データベースエンジニアが資格を取得するメリットとオススメな資格一覧

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データベースエンジニアの案件

データベースエンジニアに資格が必要？

データベースエンジニアになるために資格取得は必須ではありません。ただし、国家資格などを取得していると、データベースエンジニア業務に関する知識を豊富に持っていることの証明になります。

また、クライアントや社内のメンバーに提案するとき、有利になることも資格所有のメリットです。提案に説得力を持たせるためには、明確な根拠や事例を提示しなくてはいけません。その際に、資格で得た豊富な知識を披露すれば、説得力は上がります。

ただし、データベースエンジニア業務は、知識に加えて現場での実務経験でしか学べないことも多くあるのが特徴です。そのため、実務をこなしながら資格取得の勉強をするのがおすすめといえます。

データベースエンジニアが資格を獲得する4つのメリット

データベースエンジニア業務は、特別な資格取得をしなくてもできる仕事ですが、資格を持てば大きなメリットにもなります。そのメリットについて、次より説明しましょう。

スキルの証明になる

資格を取得するメリットの一つは、確かなスキル・知識を持っている証明になることです。資格取得試験は、国家・民間に関わらず社会的信用度を得ている機関を介して実施されます。

そのような由緒正しい機関の厳しい試験を通過して取得できるのが各種資格なので、持っているだけでデータベースエンジニア業務に役立つ知識がある証拠になるでしょう。

資格手当が出る

企業によっては、給料時に資格保有者にだけ資格手当が支給されます。資格があれば、無資格の人間よりも幅広くハイレベルな仕事をしてくれるので、資格手当の制度を設けているところもあるのです。

ただし、すべての企業が資格手当の制度を導入していないところもあるので、必ず給料がアップするわけではありません。

転職の際に有利

資格取得者は、それだけ幅広い知識と高度なスキルを兼ね備えている証明になり、企業はそのような人間を雇う場合、即戦力になることを期待します。

そのため、転職活動の際は、取得している資格が大いにアピールポイントになるでしょう。ただし、企業によっては資格取得よりも実務経験を重視するところもあるので、必ず資格取得が転職で有利になるとは限りません。

年収アップにつながる

資格取得をしていれば、それだけ担当できる業務・普通の従業員ではできない業務をこなすことが可能になります。なかには要資格が条件の難しい業務もあるので、資格取得をしておけば、それだけ仕事の幅が広がり、それが年収アップにつながるでしょう。

データベースエンジニアにオススメしたいベース資格

データベースエンジニアをこれから目指す人、基礎の知識をしっかりと身につけたい人に役立つ資格はどのようなものがあるのでしょうか。次よりデータベースエンジニア業務のベースになる資格を3つ紹介しましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験という国家資格のひとつです。この資格試験は、経済産業省所管の独立行政法人として知られている情報処理推進機構、通称IPAが行っています。

IT系のエンジニアにとっての基本・登竜門といわれている資格なので、データベースエンジニアに限らず、あらゆる業種に役立つ資格です。データベースエンジニアの基本を学びたい人にとっておすすめの資格といえます。

応用情報処理技術者試験

基本情報技術者試験よりワンランク上で、高度IT人材を目指しているもの・IT人材としての方向性を確率したものを対象としているのが、応用情報処理技術者試験です。​

この試験に合格して資格を取得すれば、高度IT人材としての知識・スキルが保証されていると判断されて、企業の重要なプロジェクトを任せられる機会が増えるでしょう。

また、応用情報処理技術者の資格を取得した場合、他の高度試験の一部免除の措置を受けられるのも、この資格のメリットです。合格してから2年以内に試験一部の免除対象となる資格試験は、以下のものがあります。

• ITストラテジスト試験
• 情報セキュリティスペシャリスト試験
• システムアーキテクト試験
• プロジェクトマネージャ試験
• ネットワークスペシャリスト試験

