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40代システムエンジニアの転職難易度は高い?企業が求めていることと必要なスキル・経験を紹介

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目次

システムエンジニアは職に困らない?需要がさらに高まっている背景とは

IT人材不足が深刻でシステムエンジニア自体の数が少ない

近年、システムエンジニアの需要が伸び続けている背景として、IT人材不足が深刻化していてシステムエンジニア自体の数が少ないことが挙げられます。

日本の人口減少や少子高齢化により働き盛り世代が減っている一方、ITの需要は増加傾向にあるので、IT業界も人手不足が加速しています。

システムエンジニア自体が専門分野を有する高度な職種なため、新しい人材が増えにくい

人手不足になっていることに加え、システムエンジニア自体が専門分野を有する高度な職種であるため、新しい人材が増えにくい状況にあります。

システムエンジニアは実務で発揮するスキルが収入に直結するため、就職後も勉強を続けていくことが重要です。スキルレベルが低いままだと低収入の状況が続くため、「難しくて厳しい世界」というイメージがもたれています。今後システムエンジニアの人手不足を解消するには、マイナスのイメージを払拭する必要があるでしょう。

DX・企業のデジタル化が推進されており、需要が高まり続けているから

近年、各企業でDX化の推進が進められていることもあり、他業種においてIT人材の確保が必要とされています。

DX化やITの普及が増加し続けている一方、一般企業は協力会社だけにシステムを任せることが難しくなってきています。そのため、システムエンジニアを外部委託するために求人を出している企業も少なくありません。

企業で経験を積めば転職や独立もしやすくなり、会社員時代の知り合いから紹介を得られるケースも多いです。転職・独立した場合も、需要が拡大しているIT業界では優位な立場で仕事がとれることが予想されます。

20〜30代と比較して、40代システムエンジニアの転職が難しいと言われる3つの背景とは

システムエンジニアは、若い世代と比較して40代での転職が難しいと言われています。その背景について、3つご紹介します。

年齢的に、若手よりも働く時間や期間に制限があるから

40代のシステムエンジニアは子育てしていることも多く、若手より働く時間が制限される場合があります。また、20代〜30代のシステムエンジニアよりも定年までの期間が短いため、若手以上のパフォーマンスを出せなければ人件費の回収は困難です。

企業は自社で長く働いてくれそうな人材を採用したいと考えているため、40代ということだけで採用が見送られるケースもあります。しかし、IT業界の人手不足の背景も相まって「システムエンジニアの経験がある人なら年齢問わず採用したい」と考えている企業もあるため、転職を受け入れてくれる企業を見つけることも重要です。

経験やスキルが中途半端だと、若手に投資をした方が良いと判断されるから

経験やスキルが中途半端な場合、企業は若手の人材を優先して採用する傾向にあります。若手の場合は最初から企業の望むレベルのパフォーマンスを発揮できなかったとしても、将来的にみて人件費の回収が見込めます。しかし、40代のシステムエンジニアが人件費に見合う働きをしなかった場合は人件費の回収ができず、解雇することも難しいため、受け入れ側は採用について慎重に判断せざるを得ません。

40代は役職につくことが多い年齢であるため、転職を考えている場合はこれまでの実績やスキルのアピールに加えて、マネジメント力があることを伝えられると良いでしょう。

仕事に対する姿勢が過去の成功体験等で固まっているため、柔軟性に欠けるケースもあるから

40代のシステムエンジニアは仕事の経験年数が長いため、これまでのやり方や過去の成功体験が確立されており、柔軟性にかけている場合が考えられます。

企業は、受け入れた人材には自社のやり方に沿って働いてもらいたいと考えるのが一般的です。また、IT業界はトレンドの移り変わりが激しく、新たな取り組みを進めることも多いため、環境への柔軟な適応能力が必要とされます。

若手であれば働く環境が変わっても適応能力が高いですが、40代の場合は企業の社風や働き方に適応できるか、慎重に判断されます。頑固な考え方を持っていないことや、新しい環境に応じて切り替えができることをアピールできると良いでしょう。

40代のシステムエンジニアに企業が求めていることは?

