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エンジニアがキャリアプランを考えるべき3つの背景とは。具体的なステップを紹介


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目次

エンジニアがキャリアプランを設計すべき3つの理由

近年のIT業界の技術変遷は目まぐるしく、エンジニアとして生き残るためには、スキルセットのアップデートを常に考えていく必要があります。この段階で、エンジニアがキャリアプランを設計すべき3つの理由を詳細に説明します。

技術変遷が激しいためキャリアプランを考えておかなければ将来性が危うくなるケースもある

近年、人工知能やブロックチェーンなどの新たな技術が登場し、IT業界の風景は急速に変化しています。エンジニアとして自身のスキルを最新の状態に保つことは、新しい技術の浸透と共にますます重要になっています。ただし、すべての新しい技術を追うことは不可能で、しっかりと自分のキャリアプランを設計することで、どの技術を学ぶべきか、自分の強みをどのように活用するかを明確にすることができます。

身につけている技術でキャリアプランが左右する

エンジニアとしてのキャリアは、身につけている技術に大きく依存しています。特定の技術に習熟することで、その技術を要求するプロジェクトや職種に就くことが可能となります。それに対して、幅広い技術を少しずつ学ぶことで、多種多様なプロジェクトに対応する能力を身につけることができます。どちらのアプローチを選ぶかは、個々のエンジニアの目指すキャリアパスや適性によります。

エンジニアには幅広いキャリアプランの選択肢があるゆえ、ベンチマークを持っておくことが重要

エンジニアリングは多岐にわたり、それぞれの分野で特異なスキルと知識が求められます。このため、エンジニアには多くのキャリアプランの選択肢があります。その中から最適なキャリアパスを選ぶためには、自分自身の適性や関心、市場のトレンドを理解することが重要です。そしてそれらを元に自身のベンチマークを設定し、キャリアプランを作り上げるべきだと言われています。

エンジニアがキャリアプランを設計すべき理由

キャリアプランを明確にすることは、エンジニアの成長、所得の向上、そして成功した転職へと繋がります。以下に、詳しい理由を示します。

スキルアップすべき項目が明確になる

キャリアプランを持つことで、今後どのようなスキルや知識を身につけるべきかが明確になります。これにより、無駄な時間を使わずに効率的に学習を進めることができます。また、何を学ぶべきかが明確であれば、モチベーションを保ちやすくなります。

年収を上げやすくなる

キャリアプランを持つことで、自分のスキルと市場価値を正しく評価し、適切な報酬を求めることができます。また、自分が求める給与と職務内容を具体的に示すことで、雇用者もその要求を満たすためにどうすればいいのかが明確になります。

転職に成功しやすくなる

キャリアプランを持つことで、自分がどのようなポジションや業界で働きたいのか、どのようなスキルや経験を活かしたいのかが明確になります。この明確なビジョンは、面接時に自分をアピールする大きな武器になります。また、具体的なキャリアプランを持っていることは、雇用者に対して自分がキャリアに真剣で、自己開発に熱心であることを示す強力な証拠となります。

エンジニアがキャリアプランを考える時に考えておきたいポイント

エンジニアとしてのキャリアを設計し、実現するためには、複数の重要な要素を考慮する必要があります。これらの要素は、あなたの技術的な興味、スキルセット、個人的な目標、生活の状況、そして職場の選択により異なります。以下に、エンジニアがキャリアプランを考える時に考慮すべきポイントを詳細に説明します。

開発種別:「開発」と「インフラ」どちらに主軸をおくか

最初に決定すべきは、あなたがどのタイプのエンジニアリングに焦点を当てるかです。「開発」に重点を置く場合、あなたは主にソフトウェアやアプリケーションの設計とコーディングに携わります。これには、ソフトウェアのアーキテクチャの設計、新しい機能の開発、バグの修正などが含まれます。一方、「インフラ」に焦点を置く場合、あなたは主にシステムやネットワークの設計、構築、管理に携わります。これには、物理的なハードウェアの設定、システムのパフォーマンスの最適化、セキュリティの管理などが含まれます。これは、あなたがどのような作業を好むか、また、どの部分に最も興味を持つかによります。

業界・スキル:携わりたい業界や、習得したい技術を決める

エンジニアリングは多様な業界で活用されており、それぞれの業界では特異なスキルや知識が必要とされます。例えば、ヘルスケア業界では、医療データのプライバシーとセキュリティに関する知識が必要とされることがあります。一方、ゲーム開発では、高度なグラフィックスやアニメーションの技術が必要とされます。あなたがどの業界に焦点を当てるかは、あなたがどのようなプロジェクトに取り組みたいのか、また、どの技術や知識があなたに最も魅力的であるかによります。