これらの試験の一部が免除可能です。

ITパスポート

IT企業の基礎知識を取得する資格が、ITパスポート（通称「iパス」）です。国家資格でありながら、他の資格より取得しやすいのが特徴です。

この資格を勉強・取得することで、ITに関するさまざまな基本知識が身につきます。その知識とは以下の通りです。

• ネットワーク
• 財務
• 経営戦略
• 情報セキュリティ
• 情報モラル
• データベース

IT業務の基礎を学べるため、データベースエンジニアをこれから目指す人におすすめといえます。

データベースエンジニアにオススメしたい4つの資格

すでにデータベースエンジニアとして働いている人が、さらにステップアップするためには、どのような資格を取得すればいいのでしょうか。

次より、データベースエンジニアとして、今より高収入を目指したい人におすすめの資格を4つ紹介しましょう。

MCP（マイクロソフト認定資格プログラム）

MCP（Microsoft Certification Program / マイクロソフト認定資格プログラム）とは、資格の名称通りマイクロソフト社が実施している認定資格プログラムです。いくつかのレベルに別れているのが特徴で、さまざまな資格の試験が用意されています。

データベースエンジニアとして自分がどういったキャリアを歩みたいか、どういった分野に特化しているかを明確に提示できることがメリットです。

OSS-DB

データベースのなかでも、オープンソースに関するスキル・知識を認定する資格が、OSS-DBです。

オープンソースの基礎から大規模なデータシステム管理やコンサルティングに関する知識が身につきます。データベースの中でもオープンソース型は、半数以上の企業にて導入されているので、この資格を持っているだけで即戦力が期待されて、転職活動では有利に働くでしょう。

データベーススペシャリスト試験

データベース構築に関しての知識・スキルが身につく国家試験が、高度情報処理技術者試験の一つであるデータベーススペシャリスト試験です。

この試験で合格すれば、データベースに関する企画から開発・運用・保守管理などといったデータベースの総合的な知識・スキルがあることの証明になります。企業においてもデータベース開発の中心的な立場を任せられるでしょう。

Oracle Master

Oracle社のデータベース製品である「Oracle Database」に関する技術・知識が身につく資格が、​Oracle Masterです。

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4つのレベルで構成されているこの資格は、あるレベル以上の場合はワークショップの参加も必須となっています。

世界トップシェアを誇るOracle Database​​は、日本でも多くの企業が導入しているので、需要のある資格といえるでしょう。

データベースエンジニアとして差別化できるスキル

データベースエンジニア業務に就くことによって、どのような差別化がはかれるのでしょうか。他の業種と比べた場合のデータベースエンジニアの強みになるスキルとは何か、次より紹介しましょう。

情報システムに関する全般知識

データベースエンジニアの特色は、情報システムに関する幅広い知識とスキルを持っていることです。設計・開発・管理・運用といった多くの業務を行うことが可能なため、一つの知識・スキルに特化した他のエンジニアと比べて、豊富な案件を扱えます。

また全方位的にプロジェクトはさまざまな領域に関わるので、その中で今まで知らなかった分野のことも習得して、さらに幅広い知識が身につくことも、他業種と差別化できる点といえるでしょう。

システム開発の知識

データベースに関する業務はシステム開発の一部なので、システム開発に関する知識・スキルも持っていなくてはいけません。他の業種でシステム開発全般に関して把握している業種は少ないので、これも他業種との差別化になります。

データベースを扱う知識・スキル

データベースはあらゆるデータベースソフトを使うので、それらすべてに対応できる知識・スキルを持っていないといけません。またSQL言語もしっかりと習得する必要があります。これらの知識・スキルは他の業種にはないものです。

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データモデルの知識

データベースエンジニアの強みは、データモデルに関する知識を持っていることです。データモデルは論理データモデル・物理データモデルの2つがあり、システム利用者の希望に合わせて、データモデルを作成しないといけません。

