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Webエンジニアの転職方法|転職を成功させるコツをご紹介


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エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。Webエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

はじめに

さまざまなサービスがWebサービス化している昨今、Webエンジニアは非常に注目されている職業です。

Webエンジニアとは、ウェブサイトやウェブアプリケーションの開発、運用を手掛ける技術者のことです。

本記事では、Webエンジニアとして転職する方法、市場での収入の実態、将来性、そして転職を成功させるコツについて詳しく解説します。

最後までお読みいただければ、実際にどのようにして転職活動を進め、どのような準備をすればよいのか、また、独立や副業を考える際のヒントを得ることが可能です。

自身のキャリアアップを考える上で非常に役立つ情報が満載なので、ぜひ最後までお付き合いください。

他のWebエンジニアはどのくらい稼いでいるの?

2010年代後半に、企業のDX化(デジタルトランスフォーメーション)が喫緊の課題として注目されるようになり、最近では業務のデジタル化もある程度進行してきました。

この流れにおいて最も恩恵を受けた業種の一つは、間違いなくWeb業界でしょう。

事実、国内のデジタルマーケティングの市場規模は軒並み上がり続け、2023年には過去最高の3167億5,000万円と見込まれています。

同様に、Webエンジニアの需要も上がり続けており、最近ではWebエンジニアを目指す方も増えてきている印象です。

そこで気になるのがWebエンジニアの「年収」。

ここでは、エンジニア全体の平均年収をもとに、フリーランスと会社員のWebエンジニアの平均年収についてご紹介します。

エンジニア全体の平均年収

求人BOXのデータによると、ITエンジニア全体の平均年収は「約480万円」です。

ITエンジニアの仕事は非常に広範囲に渡るため、平均給与もかなり幅があります。

例えば、システムエンジニアとしての平均年収は「516万円」で、給与幅は「349万円から1,066万円」と非常に幅広いです。

ただし、平均年収に関しては、統計の取り方によって結果に大きな違いが出ることがあります。

加えて、職種や経験、地域などの要素によっても平均年収はかなり変わるため、一つのデータだけで全体像を捉えるのは難しいです。

そのため、本データはあくまでも参考の一つとして捉えてください。

フリーランスのWebエンジニアの場合

2024年2月度のエンジニアスタイルのデータによると、フリーランスのWebエンジニアの月額単価相場の平均は「78万円」で、年収に換算すると「936万円」です。

また、最も多い案件の掲載数は月額「70万円〜80万円」の区分であり、フリーランスエンジニアが求める単価帯と市場の需要が一致しているケースが多いことがわかります。

言語別の月額平均単価を見ると、GoogleAppsScriptが「110万円」と最も高く、次いでRustやHackが「95万円」と続きます。

フレームワーク別では、Svelteが「110万円」と最高単価を記録し、その後Backbone.jsやDjangoなども高い単価を示しています。

職種別では、ブロックチェーンエンジニアやITコンサルタント、QAエンジニアなどの職種別の平均年収が高い傾向です。

このことから、Webエンジニアだけではなく、特定の分野での深い知識やスキルが収入に直結する傾向が高いです。

会社員のWebエンジニアの場合

求人BOXの最新のデータによると、会社員のWebエンジニアの平均年収は「約549万円」です。

ITエンジニア全体の平均年収は「約480万円」なので、会社員のWebエンジニアの平均年収はエンジニア全体の平均を約69万円上回っています。

この差は、Webエンジニアリングが特に需要の高い分野であること、またWeb技術の急速な進化に伴い、高度なスキルや専門知識を持つエンジニアに対する需要が高いことを反映していると考えられます。

しかし、やはりフリーランスエンジニアの想定年収と比較すると約387万円低いという結果になりました。

フリーランスエンジニアが高い収入を期待できる背景には、プロジェクトベースでの高単価案件の選択、複数の案件を並行して担当することでの収入増、そして特定の専門スキルに対する高い需要があります。

しかし、これには収入の不安定さや自身での保険・福利厚生の手配、仕事獲得のための営業活動など、会社員にはないリスクや負担も伴うことも忘れてはなりません。

Webエンジニアの将来性

このように、かなり魅力的な収入を期待できるWebエンジニアですが、将来性はあるのでしょうか。

安定した生活を送るためにも、自身の職業の将来性を把握することは非常に重要といえます。

ここでは、いくつかのデータを参考にWebエンジニアの将来性を「短期的」な視点と「中長期的」な視点の二つの角度から考察します。

短期(1年~3年)

