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インフラエンジニアが夜勤をするメリットと避ける方法を紹介


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なぜインフラエンジニアには夜勤があるのか。夜勤で何をする必要があるのか

数あるエンジニア業務の中でも、特にインフラエンジニアには夜勤業務がつきものというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?

でもなぜインフラエンジニアには夜勤業務が発生してしまうのか、なぜ夜勤業務をしなければならないのかなど疑問を持つ人は少なくありません。

今回は、インフラエンジニアの夜勤業務について詳しく解説しつつ、夜勤業務を回避する方法なども紹介していきます。

システム監視・サーバー監視業務

運用を開始したインフラが正常稼働しているか継続的に監視することもインフラエンジニアの重要な仕事です。

インフラエンジニアが行う最も基本的な監視には「死活監視」があります。

死活監視は、サーバーやソフトウェアが正常に動作しているかを外部から確認する監視方法です。

監視ツールを用いて対象のサーバに対して一定の間隔で応答を確認し、応答がない場合に異常と判断して管理者にアラートを送ります。

死活監視以外にも、WEBサーバの場合はコンテンツが改ざんされていないかを監視する「改ざん監視」、ネットワークやサーバの送信量や受信量、エラー、CPU使用率などの項目を監視する「メトリクス監視」があります。

また、OSが出力するログを解析して稼働状況を監視する「ログ監視」などもあります。

これはWEBサーバやメールサーバのアクセス日時やエラー発生日時、エラーメッセージなどがログとして記録されるため、参照できるように監視ツールの設定なども行う必要があります。

これらの監視業務は日中だけではなく夜間でも行う必要があります。

サーバーがダウンしてしまうタイミングは日中だけとは限らないため、夜間帯も監視を行ってシステムが正常稼働をしていることを確認する業務はインフラエンジニアの基本的な業務となります。

システムの導入

クライアントから夜間にシステムの導入を依頼される場合やシステムのアップデートを行う場合があります。

これはインフラを必要とする企業やユーザーが少ないことや日中の通常業務に何かしらの影響を与えてしまわないようにすることが理由としてあります。

この場合、システムの導入はクライアント企業の始業時間までに終わらせられるように進めていきます。

また、システムの導入やアップデート以外にもシステムのパッチ当てなども夜間で行うことが多いです。

日中に発生した障害の引き継ぎ

インフラエンジニアは日中に起きた障害を引き継いで夜間に作業を行うこともあります。

これは日中は様々なシステムが常時稼働しているためどうしても障害発生数は多くなってしまいます。

しかし、日中の通常業務中に全ての障害を解決することは難しいため、稼働が落ち着く夜間帯に引き継いだトラブルのメンテナンスを行います。

インフラエンジニアの保守・運用では、現行のシステムをいかに正常に稼働させ続けることができるかが重要になってくるため日々の夜間メンテナンスは重要な仕事の一つです。

夜間トラブル時の緊急対応

多くのシステムは日中だけでなく夜間も常に利用されています。

夜間帯にある特定のサイトにアクセスが集中したり、不正なサイバー攻撃を受けることでシステム障害が起こってしまうこともしばしばあります。

サーバーがダウンした状態や不正アクセスにより何かしらのトラブルが継続されていると、大きな損害につながってしまうため迅速な対応が必要です。

そのためそのような緊急対応の作業にあたるインフラエンジニアも多くいます。

夜間の顧客対応

基本的にシステムは24時間アクセスできるようになっているため、夜間のタイミングでも利用するユーザーは一定数います。

そのため、夜間であってもシステムの利用者や保守・運用業務を行なっている担当者からの問い合わせ電話がくることがしばしばあります。

システムの不具合や障害はある程度専門的な知識を持ったエンジニアでないと対応できないため、インフラエンジニアはこれらも担当の範囲として業務にあたる必要があります。

夜勤が不要なインフラエンジニアとしての働き方はあるのか

基本的に夜勤が発生する業務は下流工程の場合に多く、上流工程では少ない傾向にあります。

上流工程では要件定義、設計、構築といった業務がありますが、必要とされる知識やスキルの専門性がより求められます。

インフラエンジニアとして経験をつみ、上流工程の業務に携わるようになれることが最も夜勤を避ける働き方といえるでしょう。

それらを踏まえて、ここでは夜勤を避ける働き方について解説していきます。

企業によっては日勤と夜勤で担当が分かれている

どのような仕事の差で夜勤と日勤に分けられるのかを考えると理解しやすいでしょう。

基本的に夜勤ありの業務は、これまで解説してきたような監視業務やトラブル対応によって必要になります。

インフラエンジニアとしては実際に手を動かして作業を行う下流工程の業務と言えます。

そのため、上流工程の業務に携われるようになることで日勤中心の働き方が目指せます。

スキルを身につけることでインフラの設計や構築などの業務に携われるようになると、クライアントとの連携やチーム内部での連携も密に必要となるため日勤が中心の業務となります。