将来性:開発言語の将来性を考慮してスキル選定する

あなたが学び、習熟するべき技術は、それが市場でどの程度需要があるかによります。例えば、TIOBE indexなどのランキングは、現在最も人気のあるプログラミング言語を示しており、これらの言語を学ぶことはキャリアの可能性を広げてくれるかもしれません。加えて、最も人気のある言語だけに焦点を当てるのではなく、将来的に需要が増えそうな言語や技術にも目を向けることも有益と言えます。

ポジション:「ジェネラリスト」と「スペシャリスト」どちらを目指すか

エンジニアとしては、幅広い知識を持つ「ジェネラリスト」になるか、特定の分野に深く精通する「スペシャリスト」になるかを選ぶことができます。ジェネラリストは、さまざまなプロジェクトに対応でき、新しい技術を学ぶ能力があります。一方、スペシャリストは、その専門分野で高いパフォーマンスを発揮でき、深い知識と経験が高く評価されます。

ワークスタイル:「会社に所属」するか「フリーランス」になるか

最後に、あなたがどのような働き方を選ぶかも重要な決定です。「会社に所属」することを選ぶと、安定した収入と福利厚生を得ることができますが、自由度は限られるかもしれません。「フリーランス」を選ぶと、柔軟なスケジュールと多様なプロジェクトを経験できますが、収入は不安定である可能性があります。

キャリアプランを考える具体的なステップとは

キャリアプランは、個々の能力、興味、目標に基づいた長期的な戦略です。それは、自分の経験とスキルを最大限に活用し、自分が目指す役職や生活を達成するための計画です。以下に、エンジニアがキャリアプランを考える際に取るべき具体的なステップを詳しく説明します。

自己分析・キャリアの棚卸しをする

キャリアプランを作成する最初のステップは、自己分析とキャリアの棚卸しです。これには、自分の能力、興味、価値観、そして現在のキャリア状況を評価することが含まれます。また、自分がどのような環境で働きたいのか、どのような役職を目指しているのか、どのような技術スキルを持っているのか、どのようなスキルを習得したいのかを考えます。この自己分析は、自分のキャリア目標と現在の状況とのギャップを明確にするのに役立ちます。

勉強会やコミュニティに参加して情報収集をする

次に、業界のトレンド、新しい技術、求められるスキルについて情報を集めます。勉強会やコミュニティに参加することで、専門家から学び、ピアと交流し、新しいアイデアや視点を得ることができます。これは、自分がどのようなキャリアパスを追求するべきか、また、どのようなスキルや経験を習得するべきかを理解するのに役立ちます。

目標を決める

情報収集と自己分析の後は、具体的なキャリア目標を設定します。これは、特定の役職、給与レベル、業界、または特定のスキルや知識を習得することを含むことができます。これらの目標は、自分がどのように進むべきか、何に焦点を当てるべきかを明確にするのに役立ちます。目標を設定する際は、それが現実的で達成可能であることを確認することが重要です。

実現までの計画を立てる

最後に、自分の目標を達成するための具体的な計画を作成します。これには、新しいスキルを学ぶ、ネットワークを築く、新しいプロジェクトに取り組む、または新しい役職を追求するためのステップが含まれます。計画を立てる際は、各ステップが現実的で達成可能であること、そしてそれが自分の全体的な目標にどのように寄与するかを考慮することが重要です。

Webエンジニアがスペシャリストとして選べるキャリアプラン

Webエンジニアは、技術的な専門性や知識の深度を深めることにより、さまざまなキャリアパスを追求できます。スペシャリストとしての道は、特定の技術領域や役職に集中し、その領域でのエキスパートとなることを目指すものです。以下に、Webエンジニアがスペシャリストとして選べるいくつかのキャリアプランについて詳しく説明します。

ITアーキテクト

ITアーキテクトは、システムやソフトウェアの設計と実装を指導します。彼らは技術的な要件を理解し、それをシステムやアプリケーションの設計に変える役割を果たします。この役職では、プログラミングスキルに加えて、アーキテクチャ設計の知識と経験、そして広範なビジネス理解が必要です。

ITスペシャリスト

ITスペシャリストは、特定の技術やシステムに深い知識を持つ専門家です。彼らは一般的に、特定のソフトウェア、ハードウェア、プログラミング言語、データベースシステムなどの専門的なトピックに集中します。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接対話するWebアプリケーションのユーザーインターフェースを設計および実装します。彼らはHTML、CSS、JavaScriptなどの技術を用いて、見た目と使いやすさを最適化します。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、サーバーサイドのロジックを作成し、データベースとのインタラクションを管理します。彼らはフロントエンドとの通信、データの管理、セキュリティとパフォーマンスの最適化を担当します。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、フロントエンドとサーバーサイドの両方に精通しています。彼らは、ユーザーインターフェースの設計からデータベースとの通信まで、アプリケーション開発のすべての面をカバーすることができます。