結論からいうと、Webエンジニアの短期的(1〜3年)の将来性は非常に明るいです。

国内外のIT市場の持続的な成長、深刻化する業界内の人手不足、そしてWebおよびIT企業が世界経済において占める重要な地位という3つの要因が、Webエンジニアの需要を後押ししています。

2020年以降も右肩上がりで成長を続けるIT市場は、FinTechなどの新技術の展開を背景に、更なる拡大が見込まれるでしょう。

同時にIT業界では人材不足が深刻であり、経済産業省によると、2030年には最大で79万人の人材不足が予測されています。

これに伴い、Webエンジニアリングのスキルを持つ人材への需要はますます高まるでしょう。

しかし、この機会を最大限に活用するためには、技術の急速な進化に対応し続けることが必要です。

新しいプログラミング言語やフレームワークへの適応、継続的な学習とスキルのアップデートは、この変わりゆく業界で生き残り、成功するための鍵といえそうです。

中長期

Webエンジニアリングの世界を中長期的な視点で見たとき、3年から10年のスパンでは、将来性に若干の不安事項が存在します。

現在、私たちはWeb3.0の時代からさらに進化したWeb4.0への移行期にあります。

「Web4.0」という概念は、2023年7月に欧州委員会が新しく定義した概念です。

簡単にいえば、「Web3.0」がブロックチェーンを基盤とした「分散型インターネット」だったのに対し、「Web4.0」はAI(人工知能)やメタバースを中心とする「現実世界とデジタル世界の境界が曖昧になる」新たなインターネットのことを指します。

Web4.0の時代には、AIや機械学習、ブロックチェーンなどの技術がより一般的になるはずなので、これらの技術への理解と適用能力が、Webエンジニアにとってますます重要になります。

また、AIがルーチンワークを自動化する中で、創造性と柔軟性を持った問題解決能力が重要視されることにもなるでしょう。

そのため、Webエンジニアは単にコードを書くだけでなく、複雑な問題に対して革新的な解決策を提供する能力が求められるようになってくるはずです。

つまり、この時代の変化についていけないWebエンジニアは今後淘汰されていく可能性もないわけではありません。

この点には、十分に注意しておきましょう。

Webエンジニアの転職方法

では、Webエンジニアに転職するにはどのような方法があるのでしょうか。

以下に、Webエンジニアになる方法を3つ厳選してご紹介します。

自分で企業に問い合わせる

Webエンジニアに転職する方法の1つ目は、自分で企業に問い合わせてみることです。

このアプローチの最大のメリットは、自分のキャリアに合った具体的な企業やプロジェクトに直接アクセスできる点にあります。

また、自分から動くことで、モチベーションや情熱を直接伝える効果も期待できます。

IT業界はコミュニケーション能力を非常に重要視される業界なので、自ら積極的に動くことで転職成功の可能性をグッと向上させることができるでしょう。

転職エージェントを利用する

Webエンジニアに転職する2つ目の方法は、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントの最大のメリットは、専門的なアドバイスやサポートを受けられる点にあります。

エージェントは市場の動向や各企業の内部情報に精通しており、自分のスキルや経験を活かせる職場を紹介してくれます。

また、履歴書の書き方や面接のコツなど、転職活動に関する具体的なアドバイスを受けることができるのも大きな利点です。

加えて、企業に直接アプローチするよりもスムーズに面接の機会を得られるので、費用対効果の面から見ても非常に現実的な選択といえるでしょう。

転職後のフォローアップも行っているエージェントも多いので、Webエンジニアに転職を考えている方は、まず転職エージェントに登録してみましょう。

転職エージェントについては以下の記事で詳しく紹介しているので、転職エージェント選びに迷ったらぜひ一度チェックしてみてください↓

【2023年最新】フリーランスエンジニア向けおすすめエージェント17社徹底比較

求人サイトを利用する

Webエンジニアに転職する3つ目の方法は、求人サイトを利用することです。

求人サイトは転職活動において非常に有用なツールであり、特に多様な選択肢を探求したい場合に最適です。

大手の求人サイトでは、国内外の多数の企業がWebエンジニアの求人を出しています。

そのため、自分の経験やスキルに合った仕事を、広範囲から選ぶことができます。

しかし、求人サイトといっても非常に数が多いので迷ってしまう方も多いでしょう。

「求人サイトに登録しすぎて毎日とんでもない数のメールが届く」

「案件や求人の数が多すぎて情報が整理できない」

こんな失敗を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?

