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インフラエンジニアに求められる8つのスキルとは


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目次

インフラエンジニアを取り巻く2つの変化

エンジニアの中でも、サーバーやネットワークなど、インターネットやシステムを使うために必要なIT基盤を扱っているのがインフラエンジニアです。

インフラエンジニアの主な業務内容は、サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守です。これらは、ITサービスを動かすために非常に重要であるため、インフラエンジニアの業務は世の中になくてはならない仕事と言えます。

そんなインフラエンジニアを取り巻く環境が、大きく変化し始めています。

ここでは、インフラエンジニアに求められるスキルや、今後必要とされるスキルについてご紹介いたします。

インフラエンジニアを目指している方や、インフラエンジニアとしてスキルアップしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インフラエンジニアを取り巻く業界変化① インフラ環境がオンプレからクラウドへ移行している

「オンプレ」とは、オンプレミスの略語で、システムを運用する上で必要なソフトウェア・ハードウェアを自社で保有・管理する運用形態のことです。「自社運用」と呼ばれることもあります。これまで多くのインフラエンジニアが業務で関わった環境は、このオンプレでしょう。

一方、「クラウド」は、システム運用に必要なソフトウェア・ハードウェアを自社で保有するのではなく、サービスとして提供されているものを利用してシステムを運用します。オンプレに比べ、初期費用が安く、運営にかかる費用も抑えることができるため、現在需要が急拡大しています。

現在、インフラエンジニアを取り巻く環境は、従来のオンプレからクラウドへと移行しつつあります。

オンプレでの業務経験を積みつつ、クラウドに関する理解を深める必要があるでしょう。

インフラエンジニアを取り巻く業界変化② プログラミング言語の習得を求められている

インフラエンジニアの業務内容は、サーバーやネットワークの設計・構築・運用であるため、ソフトウェアや情報システムを実装するためのプログラミングスキルは必須とされていませんでした。しかし近年は、インフラエンジニアにも、プログラミング言語の習得が求められています。

理由としては、プログラミング言語を習得することが、業務効率化につながるからです。

たとえば、システム障害対応時のログを調べたり、コマンドの自動実行などを行う際にはシェルプログラミングの知識が必要となります。

特に、OSコマンドの自動実行やサーバー管理に必要なUnix 系OS上で動作するシェルスクリプト言語「Bash」を使うシーンはだんだんと増えているため、これらの言語は習得して損はありません。

インフラエンジニアに求められる基本的なスキル

インフラエンジニアに求められる基本的なスキルについてご紹介いたします。

システム開発の知識

サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守が、主な業務内容であるインフラエンジニアにとって、システム開発の知識は必須です。

クライアントの要望に応じた設計・構築を行うためには、システム全体をしっかりと見据えなければなりません。

また、システムのトラブル発生時にも、迅速に問題解決に取り組む必要があります。

関わっているシステム開発に関する知識は、常にアップデートし続けるべきでしょう。

サーバーOSの知識・設計、構築、運用、保守

サーバーの運用・保守は、インフラエンジニアの主な仕事になるため、サーバーの知識は必要不可欠と言えます。

オンプレミス型のWindowsやLinuxに加え、近年主流となってきているzureやAWSといった主要なクラウドサーバーのスキルや知識を身につけておくと良いでしょう。

サーバーやOSの知識は、スキルアップに直結するため、取得しておいて損はありません。

ネットワークの知識・設計、構築、運用、保守

IT基盤に関わるインフラエンジニアにとって、ネットワークの知識は必要不可欠であると言えます。

また、ネットワークの設計・構築・運用・保守も、インフラエンジニアの主要な仕事内容です。

顧客のニーズに応えた構築を行うためには、ネットワークに関する正しい知識を手に入れる必要があります。

また、トラブル発生時にも迅速に対応する必要があるため、ネットワークに関する知識は常にアップデートし続けると良いでしょう。

セキュリティの知識・セキュリティ製品を扱うスキル

所属するチームや企業によっては、セキュリティ設定をインフラエンジニアが担当することもあります。

設計には、セキュリティ対策が必須であり、対策にセキュリティ製品を使うので、製品の知識があると、スムーズに仕事を進めることができるでしょう。

常に最新の情報を仕入れておくことが重要です。

ハードウェアの知識

インフラエンジニアの主な仕事は、サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守です。システムで何か不具合が生じた際には、トラブル対応を行うことも少なくありません。ときには原因がハードウェアそのものにあるという場合もあるため、そういった事態に対応すべく、ハードウェアに関する知識はしっかりと得ておくべきでしょう。

インフラエンジニアに今後さらに求められているスキルとは?

