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エンジニアに資格は必要?ジャンル別にオススメな資格を紹介

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エンジニアの平均年収

エンジニアの平均年収は、正社員とフリーランスによって異なるため、別々に紹介していきます。

エンジニアの年収は雇用形態や能力によって大きく差があり、高度なスキルや経験があることで年収はより高くなる傾向になります。

正社員の場合

正社員エンジニアの平均年収は約542万円です。

日本の正社員の平均年収は約409万円であるため、約130万円以上も高いことが分かります。

【参照:https://coeteco.jp/articles/11047#content_1

フリーランスの場合

フリーランスエンジニアの平均年収は約636万円です。

フリーランスはクライアントと自由に契約を結ぶことができ、報酬を直接クライアントからもらうため、手数料やコストを差し引かれないことから、正社員に比べるとより高収入となっています。

【参照:https://engineer-style.jp/jobs/system-enginner

エンジニアに資格は必要?資格を取得するメリットとは

結論から言うと、エンジニアになるために特別な資格は必要ありません。

エンジニア向けにたくさんの資格があり、実際に資格を持っていなくてもエンジニアとして働いている人も多く、知識と技術があればエンジニアになれます。

しかし、資格は必要なくとも、持っておいて損はありません。

その理由を次節で4つ紹介していきます。

客観的なスキルの証明になる・対外的にスキルを証明できる

どれだけスキルや知識があっても、それを証明することは難しいです。

資格を持っておくことで、雇用側が客観的に能力を判断する材料となります。

キャリアアップに有利にはたらく

資格を持つことで1つのアピールポイントとなります。

転職やフリーランスとして仕事を獲得する際に、資格を持っていない人に比べて評価がされやすく、キャリアアップに有利に働きます。

更に、合格率が低く難易度の高い資格を取得することで、市場価値の高い人材であることが証明できます。

給料アップや昇進につながる

企業によっては、資格取得を推進するために資格手当の制度があったり、昇進のために必要な資格があったりするため、直接的に給料アップや昇進に繋がることになります。

以下の資格を取得することで、上流工程に携われる機会を獲得できます。

  • プロジェクトマネージャ
  • ITストラテジスト

下流工程の資格よりも上流工程の資格を取得することで、給与は高くなります。

知識を体系的に習得できる

エンジニアとして実績を積むことで、必要な知識は身につきますが、携わる職種によって偏りがでてきます。

キャリアアップを図る場合に資格を取得することで、エンジニアとして必要な知識を体系的に学ぶことに繋がるため、幅広い知識が身につきます。

資格には大きく2種類ある

エンジニアの資格は大きく分けて、国家資格とベンダー資格の2種類があります。

以下にそれぞれの資格の特徴を紹介していきます。

国家資格

国家資格は、ITに関する知識・技術について、経済産業省が定めた水準以上のレベルがあることを証明してくれます。

ベンダー資格と違い、製品に特化はしておらず、基礎知識が問われる資格です。

試験の難易度は高くなりますが、信頼性や権威性は高く、資格の有効期限がありません。

ベンダー資格

ベンダー資格は、ベンダーと呼ばれるIT関連製品を製造・販売する企業が、自社製品に関する知識や技術が一定のレベル以上あることを証明してくれる資格です。

ベンダー資格は製品に特化しているため、すぐに業務で実践できるという特徴があります。また、国家試験と違い、有効期限が設けられている資格もあるため、期限を把握し更新をする必要があります。

更新することで、日々進化する最新技術に対応することができます。

【ジャンル別】エンジニアにオススメな資格一覧

一口にエンジニアと言っても、ジャンルによって役に立つ資格は変わるため、ジャンル別にオススメの資格をまとめています。

以下を参考にしてみてください。

【ITマネジメント系】ITエンジニアのおすすめ資格5選

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門とも呼ばれており、この資格を取ることで、ITに関する基本的な知識・技術を身につけていることが証明できます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

情報セキュリティ

テクノロジ系

マネジメント系・ストラテジ系

データ構造およびアルゴリズム

ソフトウェア開発

  • 受験料

7,500円(税込)

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしてスキルアップを目指す人が、基本情報技術者試験の次に受ける試験です。

基本情報技術者試験と比較すると、合格するにはより深い知識が必要となります。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

経営に関すること

戦略立案・コンサルティングの技法に関すること

システムアーキテクチャに関すること

ITサービスマネジメントに関すること

プロジェクトマネジメントに関すること

ネットワークに関すること

データベースに関すること

組込みシステム開発に関すること

情報システム開発に関すること

プログラミングに関すること

情報セキュリティに関すること

システム監査に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験に合格することで、高度な専門知識やプロジェクトマネジメントスキル、経営視点があることを証明できます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