40代からさらにキャリアアップを目指すには、企業が求めている内容を把握することが重要です。企業が求める事項を4つ紹介します。

システムエンジニアとしての即戦力

企業はシステムエンジニアに対して即戦力を求めています。ITの拡大やDX推進において、企業は時代の流れにリアルタイムで適用していく必要があり、若手を一から育てる期間を待っていられない場合が多いです。

40代のシステムエンジニアであれば、経験も豊富であり現場で即戦力として働けることが強みになります。若手だけには任せられないことも、40代の経験者にはある程度自由に任せられる安心感もあるため、即戦力を身に着けておくことが大切です。

今まで培ってきたシステムエンジニアとしての知識や経験を活用した社内の活性化

40代ともなれば、システムエンジニアとして培ってきた知識や経験を活用し、社内の活性化を図れるレベルまで求められます。例えば、経営層との折衝・交渉をおこない風通しの良い風土を作ることや、ITリテラシーのない若手や他部門の社員にわかりやすく伝える能力が挙げられます。

システムはIT部門のみが使用するわけではなく、企業全体で使用される場合が多いので、自部門のみならず社内全体に目を向けて働くことが大切です。

組織やチームメンバーのマネジメント

40代のシステムエンジニアは、自分の仕事だけではなく組織やチームをまとめあげるマネジメント能力が必要とされます。

特にIT業界は転職が多く、人の入れ替わりも日常的に行われるケースが考えられるため、環境に慣れていないメンバーにも気を配りながら全体マネジメントに取り組むことが必要です。

高度な問題解決能力とそのスピード

高度な問題解決能力とスピードも、40代システムエンジニアに求められるスキルです。IT業界はシステム障害やバグの発生など、突発的な問題発生がついてまわります。

システムに起こる不具合はシステムユーザーにも大規模な影響を及ぼすこともあり、早急に対処しなければならないケースが多いです。そのため問題が発生した際に、長年の経験と知見を活かした解決能力と素早い対応が求められます。

40代のシステムエンジニアが自分の価値をさらにあげるためにやっておきたいこと

40代のシステムエンジニアが自分の価値をあげるためにできることについて、気になる方も多いのではないでしょうか。今後やっておくべきこと4選を紹介します。

自身の専門分野を証明できる資格を取得する

自分の価値をあげるためには、自身の専門分野を証明できる資格を取得することがおすすめです。システムエンジニアであれば、若手のうちに基本情報技術者試験やベンダー系の下位試験を取得済みの方も多いでしょう。

40代システムエンジニアの場合、自分の得意とする専門分野の上位資格を持っていると優位に働きます。資格という目に見えたスキルを提示できるようになるため、上司や会社にもアピールしやすいポイントとなります。

固定概念は捨て、柔軟性を意識してみる

40代システムエンジニアは、長年培ってきた経験から固定概念にとらわれやすい傾向にあります。まずは今までの固定概念を捨て、柔軟性を意識してみることが重要です。

物事を多角的視点からみてみると、今まで気づかなかったポイントから発見を得る場合もあります。また、固定概念にとらわれていない若手との交流やコミュニケーションを増やすことも大切です。

IT業界のトレンドにも常にアンテナを張り、新しいことに対する許容範囲を広げておくこともおすすめです。

自分の市場価値を調べる

自分の価値を知るには、市場価値を調べることが大切です。特に転職経験のないシステムエンジニアは、組織内での価値は把握していても社外での市場価値を把握していないケースが多いです。

市場価値を調べるには実際に転職活動をしてみることが手っ取り早いですが、難しい場合は転職サイトに登録するだけでもある程度の市場価値がわかります。また、ネット上に市場価値診断のサイト等も掲載されているので、ぜひ試してみてください。

将来性のある特定分野における専門性を身につける

40代システムエンジニアは、将来性のある特定分野における専門性を身につけると良いでしょう。将来性があると言われているおすすめの分野を4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

AI・機械学習

近年、各企業でAIの導入事例が発表されており、今後もその注目度は拡大を見せていくことが予想されます。AIにおける機械学習の機能は、複雑なデータやアルゴリズムを駆使して最適な情報を導き出す高度な技術が求められます。

機械学習の技術は今後もさまざまな分野で利用され、応用技術にも広がりを見せることでしょう。需要が高まり続けるAIの分野を極めることで、将来性と専門性を兼ね備えた人材であることの証明になります。

ビッグクエリ・IoT

ビッグクエリやIoTも将来性のある分野として注目されています。ビッグクエリは膨大な量のクエリを実行する機能を持ち、通常であれば長時間かかる容量のデータを数秒から数十秒で終わらせます。従来のデータベースの概念と異なり、インデックスなどの基本知識も必要としない分野のため、専門性をなにか身につけたいという方にはおすすめです。

IoTは、AIと同じく大きな期待が寄せられている分野です。IoTとは、モノをインターネットに接続して連携するシステムのことで、特に医療や工場、インフラ、物流等の産業、コンシューマ、自動車・宇宙航空といった分野で高成長が見込まれています。IoTエンジニアはハードウェアの知識も必要なので、幅広いスキルと知識を身に着けたい方におすすめの分野と言えるでしょう。