そのためにはデータモデルの知識は不可欠で、これは他の業種にはない強みです。

セキュリティに関する知識とスキル

情報システムの運営・管理で重要なのがセキュリティですが、データベースエンジニアは、セキュリティに関する知識とスキルも豊富です。

この知識・スキルが浅いと安全なデータベース構築が達成できず、情報漏えいなどのトラブルが起こり、企業は大打撃を受けます。

企業にとっての大事な要素であるセキュリティの知識・スキルを持っているデータベースエンジニアは、他の業種よりも重宝されるでしょう。

コミュニケーションスキル

データベースエンジニアは、幅広い領域を担当するので、その分、それぞれに関わる人間とのコミュニケーションも欠かせません。それぞれの担当と意思の疎通をしっかりと行わないと、ちょっとした意見の行き違いからトラブルに発展する可能性もあります。

データベースエンジニアは実務に関する知識やスキルも重要ですが、あらゆるタイプの人間と円滑に交流できるコミュニケーションスキルも必須です。

マネジメントや上流工程の経験

データベースエンジニアは、幅広い業務に対応できるため、プロジェクトを総括するマネジメント・開発の要である設計などに関わることも可能です。すべてを取り仕切るリーダー的な存在は、データベースエンジニア以外の業種では難しいでしょう。

データベースエンジニアのキャリアパス

データベースエンジニアとしての知識・スキルをある程度身につけた場合、どのようなキャリアパスが実現可能なのでしょうか。データベースエンジニアにおけるキャリアパスの種類をみてみましょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトを総括する立場であるプロジェクトマネージャーは、多様な業務に対応できるデータベースエンジニアのキャリアパスになります。

プロジェクトマネージャーを目指すには、プロジェクトリーダーとして成果達成をした経験、新たなマネジメントスキルを習得することが必要です。また、プロジェクト達成だけでなく、その後の利益も気にしなければいけません。

プロジェクトマネージャーとして学ぶべき点はさらに多くなりますが、データベースエンジニアとしての経験の応用が可能で、収入もアップするでしょう。

データベースコンサルタント

顧客のデータを分析・応用して業務・環境をいかに最適化するかを提示するのが、データベースコンサルタントです。

あらゆるデータベースソフトに関する知識、管理や運用の経験などデータベースエンジニアで培ったものが活かされます。インフラの知識・スキルも必要になるので、データベースエンジニアのキャリアパスの中では、高度な部類に入るでしょう。

ハイレベルなスキルが要求されるので、相当な学習・経験を積む必要があります。

データサイエンティスト

データ収集して、それを整理・分析することによって、どのようなことがビジネスにおいて有利になるかを導き出す仕事が、データサイエンティストです。

データサイエンティストは、現場での業務というより企業経営の戦略提案をする立場になるので、重要な役割といえます。

将来性がある業種なので、自分の未来・キャリアアップを考えている人におすすめのキャリアパスです。

フリーランス

あくまで1人の従業員として職務を真っ当したい・企業全体の責任を背負いたくない・余計な人間関係に縛られたくない人におすすめなのが、フリーランスという立場です。

企業に所属していないので常に仕事をもらえる保証が無い・税金の処理などすべて自分でやらなければいけない面もありますが、データベースエンジニアとしての多様な知識・スキルがあれば、仕事に困ることはないでしょう。

まとめ

多様な知識・スキルを持ち合わせているため、どのプロジェクトにおいても重要な位置にいるデータベースエンジニアは、IT業界で収入アップを目指している人におすすめの業種です。

今回は、データベースエンジニアに関する以下のポイントについて解説しました。

1. データベースエンジニアが資格を獲得する4つのメリット
2. データベースエンジニアにオススメしたいベース資格
3. データベースエンジニアにオススメしたい4つの資格
4. データベースエンジニアとして差別化できるスキル
5. データベースエンジニアのキャリアパス

データベースエンジニアを目指している人、エンジニアとしてステップアップしたい人にとって資格取得は強いアピールポイントとなります。しかし、自分のキャリアパスを検討している人は、本当にこの資格が今後に役立つか、しっかりと考えることが大事です。

また、データベースエンジニアのキャリアパスも数種類あるので、自分に適したキャリアを選ぶことが大切といえます。

今回の記事を参考にして、自分が目指すデータベースエンジニアになるための、正しい道を歩みましょう。

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