業種ごとの事業特性を反映した情報技術を活用した事業戦略の策定又は支援に関すること

業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること

業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想。計画の策定に関すること

事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること

組込みシステムの企画、開発、サポート及び保守計画の策定・推進に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、システム開発の設計や開発といった、上流工程を担当するエンジニアにとって必要な知識が問われる試験です。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

契約・合意に関すること

企画に関すること

要件定義に関すること

開発に関すること

運用・保守に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験に合格することで、システム開発を円滑に運営する責任者として指揮をとれる人材であることを証明できます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

プロジェクトの立ち上げ・計画に関すること

プロジェクトの実行・管理に関すること

プロジェクトの終結に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

【インフラ全般】ITエンジニアのおすすめ資格5選

AWS認定資格

AWS認定資格とは、Amazon Web Servicesに関する専門知識やスキルを有していることを証明できる資格であり、全11種類あります。

  • 試験内容

(基礎コース)

6ヶ月の基礎的なAWSクラウドと業界知識、クラウドプラクティショナー

(アソシエイト)

1年間のAWSクラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験

ソリューションアーキテクト

デベロッパー

SysOpsアドミニストレーター

(プロフェッショナル)

2年間のAWSクラウドを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験

ソリューションアーキテクト

DevOpsエンジニア

(専門知識)

専門知識分野において技術的なAWSクラウドでの経験

高度なネットワーキング

ビッグデータ

セキュリティ

機械学習

Alexaスキルビルダー

データベース

  • 受験料

クラウドプラクティショナー:11,000円(税別)

ソリューションアーキテクト :15,000円(税別)

SysOpsアドミニストレータ :15,000円(税別)

デベロッパー :15,000円(税別)

ソリューションアーキテクト :30,000円(税別)

DevOpsエンジニア :30,000円(税別)

セキュリティ:30,000円(税別)

データアナリティクス:30,000円(税別)

高度ネットワーキング:30,000円(税別)

機械学習:30,000円(税別)

AWS認定 データベース:30,000円(税別)

シスコ技術者認定試験

シスコ技術者認定試験は、シスコシステムズ社が認定するネットワークスキルを証明する試験です。6つのグレードがあり、難易度の高いものから「アーキテクト」「エキスパート」「プロフェッショナル」「スペシャリスト」「アソシエイト」「エントリー」の順です。

今回はこの中で最も人気のアソシエイトレベルの「CCNA」に絞って紹介します。

  • 試験内容

ネットワークの基礎

ネットワークアクセス

IPコネクティビティ

IPサービス

セキュリティの基礎

自動化とプログラマビリティ

  • 受験料

33,600円(税別)

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験に合格することで、ネットワークを専門分野に持ち、最新情報システム基盤の企画・要件定義や運用・保守などの業務において中心的な役割を担う人材であることが証明されます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

コンピュータ構成要素

システム構成要素

ネットワーク

セキュリティ

システム開発技術

ソフトウェア開発管理技術

ネットワークシステムの企画・要件定義・開発に関すること

ネットワークシステムの運用・保守に関すること

ネットワーク技術・関連法規・標準に関すること

ネットワークサービス活用に関すること

ネットワーク・アプリケーション技術に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験はIPA(情報処理推進機構)が行なっている、データベースの専門知識が問われる試験で、合格することで、データベースに関する専門知識を活用してシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守に参画する技術者になれる人材だと証明することができます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

コンピュータ構成要素

システム構成要素

データベース

セキュリティ

システム開発技術

ソフトウェア開発技術

データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること

データベースシステムの運用・保守に関すること

データベース技術に関すること

  • 受験料

7,500円(税込)

LPIC(Linux技術者認定試験)

LPICは「Linux」の操作技術・知識を判定する試験です。試験の難易度は1〜3まで設定されており、数字が大きくなるほど難易度も上がります。

  • 試験内容

・レベル1

Linuxの基本的な操作とシステム管理の知識・技術力

・レベル2

Linuxの高度な管理・運用技術・サーバーの環境構築・トラブルシューティング・ネットワーク構築の導入スキル

・レベル3

Linuxを含め異なるOSが混在する環境からシステムを設計・構築・運用・保守するスキル

高レベルなセキュリティのサーバーの設計や構築、運用・保守スキル

仮想化技術のスキルやクラウドコンピューティングシステム、高可用性クラスターストレージの設計・構築・運用・保守のスキル

  • 受験料

レベル1:15,000円(税別)

レベル2:15,000円(税別)

レベル3:30,000円(税別)