DXの推進

さまざまな分野の企業で騒がれているDX推進の活動は、今後導入予定としている企業も多く、さらなる拡大や促進が見込まれているジャンルです。DXの推進はシステムエンジニアとしての知識だけでなく、政治や経済、市場調査などの幅広い視点に立った取り組みが必要となるため、エンジニアとしての技術以外の知見やスキルが身につきます。

ビジネスモデルを理解し、新しいユーザー体験を考案する必要があるため、企業のために革新を起こしたいと考える方におすすめの分野と言えるでしょう。

フロントエンド・バックエンド開発

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアも将来性が見込まれる専門分野です。フロントエンドは初心者でも4ヶ月あれば習得できる分野とされています。WEBサイトやLPの作成が多く、案件の数も多いため、近年人気が高まってきています。

バックエンドはデータベースの管理や運用がメインのため、フロントエンドと比較して専門性や難易度が高いです。その分収入は高く、競争率も低いため、確実に周囲と差別化を図り自分の価値を高めたい方におすすめです。

40代のシステムエンジニアはフリーランスとして独立している人も多い。具体的な案件や単価を紹介

フリーランスとして独立している40代のシステムエンジニアは、どのような案件や単価で仕事を受けているのか気になる方も多いのではないでしょうか。今後フリーランスとして独立したい方や、すでに独立していて他のエンジニアの状況が気になる方も、ぜひ参考にしてみてください。

システムエンジニアの平均年収と具体的な案件

システムエンジニアの案件数、平均年収、具体的案件の3つの視点からそれぞれご紹介します。

システムエンジニアの案件数:17,589

現在、システムエンジニアに関するフリーランス案件は17,589件です。IT人材の不足が懸念されている現代、即戦力となるシステムエンジニアの需要が高まっています。

フルリモートの案件も多いため、自宅にいながら仕事をしたい方や、地方在住の方でもフリーランスとして活躍できる案件が豊富にあります。

システムエンジニアの平均年収:

システムエンジニアの平均年収

2023年1月のエンジニアスタイルによる調査では、システムエンジニアの月額平均単価は69万円で、年収に換算すると828万円という結果が得られました。中には月額単価が200万円の案件もあり、会社員としてステップアップするよりもフリーランスのほうが高い収入が期待できる場合があることがわかります。

案件数では、単価70万円〜単価80万円の案件掲載数が6,051件で一番多い結果となりました。個人の経験やスキルによって異なりますが、フリーランスでも年収800万円以上を期待できる案件が多いことがわかります。

システムエンジニアの具体的案件

フリーランスのシステムエンジニア向けの具体的案件を4つ紹介します。


1つ目は、空間検索エンジン開発のためのPythonエンジニアを募集している案件です。想定年収12,000,000円。企業における自社サービスの設計・開発・保守・運用、システムのリリース作業、機能追加後の効果検証、改善施策の立案と実行など幅広い業務を担当するお仕事です。システムエンジニアとして6年以上の実務経験が必要で、PythonまたはTypeScriptでWEBフレームワークを用いてアプリケーションを開発するスキルが求められます。


2つ目は、学校教育を変えるサービスのアーキテクトの募集案件です。想定年収11,400,000円。学校全体のDXを進めるプロジェクトを推進していきたいと考えているエンド企業の案件で、PaaSを作っていくことを想定しています。Webサービスまたはプロダクト開発の経験が4年以上、1プロダクトまたはプロダクトの1機能のスケジュール・進捗管理、人材管理、工数管理等の経験が必要です。


3つ目は、サイバーセキュリティ関連ログ解析システムの機能追加業務案件です。想定年収12,600,000円。EDRから取り込んだアラートログを元にした、Splunk上での分析機能の既存機能更新、機能追加業務をおこないます。Splunk、PythonまたはPHPの使用経験、Linuxの通常操作、バッシュスクリプト少々操作の経験が必要です。


4つ目は、衛生管理システムの改修案件です。想定年収7,800,000円。システムのキャッチアップ、追加機能の基本設計〜テストをおこないます。サーバサイドの開発経験1年以上(PHP以外のJavaやC#など)、JavaScript経験3年以上、Vue.js経験2年以上、基本設計の経験2年以上が必要なスキルです。

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まとめ

システムエンジニアの需要は今後も拡大していくことが予想され、一度技術を身につければ困ることのない職業と言えるでしょう。

転職が多いIT業界ですが、40代では転職活動で難色を示される場合もあります。転職を考えている方は、企業側が採用したくなるようなアピール方法を検討すると良いです。

またシステムエンジニアは、企業から求められていることや今後のためにやっておくべきことを理解し、スキルアップを目指すことが大切です。スキルアップの先にフリーランスを見据えているエンジニアも多いため、自分にあった働き方を見つけて、さらなるスキル・年収アップに繋げていけると良いでしょう。

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