Webエンジニアのフリーランス案件動向と単価相場とは？具体的な案件も合わせて紹介

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Webエンジニアのフリーランス案件

フリーランスのWebエンジニア案件・求人の動向

前提：Webエンジニアに需要と将来性はあるのか

まず初めに、Webエンジニアという職業は需要と将来性があるのかどうかについてお話していこうと思います。

流行り廃りの速いこのIT業界でエンジニアとして仕事をしている方であれば、誰もが一度は抱いたことのある疑問でしょう。

結果として、Webエンジニアの仕事は現在非常に需要が高く、将来性もあります。

今後もエンジニアとして働いていきたいとお考えの方は、ぜひ目を通してみてください。

第四次産業革命下で求められる人材増加施策を国をあげて推進している

Webエンジニアの仕事に将来性がある理由の1つ目に、国がIT人材の確保に意欲的であるという点が挙げられます。

経済産業省が行ったIT人材需給に関する調査によると、IT人材の需要は今後も高まり続けるものの、年々供給が追いつかなくなり、業界は慢性的な人材不足に陥りかねないそうです。

そのため、政府はIT人材の増加政策に国を上げて積極的に取り組んでいく姿勢を見せています。

（経済産業省：ＩＴ人材需給に関する調査（概要））

数十年間にわたりIT・Web業界の市場規模は拡大し続けている

日本において、IT・Web業界の市場規模は拡大し続けています。

ここ数年は、コロナ禍により自宅で過ごす時間が増えたことも追い風となり、インターネット附随サービスの売上高はさらに増えているようです。

キャッシュレス化の流れやCtoC市場の拡大により、IT・Web業界は今後も拡大の一途を辿っていくでしょう。

WebエンジニアはIoT・機械学習・ブロックチェーンなどの最新分野にも順応できる

Webエンジニアの仕事は、IoTや機械学習、ブロックチェーンなど、世の中で最新技術とされているものを専門的に扱うことが多い傾向にあります。

最新分野を扱うことができる人材はいつの時代も重宝されます。

自身の強みとして、業界に関する知見を深めていきましょう。

フリーランスのWebエンジニア案件・求人は偏っている？

Webエンジニアとして働く中で、フリーランスという選択肢が見えてきた方もいるかと思います。

フリーランスのWebエンジニア案内・求人は、身につけているプログラミング言語が多ければ多いほど、選択肢が広がる傾向にあります。

汎用性の高い「Java」案件数：43,890件

汎用性が高く需要の高い「Java」を扱う案件数は43,890件見つかりました。

アプリ開発などと相性のいい言語であるJavaは、スマホアプリ開発やWEB開発など需要が高い分野で使用されています。

プログラミング言語を学び始めたいと考えている方は、まずはJavaから手を付け始めるのも良いでしょう。

Javaのフリーランス求人・案件（全45,744 件）

需要も高く単価も高い「JavaScript」案件数：37,646件

JavaScript – フリーランス求人・案件

需要が高く、Javaに比べて単価の高い「JavaScript」を扱う案件数は37,646件見つかりました。

JavaScriptはWebシステムの開発に用いられる言語です。

Webエンジニアとして働いている人にとっては、絶対に身につけておきたい言語であると言えるでしょう。

Webサイト構築やWordpress案件で根強い「PHP」案件数：25,752件

PHPのフリーランス求人・案件（全26,796 件）

Webサイトの開発・構築で用いられる「PHP」を扱う案件数は25,752件見つかりました。

PHPはWordPressの開発に用いられた言語としても有名です。

シンプルかつ手軽なコーディングで動的なサイトを作ることができる点が特徴と言えるでしょう。

ECサイトやSNSの運用などにも用いることができる言語なので、今後さらに需要が高まっていく分野であると思います。

単価が高い「Go言語」案件数：8,719件

Go言語 – フリーランス求人・案件

「Go言語」を扱う案件数は8,719 件見つかりました。

Go言語とは、書かれたコードを実行する際に事前に機械語に変換できるコンパイラ言語のことです。

Go言語を扱うエンジニアの人数はさほど多くないため、扱うことができたら強みとなることは間違いありません。

世界で一番利用されている「Python」案件数：13,552件

Pythonのフリーランス求人・案件（全14,017 件）

「Python」を扱う案件数は13,552件見つかりました。

今、プログラミング言語の中で一番と言っていい程の注目を集めているPythonは、AIの開発に使われる場合が多いです。