【セキュリティ系】ITエンジニアのおすすめ資格2選

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験に合格することで、情報セキュリティに関する知識・技能を有する者であることが証明されます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

データベース

ネットワーク

セキュリティ

システム開発技術

ソフトウェア開発管理技術

サービスマネジメント

システム監査

セキュアプログラミング

  • 受験料

7,500円(税込)

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験に合格することで、情報セキュリティに関する基本的な知識を持っていることが証明されます。

  • 試験内容

テクノロジ系

マネジメント系

ストラテジ系

情報セキュリティ全般

情報セキュリティ管理

情報セキュリティ対策

情報セキュリティ関連法規

情報資産管理

リスクアセスメント

IT利用における情報セキュリティ確保

委託先管理

情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディ

  • 受験料

7,500円(税込)

【AI系】ITエンジニアのおすすめ資格3選

Python 3 エンジニア認定基礎試験

Python試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会という運営団体が実施する試験で、プログラミング言語Pythonの専門知識を評価する試験です。

  • 試験内容

主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第3版」から出題

  • 受験料

一般:10,000円(税別)

学生:5,000円(税別)

G検定

一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施している、ディープラーニングの基礎知識を持ち、適切な活用方針を決定し、事業活用する能力や知識を持っているかを判定する検定です。

  • 試験内容

人工知能

機械学習

ディープラーニング

  • 受験料

一般:13,200円(税込)

学生:5,500円(税込)

E資格

E資格は一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定している資格で、AIエンジニアや機械学習エンジニアのスキルを認定する資格です。

  • 試験内容

応用数学系

機械学習系

深層学習

開発・運用環境系

  • 受験料

一般:33,000円(税込)

学生:22,000円(税込)

会員:27,500円(税込)

【デザイン系】ITエンジニアのおすすめ資格4選

Illustratorクリエイター能力検定試験

Illustratorクリエイター能力検定試験は、ドキュメントデザイン技術に関する知識を有し、Illustrator®を駆使して、提示されたテーマ・素材から、仕様に従ってコンテンツを制作する能力を検定する試験です。

  • 試験内容

・エキスパート

Adobe Illustrator®およびDTP、Webデザインに関する知識

Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成

Adobe Illustrator®の操作による作品制作

・スタンダード

Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成

Adobe Illustrator®の操作による作品制作

  • 受験料

エキスパート 8600円

スタンダード 7600円

アドビ認定エキスパート

アドビ認定エキスパートとは、アドビ製品であるphotoshopやillustratorなどの製品に対し、それぞれ専門知識を持っている人のことです。

  • 試験内容

アプリケーションごとに違いますが下記の技術が必要です。

ペイントとレタッチ

レイヤーの作成と使用

選択範囲の使用

ビデオのサポート

  • 受験料

19,800円(税込)

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定はWebデザイン業界唯一の国家資格で、Webサイト制作に必要な知識やスキルを問う検定です。

  • 試験内容

・学科

インターネット概論

ワールドワイドウェブ(WWW)法務

ウェブデザイン技術

ウェブ標準

ウェブビジュアルデザイン

ウェブインフォメーションデザイン

アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン

ウェブサイト設計・構築技術

ウェブサイト運用・管理技術

安全衛生・作業環境構築

・実技

ウェブサイト構築

  • 受験料

1級 学科: 8,000円 / 実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む)

2級 学科: 7,000円 / 実技: 16,000円 または7,000円(25歳未満の在職者)3級 学科: 6,000円 / 実技: 8,000円  または3,000円(25歳未満の在職者)

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格とは、HTML5、CSS3、JavaScriptなどの最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する資格です。

  • 試験内容

(レベル1)

・Webの基礎知識

・CSS

・要素

・レスポンシブWebデザイン

・APIの基礎知識

(レベル2)

・JavaScript

・WebブラウザにおけるJavaScript API

・グラフィックス・アニメーション

・マルチメディア

・ストレージ

・通信

・デバイスアクセス

・Web Wokers

  • 受験料

16,500(税込)

まとめ

今回はエンジニアの平均年収やジャンル別エンジニアにおすすめの資格についてご紹介しました。

以下に本記事のポイントをまとめておきます。

  1. 正社員と比べてフリーランスは給与が高くなる
  2. 資格を取得することでキャリアアップを図れる
  3. 上流工程に近い資格は専門性が高い分、知識やスキルアップを図れる

エンジニアにとって、資格は絶対に必要とされるものではないです。

しかし、自身に合った資格を取得することで、キャリアアップが図れたり、やりたい案件を獲得できたり、よりエンジニアとしての市場価値を高めることができます。

将来の選択肢を広げるためにもぜひ、自身に合った資格を探してみてはいかがでしょうか?

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