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組み込みエンジニアが英語力を身につけるべき5つの理由とは。英語力の水準とメリットを紹介


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目次

組み込みエンジニアが英語力を身につけるべき5つの理由

組み込みエンジニアとは、家電、車、自動販売機などのシステムを開発するエンジニアです。そのため、組み込みエンジニアは製造業界には欠かせない存在です。

スマート家電と呼ばれるIoT技術により、最近の家電はインターネット接続やAI活用が当たり前になりつつあります。

その中で、組み込みエンジニアはシステム開発に加え、英語力が必要といわれているのはご存知でしょうか。

ここでは、組み込みエンジニアが英語力を身に着けるべき5つの理由を紹介します。

海外製の部品や製品のマニュアルや用途を正しく理解する必要があるため

組み込みエンジニアは家電などに含まれる部品に対してプログラムを組みます。そのため、部品を正しく理解しなければ適切なプログラムを組めないため、部品の製品マニュアルを読み込む必要があります。

組み込みシステムの部品は、海外製のものが多いです。海外製の部品には、日本語の製品マニュアルが存在しない場合が多くあります。組み込みエンジニアとして、業務を遂行するためには、英語であっても部品の製品マニュアルを正しく理解する必要があるため、英語の学習が必須といえます。

IT技術のトレンドや先端分野の一次情報は英語であるため

最新のIT技術をインターネットで検索したときに、英語で書かれた記事が並んでいて驚いた経験はないでしょうか。

ITの先端情報を世界中に発信するときには、英語で書かれることが多いです。英語圏の企業の発表である可能性もありますが、英語が世界共通語とされているのが理由です。

IT技術のトレンドや先端分野を把握する感度の高い組み込みエンジニアであるためには、英語で書かれた一次情報を吸収する必要があります。一次情報は二次情報などと比べて信頼性が高いため、正確に内容を把握するためには一次情報で情報を獲得することが多いです。

そのため、英語力を発揮しなければIT技術のトレンドや先端分野にキャッチアップすることができません。

海外赴任の可能性もあり、海外も働く場所として視野に入れることができるため

組み込みエンジニアは海外赴任をする確率が、他のエンジニア職よりも高いといわれています。なぜなら、組み込みエンジニアが開発する部品の多くは、海外で生産されているからです。

企業としても部品の生産メンバーと組み込みエンジニアが一緒に働いた方が効率がいいと考え、海外に組み込みエンジニアを赴任させるケースが多いです。

自分は英語ができなくても会社判断で海外赴任になれば、現地では英語でコミュニケーションをとらなくてはいけない状況になります。

海外赴任になる可能性のある人や、海外で働くことを視野に入れている人は、英語を身につけて当然といえます。

英語でコミュニケーションができれば、年収などの待遇が良くなる可能性が高くなる

組み込みエンジニアに限らず、ITの知識を有しながらも英語ができる人はまだまだ少なく、貴重な存在といえます。

英語でコミュニケーションができれば、組み込みエンジニアのチームメンバーとして、現地スタッフとオンラインで英語でのコミュニケーションを行うなど、リーダーとしての活躍を期待できます。

また、英語力をきっかけに任される領域が増え、組み込みエンジニアから他のエンジニア職に領域を広げることも期待できます。

英語でのコミュニケーションができると、キャリアアップにもつながるため、年収が高くなるなどの好待遇を望めます。

職場に外国人組み込みエンジニアがいる機会が増えているため

近年、外国人の組み込みエンジニアがいる職場が増えています。外資系の企業であれば本国から外国人組み込みエンジニアが日本国内に赴任し一緒に働くこともあるでしょう。また、日本国内のIT人材不足により、外国人エンジニアを積極的に採用する企業もありますので、海外赴任のない企業でも英語力が求められる時代といえます。

このようなメンバーの中で働くときのコミュニケーションは、英語で行われる可能性が高いため、英語力が必要になります。

組み込みエンジニアに英語力が不足していると生じる4つのデメリット

組み込みエンジニアが、英語を身につけるべき理由をご紹介しました。

では、組み込みエンジニアに英語力が不足していると業務にどのような影響がでるのでしょうか。

英語力が不足していると生じる4つのデメリットを紹介します。

逐一英語を調べたりする必要が生じるため業務効率が下がる

前述したとおり、組み込みエンジニアは部品の製品マニュアルを読み込む必要があります。

組み込みエンジニアとして英語の製品マニュアルを読んでいるときに、分からない単語をひとつひとつ調べて文章にしていたら膨大な時間がかかってしまいます。最近では、翻訳サイトで翻訳を行えますが、精度が高くないので、不自然な日本語として訳されます。

本来知りたい部品の製品マニュアルの内容が頭に入ってこなくなってしまうため、業務効率が低下してしまうでしょう。英語力があれば、製品マニュアルの内容もすっと頭に入り、本来の業務に注力できます。

また、組み込みエンジニアが同僚や部品会社との会話を行う際にも、拙い英語でも伝わることもありますが、会話をしながら単語が出てこなかったら、業務が進まず効率が下がってしまいます。