それでも突然のトラブルによってやむなく夜勤の可能性もありますが、基本的には夜勤がない業務です。

インフラエンジニアの募集でも夜勤なしで募集をかけている企業も多くあります。

フリーランスエンジニアの方は夜勤なしのキーワードで求人の募集を探すのもアリかもしれません。

24時間・365日対応ではない企業もある

一般的に24時間365日稼働のことを24/365運用とも呼ばれたりしますが、IT人材の不足が深刻化してきている現在、これらの対応を外注する企業も増え始めました。

そういった動きもあり、24時間対応をやめたり、別の会社に運用を任せるような仕組みが増えてきています。

逆に、このような企業に対して夜勤でも作業ができる人材を紹介する会社も多くなっています。

外注する企業では日中に集中して作業を行えたり社員の夜勤をなくすメリットがあり、夜勤作業者を紹介する会社は通常より多く上乗せした紹介料を受け取ることでサービスが成り立ちます。

また、夜勤作業者も通常より多く給料がもらえるためWinWinな関係でシステムの運用が行えるわけです。

インフラエンジニアの夜勤は辛いが、メリットもある!

夜勤というと辛そうなイメージを持ちがちですが、意外とそうではないかもしれません。

夜勤手当による給与アップや比較的稼働が安定した業務、他にも通勤時のストレスや集中しての作業など日勤とは異なったメリットも多く存在します。

ここでは夜勤のメリットについて詳しく解説していきます。

残業が少ない

ITには様々な業務を担当するエンジニアが混在しシステムを運用していますが、インフラエンジニアはその他のエンジニアに比べて忙しさの波が小さい傾向にあります。

納期によって忙しさが増すわけではないため比較的安定していると言えるでしょう。

また、3交代制の決められたシフトによって勤務しているため、もし緊急トラブルが発生していても業務を次の担当者に引き継ぐことができます。

通勤ラッシュなど移動のストレスがない

出社が必要な現場ではバスや電車など公共交通機関を多くの人が利用しています。

また都市部の場合は朝と夕方に通勤ラッシュが毎日起こるため、自宅から会社へと移動するだけでも多くの労力を使ってしまいます。

しかし夜勤の場合は、乗車率を気にすることなくストレスなく移動することができます。

ラッシュが起きる時間帯に逆方向のバスや電車に乗るわけですから、無駄に体力を消費することはなくなるでしょう。

一人で黙々と作業を進めることができる

夜勤の場合、出社している人はほとんどいないため作業中に急なミーティングが発生することも、逐一メールやチャットをチェックすることもなくなります。

そのため必要な作業を黙々とこなすことができ作業効率も必然と高くなります。

途中で集中力が途切れることもないため、一人で黙々と作業をこなしていきたい人にとっては大きいメリットといえるでしょう。

夜勤手当をもらえる

夜勤の場合は日勤とは異なり夜勤手当がつきます。

22力翌日の5時までの作業には「深夜割り増し賃金」として2割5分の賃金がもらえます。

法律で定められていることなので企業によって差異もなく恩恵は受けることができるでしょう。

また、企業によっては別途「夜勤手当」を支給しているところもあり、同じ業務でも夜勤の方が賃金を多くもらうことができます。

日中の時間を有効的に使える

基本的に日勤の人であれば、平日の夕方までしか空いていない市役所や銀行窓口などで手続きを行うためには、終日休や午前・午後休をわざわざ取得する必要があります。

一方で夜勤の場合は日中の時間を有意義に使用できるため手続きのために休みを取る必要もなくなります。

また、夜勤業務は主にメンテナンスや監視がメイン業務となります。

そのため、緊急トラブルや大きな障害が怒らない限りは比較的テンプレート化された業務を行うことになります。

企業によってはそれらの待機時間で資格取得のための勉強に時間を充てることを許可されている場合があり、日勤の人に比べて時間を有効活用できることもメリットといえます。

一方、インフラエンジニアが夜勤をするデメリットは?

夜勤業務はもちろんメリットだけでなくデメリットも存在します。

年齢を重ねることで生じる体力的な面や健康面、他にも生活リズムやプライベートの時間など日々の生活に大きな影響を与えてしまう可能性があるのが夜勤業務です。

ここではそんな夜勤業務のデメリットについて解説していきます。

生活リズムが崩れやすく、体力的にもキツく感じる

夜勤業務がある企業といっても、常に同じ時間夜勤業務をするということはないでしょう。

携わる業務によっては日勤と夜勤を繰り返すようなシフトにもなるため、睡眠時間・食事時間などが不規則になってしまい体にとっても脳にとっても良くない状態が続いてしまいます。