そのため

今後さらに需要が高まってくることでしょう。

フリーランスのWebエンジニアとして働くメリットとデメリットとは

フリーランスのWebエンジニアとして働くメリットとデメリットについてご紹介いたします。

フリーランスで働くことを視野に入れている方は、ぜひチェックしてください。

フリーランスのWebエンジニアになるメリット

まずは、フリーランスのWebエンジニアになるメリットをご紹介します。

働く場所・企業・人を柔軟に選択できる

フリーランスの一番の魅力と言えば、働く場所や企業、また付き合う人を柔軟に選択することができるということです。

所属する会社に縛られることがないため、不満を感じた時には契約を継続せず、別の働き先を探すことができます。

需要も高く報酬相場も高いため、稼ぐことができる

Webエンジニアは、フリーランスでも非常に需要の高い職業です。

むしろ、企業で働き、ある程度のスキルを身につけた後であれば、取引企業からも「実力のある人材だ」とされ、より求められる場合もあるでしょう。

基本的にWebエンジニアの報酬相場は高いため、より稼ぎたいという方のキャリアパスにもおすすめできます。

Webエンジニアとしてスキルアップできる

企業に所属していては、自分がしたい経験を自由に選択することは難しいでしょう。

しかし、フリーランスであれば働き先や案件を自由に選択することができるため、さらなるスキルアップを目指すことができます。

案件によっては、リーダーなど、責任ある立場での仕事を求められる場合もあるため、Webエンジニアとしてスキルアップしたいという方にも、フリーランスへの転向はおすすめです。

フリーランスのWebエンジニアになるデメリット

次に、フリーランスのWebエンジニアになるデメリットをご紹介します。

収入面で不安定になる

フリーランスのWebエンジニアとして収入を得るには、さまざまな形で営業し、案件を勝ち取らなければなりません。

どれだけ経験とスキルのある人材でも、それを取引相手に伝えることができなければ、仕事を得ることは難しいでしょう。

企業に所属していれば、安定して仕事がもらえ、給料を得ることができますが、フリーランスの場合はそれが無くなるので、ガツガツ仕事を取りに行くのが苦手だという方には、フリーランスへの転向は難しいかもしれません。

セルフマネジメントが必要

フリーランスの魅力の一つが、時間を自由に扱えることだと思います。

しかし、自分のことをきちんと管理することができなければ、つい楽な方へ流れてしまうのが人間です。

働く時間とオフの時間をきっちり区別できる人が、フリーランスの働き方に向いていると言えるでしょう。

確定申告と税金の管理を自分で行う事になる

確定申告や税金の管理は、フリーランスに転向するにあたり、一番の壁なのではないでしょうか。

企業に所属していれば、こういったお金のことは任せておけば良いのですが、フリーランスの場合、そういうわけにはいきません。

税金周りの管理に自信がないという方は、フリーランスへの転向は難しいかもしれません。

上司や同僚がおらず、自分のキャリアや技術に関してアドバイスをくれる人がいなくなる

フリーランスという働き方は、完全に身一つで働いていくスタイルです。

企業に所属していれば、上司や同僚が存在するため、キャリアや技術について相談したりアドバイスをもらうこともできるかもしれませんが、フリーランスの場合、付き合っていくのは取引相手のみになるため、働き方について相談がしたいときには心もとなく感じることもあるでしょう。

技術の変化への対応コストが高い

フリーランスの場合、仕事道具として使用しているパソコンやソフトは、自分で購入することになります。

企業に所属していれば、仕事道具が必要になった場合、対応してくれるかもしれませんが、フリーランスは自分でなんとかするしかありません。

流れの早いIT業界でフリーランスとして活躍するには、出費に関する覚悟が必要になるでしょう。

Webエンジニアで単月100万は可能？フリーランス単価相場と具体的な案件を紹介

Webエンジニアに関するフリーランスの単価相場と具体的な案件について、グラフを参照しながら紹介していこうと思います。

平均単価はグラフ参照・案件はサービス概要・求められるスキル・単価などを紹介

Javaの案件数（38,226件）

Javaの平均単価：65万円

Javaを扱う案件の平均単価は65万円でした。

Javaの具体的案件

職務内容：BIツールの開発

単価：100万円～

求めるスキル：

• クラウドサービスで構築した経験(AWS/Google Cloud Platform/Azureなど)
• サーバーサイドの開発において何か一つの言語で一人でゼロから構築できる
• C系言語：C++、PHP、Java、C#を扱える