コミュニケーションコストが高くなる

(同僚や上司、製品会社とのコミュニケーションが多くなる可能性がある)

組み込みエンジニアは、組み込みエンジニアのチームメンバーや他のエンジニア職、製品会社とのコミュニケーションを行います。その際に、英語ができないとコミュニケーションコストが高くなります。

コミュニケーションコストとは、「情報伝達や意思疎通にかかる時間や労力」です。例えば、組み込みエンジニアが同僚や上司、製品会社とのコミュニケーションを行ったときに、英語で伝えた内容が理解できない、または理解されず再説明を行う総時間や労力のことです。

英語でのコミュニケーションがうまくいかないと、組み込みエンジニアのチームメンバー間であっても連携が行えず、時間を無駄にする可能性が高まります。

他にも、コミュニケーションで手間取ることで意思決定までのスピードが遅くなったり、無駄に疲弊するなどが挙げられます。

トラブル発生時にスピード対応できない

組み込みエンジニアは、製品に組み込まれたプログラムの不具合などのトラブルに対応しなければなりません。

トラブルが発生したときに、組み込みエンジニアなどのチームメンバーと協力して対応にあたります。その際に英語で自分の意見を言えなかったり、相手のいってることを正確に理解できないのでは、スピーディーな対応ができません。

また、システムのエラー内容は英語で書かれていることも多く、トラブル発生時に英語が分からない場面に遭遇するでしょう。トラブル対応時には翻訳ソフトを介す時間も勿体ないため、英語力が求められます。

英語の障壁を払おうと時間をかけている内に、トラブルが大きくなる可能性が高まってしまいます。

「英語力」を採用条件にしている組み込みエンジニア求人が増えているため、キャリアの幅が狭くなる

前述したとおり、組み込みエンジニアを取り巻く環境が変化しています。例えば、最近の組み込みエンジニアの採用条件には「英語力」を求める求人が増えています。

前述した通り、スマート家電をはじめとするIoTの台頭により、組み込みエンジニアを取り巻く環境は過渡期といえます。海外製の部品が増えていくなか、組み込みエンジニアのスキルと経験だけでは、今後仕事の幅が狭まるでしょう。

採用時に英語力をアピールするには、資格や、TOEICなどの試験でハイスコアを取得することをおすすめします。

組み込みエンジニアが持っておきたい英語力を資格で表すとどれほどか

では、組み込みエンジニアに求められる英語力とはどれくらいのレベルでしょうか。それは実務で通用するレベルとなります。

イメージがつきやすいように英語の資格やスコアでご紹介します。

中学卒業レベルの英検3級が最低ライン

(資格を取らずとも、このレベルで自信がない場合は勉強した方が良い。)

組み込みエンジニアが読み込む英語の製品マニュアルには、専門用語はあるにしろ、基本的な文法で記載されていることが多いです。また、組み込みエンジニアのチームメンバーや、製品会社と英語でコミュニケーションをとる場合にも、基本的な文法で会話が行われます。そのため、中学卒業レベルの英語力が、必要不可欠といえます。

資格だと、英検3級レベルです。英検はさまざまな参考書が出ているため、学習しやすいでしょう。

資格を取得しなくても、中学卒業レベルの英語力に自信がなければ復習することをおすすめします。自分のレベルにあった参考書を選ぶことで、途中で挫折せずに学習を進めることができるでしょう。

TOEICで700点以上あるとビジネス英語習得レベルと見なされる

組み込みエンジニアが業務で英語を使う場合、ビジネス英語を習得する必要があります。TOEIC700点以上であれば、ビジネス英語習得レベルといわれています。

TOEICは、ビジネスシーンで使用する会話文や、ビジネスの長文文書などが出題されるので、業務で組み込みエンジニアが使用する英語レベルに近い内容といえます。TOEICには、さまざまな対策本が出ているので、挑戦しやすいでしょう。

また、企業内での昇格・昇給要件として、TOEICのスコアを重視している企業もあるため、ハイスコアを目指して損はないといえます。

海外で働くことを視野に入れるならば、「TOEFL」、「IELTS」のスコアを取ろう

組み込みエンジニアとして海外で働くことを視野に入れているのであれば、TOEFLやIELSでハイスコアをとることをおすすめします。

TOEFLはアメリカ型の大学教育、IELSはイギリス型の大学教育を反映した試験です。海外の大学に留学する際の要件に設定されていることが多いです。事前に働きたい企業の募集要件を確認し、合う方の資格を学習しましょう。

どちらもTOEIC同様、対策本が出ているので学習を始めやすいです。

組み込みエンジニアが通用する英語力を身につけるためにすぐできる勉強法

資格やハイスコアを目指さなくても、実務に通用する英語力を身につける方法はあります。

ここでは、組み込みエンジニアがすぐできる通用する英語力を身につける方法を紹介します。

技術書の原書を読み込む

以前読んだ日本語の技術書に対応する、英語で書かれた原書を手に入れて読み込みましょう。すでに日本語で頭に入っている内容の原文を読み込むことで、日本語に対応する英文法や専門用語を理解することができます。