テックリード

テックリードは、技術的な決定を導く役割を果たします。彼らはプロジェクトの全体的な技術的なビジョンを持ち、チームのメンバーに技術的な指導を提供します。テックリードには、深い技術的な知識とともに、優れたリーダーシップとコミュニケーションスキルが求められます。

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアは自己雇用の専門家で、個別のプロジェクトやクライアントに対してサービスを提供します。彼らは特定のスキルや専門知識を活用して、自分自身のスケジュールと仕事量を制御します。フリーランスとして働くことは、自由度と柔軟性を享受できる一方で、仕事の安定性や継続的な収入を得るために、自己マネジメントとマーケティングスキルが求められます。

Webエンジニアがジェネラリストとして選べるキャリアプラン

Webエンジニアのキャリアプランは、専門性だけでなく、幅広い視野と理解を活かしてジェネラリストとして進む道もあります。ジェネラリストは、特定の技術領域に限定されず、多様な技術やプロジェクトを扱う能力を持っています。以下に、Webエンジニアがジェネラリストとして選べるいくつかのキャリアパスについて説明します。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、一つまたは複数のプロジェクトを遂行するために、その計画、実行、管理を行います。この役職では、優れたコミュニケーション能力、リーダーシップ、時間管理、およびリスク管理スキルが必要となります。一部のプロジェクトマネージャーは、特定のエンジニアリングの知識を必要としますが、多くの場合、彼らはさまざまな専門家と協力してプロジェクトを進めます。

VPoE

VPoEは、エンジニアリング部門の全体的な指導と管理を担当します。彼らは技術的なビジョンを設定し、その実現に向けた計画を立て、プロジェクトの実行を監督します。この役職は通常、深い技術的な理解と経営の経験を要求します。

CTO

CTOは、組織の技術戦略の全体的な監督を行います。彼らは新技術の評価、技術的な問題の解決、チームの指導などを行います。CTOは、技術的な問題だけでなく、ビジネス全体の目標を理解し、それに対応する技術戦略を策定する能力が求められます。

Webディレクター

Webディレクターは、WebサイトやWebアプリケーションの戦略的な計画と実行を監督します。彼らはプロジェクトの全体的なビジョンを持ち、デザイナーやエンジニアと協力してそのビジョンを実現します。Webディレクターは、技術的な知識だけでなく、デザイン、マーケティング、ユーザーエクスペリエンスなどの広範な理解を持つことが求められます。

Webエンジニアの経験を活かしてジョブチェンジする場合

Webエンジニアのキャリアプランは、技術職だけに限定されるわけではありません。エンジニアリングの知識と経験は、多くの役職で有利に働くため、ジョブチェンジを考えているエンジニアには多くの選択肢があります。以下に、Webエンジニアの経験を活かしてジョブチェンジを考える際のいくつかの選択肢について詳しく説明します。

エンジニアリングマネージャー(人事)

エンジニアリングマネージャーは、エンジニアリングチームの指導と管理を担当しますが、人事に重きを置くポジションもあります。この役職では、エンジニアリングの知識とスキルに加えて、リーダーシップ、コミュニケーションスキル、チームビルディングの能力が必要です。彼らは、新しい技術を学ぶためのチームの教育プログラムを開発したり、パフォーマンス評価のプロセスを管理したりします。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、組織がビジネス上の課題を解決するために技術を最適に利用する方法を助けます。エンジニアとしての経験は、現実的で実行可能なソリューションを提案するための強固な基盤を提供します。コンサルタントは、顧客のビジネスニーズを理解し、それに基づいて技術的なソリューションを設計、提案、実装するために、深い技術的な知識と優れたコミュニケーションスキルを必要とします。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、製品やサービスの技術的な側面を顧客に説明し、その価値を伝える役割を果たします。彼らは、製品のデモンストレーションを行ったり、顧客の疑問に答えたり、製品が顧客のニーズにどのように応えるかを説明したりします。セールスエンジニアには、製品の技術的な知識に加えて、強いコミュニケーションスキルと説得力が求められます。

これらのキャリアパスは、エンジニアとしての技術的な経験と知識を活かしながら、異なるスキルセットを発展させる機会を提供します。ジョブチェンジは、新たなキャリアの目標を追求するための有効な手段であり、Webエンジニアのスキルと経験は、さまざまな役職で価値を提供するための強力な基盤となります。

まとめ

エンジニアがキャリアプランを設計することは、技術の進化、キャリアの選択肢の多様性、個々のスキルと能力、そして市場の動向を理解するために重要です。自己分析を行い、情報収集を通じて自身のキャリア目標を設定し、それを達成するための計画を立てることが求められます。選択肢は、専門家としての深い技術的スキルを求めるものから、リーダーシップやマネージメント能力を活かすものまで幅広く、自身の経験と目標によって最適なキャリアパスが異なります。

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