そんな時におすすめしたいのが「エンジニアスタイル」です。

エンジニアスタイルは、ITフリーランスに特化した案件検索サイトで、案件数は業界最大級の30万件以上。

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エンジニア転職するなら知っておきたいこと

エンジニアに転職しようと考えている方にインタビューをすると、

「なんだか思っていたのと違った」

「転職するのが大変すぎて結局諦めてしまった」

という感想を良く聞きます。

確かに、日本のIT業界は世界の中でもかなり特殊な構造を持っていることも多いため、このような感想を抱いてしまう方が多いのも納得できます。

エンジニアへの転職を有意義にするためにも、以下に紹介することは事前に知っておきましょう。

転職活動の流れ

ITエンジニアに転職するには、まず転職活動の流れを一通り把握しておきましょう。

一般的な転職活動の流れは以下の通りです。

①自己分析と市場調査

自分のスキル、経験、強みを理解し、どのような職種や業界が適しているかを分析します。

同時に、市場のニーズや求人状況を調査し、自分のキャリアプランに合った業界や職種を見定めます。

②履歴書・職務経歴書の準備

効果的な履歴書と職務経歴書を作成します。

これらの書類は、自己PRや経験のアピールに非常に重要な役割を果たすので、具体的な成果やプロジェクトの詳細を盛り込むようにしましょう。

また、ITエンジニアの場合はこれに加えて「スキルシート」も準備することになります。

スキルシートの効果的な書き方は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてお読みください↓

③求人の検索と応募

オンラインの求人サイト、転職エージェント、自分のネットワークなどを活用して、求人を探し応募します。

職種や業界、勤務地、給与などの条件に注目し、自分に合った求人を見つけましょう。

④面接の準備と実施

企業からの面接の機会を得たら、会社研究と自己紹介の準備を行います。

面接では、自分の経験やスキル、その職場でのビジョンを具体的に説明することが重要です。

「面接は準備で全てが決まる」ともいわれているので、できるだけ綿密に準備しておきましょう。

⑤内定と条件交渉

内定を受けたら、給与や働き方の条件について交渉することも可能です。

日本ではあまり一般的ではない風習ですが、特にIT業界では一般的になりつつあります。

転職後のミスマッチを防ぐためにも、条件交渉はしておくことをおすすめします。

条件に納得したら内定を受諾し、入社日などの詳細を決めましょう。

⑥退職手続きと新生活の準備

現在の職場を円滑に退職するためには、適切な退職手続きを行い、引継ぎを丁寧に行うことが大切です。

自分が築いてきた人脈を無駄にしないためにも、なるべく円満な退職を心がけましょう。

転職までにかかる時間は3〜6ヶ月が目安

転職活動にかかる時間は人によって違いがありますが、一般的に3〜6ヶ月が目安とされています。

その中でも最も時間を要するのが、適切な求人を見つけることと、複数の企業との面接プロセスです。

求人を探す際は、自分のスキルや経験に合致する仕事を見つけるために幅広い企業のリサーチが必要です。

また、求人サイトや転職エージェントを利用する場合、多くの案件から選択する過程で時間がかかることがあります。

面接の準備と実施も、転職活動において重要な時間を占める部分です。

各企業の面接プロセスは異なるため、1社あたり数週間から数ヶ月かかることもあります。

特に技術職の場合、複数回の技術面接や課題の提出が求められることが一般的です。

そのため、3〜6ヶ月という期間を目安に、計画的な転職活動を行うことを心がけて、なるべくストレスのない転職活動を目指しましょう。

年齢によって求められるスキルは変わる

「エンジニアになるなら⚪︎⚪︎を勉強しよう!」

エンジニアに関する転職サイトやメディアには、このような文言が非常に多いです。

確かに、特定のスキルが役立つことはあります。

例えば、Javaはその汎用性と普及率から必ずといっていいほど候補にあがるスキルですし、Webエンジニアを目指すのならJava ScriptやPHPのスキルもよく候補にあがります。

しかし、これはあくまで大多数をターゲットにしたものであり、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