生活リズムを整えようと思っても昼夜逆転ともなるとなかなかできないものです。

また、年齢的な面でも厳しくなってくるため、夜勤業務が混在する仕事で常に高いパフォーマンスを維持し続けるのは難しいと考えられます。

他にも、不規則な生活によって体調を崩しやすくなるため、特に健康管理には気を配る必要があります。

家族や友人と時間が合わず、プライベートが充実しない

家庭を持つ人や友達と遊びたい人にとって、「時間が合わない」ことは大きなデメリットとなるでしょう。

ほとんどの人が帰宅するタイミングで出社する必要が出てくるため、家族団欒や仕事帰りに友達と食事に出かけるなんてことができなくなってしまいます。

公私共に充実させたいと考えている人にとってはデメリットとなり得るでしょう。

女性のインフラエンジニアにも夜勤はある?

結論から言うと、女性のインフラエンジニアにも夜勤はあります。

システムは基本的に24時間常に動き続けているわけですので、監視業務など夜勤が必要な業務に当たることも考えられます。

また、男性の場合と同様に夜間での緊急なトラブルでも夜勤が必要な場合もあります。

その企業のメンバー状況によって各個人の業務の割り振りは様々ですが、作業にあたる人員が少ないと必然的に夜勤になってしまう可能性も上がってしまいます。

逆に上流工程を担当できるようになれば、性別に関係なく夜勤業務は次第に少なくなっていくことが考えられるでしょう。

他にも、労働者には守られる権利や働き方を選択する権利もあるため、企業によっては夜勤業務になりやすい人とそうでない人の差がある可能性が考えられます。

例えば産休や育休に入りそうな人や持病のある人、様々な理由が考えられます。

「夜勤業務をしなければならない」や「夜勤業務が全くない職場」と一概には言い切れず、そのプロジェクトに配置されている各個人のメンバー状況によっても左右されます。

そして体力面などの観点から、男性を優先的に夜勤業務にあたらせる会社もあり得ますが、性別の違いでの特別扱いは基本的にはないと考えるのが妥当でしょう。

とはいえ、企業側も労働者への配慮を行うため、適性やバランスを見て業務の割り振りは行われると考えられます。

インフラエンジニアが夜勤を避ける方法とは

ここ数年で働き方について世間では大きな変化が見られ、リモートワークが推奨されるようになってきました。

クラウド化も相まってインフラエンジニアでも夜勤を避けたいと言う人が増えてきています。

ここでは、そのような「できれば夜勤を避けたい」と思っている人に向けて夜勤を避ける方法について解説していきます。

上流工程エンジニアにキャリアアップする

夜勤業務は主にサーバやシステムの監視、トラブル対応になります。

基本的にはすでに構築されたシステムの保守・運用での業務となるため下流工程となります。

一方で上流工程といわれる業務は要件定義、設計、構築などの業務です。

インフラ基盤の理解だけではなく、クライアントとのコミュニケーションなど包括的な知識や経験が必要となってくるため、ある程度インフラエンジニアとして経験を積む必要があります。

未経験や経験年数が浅い人だと基本的には下流工程を任されるため、経験を積むことで夜勤業務を避けられるような上流工程業務にシフトできるように目指していきましょう。

事前にその会社の労働環境やインフラに対する取り組みを調べておく

転職活動や就職活動をしている段階でその会社の労働環境やインフラに対する取り組みを調べておくと良いでしょう。

事前に調べておくことで、その会社で目指せるキャリアや業務内容がざっくり見えてくるようになります。

比較的希望が通りやすい環境なのか、そもそも夜勤があまり必要とされていないのかなど自分なりに調べて分析することで夜勤業務に携わるリスクを減らすことができます。

しかし、インフラエンジニアを募集している企業では日勤のみで募集している場合はほとんどないと考える方が無難だといえるでしょう。

初めのうちはある程度割り切っておく覚悟も必要かもしれません。

面接であらかじめ確認をしておく

ネットや雑誌情報だけでは、詳しい業務内容や業務環境まではわからない場合が多いです。

しかし、面接の場であればその会社で働いている社員に直接聞くことができるため、手っ取り早い手段ではあるでしょう。

しかし、夜勤業務を拒み続けるような反応をとってしまうと最悪の場合面接で悪い印象を与えかねないため、その場の雰囲気でそれとなく聞き出す必要がありそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インフラエンジニアにとって夜勤業務は切っても切り離せない存在かもしれません。

しかし、クラウド化が進んだりリモートワークが推奨されたりと以前とは大きく働き方が変わってきているのも事実です。

インフラエンジニアとして夜勤経験も積みながら将来的に上流工程に携っていくという流れで夜勤業務からフェードアウトしていくのが最善なのかもしれません。

夜勤といっても一時的な期間のものであるならば「経験をつむため」と割り切って挑戦してみるのも良いかもしれません。

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