1. TOP
  2. エンスタマガジン
  3. フリーランス
  4. Webエンジニアが「きつい」と言われている7つの背景とは

Webエンジニアが「きつい」と言われている7つの背景とは

はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。

エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。Webエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

目次

Webエンジニアの働き方

Webエンジニアの役割は、全体として、WebサイトやWebアプリケーションが高速で安全、かつ使いやすいものであることを保証することです。HTML、CSS、JavaScript、各種バックエンド技術など、さまざまな技術やプログラミング言語を駆使して、Webベースのシステムを構築・維持するのがWebエンジニアの仕事です。そんなWebエンジニアにも様々な働き方があり、本記事ではその一部を紹介します。

受託会社・事業会社のWebエンジニア

事業会社では、Webエンジニアは通常正社員として、会社のウェブベースの製品やサービスの保守・改善に取り組みます。また、新しいWebベースのプロジェクトや機能の開発に携わることもあり、プロダクトマネージャー、デザイナー、マーケティングチームなど他のチームと密接に連携し、企業のWebベースの提供が顧客のニーズを満たすようにすることもあります。一方で、受託会社に勤務するWebエンジニアは、委託元の他社の指示に従って開発することが多いのが特徴です。

SESの派遣型Webエンジニア

SESの派遣型Webエンジニアは、正社員としてではなく、企業や組織のために臨時または契約ベースで働くウェブ開発者のことを指します。これらのエンジニアは、特定のプロジェクトや一時的な仕事量の増加をカバーするために雇われることがあり、通常、正社員のWebエンジニアと同じスキルや責任を持ちます。

Webエンジニアが「きつい」と言われる7つの背景とは

客先常駐で勤務する場合、コミュニケーション齟齬があったり孤独を感じやすい

よくあるのが、クライアントとWebエンジニアの間で、プロジェクトの要件や納期などの解釈が異なる場合に起こる「コミュニケーションの齟齬」です。コミュニケーション不足は、プロジェクトの遅延や誤解、衝突の原因になります。

また、リモートワークやフリーランスのWebエンジニアは、特にチームワークに慣れている人にとっては、孤独を感じることがあります。また、オフィスでの仕事から得られる社会的な交流や専門的な能力開発の機会が恋しくなるWebエンジニアもいるでしょう。

仕事が属人化しやすく、一人の負荷が大きい

エンジニアは仕事が属人化しがちでその結果、一人一人の負荷が増えてしまうことがよくあります。一般的にエンジニアとして働く際、それぞれ技術力の異なる人と一緒にチームを組み、分業という形で仕事に取り組みます。加えて、エンジニアはリモートでも働けてしまうため、様々な場所から働くことも普通にあります。その結果、他の人がどのような仕事をしているかが見えにくくなってしまい、分担された仕事は属人化してしまいます。そして、自分以外が担当できなくなることで、その人への負荷も増してしまいます。

アジャイル開発が中心で、開発スピードと技術キャッチアップのスピードも求められる

アジャイル開発とは、柔軟性と協調性を重視したプロジェクトマネジメントの手法の一つです。厳密な計画に従うことよりも変化への対応を重視し、反復と継続的な改善を行うことで開発をスピードアップさせる手法になります。

この開発方法のメリットは

  • 不具合が発生した際に戻る工数が少ないこと
  • 変化する開発要件や市場環境に迅速に対応できる

の2点になります。

これらのメリットから、市場環境や技術進歩の変化が激しい環境下において、競争力を維持するために最新の進歩に追いつく必要のあるWebエンジニアの開発はこのようなアジャイル開発の方式を用いることが多いです。

この開発方式においては開発スピードと技術キャッチアップが求められ、「きつい」と感じてしまう人がいるのも確かでしょう。

技術変化が激しく、自分のスキルが廃れやすい

急速な技術変化は現代のIT業界の特徴であり、エンジニアが最新の進歩やツールに追いつくことは困難なことです。メタバースやブロックチェーン、5Gなどはここ数年で出てきた新規トレンドなのに対し、AIやIoT、DXなどは何年にも渡って言われている大きなトレンドだったりもします。このような急速なトレンドの変化や技術進歩の中で、自分の持っているスキルが新たなものに代替されることもしばしばあります。そのため、エンジニアは雇用市場における競争力を維持するために継続的な学習や能力開発にリソースを投じる必要があります。

企業によって給料の幅がある

Webエンジニアの給与範囲は、企業の規模や種類、エンジニアの経験や専門知識のレベル、企業の所在する地域、役割の具体的な責任など、いくつかの要因によって大きく異なります。

一般的に、大都市圏にある大手企業や、外資系企業Webエンジニアの給与はかなり高いとされています。その一方で、小規模なベンチャー企業や中小企業では、給与水準は低くても、株式やより柔軟な勤務形態など、他の福利厚生が提供されることが多いようです。