特に、エンジニアは年齢や経験によって求められるスキルも変化していきます。

例えば、若手エンジニアの場合、最新のプログラミング言語や技術トレンドに精通していることは前提スキルとして求められます。

一方、ミドルエイジのエンジニアには、プロジェクト管理やチームリーダーシップなどのソフトスキルや、長年の経験からくる深い専門知識が求められることが多いです。

シニアエンジニアともなると、業界知識やビジネスセンス、チームや部門を牽引するリーダーシップ能力がより重要視されます。

したがって、エンジニアとして転職を考える際は、年齢やキャリア段階に合わせて、どのスキルを磨くべきかを考慮することが重要です。

エンジニアが転職を成功させるコツ

エンジニアが転職を成功させるには一種の「コツ」のようなものがあります。

以下に紹介することは、上級エンジニアであれば必ず意識していることなので、ぜひ実践していきましょう。

実績を定量的に伝える

1つ目のコツは、実績をなるべく定量的に伝えることです。

エンジニアとしての転職活動において、過去の経験や成果を具体的な数字で表現することは非常に重要です。

例えば、プロジェクトでの成果を伝える際には、「売上を〇〇%向上させた」「処理速度を〇〇%改善した」などのように、自分の貢献を数字で示します。

これにより、面接官はあなたの実力を具体的かつ明確に理解することができます。

また、コーディングやシステム開発に関わるプロジェクトでは、「コードの最適化により処理速度を〇〇%短縮した」や「バグ発見率を〇〇%向上させた」といった成果も、数値で表現すると効果的です。

このように、自分の実績を定量的に表現することで、面接官に対して自己の実力と貢献度を明確にアピールすることができ、転職活動を有意に進めていくことができます。

キャリアアップの方向性を固めておく

2つ目のコツは、キャリアアップの方向性、またはキャリアプランを事前に固めておくことです。

エンジニアとして次のステップに進むためには、自分がどのような分野でスキルを伸ばし、どのようなポジションを目指すのか、明確な目標を持つことが重要です。

キャリアプランを固める際には、自分の興味や情熱を追求することはもちろん、市場の需要や将来性も考慮する必要があります。

例えば、クラウドコンピューティング、AI、データサイエンスなど、現在と将来を見据えた技術のトレンドを把握し、それらの分野でのスキルアップを目指すのも一つの方法です。

また、キャリアアップを目指す上で、技術だけでなく、プロジェクトマネジメントやチームリーダーとしての経験も重要になります。

これらのスキルは、より高いポジションで求められることが多く、キャリアの幅を広げる上で役立ちます。

自分のキャリアプランを固めたら、それを実現するために必要なスキルや経験をリストアップし、学ぶべきこと、経験すべきプロジェクトなどを明確にしましょう。

これは、採用側にとっても自社でその候補者をどのように成長させていくかのビジョンを描きやすくするため、非常に重要なポイントになります。

社外とのコネクションを作る

3つ目のコツは、社外とのコネクションを作ることです。いわゆる「人脈づくり」がエンジニアの転職には非常に有効です。

ITエンジニアというと専門職のイメージが強く、実力第一主義のようなイメージを持つ人も多いかと思いますが、IT業界は意外にも「横のつながり」が非常に強いです。

ITエンジニア専門メディア「レバテック」が実施した調査によると、IT業界では知人や友人からの紹介、いわゆる「リファラル採用」が非常に多い傾向にあります。

もちろん、一般的な求人メディアや転職エージェントによる紹介の比率が全体の約半分を占めてはいますが、リファラルの割合は全体の「14.8%」と、非常に高い数値を記録しています。

このことからも、エンジニアとしての転職を成功させるためには、社外とのコネクションが重要であることがわかります。

そのため、先述したように退職時にはできるだけ円満な退社を心がけることも非常に重要です。

今の時代は転職するより独立した方が安定する?