また、インターネットでIT先端技術の一次情報を入手し、訳しながら内容を把握することで、新たな専門用語の習得につながります。

技術書の原書を読むことで、リーディングスキルの向上や専門用語の理解が期待できます。

英語でとっつきやすい小説を読む

英語で簡単な内容の小説を読む方法もおすすめです。

あまり専門的な内容ではない方が、難易度が高くなりすぎず、興味を持って読めるでしょう。ジュニア向けの小説や、日本語で読んだことのある小説、対訳が載っている本をおすすめします。

簡単な内容の英語が理解できるようになったら、次は少し難易度をあげた内容にするなど、日常的に英語を読む習慣をつけましょう。

これにより、リーディングスキルの向上が期待できます。

英語のニュースを日頃から聞く

日頃から英語のニュースを聞くことをおすすめします。

テレビで英語のニュースを見る方法もありますが、アプリを活用すれば、海外のニュースを通勤中や在宅中に気軽に聞くことができます。慣れてきたら、さまざまな国のニュースを選んでみましょう。海外赴任先の候補や一緒に働いているエンジニアの国のニュースを聞くことで、国特有の訛りにも対応できるようになります。

最初は聞きなれなくても、毎日聞いている内に耳が慣れてきて、ヒアリングスキルを鍛えることができます。

英語で映画やYoutubeを見る

英語で映画やYoutubeを見ることをおすすめします。

字幕をつけながら映画を見ると、英語での言い回しを学ぶことができます。文法的な会話ではなく、よりネイティブな会話を聞くことができるでしょう。

また、Youtubeでも英語の学習を行うことができます。最近では個人で英語の学習チャンネルを開設したり、海外のテレビ局のチャンネルが過去に流していた映像を提供しています。

自分が興味のある内容で英語を学ぶことで、継続的な学習を行うことができるでしょう。

英語を話すことができる友人や知人をつくる

英語を話す友人や知人をつくることも英語力が身につく方法です。

なかなか英語を話す友人や知人を得る機会は少ないかもしれませんが、周りの友人からの紹介や、アプリを介して作ることができます。

友人や知人との会話を通じて、ネイティブな会話の受け答えを学ぶことができるので、より現地の英語に近い体験ができるでしょう。また、赴任先の候補に住んだことのある友人や知人であれば、現地の状況や雰囲気、生活様式なども聞くことができます。

気軽に質問しやすい間柄であればわからないことをきけるので、力強い味方になるでしょう。

オンライン学習サービスを活用する

オンライン学習サービスを活用する方法もおすすめです。

自分の好きな時間に設定できるオンライン学習サービスは、集中して英語学習に取り組むことができます。資格取得講座やレベル別など、自分に合うカリキュラムを比較的安価で受講ができるのも利用しやすい点といえます。

自分のペースで学習を進められるので、目標を明確にして取り組むようにしましょう。

講座の内容によっては、質問に応えてくれる制度もあるので、本で学習するよりも効率的に英語を学ぶことができるでしょう。

いくつか学習サービスを紹介します。

  • TORAIZ

TORAIZは、TOEIC対策講座をはじめ、英会話も学べるオンライン学習スクールになります。完全オーダーメイドで講座を組み立てられるので自分に合ったレベルで学習できるでしょう

https://toraiz.jp/

  • ネイティブキャンプ

ネイティブキャンプは、月額料金でレッスン受け放題のオンライン英会話スクールになります。7日間の無料期間があるので、お試しで参加してみましょう。

https://nativecamp.net/

  • Bizmates

Bizmateは、ビジネス英語に特化したオンライン英会話スクールになります。初心者でも手厚いフォローを受けることができるでしょう。

https://www.bizmates.jp/

英会話スクールに通う

英会話スクールに通う方法もおすすめです。

英会話スクールは、対面形式でコミュニケーションを行うため、より集中して英語学習に取り組むことができます。

スクールでは、自分の目的やスキルレベルに照らし合わせた内容で学習ができるので、効率的に英語を学ぶことができるでしょう。

また、同じような境遇の仲間に出会える機会でもあるので、情報共有ができるかもしれません。

いくつか英会話スクールを紹介します。

  • ワンコインイングリッシュ

ワンコインイングリッシュは、60分500円で通える英会話スクールです。英会話はもちろんTOEIC対策講座も用意されています。

https://onecoinenglish.com/

  • gabaマンツーマン英会話

gabaマンツーマン英会話は、2022年のオリコン顧客満足度調査No.1の英会話スクールです。マンツーマン指導なので集中的な指導をうけられるでしょう。

https://www.gaba.co.jp/

  • Berlitz

Berlitzは、全国主要都市に教室がある英会話スクールです。TOEICをはじめ、大人向けの英会話コースが複数用意されています。

https://www.berlitz.com/ja-jp

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まとめ

今回は、組み込みエンジニアが英語を学ぶべき理由と英語力を身につけるための勉強法などを紹介しました。

スマート家電などのIoTの台頭により、組み込みエンジニアを取り巻く環境が変化しています。これからの組み込みエンジニアには英語力を求められることが多くなることが見込まれます。英語力を身につけると、キャリアが広がる可能性が高まり、需要の高い組み込みエンジニアとなるでしょう。

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