ハードワークになりやすい

Webエンジニアはウェブサービスやアプリケーションが問題なく動くようにし続けなくてはなりません。リリース前はリリースという期日に追われ、リリース後にバグが発生した場合は少しでも早くそれを修正することに努めなくてはなりません。それに加え、技術変化の激しいIT業界において、エンジニアは常にキャチアップし続けられることが求められます。業務時間以外に学習し続けることも必要となります。これらの要因によって、Webエンジニアはハードワークになりやすいと言われています。

年齢関係なく優秀なエンジニアが増え、自分を越されるプレッシャーがある

エンジニアリングの分野は常に進化を続けており、そのスピードは加速度的に増しています。その結果、エンジニア間の競争はますます激しくなり、あらゆる年齢のエンジニアがプレッシャーを感じています。

かつては、エンジニアのキャリアは40代、50代でピークを迎えるのが一般的でしたが、現在のエンジニアは異なる現実に直面しています。技術の進歩と熟練労働者の需要の増加により、エンジニアは年齢に関係なく、かつてないほどの競争にさらされているのです。若いエンジニアは新しいスキルや技術を素早く身につけ、年配のエンジニアは経験や専門知識を活かして時代の最先端を走っているのです。

このような激しい競争は、多くのエンジニアにとってストレスや不安の原因になることもあります。高いパフォーマンスを発揮し、競争に勝ち残らなければならないというプレッシャーに圧倒され、ついていけないエンジニアは取り残される危険性があるのです。

きつくてもWebエンジニアとして働くメリットとは

Webエンジニアとして働くことはきついとも言われますが、その一方でメリットもたくさんあります。その一部をご紹介します。

柔軟な働き方ができる

エンジニアはPC1つあれば仕事ができるので、様々な働き方が可能になってきています。新型コロナウイルスの流行によって、リモートワークが普及したことも追い風になってますます柔軟に働くことが可能となってきています。更には、雇用形態もフルタイム正社員だけでなく、時短勤務やフリーランス等の柔軟な働き方ができる企業が増えてきています。

年収が高く安定した収入を得られる

Web エンジニアが安定した高収入を得られる理由は①Web 開発スキルの需要と②Web エンジニアの不足の2点になります。①について、テクノロジーの急速な成長とインターネットの使用の増加に伴い、Web 開発スキルの需要が高まっています。②について、Webエンジニアは需要が高いにもかかわらず、技術の高いWeb エンジニアが不足しているため、給与が上昇し、獲得競争の激しい雇用市場が生まれています。

結論として、Web エンジニアリングは、高く安定した収入を提供する有利で安定した分野です。Web 開発スキルの需要が高まり、Web エンジニアが不足しているため、Web エンジニアは競争力のある給与を獲得し、安定したキャリアを享受することが期待できます。

需要が高く今後の将来性が明るい

現在、エンジニアを取り巻く環境によって、エンジニアのスキルと専門知識に対する需要が高まり続けています。その結果、エンジニアの将来性は明るいと言われています。自分の分野の最新の開発に遅れずについていき、継続的にスキルを向上させているエンジニアは、これらの機会を活用して、成功し、やりがいのあるキャリアを楽しむことができます。

キャリアパスの選択肢が広い

webエンジニアはキャリアパスの選択肢が広いのもメリットの1つです。技術力を磨く方向のキャリアパスとしては、技術面のリーダーと組織の窓口を兼任する職種のテックリードや開発における全工程をカバーするフルスタックエンジニアが代表例として挙げられます。技術力だけでなく、コミュニケーション能力を掛け合わせるキャリアパスとしては、システム開発を行うエンジニアを束ねるITアーキテクトや、企業の最高技術責任者となるCTO(Chief Technology OfficerまたはChief Technical Officerの略)が挙げられます。

多様なスキルが習得できる

Web エンジニアが通常業務を通じて習得するスキルとしては、PythonやRubyといったバックエンドの言語だけでなく、HTMLやCSSといったフロントエンドの言語も含むプログラミングが代表的です。他にも、Web アプリケーションの構築と保守、レスポンシブ デザインの実装、Web ページのパフォーマンスの最適化など、Web 開発の原則を理解する必要があるのでWeb開発のスキルや、SQLやNoSQLなどのデータベーステクノロジと、Web アプリケーションをサポートするデータベースの設計、実装、および保守の方法に精通するデータベース管理のスキルなども習得することができます。

Webエンジニアに向いている人って?

Webエンジニアに向いている人の特徴を一部紹介します。あくまで一部ですが、自分自身に当てはまるかも考えながら見ていきましょう。

ロジカルな考えた方が得意な人

プログラミングやシステムの設計ではロジカルな思考能力が求められます。こういった考え方が得意or好きな人がWebエンジニアには向いていると言えます。

技術自体が好きで、キャッチアップが苦ではない人

webエンジニアの開発はアジャイル開発が中心で日々キャッチアップが求められる環境です。キャッチアップを苦とせず、日々進歩する技術に慣れ親しめる人がWebエンジニアには向いています。