2010年代中盤から、日本でも「働き方改革」が積極的に導入され、昔よりもかなり柔軟に働けるようになってきました。

特にフリーランスとして独立して働く人は増えており、2020年以降は右肩上がりで増え続け、過去最高を更新し続けています。

つまり、昔であれば職場環境を変える手段は「転職」が一般的でしたが、現在では「独立」も十分に選択肢になっているということです。

ではなぜ、ここまでフリーランスとして独立する方が増えているのでしょうか。

以下に、その背景と理由についてご紹介します。

実は実務経験が2.3年あれば十分独立できる

フリーランスとして独立するためには、実務経験が2〜3年あれば意外と十分なことが多いです。

日本のIT業界では2〜3年程度の経験を持つ者を「経験者」と捉える傾向が高いです。

最近ではこの傾向は薄れつつありますが、いまだに根強い固定観念として存在しています。

そのため、この期間を目安にスキルアップと実務経験を積むことは、フリーランスとして成功するための重要なステップといえるでしょう。

では、実務経験2〜3年で応募できる案件にはどのような案件があるのでしょうか。

以下で、具体的な案件についてみていきましょう。

案件例①宅配システム開発のプロジェクトリーダー(PL)


この案件は、宅配システム開発のプロジェクトリーダー(PL)の役割を担うリモートワークのフリーランス案件です。

プロジェクトリーダーとして、開発ベンダーの管理や顧客との仕様調整、要件定義の入力、開発計画の策定、委託先への周知・調整業務、プロジェクトマネージャー(PM)への報告などが主な職務内容になります。

また、スクラッチ開発の経験も必要とされており、既存のソフトウェアやフレームワーク、ライブラリを用いるのではなく、ゼロから開発を行う力も重要です。

ただし、Spring、Vue.js、Spring Bootなどのフレームワークも使うことにもなるため、バックエンドからフロントエンドまで、幅広い経験が求められます。

幅広いスキルを求められているため、報酬も110万円からと非常に高く設定されています。

そのため、2〜3年の実務経験で本プロジェクトに合格するにはかなりの習熟度が求められますが、自信がある方はぜひ挑戦したい案件といえるでしょう。

案件例②エンジニアリング部門のマネジメント責任者のエンジニア


この案件は、エンジニアリング部門のマネジメント責任者、特にVPoE(Vice President of Engineering)またはCTO(Chief Technology Officer)としての経験が3年以上ある方を対象とした案件です。

webエンジニアリング組織の拡充や人員配置の戦略的計画立案、新たなIT専門職の採用スキームの立ち上げ、IT専門職の評価精度の確立、そして組織の環境整備や広報支援など幅広い業務をこなす必要があります。

そのため、適切な人材を採用し、配置する計画の立案、採用プロセスの構築、スタッフのパフォーマンス評価システムの策定と運用などの経験があれば検討の余地はあるといえるでしょう。

