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【2023最新】サーバーエンジニアは「やめとけ」と言われる4つの背景とは

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サーバーエンジニアの仕事内容

サーバーエンジニアとは、ITシステムに必要不可欠なサーバーを担当するエンジニアです。

サーバーエンジニアの仕事は、サーバーの構築業務と保守業務に大別されます。

構築業務

サーバーの構築業務は、主に新規構築案件やリプレイス、クラウド移行案件で行います。

サーバーの構築・設計

サーバーの構築は、要件定義から設計、構築の工程で行われます。

設計時にはSLA(Service Level Agreement)と呼ばれる顧客要件を達成する設計内容である必要があり、サーバースペック、OS・ミドルウェアの選定から始まります。

構成や細かなパラメータ、保守業務時の監視項目も設計時に決定する必要があります。

設計が完了したら、サーバーに設計内容を落とし込む構築作業に入ります。

ラッキング&配線作業

オンプレミスの場合、データセンターやサーバールームでサーバーのセッティングを行います。サーバーをラックに載せるラッキングや、配線作業を行う物理作業が中心となります。

サーバーの形状もタワー型、ラック型、ブレード型があるため、事前に確認が必要です。

配線作業は、ラック内配線や、床下配線、建管配線など、さまざまです。

OSとサーバーアプリケーションの設定

設計時に選定したOSやミドルウェアの設定を行った後、完成したアプリケーションを設定します。

最終的に、サーバー、ネットワーク、アプリケーションなど、それぞれを組み合わせたときに正しく動作することを確認します。

保守業務

運用が開始したら、サーバーの保守業務が開始されます。保守業務の専門チームが組まれてるケースが多いです。

監視・障害対応

サーバーの監視とは、サーバーの異常を迅速に検知するために行います。例えば、サーバーのディスク容量やCPUなどが規定値内であるかを監視し、アラート発報時には原因の究明とその対応を行います。

設計時に考慮されるシステムのアクセス数ですが、急激なアクセス数増加によりサーバーが高負荷状態になった場合も対応します。

バックアップ

バックアップ作業には、あらかじめ定められたサイクルで行う定例と、それ以外の臨時があります。

システムバックアップやデータバックアップなどのバックアップは、障害が発生した際にシステムを迅速に復旧するために、非常に重要です。

また、ディスク容量を圧迫させないように、バックアップの削除サイクルも別途定める必要があります。

サイクルや方式は、運用状況をみながら、適宜見直す必要があります。

セキュリティチェック

サーバー内には、会社の重要情報が格納されています。そのため、サイバー攻撃などのウィルスやハッキングによる損害を発生させないために、定期的なセキュリティチェックを行う必要があります。

設定されているセキュリティの見直しや、外部の脆弱性診断を受診し、必要があればセキュリティの見直しを行います。

OSのバージョンアップやパッチ適用も重要なセキュリティ対策になります。

ネットワークエンジニアとの違いは?

ネットワークエンジニアもサーバーエンジニア同様、ITインフラを担当するエンジニアです。サーバーエンジニアとネットワークエンジニアは混同されますが、担当する領域が異なります。

サーバーエンジニアはサーバー機器周りを担当するのに対して、ネットワークエンジニアはルーターなどのネットワーク機器を担当します。ネットワーク構成や、ルーターとサーバー同士を繋げる仕事内容が中心です。業務にあたり、TCP/IPやルーティングの知識が必要になります。

サーバーエンジニアはやめとけと言われている4つの背景とは

サーバーエンジニアはやめておけ、と言われる4つの背景を紹介していきます。

サーバーの監視・保守対応に追われる

24時間365日監視するサーバーも珍しくありません。そのため、サーバーエンジニアは保守チームを組み、シフト制で夜勤や休日出勤で対応しなければならず、不規則な勤務形態になることが多いです。

保守業務は自身が構築したサーバー以外にも、複数のサーバーを担当します。サーバーの内容はそれぞれ異なりますが、すべて把握していなければいけません。

複数サーバーの監視の他に、バックアップやセキュリティの見直し、パッチ当てなどの保守業務を行うため、サーバーの監視・保守業務に追われることになります。

突発的な障害対策に追われ、精神的にも負荷がある

サーバーやネットワークはITインフラと呼ばれており、止まることはあってはなりません。万が一障害が発生した場合は、早急に原因を究明し、復旧させる必要があります。

サーバーが停止すると、当然のことながら、システムも利用できないため、会社への損害が発生します。

そういったプレッシャーの中、業務を行う必要があるため、精神的に負荷を感じるエンジニアもいるでしょう。

サーバーエンジニアとして、知識を学び続ける必要がある

サーバーエンジニアは、多くのことを考慮して業務にあたる必要があります。既存知識に加え、OSやミドルウェアもバージョンアップするので、継続的に情報を収集しましょう。