職務内容：

• 通信キャリア会員向けECを運営しているグループ子会社でのデータ基盤構築
• 基盤構築：事業要請に応じたデータレイク,データウェハウス,マートの実装,テスト
• データ連携案件管理：データ供給元からデータ利用者のために日程調整や管理業務

単価：80万円～

求めるスキル：

• SQLを理解し,DDLやDMLを使いこなせること(最低でもGROUP BY,HAVING句が使用できる)
• pythonを用いたコーディング経験が１年以上(C#, javaなどの高級言語での経験でも可)
• AWS Redshift,Glue,Lambda等を用いた分析環境構築・運用経験が１年以上
• 40代まで

JavaScriptの案件数（30,638件）

JavaScriptの平均単価

JavaScriptを扱う案件の平均単価は66万円でした。

JavaScriptの具体的案件

職務内容：

• 某大手損保様向けのローン返済支援保険管理システムでのリーダーまたはメンバー
• 現行資産の分析、保守体制の構築に向けたドキュメント整備及び、その後の小規模開発、保守運用対応

単価：50万円～

求めるスキル：

• リーダーとして顧客と調整を行った経験
• メンバー管理を行った経験
• 上流工程の経験(基本設計書の解析・執筆)
• バッチ開発スキル(NetCOBOL,PowerSORT)または、Web開発スキル(Java,JSP,JavaScript)の保有

職務内容：

• 既存サービスにおける設計及び開発、運用保守等
• 新規サービスの立ち上げ
• 複数サービスにおける横断的なサービス設計
• 要求分析、要件定義、仕様作成(特に外部設計)等Webシステムの上流工程
• クライアントとの折衝、進捗管理、プロジェクト管理、予算管理
• 要望をヒアリングした上での開発計画立案、提案書作成

単価：100万円～

求めるスキル：開発チームでのリーダー、またはマネジメント経験

PHPの案件数（21,920件）

PHPの平均単価

PHPを扱う案件の平均単価は65万円でした。

PHPの具体的案件

職務内容：

• 既存サービスにおける設計及び開発、運用保守等
• 新規サービスの立ち上げ
• 複数サービスにおける横断的なサービス設計
• 要求分析、要件定義、仕様作成(特に外部設計)等Webシステムの上流工程
• クライアントとの折衝、進捗管理、プロジェクト管理、予算管理
• 要望をヒアリングした上での開発計画立案、提案書作成

単価：100万円～

求めるスキル：開発チームでのリーダー、またはマネジメント経験

職務内容：

• 新規開発する法人企業向けのSaasプロダクト開発
• 要件定義と基本設計
• テックリードエンジニアとして、ローンチまでのプロダクトの開発
• チームメンバーの技術メンター及びチームビルディング
• 実際の実装業務

単価：50万円～

求めるスキル：

• B2Bの法人企業向けSaasプロダクトのローンチの携わった経験
• 要件定義フェイズ・外部設計・内部設計が可能
• 2名以上のチームメンバーのマネジメント、メンタリング経験
• PHP/Java script/Ruby/Python等を用いたWebアプリケーションの開発経験
• Git/Git Hub等を利用したチーム開発経験
• データベース設計の経験
• テスト駆動開発経験
• Azure/AWSなどのクラウドコンピューティングの利用経験

Pythonの案件数（10,967件）

Pythonの平均単価

Pythonを扱う案件の平均単価は65万円でした。

Pythonの具体的案件

職務内容：

• Djangoを用いたバックエンドの設計・実装
• Vue.jsを用いたフロントエンドの設計・実装
• AWSサービスを用いたデータ分析基盤および機械学習プラットフォームの設計・構築
• 外部仕様書・内部仕様書の作成
• 単体テストの作成
• テスト仕様書の作成
• マニュアル等各種ドキュメント作成
• DBの設計・構築
• CI/CDの構築・改善