また、組織の技術的なビジョンと目標を支援し推進するために、内部および外部のステークホルダーと連携して働いた経験も必要です。

報酬は単価80万円からと、求めるスキルや役割から考えると一般的な水準といえますが、リーダーシップ能力をさらに高めたい方にとっては魅力的な案件といえるでしょう。

案件例③病院/薬局向けSaaS開発フルスタックエンジニア


この案件は、病院や薬局向けのSaaS(Software as a Service)プロダクトを開発するフルスタックエンジニアの案件です。

フルリモートワークが可能で、20代から40代の幅広い年齢層の方々が活躍しているプロジェクトになります。

業務内容としては、プロダクトの設計から実装、そして運用までを担当します。

プロダクトオーナー(PO)との折衝や技術的な観点からの仕様策定、バックエンドとフロントエンドの実装が主なタスクです。

求められるスキルは、Webエンジニアとしての基本設計からテストまでの経験、スクラムやアジャイル開発の現場での経験が求められます。

最近では、医療業界においてもアジャイルやスクラムでの開発が盛んに行われているので、注目の案件といえるでしょう。

ただし、医療業界というのは非常に機密性が高い業界としても有名です。

そのため、データ暗号化、堅牢な通信プロトコルの使用、アクセス制御など、最先端のセキュリティ技術に習熟していると、更なる単価アップが見込めるでしょう。

仕事に拘束される時間が減りインプットする時間を増やせる

今の時代、独立して仕事をすることの最大の魅力の一つは、仕事に拘束される時間が減り、自分自身の成長や学びに充てるインプットの時間を増やせる点にあります。

従来の雇用形態では、定時での勤務が基本であり、多くの時間をオフィスで過ごすことが求められていました。

しかし、フリーランスや独立した働き方では、自分の働く時間や場所を自由に選ぶことができ、効率的に仕事を進めることが可能です。

この柔軟性は、新しい技術や知識の習得、創造的なアイデアを思いつくためのインプットの時間を増やすことに直結します。

例えば、新しいプログラミング言語を学ぶ、最新のマーケティング戦略について研究する、あるいは自己啓発のための書籍を読む時間を確保することができます。

このようにして、自身のスキルや知識を常にアップデートし続けることで、市場価値を高め、より良い仕事の機会を引き寄せることができます。

仕事に拘束される時間が減り、自分のためにインプットする時間を増やせることは、独立の最大のメリットの一つといえるでしょう。

年収が大幅にアップする

独立してフリーランスとして働くことのもう一つの大きな魅力は、年収が大幅にアップする可能性があることです。

フリーランス協会が公表したデータによると、2020年度のフリーランス全体の平均収入では、年収400万円以上が54.6%という結果でした。

しかし、2023年度の最新の調査では、エンジニアや技術開発系のフリーランスに限定すると、約8割が年収400万円以上を達成していると報告されています。

このデータから、特に技術分野でのフリーランスは収入事情が良い傾向になりつつあることがわかります。

また、フリーランスとして働く場合、自分のスキルや経験、専門性を活かして直接クライアントと契約を結び、プロジェクト単位で仕事を受注します。

これにより、雇用される場合に比べて、実際の労働時間に対する報酬率が高くなる傾向があります。

加えて、複数のクライアントから同時にプロジェクトを受注することで収入源を多様化し、収入をアップさせることも可能です。

これらの理由から、今の時代においては、特に技術分野でのフリーランスとして独立することが、経済的な安定性を得る上で有効な手段の一つとなっています。

それでも独立するのが怖い人は副業で年収アップ!

このように、現在では独立するという選択肢も以前と比較すると格段に現実的になってきています。

しかし、やはり独立というと「失敗した時のリスクが怖い」というイメージは払拭しきれないでしょう。

このような人におすすめなのが「副業」という働き方です。

副業というと、終身雇用神話の強い日本では敬遠されがちでしたが、昨今では積極的に副業を支援する企業も増えてきました。

大手企業であっても、最近では副業を解禁する企業も増えてきており、独立するのが怖い人には非常におすすめの働き方です。

中でも、IT業界は人手不足が深刻ということもあり、副業ワーカーを積極的にプロジェクトに採用しています。

例えば、以下のような案件でも副業として始められるので、「独立するのは怖いけど収入は増やしたい!」という人は、ぜひ一度検討してみてください。

案件例:不動産向けWebサービス開発支援(Ruby)


この案件は、Rubyを用いて不動産業界向けのWebサービスの開発支援を行う案件です。副業としても参加することが可能です。

主な業務内容としては、エンド企業が運営する不動産向けの自社製品開発に携わり、直近でリリースされたばかりのサービスの拡張や、社内ツールの改善を行います。

サービスの拡大に伴い、手動で行っているオペレーションを減らすためのカスタマイズや新機能の追加が主な目的です。

また、スクラム手法を採用しており、企画から開発に至るまで広範囲にわたって関わることができるため、多岐にわたるスキルや経験を持つ方にとっては魅力的な案件です。

応募にあたっては、Ruby on Railsを使ったWebシステム設計開発の経験が2〜3年以上、Webエンジニアとしての実務経験が3年以上、そしてGitHubを用いた開発経験が必須とされています。

技術スタックとしては、Ruby、JavaScript、TypeScriptが使用され、フレームワークにはRails、React、Vue.jsが必要です。

報酬は単価65万円からとされていますが、必要条件を鑑みると、スキルや経験次第では更なる報酬のアップが見込めるでしょう。

まとめ

本記事では、Webエンジニアの転職方法とその成功のコツ、さらに独立や副業についての可能性を幅広く掘り下げました。

Webエンジニアとしてのキャリアは、技術の進化とともに常に変化しています。

この進化は、エンジニアにとって新たなチャンスを意味すると同時に、継続的な学習と自己成長を求める挑戦ともいえるでしょう。

今後もデジタル技術の発展に伴い、Webエンジニアの需要はさらに高まることが予想されます。

このような環境下では、技術のアップデートに追従し、市場価値を高め続けることが重要です。

本記事を通じて、読者の皆さんが自身の転職活動やキャリアプランニング、さらには独立や副業を検討する際の参考にしていただければ幸いです。

エンジニアスタイルマガジンでは、今後も継続してエンジニアに役立つ情報を日々更新していきます。

最前線で活躍するために必要な最新の情報をお届けしますので、ぜひ今後もご愛読してください!

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