また、サーバーもクラウドサービスといった最新技術が台頭しているため、継続的に案件を獲得するには最新技術の習得が重要です。

ただし、IT業界では、常に既存知識の深耕や最新技術の習得を行う必要があるため、どのエンジニア職も同じといえます。

部分的な業務のみだと給料が少ない

サーバーエンジニアとして、部分的な知識しかなく、請け負える業務の範囲が狭い場合、給料は低くなる傾向にあります。例えば、監視などの保守業務は行えるが、セキュリティには詳しくないためセキュリティ対策の見直しが行えないなどです。

サーバーエンジニアとして、担当範囲が広くなるほど給料に反映されます。

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サーバーエンジニアには将来性がある背景を紹介

求人数から見てもサーバーエンジニアの需要は高い状況にあります。

サーバーエンジニアの将来性があるといわれる背景を3つ紹介していきます。

DX推進により仕事はなくならない

DX推進により、企業の内外ではデジタル化が進んでいます。

総務省の調査によると、スマートフォンの日本での個人保有率が74.3%と高い状況にあり、ネット環境はより身近なものになっています。

企業もアクセシビリティを高めるため、WebサイトやWebアプリケーションの立ち上げが多く行われている状況です。そのため、今後も安定的に仕事を得ることができるでしょう。

ITシステム、サービスの稼働環境であるサーバーは不要にならない

現在稼働中のシステムにもサーバーが使用され、サーバーの保守が必要になります。加えて、前述した通り、DX推進により案件も多くある状況です。

Webサイト、Webアプリケーションを動かすためにはサーバーが必要であり、サーバーエンジニアの需要も高くなります。

また、稼働環境がオンプレからクラウドへ移行されても、サーバー周りの知識は必要であるため、サーバーエンジニアには将来性がある、といえるでしょう。

サーバーエンジニアが持っているキャリアパスは幅広い

サーバーエンジニアは、サーバー関連の高い専門性を有したスペシャリストです。スペシャリストゆえにその道を極めるイメージを持たれがちですが、サーバーエンジニアの経験を生かしたキャリアパスは幅広くあります。

ここでは、5つのキャリアパスを紹介していきます。

ITコンサルタント

サーバー構築業務や保守業務の経験のあるサーバーエンジニアは、その専門性をサーバーの導入に悩む企業向けのITコンサルタントとして生かすことができます。

近年では、オンプレミスからクラウドへの移行の需要が高まっているため、その分野での活躍が期待されます。

ITコンサルタントは、企画力や提案力が必要になるため、構築業務や運用業務を通じてスキルを磨く必要があります。

プロジェクトマネージャー

チームリーダーを担った経験のあるサーバーエンジニアは、その経験をプロジェクトマネージャーとして生かすことができます。上流工程から案件に参画した経験や、他のITインフラやシステム側の知識を増やすと実現可能なキャリアパスです。

プロジェクトマネージャーは、高いコミュニケーションスキルやマネジメントスキルが必要になるため、構築業務や運用業務を通じて、これらのスキルを磨く必要があります。

バックエンド・フロントエンドエンジニア

サーバーに近いシステム側のエンジニアは、バックエンドエンジニアです。バックエンドエンジニアの仕事である、データベースの構築やプログラミング業務は、どのようなミドルウェアや構造であればデータを快適に取得できるかを考慮する必要があります。サーバーエンジニアのデータベース関連知識は、バックエンドエンジニアとしての強みになるでしょう。

また、画面側のエンジニアとして、フロントエンドエンジニアがあります。

フロントエンドエンジニアはエンドユーザーに近い範囲を担当しますが、データを画面に表示するまでの時間は、エンドユーザーが快適と感じる時間でなければなりません。データはサーバーを介して表示されるため、フロントエンドエンジニアもデータベースの関連知識が必要です。そのため、サーバーエンジニアの経験は、フロントエンドエンジニアとしての強みになるでしょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、システム全般の情報セキュリティを担当します。セキュリティに配慮したサーバー設計やネットワーク設計、画面設計を支援するため、他のエンジニア職と協働する機会が多いです。

サーバーエンジニアは、サーバー周りのセキュリティ知識を有しているので、その知識をセキュリティエンジニアとして生かすことができます。

サイバー攻撃の損失は多大で、それを防ぐセキュリティ知識は、システムを運用しているどの企業でも求められます。

サーバー以外にも、複数領域のセキュリティ知識を習得することで需要の高いセキュリティエンジニアになるでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、ITインフラ(基盤)の業務を請け負うエンジニアの総称です。サーバーエンジニア以外に、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニア、データベースエンジニアがあります。

大規模案件であれば細かく領域が分けられて専門エンジニアが招集されますが、小規模案件であればネットワークとデータベースを担当するなど、複数領域を担当します。

担当できる領域が広がるほど、インフラエンジニアとして重宝されるでしょう。

サーバーエンジニアに求められるスキルとは

サーバーエンジニアに求められるスキルとはどのようなものでしょうか。

ここでは、9つのスキルを紹介していきます。

サーバーOSの知識とスキル

サーバーOSは大きく分けるとWindows系とUNIX系に分かれます。それぞれ特徴があり、できること、できないことがあります。サーバーで実現したいことと照らし合わせて、サーバーOSを選定する知識とスキルが必要です。