日々変わる技術を勤勉に習得できる人

急速な技術変化は現代のIT業界の特徴であり、これにキャッチアップするためにコツコツ勉強することがWebエンジニアには求められます。

Webエンジニアに求められるスキルとは

Webエンジニアに求められる具体的なスキルについて紹介します。

基本となるスキル

まずはどこでも求められる必須の基本スキルについて紹介します。

システム全般の知識

Webエンジニアはシステムの設計から実装までに広く関わるため、それに関わる知識は必須となります。開発したwebシステムを動かすために必要なサーバや、ネットワークなどのインフラの知識やこの後紹介するフロントエンドやバックエンドのプログラミング言語などその範囲は多岐に渡ります。

Webエンジニアはシステムの設計〜実装〜保守・運用と広く関わるため、システム全般の知識が必要になってきます。

バックエンド言語の習得

バックエンド言語はユーザーからは目に見えない部分を扱う言語であるため、裏方的ととらえられることがあります。その一方で、システムの根幹を扱うため高いスキルが求められることも多々あり、開発案件もたくさんあるのが現状です。具体的な言語としては、AI・機械学習系に強いPythonや、フレームワークを使ったシステム開発に強いRubyなどが挙げられます。

フロントエンド言語の習得

フロントエンド言語はWebサイトやWebアプリケーションなどで、ユーザーが文字を入力したり、ボタンをクリックしたりするユーザーの目に触れる部分を扱う言語になります。具体的な言語としては、サイト内の文章の構成を扱うHTMLや、サイトの見た目を扱うCSSなどがあります。

Webエンジニアとして価値が上がるスキル

続いて持っていると市場価値の上がるスキルを紹介します。

クラウドの知識とスキル

近年インフラ環境はオンプレからクラウドへ移行しているのがトレンドになりつつあります。なのでAWSやAzureなどのクラウド環境に関する知識やスキルは市場価値が高いと言えます。

サーバ・ネットワークなどのインフラの知識とスキル

開発したシステムを円滑に動かすためには、サーバやネットワークなどのインフラとの関係やその知識・スキルを持っていることもまた重要と言えます。

Webエンジニアの年収はどれくらい?会社員とフリーランスそれぞれを紹介

会社員のWebエンジニアの場合

会社員のWebエンジニアの仕事の平均年収は約549万円となっています。日本の平均年収よりも比較的高い傾向にあります。

フリーランスフロントエンジニアの平均年収

フリーランスのフロントエンジニアの平均単価は67万円/月でした。単純計算の12倍で年収を計算すると、804万円になります。(参考:https://engineer-style.jp/jobs/frontend-enginner

フリーランスフロントエンジニアの平均年収


こちらの案件はプロダクトの立ち上げの案件になります。実際に使用する技術選定から関われるのも特徴の一つです。その分幅広い技術に精通していることが求められます。

フリーランスのJavaエンジニアの平均年収

フリーランスのJavaエンジニアの平均単価は65万円/月でした。単純計算の12倍で年収を計算すると、780万円になります。(参考:https://engineer-style.jp/jobs/java

フリーランスのJavaエンジニアの平均年収


こちらの案件はフルスタックエンジニアでリードエンジニアorアーキテクト募集の案件になるので高い技術力と幅広い知識が求められます。単価はその分高く90万円でした。

フリーランスのPythonエンジニアの平均年収

フリーランスのPythonエンジニアの平均単価は69万円/月でした。単純計算の12倍で年収を計算すると、828万円になります。(参考:https://engineer-style.jp/jobs/python

フリーランスのPythonエンジニアの平均年収


こちらの案件はJava・Python・SQL・AWSを使用することが決定しており、それらにおける高い技術力が求められる案件になります。単価が110万円と、これらの言語等に関わるスキルの市場価値の高さが伺えます。

フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均年収

フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均単価は67万円/月でした。単純計算の12倍で年収を計算すると、804万円になります。(参考:https://engineer-style.jp/jobs/javascript

フリーランスのJavaScriptエンジニアの平均年収


こちらの案件はヒアリング等のビジネスサイドのような立ち振る舞いも求められる案件になります。加えて、マネジメントの経験がより強く求められる案件になっています。エンジニアにおいてもコミュニケーション能力が求められていることが表れています。

Webエンジニア関連の記事はこちらもオススメです!

まとめ

今回はWebエンジニアについて紹介しました。幅広いスキル・知識が求められるので、それに伴い市場価値・収入も高いようです。目まぐるしく変わる技術の進歩にキャッチアップすることが求められますが、それを楽しめる人には最高の仕事なのかもしれません。皆さんのキャリアの選択肢の一つにWebエンジニアを入れてみてはいかがでしょうか。

SNSシェア
新規会員登録エージェントとの初面談1社につきAmazonギフト券3,000円分全員にプレゼント!

あわせて読みたい関連記事


おすすめ&新着求人・案件


各種SNSで情報を
発信中フリーランスで働くエンジニアに役立つ情報を発信しています。
フリーランス求人・案件の選び方や注意点、単価を上げるコツなどをエンジニアスタイルの編集部が発信しています。
フォロー・友達に追加していただき最新の情報をGETしてください。