インフラエンジニアに今後さらに求められるスキルをご紹介します。

従来インフラエンジニアに求められていたスキルに加え、今後求められるスキルを得ることで、第一線で活躍できる人材となるでしょう。

そもそもインフラエンジニアに求められているスキルに変化が起きている

近年、インフラエンジニアに求められるスキルは変化してきています。

理由としては、クラウド環境の構築やCI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)の必要性が高まっているからです。その背景もあり、スクリプトやコーディングでは、インフラ構成を行うIaC(Infrastracture as Code)の考え方が広まってきています。

インフラエンジニアにもプログラミングのスキルやクラウドに関する知識と経験が求められています。

ここに対応ができないと、インフラエンジニアとして今後の仕事も狭くなっていくでしょう。

時代の流れを読み取り、必要なスキルを身に着けていくことが重要です。

インフラエンジニアに求められているスキル①:AWSのスキル

近年、インフラエンジニアを取り巻く環境は、オンプレからクラウドへと変化しています。自社でサーバーを構築してサービスを利用するのではなく、クラウドサービスを利用するケースが進んでいるのです。その中でも、特に利用されているのがAWSです。

多くの企業が導入を進めているAWSのスキルを得ているインフラエンジニアは、多くの現場で活躍することができるでしょう。

インフラエンジニアに求められているスキル②:プログラミング言語の習得

これからのインフラエンジニアには、プログラミングスキルが求められると言われています。

理由は、IaC(Infrastructure as Code)の主流化です。インフラ構築のための設計書をコード化することで、インフラ構築の手間や人件費を削減できるため、業務効率化のためにも、多くの現場で主流化すると考えられているのです。

シェルスクリプトやPython、Rubyなど、インフラエンジニアの業務に関連する言語を習得することで、活躍の幅を広げることができます。

インフラエンジニアに求められているスキル③:仮想化/クラウドの知識と経験

サーバー・ネットワーク環境にクラウドサービスを導入するケースも増えてきています。

今後インフラエンジニアとして活躍したいという方には、クラウドサービスに関する知識やスキルを深めることがおすすめです。

インフラ開発に導入されるクラウドサービスとして有名なものは次の3つです。

  • Amazon社のAWS
  • Microsoft社のAzure
  • Google社のGCP

今後、さらに進むとされているクラウド化に対応できるよう、しっかりと知識を培っておきましょう。

インフラエンジニアに求められているスキル④:セキュリティ技術の知識・スキル

サーバーとネットワークを扱うインフラエンジニアにとって、非常に重要なのがセキュリティの知識です。インフラエンジニアの業務における、保守にあたるでしょう。

サーバーを守る方法はセキュリティ対策ソフトを導入するのが一般的であるため、セキュリティ対策ソフトの操作、設定方法などの知識を培っておくと良いでしょう。

また、ログ情報の確認方法やトラブルの対処法などを勉強しておく必要があります。

インフラエンジニアに求められているスキル⑤:オンプレミスに関する知識・経験

クラウド化は進んでいるものの、やはりオンプレミスを採用している企業も多いです。

そのためインフラエンジニアは、オンプレミスに関する知識や経験を積むことが必要となります。

オンプレミスとクラウド、どちらにも対応できるような人材を目指しましょう。

インフラエンジニアに求められているスキル⑥:ローカル5Gに関する知識・経験

ローカル5Gとは、地域・産業のニーズに応じて地域の企業や自治体等が個別に利用できる5Gネットワークのことです。

現在、このローカル5Gを採用している地域や企業が増えています。

新しい技術であるローカル5Gの知識を蓄えることで、運用・保守に関われる貴重な人材となることができるでしょう。

インフラエンジニアも身につけたおきたいヒューマンスキルとは

インフラエンジニアが身に着けておきたいヒューマンスキルについて紹介します。これらのスキルは、どのような現場においても活かすことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