また、OS種類によりライセンス費用が高額になったり、サーバー台数や種類の構成でも費用が異なってくるため、選定時にはコストも意識しなければなりません。

コンピュータアーキテクトの知識

サーバーの構築業務や保守業務を行う上で、コンピューターがどのような仕組みで動いているかを理解する必要があります。

コンピューターの構造(アーキテクチャ)はサーバーエンジニアの基礎知識でもあるので、曖昧に理解したままでは、可用性を意識した構成を設計できません。

コンテナ技術の知識

仮想化技術により、コスト削減や災害対策環境を構築することができます。特に、コンテナ技術の知識はクラウドサービスを利用した案件で活用することができるでしょう。

クラウドサービスを利用するシステム開発は、今後増加する見込みなので、身に着けて損はない知識です。

サーバー設計の知識

サーバー構築がタスクに含まれる案件では、サーバー設計の知識が必要になります。

サーバーといっても、Webサーバーやデータベースサーバーなど役割が異なるため、どのような組み合わせであれば顧客要件が達成できるのか、多くのことを考慮に入れて設計する必要があります。

特にオンプレミスの場合、サーバー構成が新規構築時から大きく変わることは少なく、システムの将来的な需要も合わせて設計を行う必要があります。

サーバー運用・保守知識

システムが稼働したら、同時にサーバー運用・保守が始まります。サーバー運用は、サーバーを安定稼働させることが第一の目的となります。

監視はもちろん、ジョブの作成やアクセスログの解析など複数の業務を行わなければなりません。

また、サーバーの利用状況に応じて、設計の見直しなど、システムオーナーに提案を行う必要があります。

CI/CDツールに関する知識

サーバーは止まってはいけないITインフラであるため、手動による作業ミスなどは避けなければなりません。そのため、定例的な作業はCI/CDツールを活用して自動化を行うことが多いです。

例えば、システムの入れ替えもCI/CDツールを活用して自動化することができます。

作業ミスの発生防止以外にも、作業効率化に貢献するため、CI/CDツールに関する知識は必要な知識といえるでしょう。

セキュリティに配慮した設計・構築力

サーバーがサイバー攻撃を受け、データが流失した場合、企業の信用に大きな打撃を与えてしまいます。そのため、サーバーエンジニアにはセキュリティ知識が必要不可欠です。

攻撃を未然に防ぐ設計と、その設計を実サーバーに落とし込む構築力が必要になります。

サイバー攻撃は年々高度化されているため、アプリ、ネットワーク、サーバーのシステム全体でセキュリティ対策を行う必要があります。

クラウドサービスに関する知識

クラウドサービスを利用している企業は増加傾向にあるため、AWS(Amazon Web Service)やAzureなどの知識は習得しておくべきといえます。

特にオンプレミスからクラウドサービスへの移行案件は今後増加するでしょう。

クラウドサービスでは、ラッキングなどの物理作業が不要になるため、サーバーエンジニアのタスクは減ることが予想されます。

需要の高いサーバーエンジニアとして活躍するために、クラウドサービスに関する知識は早めに習得しておきましょう。

データベースに関する知識・データベース言語

サーバーに搭載するデータベースには、Oracle Database、SQL Server、MySQLなどの製品があります。

プロジェクト予算内のライセンス費用であること、取り扱うデータ型に合うことなど、顧客要件に合ったデータベースを選定する必要があります。

また、案件によっては保守業務でデータベースのチューニングを行う場合があるので、データベースやその言語に関する知識を習得しましょう。

サーバーエンジニアの平均年収はどれくらいか。会社員とフリーランス別で紹介

会社員の場合とフリーランスの場合、それぞれの年収を見てみましょう。

会社員のサーバーエンジニアの場合

会社員のサーバーエンジニアの場合、平均年収は465万円となります。IT/インターネット/通信の中では平均的な年収といえます。

参考:https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/it_07.html

フリーランスのサーバーエンジニアの場合

サーバーエンジニアの案件数:24,835件

サーバーエンジニアの平均年収:

フリーランスのサーバーエンジニアの場合、平均年収は828万円(平均月額単価69万円×12か月)となります。会社員と比較して年収は高い傾向にあります。

フリーランスサーバーエンジニアの平均年収

まとめ

今回は、サーバーエンジニアの仕事内容、サーバーエンジニアはやめておけと言われる背景、サーバーエンジニアの将来性、スキル、年収を紹介しました。

会社員よりフリーランスの方が、平均年収が高い傾向にあるため、年収アップを狙っているサーバーエンジニアは、募集中の案件と自身の経験とスキルに合わせてチャレンジしてみましょう。

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