単価：80万円～

求めるスキル：

• AWS上での開発経験
• AWSサービスを用いたシステム構築の経験（ELB, ECS, CloudWatch, Lambda, AWS Batch）
• コンテナサービスの開発とデプロイ経験（AWS ECS , EKS, Azure AKS, GCP GKS などの経験）
• DB設計の経験
• お客様からの曖昧な要件を自ら具体化できる
• Python・Django・Vue.jsの経験
• 仕様書などのドキュメント作成経験
• 外部設計・内部設計の経験
• 要件の変更に素早く対応できる
• Gitの利用経験
• コードレビューを意識してコードを書ける
• 1年以上のリーダー経験

Rubyの案件数（9,729件）　

Rubyの平均単価

Rubyを扱う案件の平均単価は70万円でした。

Rubyの具体的案件

Go言語の案件数（6,867件）

Go言語の平均単価

Go言語を扱う案件の平均単価は71万円でした。

Go言語の具体的案件

職務内容：Goを利用した新規機能の開発や既存機能のリファクタリング・拡張

単価：80万円～

求めるスキル：

• Goでの開発経験（1年以上）
• AWS などのパブリッククラウドの利用経験
• Git を用いた開発の経験
• SPA + Rest APIでの開発経験
• 1年以上参画していた案件2件以上

職務内容：

• 旧2系統のモビリティ系システムの統合
• 統合版管理画面の開発

単価：100万円～

求めるスキル：

• GOでの開発経験
• 40代まで

フリーランスのWebエンジニアにならない方が良い人の特徴

フリーランスのWebエンジニアに向いていない人の特徴をご紹介します。

人付き合いが苦手・なるべく個人で開発をしたい人

フリーランスの魅力の一つに、一緒に働く人を選ぶことができるというものがあります。

一方で、フリーランスの仕事は自身で営業をかけ、仕事を獲得しなければなりません。また、案件の中には既存のチームに一人で途中参入することも珍しくありません。

フリーランスエンジニアにとって、コミュニケーションスキルは必須というわけです。

開発以外のことはしたくない（お金の管理・確定申告など）

フリーランスエンジニアとして働くには、確定申告をはじめとした、税金周りの管理をしっかりと行う必要があります。

お金や各種申請のことを考えず、開発だけを行っていたいという方には、フリーランスという働き方は向いていないかもしれません。

目的・キャリアプランを持たずに「働き方」だけ重視する人

働く環境や時間を自由に選択できるフリーランスという働き方は、非常に魅力的です。しかし、それだけを求めてフリーランスに転向してしまうと、どうしてもモチベーションの維持が難しくなってしまいます。

フリーランスに転向する場合は、目的やキャリアプランをきちんと持つことが重要です。

Webエンジニアのフリーランス案件の探し方とは

Webエンジニアのフリーランス案件の探し方についてご紹介します。

フリーランスエージェントを活用する

ITプロパートナーズ

最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。

エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。

また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。

Midworks

Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。

目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。

テックビズフリーランス

独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。

税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。

また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。

フリーランスポート（Freelance Port）

案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。

フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。

フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。

TechStock

2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。

17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。

また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。

報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。

友人や過去に所属していた企業や取引先からのリファラル

Webエンジニアの仕事は友人や過去に所属していた企業などから紹介してもらえることがあります。フリーランスに転向する前に、所属している団体の中できちんと関係性を築くことが重要です。

SNSを活用して案件募集・営業する

近年は、SNSを活用して自信を売り込むフリーランスエンジニアが多数存在しています。単価のアップを狙いたい方や、エンジニアとしての自分の売り込みを積極的に行いたいという人は、SNSの運用を行うと良いでしょう。

フリーランス案件一括比較サイト「エンジニアスタイル」を活用する

フリーランス案件一括比較サイト「エンジニアスタイル」には、多数のWebエンジニアフリーランス案件が掲載されています。職務内容や単価、業務時間など、案件について非常に丁寧に紹介されているので、気になった方はぜひ一度チェックしてみてください。

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まとめ

今回は、フリーランスWebエンジニアの案件動向と単価相場について、詳しく紹介してきました。

いかがだったでしょうか？

プログラミング言語を学習したり、資格を取得し、スキルを身につけることで、エンジニアとしての需要はさらに高まっていきます。

自身の市場価値を高めるためにも、積極的に学ぶことが重要と言えるでしょう。

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