ビジネスコミュニケーションスキル

インフラの構築業務以外にクライアントと打ち合わせを行う場面もあるインフラエンジニアにとって、ビジネスコミュニケーションスキルは必須です。

クライアントの中にはシステムに詳しくない人がいることもあるので、その際に丁寧に説明をするのも、インフラエンジニアの仕事です。

要望をもとに企画した設計を説明するには、分かりやすい提案スキルが求められます。

クライアントと円滑に業務を進めるべく、ビジネスコミュニケーションスキルは培っておくべきだと言えるでしょう。

プロジェクトマネジメント能力

インフラエンジニアの中でも、プロジェクトをまとめるリーダーとなった場合には、マネジメント能力も求められます。

メンバーの進捗状況をチェックしながら納期に間に合うように仕事を振り分けたり、システムのトラブルに対応したりするスキルが必要です。

また、リーダーであれば、クライアントと会議を行う場面も増えるでしょう。その際にきちんと対話を行えるようなコミュニケーションスキルを手に入れることも重要です。

リーダーシップ

インフラエンジニアとしての経験を積んだ場合、プロジェクトのリーダーになることもあります。

チームメンバーの進捗状況や、指導をきちんと行い、仕事を割り振るマネジメントスキルが求められるでしょう。

また、リーダーとなった場合には、クライアントと対話を行う場面が多くなります。そういった際に円滑にやり取りを行えるよう、コミュニケーションスキルを培っておくことも必須です。

インフラエンジニアとしてのスキルを証明できる、持っておきたい資格とは

インフラエンジニアとしてのスキルを証明するには、どのような資格を保持しておくべきでしょうか。

ここではおすすめの資格を4つご紹介いたします。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、データベース管理システムのOracle Databaseを提供するOracle社が運営する資格試験です。

データベース技術者にとって必要なスキルを取得していることを証明することができます。インフラエンジニアとしてOracleを扱うには必要な資格といえるでしょう。

AWS認定

AWS認定資格は、基礎、アソシエイト、プロフェッショナルの3段階のレベルに分けられた試験と、ネットワーキング、セキュリティ、機械学習、Alexaスキルビルダー、データアナリティクス、データベースの6つの専門知識に分けられた試験とで構成されます。

最も取得が容易な試験でも、取得までに6か月間の基礎的なAWSクラウドと業界知識が必要とされており、難易度は高いと言えます。しかし、取得すればインフラエンジニアとしてのスキルを十分に証明することができると言えるでしょう。

Linux技術者認定試験

レベル1からレベル3までの3段階に分けられており、レベル3ではさらに、環境、セキュリティ、クラウドの3つの分野に分かれた試験が用意されています。

こちらの資格を取得すれば、サーバ技術者として一定水準以上の技術を持っているとみなされるでしょう。

インフラエンジニアとしてLinuxを扱う方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は「エントリー」から「アーキテクト」まで5つのレベルに区分されており、実力に併せて取得することができるCiscoシステムズ社が認定する資格です。

ネットワーク関連やIPサービス、セキュリティの基礎などの知識が求められます。

資格の認知度も高いため、インフラエンジニアとしてのスキルを示すにはぴったりではないでしょうか。

インフラエンジニアがキャリアやスキルを考える際にやるべきこと

インフラエンジニアがキャリアやスキルを考える際にやるべきことについてご紹介いたします。

インフラエンジニアとしてのキャリアパスや、スキルアップについてお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

キャリアのロードマップの作成

インフラエンジニアとしての今後や、キャリアパスを考え始めた際には、これまでのキャリアについてのロードマップを作成するのがおすすめです。

自身がこれまでに行ってきた仕事内容や、ステップアップの家庭について可視化することで、今後進むべき方向や、自身の軸となる部分が見えてくるでしょう。

ポートフォリオの作成

ポートフォリオの作成もおすすめです。

ポートフォリオを作成することで、現状、自身が獲得しているスキルを再確認することができます。

インフラエンジニアとして、足りていないものは何なのか分析することができるでしょう。

また、フリーランスに転向したいという場合にも、ポートフォリオを作っておいて損はありません。

自身を売り込む際の宣伝材料となりうるため、丁寧に作りましょう。

スキルマップの作成

スキルに特化した振り返りを行いたい場合には、スキルマップを作成することをおすすめします。

スキルマップを作成することで、自分が今身に着けているスキルを可視化することができ、反対に、今後身につけたいスキルを整理することもできるからです。

インフラエンジニアとして、さらにスキルを増やしたいという方は、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

取り巻く環境が変化し、求められるスキルも変わっているインフラエンジニアですが、その時々の需要に応じる形でスキルアップを続けていけば、第一線で活躍し続けることができます。

キャリアアップを狙う人は、資格の取得や日々の勉強で幅広く対応できるインフラエンジニアを目指すと良いでしょう。

  1. インフラエンジニアを取り巻く環境は変化している
  2. 環境の変化に伴い、求められるスキルも高度化している
  3. 資格の取得などでスキルを身につけることで、需要の高い人材に
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