自のツールによる効果的な管理方法が学べる
  • 発注側と受注側の間の認識のズレを解消する方法が学べる

「予定通り進まないプロジェクトの進め方」は、プロジェクトマネジメントの困難性とその解決策に焦点を当てた本です。

プロジェクトの成功率の低さを踏まえ、プロジェクトがうまく進まない理由とその克服方法について、具体的かつ実践的なアプローチで解説しています。

本書は、プロジェクトマネジメントの基本を既に理解しているが、具体的なプロジェクトでの進行がうまくいかないと感じているPMO中級者以上の方に特におすすめです。

発注側と受注側の認識のズレを解消し、プロジェクトをより効果的に進めたい方には、本書で多くの有益な知見と解決策を学べるでしょう。

PMOの入門本を選ぶときのポイントとは

PMOの入門書は高度な専門知識が学べる内容になっているので、価格も一般的な入門書よりも少し高価なのが難点です。

決して安い買い物ではないので、自分に最適な一冊を選ぶ必要があります。

そこでここでは、入門書を選ぶときに注意するポイントについて3つご紹介します。

ポイント① 目的を明確にする

概念などを知りたいのか、実践的な内容が良いのか

PMOの入門本を選ぶ際に、最も重要なポイントの一つは、自身の学習目的を明確にすることです。

目的が明確であれば、それに適した本を選ぶことができ、効率的に学習を進めることが可能となります。

例えば、プロジェクトマネジメントの基礎知識を学びたいのであれば、基礎知識に焦点を当てた本を選びます。

一方で、特定のスキルやツールの使用方法を学びたい場合は、それに特化した本を選ぶべきです。

目的を明確にするためには、まず自分が何を学びたいのか、どのようなスキルや知識が必要なのかをリストアップしましょう。

次に、それらの要素を含んでいる本を探し、それぞれの本が提供する内容やアプローチを確認します。そして、自分の学習スタイルや好みに合った本を選ぶことが重要です。

例えば、ビジュアルが豊富で図解が多い本は、視覚的に学ぶ方に適しています。また、具体的な事例やケーススタディが豊富な本は、実践的な知識を求める方におすすめです。

ポイント② レビューや評価もみておく

PMOの入門本を選ぶ際のもう一つの重要なポイントは、本のレビューや評価を確認することです。

レビューや評価を参照することで、本の内容の質や、他の読者がどのように感じたか、その本が自分のニーズに適しているかどうかを事前に知ることができます。

これにより、期待外れの本を避け、価値ある選択ができます。

レビューや評価を確認する際には、具体的な内容や読者の反応に注目しましょう。特に、自分と同じような目的やニーズを持つ読者の意見は重要です。

また、多くのポジティブな評価やレビューがある本は、一般的に信頼性が高いと言えますが、ネガティブなレビューも重要です。

ネガティブな意見がある場合、それが自分の学習目的や好みに影響するかどうかを検討しましょう。

そして、全体的な評価だけでなく、本の内容の詳細についても確認することで、より適切な選択ができます。

ポイント③ 自分に合うかを確認してから購入する

PMOの入門本を選ぶ際のもう一つの重要なポイントは、本が自分に合っているかを確認してから購入することです。

本が自分の学習スタイルや知識レベル、学習目的に適しているかを確認することで、効果的な学習が期待できます。

これにより、無駄な時間やお金を避け、学習経験をより有意義なものにすることができます。

本が自分に合うかを確認するためには、まず、本の内容や構成、使用されている言語や表現方法を確認しましょう。

例えば、図解や例が豊富に用いられている本は、視覚的に学ぶ方に適しています。

また、本の難易度も考慮する必要があります。

初心者向けの本は基本的な内容から始まりますが、中級者以上の方には物足りないかもしれません。逆に、高度な内容の本は初心者には難解である可能性があります。

そして、本のサンプルや一部を読んでみることで、その本のスタイルやアプローチが自分に合うかを判断しましょう。

まとめ

本記事では、PMOにオススメの書籍を、初心者から中級者以上向けまで、レベル別に紹介しました。

PMOは、プロジェクトの成功を導く重要なポジションであり、その役割やスキルは多岐にわたります。

紹介した書籍を通して、PMOの多様な領域やスキルを学び、理解を深めましょう。

今後、PMOはデジタルトランスフォーメーションの進展と共に、更にその重要性が増していくでしょう。

これを踏まえ、適切な書籍を選び、知識を吸収し、スキルアップを図ることが重要です。

また、定期的に新しい知識を学び、最新のトレンドや技術をキャッチアップしていくことも忘れずに。

この記事が、PMOを目指す方々の一助となり、適切な書籍選定や知見の深化に役立てられることを願います。

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